旅の寸景

マングローブ林の眺めを独り占め・奄美群島国立公園

【眼福一景/国立公園を旅する】

文・撮影/森田敏隆

鹿児島県奄美市住用町(すみようちょう)のマングローブ林は、熱帯・亜熱帯地域の湿地や干潟に生息する植物の、メヒルギとオヒルギで構成されている。

役勝川(やくがちがわ)と住用川が合流する河口域にはマングローブ原生林が71ha以上にわたって広がる。

高台のマングローブ展望台から眺めると右手前が役勝川、左手は住用川で二つの川が合流し、住用湾を経て海に注いでいる。

風もなく満潮の早朝、凪の川面が水鏡となって青空や雲が映える。

美しい緑の林とあわさって一幅の名画のようだった。

 

奄美群島国立公園

奄美群島国立公園

 
琉球列島の中ほどに位置し、奄美大島から与論島までの8つの有人島およびその周辺の無人島からなる群島。それぞれの島で成り立ちが異なり、国内最大規模の亜熱帯照葉樹林、干潟、リアス海岸、サンゴ礁など、多様な自然環境を有する。何万年もの年月をかけて進化を遂げた固有種の生き物や、南方系と北方系の種が混在する植物相など、独特の生態系が魅力だ。

 
DATA|国立公園指定日:平成29(2017)年3月7日
面積:42,196ha(陸域のみ)
地域:鹿児島県

環境省 日本の国立公園Webサイト

 

今月の一景へのアクセス

地図

奄美空港からマングローブ展望台(黒潮の森 マングローブパーク)…国道58号を利用し、約1時間10分。

 
森田敏隆
もりた としたか/風景写真家。1946年、大阪府生まれ。国立公園の四季折々の絶景、棚田や桜などの日本の原風景を50年以上にわたり撮影し続け、80冊の写真集を発表している。

 

(SKYWARD2020年9月号掲載)
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