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円月島の白浜と夕日スポットを徹底ガイド!夕日が穴に沈む時間・アクセス・絶景撮影スポットまとめ

南紀白浜のシンボルといえば、中央にぽっかりと穴が開いた小さな島、円月島(えんげつとう)。
和歌山県白浜町の臨海浦に浮かぶこの島は、白浜屈指のサンセットスポットとして知られている。

 
中でも見逃せないのが、夕日が島の穴にすっぽりと収まる瞬間だ。

 

 
この記事では、

 
・夕日が穴の向こうに沈むベストタイミング
・初めてでも迷わないアクセス方法
・写真好き必見の撮影スポット
・あわせて立ち寄りたい周辺観光・グルメ情報

 
をわかりやすく紹介する。

 
「いつ行けば、あの瞬間に出会えるのか?」
青い海と白い砂浜が広がる、関西屈指のリゾート・和歌山県白浜。
旅の途中で立ち寄るか迷っている方も、これから計画を立てる方も、ぜひ参考にしてほしい。

 

円月島(高嶋)の魅力と基本情報

円月島の魅力と特徴

円月島最大の特徴は、島の中央にぽっかりと開いた円形の海蝕洞(かいしょくどう)。
これは、長い年月をかけて波に削られることで生まれた自然の造形だ。

 
形成にかかったのは、何千年、何万年という気の遠くなるような時間。
その端正なフォルムと悠久の時間が生んだ景観美が評価され、円月島は国の名勝にも指定されている。

 

円月島の基本情報

円月島周辺には、白浜の中心エリアから気軽にアクセスできる。真っ白な砂浜で知られる白良浜海岸から徒歩約25分、白浜温泉からも徒歩圏内にある。

 
正式名称は「高嶋(たかしま) 」。島の中央に円月形の穴が開いていることから、「円月島」と呼ばれるようになった。

 
・南北の長さ:約130m
・高さ:約25m
・海蝕洞の高さ:約9m

 
島への上陸はできないが、陸地から常時眺めることができる。
特に夕暮れ時の美しさは格別で、「日本の夕陽百選」にも選ばれている。

 
円月島

住所 和歌山県西牟婁郡白浜町
駐車場 白浜臨海パーキング(有料)

 

 

【絶景】夕日が穴の向こうに沈むベストタイミングと撮影スポット

円月島の夕景の見どころ

夕日が海蝕洞の穴にきれいに収まるのは、春分の日・秋分の日(3月下旬・9月下旬)の前後5日間。
この時期は太陽が真西に沈むため、島の中央の穴と夕日の位置関係が最も整いやすい。

 
ベストタイミングは、日の入り(日没)時刻の20~30分前。
この時間帯はかなり混雑するため、確実に見たい方は早めの到着がおすすめだ。

 
2026年春分の日
・3月20日(金)(前後5日間)
・日の入り時刻 18:09

 
2026年秋分の日
・9月23日(水)(前後5日間)
・日の入り時刻 17:55

 

円月島の撮影スポット

円月島展望駐車場下の岩場

駐車場から道路を渡った場所に階段があり、それを下りていくと岩場がある。岩場は濡れていて滑りやすいため、足元には気をつけたい。

 
足元に不安のある方は、駐車場周辺の道路沿いからも美しい夕日を楽しめる。

 
御船(みふね)足湯

足湯に入りながら円月島を眺めることができる人気スポット。円月島から少し遠くにはなるが、足湯は無料で利用でき、のんびりすることができる。向かいには共同浴場の「松の湯」がある。

 

円月島へのアクセス方法と駐車場情報

車でのアクセスと駐車場情報

円月島周辺には有料駐車場があるが、春分・秋分の日前後は特に混雑する。
夕方の到着を予定している場合は、時間に余裕を持って向かいたい。

 

公共交通機関でのアクセス方法

白浜周辺は路線バスで楽しめるので、一人旅にももってこい。
円月島の最寄りバス停は「臨海(円月島) 」。

 
JR白浜駅(明光バスに乗車)
 ↓ 約15分
バス停「臨海(円月島) 」
 ↓ 徒歩数分
円月島展望スポット

 
【公式】明光バス 時刻検索
https://meikobus.jp/scheduled/shirahama/

 

自転車のアクセス方法

▲出典:南紀白浜観光協会(URL

 
円月島とあわせて三段壁や千畳敷を巡るなら、レンタサイクルが便利。

 
まちなか観光案内所しらすな

料金 電動アシストなし1,000円、電動アシスト付き2,000円
住所 和歌山県西牟婁郡白浜町1384-57(南紀白浜観光協会)
アクセス バス停「白良浜」下車 徒歩すぐ
URL www.nankishirahama.jp/spot/607/

 
ジャイアントストア南紀白浜

料金 クロスバイク他 5時間3,000円~
住所 和歌山県西牟婁郡白浜町1821 SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE 1F
アクセス バス停「新湯崎」から徒歩すぐ
URL https://giant-store.jp/nankishirahama/

 
シェアサイクル(レンタサイクル)COGICOGI
電動アシスト自転車を借りた場所とは別の場所で返却(乗り捨て)が可能。

料金 12時間2,310円、24時間2,640円、48時間3,960円
ポート 南紀白浜空港、白浜駅前など複数あり
URL https://cogicogi.jp/smart/port-shirahama.html

▲出典:シェアサイクル(レンタサイクル)COGICOGI(URL

 
円月島をはじめ、南紀白浜の海沿いの主要スポットを自転車で2~3時間で巡るモデルプランもチェックしておこう。

 
【モデルプラン】レンタサイクル
www.nankishirahama.jp/course/1902/

 

円月島周辺のおすすめ観光スポット・グルメ情報

白浜温泉「崎の湯」


日本三古湯のひとつに数えられる白浜温泉。その象徴的存在が「崎の湯」だ。
太平洋が間近に迫るワイルドな露天風呂で、万葉の時代から受け継がれてきた湯を体感できる。

 
【公式】白浜温泉 崎の湯
www.town.shirahama.wakayama.jp/kanko/onsen/1454046714439.html

 

三段壁、千畳敷

▲(上)三段壁、(下)千畳敷。

▲(左)三段壁、(右)千畳敷。

 
南紀白浜を代表する景勝地として、円月島とあわせて訪れたいのが、高さ約50mの断崖が続く三段壁と、広大なスロープ状の白い岩畳が広がる千畳敷。いずれも近くに位置しており、あわせて巡りやすい。

 

周辺のおすすめグルメスポット

シラセン食堂

▲出典:南紀白浜観光協会(URL

 
鮮魚店「白浜鮮魚」がプロデュースする食堂。日替わりの海鮮丼定食は鮮度抜群で、観光客にも地元客にも人気。食後のシラセンソフトもおすすめ。

 
【公式】シラセン食堂
www.shirasen.com/shirasen_syokudou

 
レストラン珊瑚礁

▲出典:レストラン珊瑚礁(URL

 
円月島が目の前に見える伊勢海老料理の名店。一番人気は、伊勢海老の塩焼きやサザエの壷焼、貝柱煮付けなどがセットになった、伊勢海老ランチ4,400円。

 
【公式】レストラン珊瑚礁
www.sangosyou.com/

 
ペスカトーレ

▲出典:南紀白浜観光協会(URL

 
ミシュランガイド掲載のイタリアンレストラン。海を望むロケーションで、地元の魚介を使ったピッツァやパスタに舌鼓を打ちたい。ランチのみ営業、予約は電話(0739-43-7580)でのみ受け付けている。

 
【公式】ペスカトーレ
www.instagram.com/pescatore_shirahama/?hl=ja

 

アドベンチャーワールド

▲出典:アドベンチャーワールド(URL

 
動物園・水族館・遊園地が一体となった白浜の一大テーマパーク。実はペンギン好きには知られた場所で、日本最多となる8種類・約500羽のペンギンに出会える。
中でも希少なエンペラーペンギン(皇帝ペンギン)の繁殖に成功しているのは大きなトピック。2025年9月30日には赤ちゃんが誕生し、注目を集めている。

 
体長約1.2m、世界最大のペンギンが、マイナス60度の南極で“世界でもっとも過酷な子育て”を行う生態を知ったうえで観察すると、感動はひとしおだ。

 
アドベンチャーワールド

住所 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
料金 大人(18歳以上)5,300円、シニア(65歳以上)4,800円、中人(12~17歳)4,300円、小人(4~11歳)3,300円
URL www.aws-s.com/

 

円月島観賞の体験談

JALふるさとアンバサダーの体験談

 
JALふるさとアンバサダー(西日本支社)の石井千春が、円月島へ行ってきました。

 
「島の中央に、海食によって生まれた円月形の穴。その幻想的な光景と、穴越しに望む美しい夕日は、まるで『希望の導き』を象徴しているかのようです。
忙しい日々のなかでは、立ち止まって自分自身と向き合う時間はなかなか取れないもの。しかし、夕日を眺めるひとときは、そんな大切な内省の時間を静かに与えてくれます。

 
天気の良い日には、穴の向こうに広がるコバルトブルーの太平洋と、白い砂浜が輝く白良浜とのコントラストも楽しめ、円月島ならではの絶景に心を奪われます」

 

まとめ│素敵な思い出作りに円月島へ

 
円月島は、白浜を代表する景勝地であり、気軽に立ち寄れる絶景スポット。

 
夕日観賞のベストタイミングや撮影スポットを押さえて訪れれば、短時間でも十分に満足できる。三段壁や千畳敷、白浜温泉など周辺の見どころと組み合わせやすい点も魅力だ。

 
白浜旅行を計画しているなら、ぜひ円月島の夕景を旅程に加えてほしい。一瞬の光景が、旅の記憶を特別なものにしてくれる。

 
円月島とセットで巡りたい紀伊半島の記事はこちら

 

 
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