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道の駅おすすめ5選|海岸線の絶景ドライブとグルメが楽しめる駅を厳選

海沿いの道を辿るドライブは、それだけで心がリフレッシュできる特別なひととき。その道中に道の駅に立ち寄ってご当地グルメを味わえば、旅はさらに楽しく、記憶に残るものになる。
 
この記事では、ドライブを愛するJALグループの機内誌『SKYWARD』編集部員が、
 
・海岸線の絶景ドライブコース
・立ち寄る価値のある道の駅
 
を紹介する。
 
これを読めば、絶景ドライブとおすすめの道の駅グルメのどちらも満足できるドライブ旅をプランニングできる。「行ってよかった!」と思える、思い出に残る旅を楽しもう。

 
※掲載施設の情報は変更されていることがあります。お訪ねの際はあらかじめご確認ください。

 

厳選! 海岸線の絶景ドライブとおすすめ道の駅5選

道の駅 富楽里とみやま(千葉県)

▲出典:道の駅 富楽里とみやま(URL

 
東京からの日帰りドライブにぴったりなのが、千葉県・内房を巡るルート。海沿いの絶景ドライブで開放感を味わい、立ち寄りスポットではスリリングな体験も。

 
その後は、2023年にリニューアルしたばかりの「道の駅 富楽里(ふらり)とみやま」でランチを堪能したい。有料道路(富津館山道路)のパーキングエリア「ハイウェイオアシス富楽里」と一体化した施設で、有料道路、一般道路どちらからでも利用可能だ。

 

絶景ドライブスポット

▲鋸山

 
アクアラインを抜けて木更津JCTから南下すると、東京湾を望む海岸線の道へと入る。国道127号、通称「内房なぎさライン」は、潮風を感じながら走れる人気のシーサイドロードだ。

 
その途中にある注目スポットが、鋸山(のこぎりやま)。標高は約329mと低めだが、ロープウェーや車で山頂近くまで行くことができ、広大な敷地の日本寺には、高さ約31mの大仏や、断崖から真下をのぞき込む名物「地獄のぞき」など、スリルと絶景が詰まっている。

 

道の駅 おすすめ地元グルメ

▲海のそば心 青倉商店の、さんが焼の定食。出典:伏姫さんが焼(画像は本店のメニュー)(URL

 
鋸山から車で南へ約20分の道の駅 富楽里とみやま。1階には地元野菜や鮮魚、土産が並び、2階には多彩なフードコートがある。

 
注目は2階の「海のそば心 青倉商店」の名物「さんが焼」。南房総の漁師町に伝わる郷土料理で、たたいた地魚にネギなど十種類以上の野菜を加え、味噌と出汁で味付けし大葉をのせて香ばしく焼き上げた一品だ。素材の旨味が詰まった優しい味わいで、つみれ汁と一緒に頬張れば、ドライブで疲れた心身をほっと癒やしてくれる。

 
イートインで熱々を楽しむのもよいが、おにぎりや惣菜、弁当をテイクアウトして旅のお供にするのもおすすめだ。

 

道の駅 おすすめ土産

▲出典:道の駅 富楽里とみやま(URL

 
ここでしか手に入らないのが道の駅 富楽里とみやまオリジナルの「伏姫びわワイン」。実は南房総は、びわの名産地。帰宅したら「房州びわ」を贅沢に使った希少なワインやスパークリングワインで乾杯しよう。

 

道の駅 グルメ以外の楽しみ方

5月から6月には、びわ狩り体験ができる。完熟のびわを味わえるのは産地ならではの魅力。10月から12月にはみかん狩り、4月にはたけのこ狩りも実施しているので要チェック。

 

道の駅 富楽里とみやま
住所:千葉県南房総市二部2211
電話:0470-57-2601
営業時間:平日9:00~18:00、土日祝8:30~18:00
※お車でお越しの際は 富津館山道路の鋸南・富山ICで降りてください。カーナビの設定は、高速道路のパーキングエリア・ハイウェイオアシス富楽里が設定される場合がありますのでご注意ください。
※土日祝は、高速道路のPAは大変混雑いたしますので、鋸南富山ICでお降りになり道の駅の駐車場をご利用ください。
URL:https://www.furaritomiyama.jp/index.html

 

 

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道の駅 のと千里浜(石川県)

▲出典:道の駅 のと千里浜(URL

 
波打ち際(つまり砂浜の上)を走る爽快感は、一生の記憶に残る体験。日本で唯一、波打ち際を車で走れる奇跡の場所が、石川県・能登半島の西側にある「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」。

 
そのすぐそばにある「道の駅 のと千里浜」では、海の幸を使ったグルメや世界一に輝いた絶品ジェラート、センスの光るオリジナル土産など個性的な品揃えで、気づけば財布のひもが緩んでしまうはず。

 

絶景ドライブスポット

▲出典:のと千里浜 観光ガイド(URL

 
小松空港から車で約1時間。能登半島の西側にあり、全長約8kmにわたって砂浜を車で走れる、千里浜なぎさドライブウェイ。

 
「タイヤが埋まってしまうのでは?」「四駆じゃなきゃ無理なのでは?」と思うかもしれないが、心配は無用。細かく締まった砂のおかげで、普通車でもバイクでも、自転車でも走行OK。レンタカーでも気軽に走行できるのが魅力だ。

 

道の駅 おすすめ地元グルメ

▲出展:道の駅 のと千里浜(URL
マルガージェラート能登本店(URL

 
道の駅 のと千里浜を訪れたなら、ぜひ味わってほしいのが「マルガージェラート」。2017年、イタリアの国際大会でアジア人初の“世界一”に選ばれた、柴野大造さんが手がける本格ジェラートは、一口食べれば、驚くほどふんわりとしたなめらかさ。素材本来の豊かな甘みが広がり、思わず笑みがこぼれる。

 
原料の生乳は、奥能登のわずか8戸の酪農家から届く貴重なもの。地元で作られた天然の塩や加賀棒ほうじ茶、黒ごまきな粉など、能登の素材をたっぷり使ったフレーバーは、どれも個性派揃い。パイナップル×セロリ×リンゴ、パッションフルーツ×ココナッツ×ジンジャーなど、驚きの組み合わせも楽しい。

 

道の駅 おすすめ土産

▲出展:道の駅 のと千里浜(URL

 
道の駅 のと千里浜といえば、オリジナルスイーツが目を見張る品揃え。羽咋(はくい)市内の8つのお菓子屋さんと地元農家がタッグを組んで生まれた“農菓おやつ”シリーズは、パッケージが洒落ていて、手土産にも最適。

 
さらに、ファン続出の「紅はるかチップス」は必ずゲットしたい。全国にさつまいもチップスは数あれど、このおいしさは別格だ。

 

道の駅 グルメ以外の楽しみ方

▲出展:道の駅 のと千里浜(URL

 
敷地内には、車のタイヤ周りをすっきり洗い流せる“タイヤ専用シャワー”が設置されており、ボタンを押すだけで、井戸水のシャワーが約1分間、車体下の砂や海水を洗い流してくれる。海辺のドライブ後もこれで、気持ちよく帰路につける。

 

道の駅 のと千里浜
住所:石川県羽咋市千里浜町タ1-62
TEL:0767-22-3891
営業時間:9:00~17:00
(レストラン11:30~14:00 L.O.13:00、マルガージェラート10:30~16:00、ベーカリー9:00~売り切れまで)
URL:https://noto-chirihama.com/

 

 

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道の駅 天城越え(静岡県)

▲出典:伊豆市観光情報サイト(URL

 
「道の駅 天城越え」は、伊豆半島の中心部、天城峠への玄関口に位置する人気の立ち寄りスポットで、南伊豆や下田、河津方面へ向かうルート上にあり、途中休憩にも便利な場所にある。

 
地元産わさびを使った名物グルメや、ジビエ料理、伊豆ゆかりの文豪に関する展示、森林散策など、伊豆の魅力を一カ所で体感できる、旅のハイライトになるスポットだ。

 

道の駅 おすすめ地元グルメ

▲出典:伊豆市観光情報サイト(URL

 
伊豆といえばわさび。道の駅内にある食事処では、自身でわさびをすりおろし、かつお節と醤油でいただく「贅沢わさび丼定食」をおすすめしたい。シンプルだからこそ、天然わさびのおいしさがダイレクトに伝わり、ご飯が進む!テイクアウト派は、しいたけコロッケや山菜おこわなど手作りの惣菜が楽しめる。

 
食後には、道の駅の敷地内にあるわさび生産農家の直営店「天城わさびの里」で、その場ですりおろした生わさびをたっぷりのせた「わさびソフトクリーム」をぜひ。

 

道の駅 おすすめ土産

▲出典:天城わさびの里(URL

 
道の駅の敷地内には、わさび生産農家の直営店「天城わさびの里」があり、天城産の新鮮な生わさびをはじめ加工品も多数揃う。本場仕込みのわさび漬け、わさび味噌、わさびのり、わさびドレッシング、三杯酢漬けなどバリエーションも豊富。

 

道の駅 グルメ以外の楽しみ方

▲出典:天城わさびの里(URL

 
天城わさびの里では、わさび漬け作りが体験できる。伊豆天城産のわさびと自家製の酒粕を使ったオリジナルのわさび漬けが、約20分で完成。通年体験できるので、一度挑戦してみては。(要予約、1名1,500円。電話:0558-85-0999)

 

絶景ドライブスポット

▲堂ヶ島

 
天城峠から下田へ抜けるのもいいが、混雑を避けて自然の絶景を楽しむなら、西伊豆ドライブがおすすめ。道の駅 天城越えを起点に、山深い峠道を北上し、西伊豆方面へと回り込む形になるが、その分、変化に富んだ風景が楽しめる。やがて視界が開け、駿河湾と断崖が織りなすダイナミックな海景が広がる。

 
奇岩や景勝地が多彩に並ぶ堂ヶ島では、火山が生んだ奇岩や青の洞窟が連なる。観光地が点在しているため、人が分散しやすく、混雑を避けながら絶景を満喫できるのも魅力だ。

 

道の駅 天城越え
住所:静岡県伊豆市湯ヶ島892-6
電話:0558-85-1110
定休日:第3水曜(駐車場・トイレは使用可能)
営業時間:8:30~16:30(レストラン緑の森10:00~15:00)
URL:https://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2365

 

 

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道の駅 紀伊長島マンボウ(三重県)

▲出典:きほくのたび(URL

 
三重県紀北町にある「道の駅 紀伊長島マンボウ」は、伊勢志摩と熊野・那智勝浦を結ぶ国道42号沿いに位置し、海沿いドライブの立ち寄りスポットとして人気を集めている。
最大の特徴は、全国でも珍しいマンボウのグルメが味わえること。そのほかに、地元漁港直送の鮮魚や干物など、海産物のお土産も豊富。

 
広々とした駐車場や清潔なトイレも完備されており、ライダーや長距離ドライバーにも高く支持されている。

 

道の駅 おすすめ地元グルメ

▲マンボウフライ定食。出典:三重の里 いなか旅のススメ(URL

 
道の駅の名前にもなっている「マンボウ」。紀北町では古くからマンボウを食べる文化が根付いており、道の駅では「マンボウフライ定食」や、土日祝日限定の「マンボウ串焼き」などが提供されている。

 
気になる味はというと、まるで鶏のささみのように淡白でヘルシー。クセがなく食べやすいため、初めての方も気軽にトライできる。さらに、サメやウツボといった珍味もチェックしよう。

 

道の駅 おすすめ土産

▲出典:三重の里 いなか旅のススメ(URL

 
紀北の名産品を中心に、さんま寿司や鮮魚、干物、地元ならではの商品まで幅広く取り揃えているが、やっぱりお土産にもマンボウを。三重県紀北町限定のスナック菓子「マンボウあられ」や「ウツボあられ」をぜひ。

 

絶景ドライブスポット

▲鬼ヶ城。出典:観光三重(URL

 
道の駅 紀伊長島マンボウから車で南へ国道42号線で約40分。熊野市周辺は、世界遺産と海岸美がシームレスにつながる、唯一無二のドライブエリアだ。

 
「鬼ヶ城(おにがじょう)」の荒々しい岩壁、「七里御浜(しちりみはま)」の果てしなく続く砂浜、そして「花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)」の巨岩信仰という、熊野ならではの自然信仰と地形美を一気に体感できる。いずれも車で15分圏内とアクセス性が高く、道を外れることなく巡れるのも大きな魅力。

 

道の駅 紀伊長島マンボウ
住所:三重県北牟婁郡紀北町東長島2410-73
電話:0597-47-5444
営業時間:平日8:15~18:00、土日祝8:00~18:00(食堂9:00~15:00)
※マンボウ屋台は土日のみ9:00~16:00
URL:https://42manbou.com/

 

 

道の駅 よこはま「菜の花プラザ」(青森県)

▲出典:道の駅 よこはま「菜の花プラザ」(URL

 
秘境気分を味わいながら絶景ドライブを楽しみたいなら、本州最北端・青森県の下北半島がぴったりだ。下北半島のほぼ中央に位置する「道の駅よこはま『菜の花プラザ』」は、恐山(おそれざん)や仏ヶ浦などの観光地へのアクセスにも便利。

 
下北ドライブの“はじまりの一歩”にふさわしく、観光情報の収集や休憩に最適なスポットとなっている。

 

道の駅 おすすめ地元グルメ

▲出典:道の駅 よこはま「菜の花プラザ」(URL

 
地元横浜町の漁師さん直送の新鮮なプリプリのホタテを贅沢に使った「ほたて丼」は、甘みと旨味が口いっぱいに広がる絶品の一杯。

 
ホタテおにぎりや、サクサクの衣とジューシーな身がたまらないホタテの唐揚げも人気メニュー。どれも地元の海の恵みをダイレクトに味わえる、ここでしか味わえないごちそうだ。地元牧場の生乳を使い、菜花を練り込んだ「菜花ソフトクリーム」もおすすめ。

 

道の駅 おすすめ土産

▲出典:道の駅 よこはま「菜の花プラザ」(URL

 
青森県横浜町の菜の花畑は日本最大級の広さを誇り、5月には満開の菜の花を目当てに多くの観光客が訪れる。道の駅 よこはまには菜の花を使った商品があり、中でもおすすめの土産が「菜の花ドーナツ」。

 
菜の花を練り込んだ生地をなたね油で揚げたドーナツは、優しい甘さとふんわり食感が魅力。おやつにも贈り物にも喜ばれる一品で、訪れたらぜひ手に入れたい。

 

絶景ドライブスポット

▲仏ヶ浦

 
季節ごとに見どころが変わるのも、下北半島ドライブの魅力だ。夏は、日本三大霊場のひとつ・恐山や、白緑色の奇岩が約2kmにわたって続く絶景・仏ヶ浦を訪れたい。

 
秋から初冬にかけては、大間のマグロ漁が最盛期を迎え、新鮮な旬のマグロを求めて遠方からドライブやツーリングで訪れる人々で賑わう。

 

道の駅 よこはま「菜の花プラザ」
住所:青森県上北郡横浜町字林ノ脇79-12
電話:0175-78-6687
休館日:1~3月の火曜(祝日の場合は翌日)
営業時間:物産館[4~10月]8:30~18:00、[11~3月]9:00~17:00
レストラン[7~10月]11:00~16:00 L.O.15:30、[11~3月]11:00~15:00 L.O.14:30、[4~6月]11:00~17:00 L.O.16:30
URL:https://www.nanohana-plaza.com/

 

 

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まとめ

ドライブと道の駅の組み合わせは、旅の楽しみをぐっと広げてくれる。絶景ルートを走りながら道の駅に立ち寄れば、地域ならではの風景やグルメ、文化にふれることができ、移動そのものが特別な体験へと変わる。

 
ドライブの爽快感と、道の駅での発見が組み合わさることで、心に残る思い出深い旅が実現するだろう。

 

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※掲載施設の情報は変更されていることがあります。お訪ねの際はあらかじめご確認ください。
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