半島彩発見

令和6年度「半島産品アワード」受賞商品が決定!

三方を海に囲まれた陸地である「半島」。日本全国には多くの半島があることをご存じだろうか? 古くから漁業や農業が盛んだった半島は、現在も全国トップレベルの品質を誇る水産物・農産物の産地となっており、発酵食・保存食など独自の食文化も含め、魅力ある歴史や文化が今も残る。そんな半島で生まれた美食の中から選ばれた「半島産品アワード」が、今年も発表された。

 

「半島産品アワード」とは?

 
半島の食のブランド化推進のため、プロジェクト参画事業者が半島産品データベースの中から、それぞれ関わりの深い分野の観点から受賞商品を選定する「半島産品アワード」。令和4年から始まり、今年で3回目の開催となった。
今回は、JAL、楽天グループ、JTB、MD-Planningの4社が参画し、2024年8月9日に受賞商品が発表された。

 

令和6年度「半島産品アワード」受賞商品はこちら!

日本航空
「JAL 半島彩発見賞」 『碧い島』 ペールエール・ヴァイツェン・ポーター3本セット(北海道・積丹地域)
「JALふるさとアンバサダーセレクト YouTube特別賞」 へしこの浅づけ(京都府・丹後地域)
「JAL HANTO DELICIOUS賞」 はこだて雪んこ(北海道・渡島地域)

 

JTB
「Japanese Foods Premium Trade Fair賞」(JTB) 神子酢(特選能登神子原米・静置発酵純米酢)(石川県・能登地域)

 

楽天グループ
「半島WEB物産展賞」(楽天グループ) 辛子高菜 高菜油炒め 鹿児島県産/辛子高菜 鹿児島県産(鹿児島県・薩摩地域)
「楽天ぐるなび半島グルメアワード賞」 かわなべ牛(鹿児島県・薩摩地域)
「楽天ぐるなび半島グルメアワード 海の幸賞」 のどぐろ一夜干し(島根県・島根地域)
「楽天ぐるなび半島グルメアワード 山の幸賞」 新姫チーズケーキ(三重県・紀伊地域)

 

MD-Planning
「MD-Planning美食半島賞」 もち麦うどん(紅白)(石川県・能登地域)

 

「JAL 半島彩発見賞」

『碧い島』 ペールエール・ヴァイツェン・ポーター3本セット

▲ジャパーナプランニング株式会社/北海道・積丹地域

 
北海道仁木町(にきちょう)と町内初のブルワリー「NIKIYA FARM&BREWERY」、JALが共同で開発したオリジナルクラフトビール。ネーミングは「碧い神秘の半島」をイメージしたものとなっており、デザインは缶を3つつなげると仁木町の位置する積丹(しゃこたん)半島が浮かび上がるなどの工夫も。
原料には仁木町を流れる余市川の雪解け水や農園で栽培されたホップを使用。銘柄はペールエール、ブラックポーター、ホワイトヴァイツェンの3種で、飲み比べをするのも楽しい。今後はJALの総合オンラインショッピングモール『JAL Mall』でも取り扱い予定。

 

「半島彩発見」とは?
Webサイト『SKYWARD+』内で展開され、日本の半島の魅力を多角的に紹介するプロジェクト。食や絶景、体験などを通してそれぞれの半島の“いま”を伝える記事が続々登場。
URL:https://skywardplus.jal.co.jp

 

「JALふるさとアンバサダーセレクト YouTube特別賞」

へしこの浅づけ(1箱) 味工房ひさみの特選へしこ

▲味工房 ひさみ/京都府・丹後地域

 
京都に移住し地域で活躍する客室乗務員『JALふるさとアンバサダー』やYouTubeを運営するCAレポーターらが選定したのは、ご飯がすすむ丹後半島の逸品。
港町として栄えた半島の歴史や伝統を感じられる食のひとつが、サバやイワシなどの魚を塩漬けにした後、米糠に長期間漬け込み熟成させた保存食「へしこ(糠漬け)」。食べた瞬間から“海の京都 丹後”が感じられる磯の豊かな風味と、丹後の食文化を継承しつつも現代の食生活にあわせた味付けになっている点が評価された。

 

『JALふるさとアンバサダー』とは?
JALの地域貢献活動『JALふるさとプロジェクト』において、自身の故郷やゆかりのある地域の活性化のために仕事をしたいという想いを強く持ったJALグループの客室乗務員で構成される。地域資源を活用したコンテンツの創出や商品開発の企画の提案などを行う。
URL:https://japan.jal.co.jp

 

「JAL HANTO DELICIOUS賞」

はこだて雪んこ

▲カドウフーズ株式会社/北海道・渡島地域

 
北海道の南端、渡島(おしま)半島に位置し、函館から車で1時間ほどの場所にある厚沢部町(あっさぶちょう)。この商品は、厚沢部町特産の希少なサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」と函館産の牛乳で作られた濃厚でなめらかなスイートポテト餡を、初雪を思わせるふわふわもちもちの求肥で包んだ洋風大福。手作業で丁寧に仕込むことによって生まれるとろける食感が素晴らしく、大量生産では再現できないおいしさを味わえる。半解凍で食べるのがオススメ。

 

「HANTO DELICIOUS(半島デリシャス)」とは?
JALの公式ショッピングサイト『JALショッピング』内の特設サイト。お取り寄せできる日本各地の半島グルメをピックアップしてご紹介。
URL:https://ec.jal.co.jp/shop/pages/0002japan-hanto.aspx

 

「Japanese Foods Premium Trade Fair賞」(JTB)

神子酢(特選能登神子原米・静置発酵純米酢)

▲神子の里/石川県・能登地域

 
石川県内最大級の棚田を有する羽咋市神子原(はくいしみこはら)地区でのみ生産されるブランド米「特選 能登神子原米」だけを贅沢に100%使用し、昔ながらの製法である静置発酵法でじっくり時間をかけて仕上げた純米酢。味わい深くキレのいい上品な酸味と華やかな香りが特徴のこの商品は、能登半島の新鮮な食材の旨味を引き出すだけでなく、酢飯やドレッシング、食材の下味としても活躍し、さまざまな場面で料理の味の幅を広げてくれる。

 

「半島WEB物産展賞」(楽天グループ)

辛子高菜 高菜油炒め 鹿児島県産 120g×4袋/
辛子高菜 鹿児島県産 140g×5袋

▲株式会社中園久太郎商店/鹿児島県・薩摩地域

 
薩摩半島の海と山に囲まれた豊かな土地は、高菜の栽培に最適な環境といわれる。風味が豊かで、加工すると独特の深い味わいが生まれる鹿児島県産の高菜を、収穫から塩蔵、味付けに至るまで一貫した生産体制で作った逸品。調味料を控えめにし、短時間で炒めることで高菜の風味と食感を生かしている。オンラインショッピングモール「楽天市場」において「高菜はいつもこちらを購入している」「この商品が一番です」といったコメントも寄せられる、ユーザー人気が高い商品だ。

 

「楽天ぐるなび半島グルメアワード賞」

かわなべ牛

▲かわなべ牛直売店/鹿児島県・薩摩地域/出典:かわなべ牛

 
全国有数の黒毛和牛の産地として知られる薩摩半島。その中でも、鹿児島県南九州市川辺(かわなべ)地域が誇るブランド牛が「かわなべ牛」だ。焼き上げたときの脂と肉のバランスがちょうどよく、油や肉の味わいがさっぱりとしており、自然豊かな土地で育ったことが感じられる商品として選定された。ぐるなびスペシャリストたちからの「自宅に取り寄せたい」という声が審査会で多く聞かれた商品。

 

「楽天ぐるなび半島グルメアワード 海の幸賞」

のどぐろ一夜干し

▲有限会社小伊津海旬房/島根県・島根地域

 
日本海に面する島根半島の漁港で獲れたのどぐろをこだわりの製法で一夜干しに。“白身のトロ”といわれるほど脂がのっており、サイズ感のよさとふっくらとした肉質で、とても食べやすいと審査員全員一致で選定された。添加物は一切使わず、天日塩のみで作られたこの商品は、絶妙な塩加減で素材の持つ味わいが引き立ち、白米にマッチする。コストパフォーマンスもよく、日常の食事の中で半島の恵みが感じられる秀逸な商品だ。

 

「楽天ぐるなび半島グルメアワード 山の幸賞」

新姫チーズケーキ

▲有限会社もんいまぁじゅ/三重県・紀伊地域/出典:もんいまぁじゅ

 
三重県熊野市で発見された新種の柑橘「新姫(にいひめ)」の強い酸味や爽やかな香りと、濃厚なクリームチーズがまったりと絡んだ半熟チーズケーキ。特徴ある三層構造が酸味・香り・コクや食感など、それぞれ違った味を一度に楽しめる。軽やかな見た目をいい意味で裏切る濃厚さが、紀伊半島の豊かな大地を感じる逸品として評価された。審査員からは「お土産にぜひ購入したい」という声が多数。食べ方は半解凍にするのがオススメ。

 

「MD-Planning美食半島賞」

もち麦うどん(紅白)

▲農事組合法人あいかみ/石川県・能登地域

 
能登半島地震で大きな被害に遭った石川県志賀町・あいかみ地区で育ったもち麦を使用。地元の産品を食べることが被災地への支援につながる点も選定の理由のひとつとなっている。
もち麦独特のもちもちとした食感の麺はしっかりとコシがあり、のどごしのよさもポイント。紅花由来の天然色素を使った桜色の麺は、地元の名所・増穂浦(ますほがうら)海岸のさくら貝をイメージしたもの。紅白の色合いは縁起がよく、ハレの日の食卓にもぴったりだ。食感を楽しみたい人にはざるうどんがオススメ。

 

おいしい半島グルメを旅先でも、自宅でも

 
日本の食の多様性が凝縮したような半島グルメの数々がラインナップされた今回のアワード。現地に足を運んで半島ならではの絶景を眺めながら味わってもよし、お取り寄せして自宅で味わってもよし。楽しみ方はさまざまだ。
グルメを通して、半島を身近に感じてみてはいかがだろうか。

 


お問い合わせ:半島の食のブランド化推進のための官民連携体制実施調査事業事務局(株式会社JTB 霞が関事業部内)
電話:03-6628-4790(平日9:30~17:30 土・日・祝日休)
URL:https://hanto-shoku.com

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