高知、みどりを巡る旅【PR】

文/黒澤 彩 撮影/宮濱祐美子

豊かな自然と出合える高知県はまさに「歩ける植物図鑑」。
みどり溢れる多様な風景を求め、 東の安芸と西の奥四万十、二つのエリアを訪ねてみよう。

 

牧野博士が愛したシダの洞窟

 
横に長い高知県には、東西のエリアそれぞれに唯一無二の風景がある。安芸市の国道55号からほど近く。ぽっかりと開いた異世界への入り口のような「伊尾木洞(いおきどう)」は、300万年も昔に堆積した地層が波によって侵食されてできた天然洞窟。

 
高さ約5m、幅約4m、長さ約40mの洞窟の先には渓谷が広がり、周囲のシダ群落は国の天然記念物に指定されている。

 

 
この日は小雨模様で、渓谷から流れるせせらぎ、シダの葉が雨粒をはじく音が響いて心落ち着く。

 
牧野富太郎博士が採集したというホウライシダ、ホウビシダ、シロヤマゼンマイの他、40種以上のシダが自生しているが、ガイドさんに教えてもらわなければなかなか見分けがつかない。写真におさめ、しっとりと潤った空気を吸い込んで、神秘の洞窟を後にする。

 

伊尾木洞
TEL:0887-34-8344(安芸観光情報センター)
住所:安芸市伊尾木117

 

青い睡蓮の咲く「モネの庭」

 
安芸エリアでは北川村「モネの庭」マルモッタンも訪ねた。ゆっくり散策すれば半日以上かかるほど広く、居心地のいい庭園。フランスのジヴェルニーから株分けされた睡蓮が咲くことで有名だ。

 
睡蓮が咲く水の庭、色とりどりの花の庭、地中海風のボルディゲラの庭の他、森の遊歩道も。フランスの本家以外で唯一、「モネの庭」と名乗ることを許されている。

 
本家の庭を再現しつつも高知の気候に合った植栽をしているそうで、7~10月には、フランス北部では咲かない熱帯性の青い睡蓮も見られる。

 

 

北川村「モネの庭」 マルモッタン
TEL:0887-32-1233
住所:安芸郡北川村野友甲1100
URL:http://www.kjmonet.jp/

 

四国カルストの絶景は必見!

 
いったん高知市に戻り、翌朝は西へ。高知市内から車を約2時間走らせ、目指すは四国カルストの「天狗高原」。標高約1,400mの高原に石灰岩が転がっている不思議な景色の中、牛たちがのんびりと草を食んでいる。スイスみたいだ。行ったことはないけど。

 
日本三大カルストの中でも最高峰の標高で、東西約25kmに広がっている四国カルスト。丘の上の見晴台からは地形を一望でき、資料館「カルストテラス」では季節の植物、昆虫などを学べる。

 

 
夏は黄色いハンカイソウの花が一面に咲き、秋にはススキ野原になるというから、かなうなら季節ごとに訪れてみたい。 高原の東側には森林が広がり、そこでも多彩な植物に出合える。

 
あいにくの天気の中、 牧野博士が初めて新種として学名を発表した植物、ヤマトグサを見ることができた。 夏季はいよいよ高山植物のベストシーズン。 石灰岩地に咲く花を探してみては?

 

 

四国カルスト 天狗高原
TEL:0889-62-3371(カルストテラス)
住所:高岡郡津野町芳生野乙4921-48
URL:https://karstterrace.com/

 

観光博覧会で高知の魅力を体感しよう

植物学者・牧野富太郎のふるさと高知。県全域で観光博覧会「牧野博士の新休日~らんまんの舞台・高知~」を開催。四季の草花をはじめ、自然、食、歴史など本県の魅力を存分にご体感ください。

 
開催期間:令和5年3月25日(土)~令和6年3月31日(日)

 

連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会

TEL:088-823-9606

 
 

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