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グランピングに必須の持ち物リスト7つ|おすすめグッズも紹介

テントも料理道具も持たず、気軽にアウトドアアクティビティーが楽しめると人気のグランピング。コロナ禍以降、多くのグランピングが施設が誕生した。しかし、「至れり尽せり」のグランピングだからこそ、迷うのが持ち物かもしれない。

 
この記事では、

 
・グランピングの基礎知識
・必要な持ち物は何か
・あると便利なグッズ

 
について詳述する。万全の準備をして、「手軽な野性」を存分に楽しもう。

 

「手ぶらで行ける」からこそ、持ち物選びが大事

 
グランピングは「グラマラス(魅惑の、ワクワクさせる)」+「キャンピング」から生まれた言葉。日本では2010年ごろから認知が広まり、瞬く間に少人数グループや家族連れに人気のアクティビティーになった。

 
グランピングは端的に言うなら「手ぶらで行けるキャンプ」だ。従来のキャンプは、専用グッズやウェア、食材、燃料の調達が面倒だった。それをすべて取り払ったというわけだ。

 
テントも、寝袋も、バーベキューセットも施設側が用意してくれる。ケータリングやレストランを利用できる施設なら料理すら不要。風呂やトイレも完備。アウトドア初心者でも気軽に出かけられるのが人気の秘密だろう。

 
宿泊はテント、コテージ、トレーラーハウスなど。なかにはホテルで宿泊し、エクスカーションとしてバーベキューや焚き火を楽しむという施設も。「手ぶらで行ける」からこそ、自分たちなりの「演出」をおろそかにしたくない。そのためにも持ち物が重要になる。

 

施設側にあるものを知っておく

 
施設側が用意している備品は、施設によって大きく異なる。公式Webサイトなどでの事前の確認が何よりも大切だが、一般的に次に挙げるものは用意されていることが多い。

 

【施設側にあるもの】
テント/タープ/マット/寝袋(シュラフ)/テーブル&チェア/バーベキュー(炭、焚火台、カセットコンロ)/食器/調理器具/食材&調味料/洗面用具/タオル/電源

 

まずは「ないと困るもの」を揃える

上述のように、「場所」にかかわる装備はほぼ不要だが、自分の身の回りのものや料理にかかわるものは「ないと困るもの」。以下の必須持ち物はチェックリストを活用して忘れずに準備したい。

 
【とにかく必須】
1)着替え、ルームウェア
2)スマホの充電器
3)ビニール袋、チャック付きポリ袋
4)雨具
5)日焼け止め、帽子、サングラス
6)救急グッズ、虫よけ、虫刺され薬
7)懐中電灯やランタン

 
【場合によって必須】
・食料
・酒類
・保温マグ、カイロ、防寒着
・水着、水陸両用シューズ

 

 

◎着替え、ルームウェア

手軽とはいえやはりアウトドア。汗や雨水、泥、煙などで衣類は汚れやすい。着替えは多めに。テントなどの中で寛ぐための服装も案外忘れがち。

 

◎スマホの充電器

グランピング中くらいはSNSや仕事のメールから解放されて、ネットワークと無縁の時間を過ごしたいという気持ちもわかる。

 
しかし、緊急事態に通信は欠かせないし、スマホを使ってグランピングをより充実させることができるなら大いに活用すべきだろう。行き帰りのナビゲーションを含め、充電が切れることだけは避けたい。

 

◎ビニール袋、チャック付きポリ袋

汚れた衣類やゴミを入れて持ち帰るため、いくつかのサイズを用意するといいだろう。密閉できるチャック付きポリ袋があれば、濡れたものをまとめる際や、余らせた食材を持ち帰る際などにも活用できる。

 

◎雨具

たとえ雨予報ではなくとも、朝露などで雨具が活躍する場は意外と多い。折り畳み傘だけでも携行することをおすすめしたい。両手が自由に使えるポンチョ型のレインウェアもおすすめ。

 

◎日焼け止め、帽子、サングラス

夏期に限らず、戸外は紫外線が強烈。日焼け止めや帽子でしっかり対策を。強烈な太陽光や水辺の照り返しなどは目への負担も大きいため、光に弱い方はサングラスも必須。

 
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◎最低限の救急グッズ、虫よけ、虫刺され薬

管理されたサイトとはいえ、自然の中に入っていくということを忘れずに。絆創膏、消毒液、下痢腹痛の薬、防虫スプレー、虫刺され薬程度は携行したい。また、虫よけスプレーならぬ「虫よけ紫外線ライト」という便利グッズも、虫嫌いは見逃せない。

 
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◎懐中電灯やランタン

施設に用意されているのでは? と思うかもしれないが、2個目があると重宝する。ランタンはアウトドアの雰囲気をいやましに高めてくれるだろう。最近は、ソーラー発電式やUSB充電タイプのLEDランタンなどもあるので、持っておくと何かと便利。

 
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〇食料

施設側で用意されていることも多いが、現地までの往復時の間食、現地でのおやつは自前で調達しておきたい。バーベキュー用の食材が持ち込み可能な場合は、メンバーの好みと予算に応じて予め購入しておこう。現地の道の駅などでローカルな食材を手に入れることができたら、「気分」も高まる。

 

〇酒類

持ち込み可能な場合は、好みのワイン、ビール、日本酒、蒸留酒などをぜひ。焚火のそばで飲むバーボン・オン・ザ・ロック、マグで酌み交わすワインなど、アウトドアならではのスタイルを楽しみたい。

 

〇保温マグ、カイロ、防寒着

海沿いや標高の高いところでは、夜間思った以上に冷え込むことも。防寒はしっかりと。

 

〇水着、水陸両用シューズ

水辺が近い場所でのグランピングなら持って行きたい。最近はサウナや温浴施設を併設する施設も増えてきているので、水着があると思わぬ楽しい時間が過ごせるかも。

 

持ち込むとグランピングの時間が豊かになるもの

 
ここからは、持ち込むとグランピングの時間が格段に豊かになるものを紹介していこう。

 
・アウトドア用スマホアプリ
・ナイフ
・ミニトレイ
・コーヒー豆とドリッパー
・マシュマロ
以下にひとつずつ見ていこう。

 

スマホアプリ

自然のなかのあらゆるものには名前がある。夜空にかざすだけで星座表が表示されるアプリ、ビューポイントから見える山の名前や標高がわかるアプリ、草花や樹木、鳥の名前が簡単にわかるアプリなどをダウンロードしておくといい。主なフリーアプリを挙げておこう。

 
・Star Walk 2……頭の上の夜空の天体、星座の名前がわかる。
・PeakFinder AR……風景にスマホをかざすと、山の名前、標高が表示される。
・PictureThis……野山で出合った植物の写真を撮るだけで名前がわかる。

 

ナイフ

都市生活ではほとんど使う機会のなくなったナイフ。このシンプルな道具がいかに役に立つか、また我々はいかにナイフを使うのが下手になっているかを思い知るだろう。

 
果物の皮むき、バーベキュー食材の下処理、木の枝の先を尖らせて支柱を作る等々、ナイフ一丁でできることは無限にある。ナイフは手軽なグランピングの場でも、よりエクストリームなアウトドアライフをイメージさせてくれる象徴的なアイテムでもある。

 
また、数種類のナイフ、ハサミ、オープナーが一体になった万能ナイフは本格アウトドアライフの必携品。施設側で用紙している包丁などを使ってももちろんいいが、「マイ・ナイフ」を持参するだけで、調理のひとときが特別なものになる。

 
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ミニトレイ

屋外でピクニックするときや、テント内の好きな場所で寛ぐ際に、お茶とお菓子や、お酒とおつまみをミニトレイにセットして持っていこう。ちょっとしたことなのだが、ぐんとおしゃれ感が増し、写真映えすること間違いなし。

 

コーヒー豆とドリッパー

戸外で淹れて飲むコーヒーの味は格別だ。コーヒー豆は挽いていないものを持っていき、バンダナなどで包んで石で砕いたものを抽出するとワイルドな風味と雰囲気に。もちろん、お気に入りの茶葉でも。

 
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マシュマロ

串に刺したマシュマロを焚火で焼いて食べる「焼きマシュマロ」はアメリカやカナダではキャンプやバーベキューの定番アトラクション。焚火で溶けたマシュマロとチョコレートをクラッカーに挟んで食べる「スモア」も、グランピングやキャンプならではの楽しみだ。

 

編集部おすすめの商品紹介

ここからは機内誌『SKYWARD』編集スタッフが、実際に持って行ってよかった商品を紹介しよう。

 

水陸両用シューズ

出典:TevaURL

 

Teva「HURRICANE XLT2」
税込価格:10,780円

 
岩場で足を滑らせて捻挫……アウトドアでよくやってしまうパターンだ。足元をしっかりサポートすることができ、かつ軽量のショーズがほしい。

 
Teva(テバ)「HURRICANE XLT2」は、3点で足をホールドする独自のユニバーサルストラップシステムで好みのサイズ感に調整可能。素材には速乾性、耐久性に優れ、地球にやさしいUnifi社のREPREVE®再生ポリエステルウェビングを採用。

 
これを履くことで一足あたり5本のプラボトルが廃棄されるのを防ぐことになる。履くだけで「廃プラ削減」に貢献することができるというわけ。

 
こうしたスポーツサンダル はさまざまなブランドが発表している。最新モデルもぜひチェックしてみてほしい。
スポーツサンダル10選|おしゃれメンズにおすすめの最新モデル

 

フットウォーマー

出典:mont-bellURL

 

mont-bell「ダウン フットウォーマー」
税込価格:7,480円

 
防寒対策にやりすぎということはない。就寝時に足元が冷えて眠れないというのもよくある話だ。

 
mont-bell(モンベル)「ダウン フットウォーマー」は保温性に優れた良質のダウンを使用し、コンパクトに収納できるダウンフットウォーマー。

 
ドローコードで足首のフィット感が調節でき、脱げにくい。裏地にはずれにくい起毛メッシュ地を使用。履き口のストレッチ素材が冷気の侵入を防ぐ。

 

アウトドア用スピーカー

出典:BOSEURL

 

BOSE 「Bose SoundLink Flex Bluetooth® Speaker」
税込価格:19,448円

 
鳥のさえずり、風やせせらぎの音……自然の音に勝る音楽はない。が、自然のなかで聴く好みの音楽もまた格別だ。

 
BOSE(ボーズ)の「SoundLink Flex Bluetooth® Speaker」なら、防滴性能を備え、戸外でのレジャーシーンに好適。革新的なトランスデューサーがこれまでにないほどクリアなサウンドを実現。さらに置き方やポジションに応じて音質を自動で調整してくれる。

 
操作は簡単。約600g(サッカーボール程度)と軽量なのも嬉しい。充電式のリチウムバッテリーで約12時間の連続使用が可能。

 

事前のちょっとした準備で最高のグランピング体験を!

 
グランピングは手軽にアウトドアライフを楽しむ「機会」を与えてくれるもの。そこに自分たちで用意する「主体性」を加えることで、体験の深さと豊かさが何倍にも増すだろう。素敵な「演出」を凝らして、大切な人たちとともに最高のグランピングを!

 
 

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