旅の+one

全国6つの酒蔵の日本酒をブレンドしたらどんな味!?蔵から蔵へとリレー方式でつなぎ共同開発

 
▼あわせて読みたい
函館で約100年続く酒店の革命!北海道の名水と酒米を贅沢に使った、「淡麗旨口」な日本酒が登場

全国の酒蔵から仕入れた日本酒を氷点下で貯蔵する「さくら酒店」が、新しい日本酒のカタチとして、日本各地にある酒蔵と蔵の垣根を越えて共同開発したブレンド酒の取り組みを応援購入サービス「Makuake」で開始した。

 

 

 
ブレンド酒は単一蔵による自社ブレンドではなく、北は東北から南は九州まで日本列島をぐるりと一周しながら、リレー方式で蔵から蔵へ想いを繋ぎ、前走の蔵のお酒が次走の蔵のお酒に入る2蔵のブレンドだ。

 

 
7カ月かけて毎月1本ずつ異なるブレンド酒が届けられ、最終月には、全6蔵のお酒を、蔵元とさくら酒店が共同でブレンドする、今までにない日本酒を味わうことができる。参加する酒造は、宮城県・萩野酒造、静岡県・高嶋酒造、岐阜県・林本店、三重県・寒紅梅酒造、高知県・有光酒造場、福岡県・みいの寿だ。

 
そんな珍しい取り組みの背景には、新型コロナウィルスの影響があったという。現在、酒蔵の倉庫には出荷できずに売れ残った日本酒が山積みになっており、特にこの1年間、飲食店の営業自粛、イベントの中止などが相次ぎ、日本酒を飲むシーンは激減した。

 
美味しいのに売れない……。そんな想いのなか「こんな時代だからこそ、もっと新しいことに挑戦しよう」と、異なる蔵同士のお酒をブレンドした、未体験の味を造ることにしたのだ。

 
▼あわせて読みたい
密造酒時代の禁断のウイスキーが限定で飲める!モルト愛飲家が推す「ザ・グレンリベット」の原点を味わう

 
このリレー式ブレンド酒の方法はウィスキーの製法からヒントを得ているという。複数の異なるシングルモルトをブレンドして造るブレンデッドウィスキーには、味の土台となる「キーモルト」が存在するように、日本酒でもブレンド酒を造るときには、キー(鍵)となるお酒が必要になる。

 

 
今回のプロジェクトでは、自社のお酒に他社のキー原酒(この場合の「原酒」は、いわゆる加水していない原酒のことではなく、ブレンドの元になるお酒という意味)を加えてブレンド酒を造り、それを6つの蔵のリレー方式で繋いでいく。そのリレーのバトンにあたるのが各蔵のキー原酒なのだ。

 
例えば、まず第1走者である宮城の「萩野酒造」が、福岡の「みいの寿」からキー原酒をもらい、自社のお酒に加えてブレンド酒を造って1カ月目にお届け。そして2カ月目は、1カ月目のブレンド酒に使われた「萩野酒造」のキー原酒を、第2走者である静岡の「高嶋酒造」に渡す。それを6カ月目の「みいの寿」まで繰り返し、毎月新しいブレンド酒を生み出すのだ。

 
▼あわせて読みたい
新感覚、日本酒×ワインの融合「ライスワイン」が上陸!フランスの老舗ワイナリーの挑戦に注目

 

 
また対象の商品を購入した方限定で、あなた好みの日本酒を自宅で造れる、セルフブレンドセットもプレゼント。味も地域も方向性もまったく異なる6つの蔵の日本酒が生み出す未体験のハーモニー。ぜひ一度味わってみたい。

 

販売Webサイト:https://www.makuake.com/project/sake-ssemblage-relay/URL

 
source:応援購入サービス「Makuake」URL

 
 

関連記事

EDITORS RECOMMEND~編集部のおすすめ~

キーワードで記事を探す