旅ごはん

ジビエの世界にようこそ!骨付き鹿肉ハンバーグ【フォーリンデブはっしーの29の日はコレだ!】

文/フォーリンデブはっしー 撮影/巣山サトル

こんニクは!フォーリンデブはっしーです。
毎月29日=ニクの日に、とっておきの肉料理をご紹介していく、この連載。今回は10月29日=じゅう(10)にく(29)の日ということで、獣肉こと、ジビエにこだわる注目店をピックアップ(ニックアップ)します!

 

 
それは今年6月にオープンした、虎ノ門ヒルズビジネスタワー内の虎ノ門横丁にある「ELEZO GATE(エレゾゲート)」というお店。ジビエが好きな人であれば一度は耳にしたことがあるであろう名門「ELEZO社」が手がけていて、渋谷にある紹介制のジビエレストラン「ELEZO HOUSE(エレゾハウス)」に対して、こちらは誰でも気軽にジビエの魅力に触れることができる入り口(ゲート)として位置づけられています。

 

 
ただ、「ELEZO社」はレストランだけやっているわけではありません。4つの部門に分かれていて、生産・狩猟部門の「ELEZO FARM」、枝肉熟成・流通部門の「ELEZO MARCHE」、シャルキュトリ製造部門の「ELEZO PARTY」、そしてレストラン部門の「ELEZO TABLE」といった、ジビエの川上から川下までをワンストップで提供しているところに強みがあり、すべてにおいて妥協を許さない本気度もうかがえます。

 

 
ゆえに、たとえ入門編としてのお店であろうとも、どの料理も肉のプロフェッショナルとしての矜持を感じさせてくれるラインナップ。弧を描くように配置されたカウンター席は、オープンキッチンで料理ができ上がるさまを眺めることができ、期待に胸もお腹もふくらみます!

 

 
夜の料理は、前菜+主菜+デザートをメニューから自由に選べるプリフィクスコース(税別6,800円〜)が基本ですが、19時半以降はアラカルトで注文もOK。前菜にはテリーヌやサルシッチャなどの魅力的な品々が並ぶものの、ぜひここでオーダーしてほしいのは、その名も「命のスープ」です。

 

 
そう、これはジビエの狩猟から手がける同社だからこそ、命に感謝して、命のすべてを味わい尽くす一杯なんです。いわゆる「蝦夷鹿のコンソメスープ」ですが、丁寧に旨味だけを抽出した鹿のスープは、一点の曇りがない洗練された美味しさで、心地よい風味とともに、体の奥までスッとしみ渡っていく透明感。ポトフを意識して、ゴロゴロとした野菜も入り、じんわりと優しい滋味深さを感じさせてくれます。

 

 
まさに、デブリシャスなスープ、略して、デブリシャスープ!

 

 
さぁ、そして主菜は、蝦夷鹿の赤ワイン煮や、フィッシュ&チップスならぬミート&チップスなどと迷うものの、個人的には「骨付きエレゾバーグ」を強くプッシュ。なぜなら、見た目のおもしろさもさることながら、鹿肉の美味しさをギュギュッと詰めた、ほかでは味わえない逸品だから。これはもう鹿だけに、頼む「シカ」ありません!

 

 
ドドンと登場したプレートには、骨が刺さったハンバーグが2種。シンプルに塩でいただくものと、デミグラスソースを流しかけたもの。それらが気持ちよさそうに、こんもりと盛られたポテトフライを背もたれにして寝転がっています。

 

 
もともと「ELEZO社」は自社で狩猟する際、野獣の首または頭しか撃たず、肉を傷つけないよう配慮していて、撃ってからも近場にある自社工場でスピーディーに解体をおこなう生産体制を確立。ジビエは血抜きがよくないと品質がかなり変わってしまうといわれていますが、こちらはそのような徹底した美味しさの追究によって、見事な肉質に仕上げているわけです。

 

 
そんな最高峰の鹿肉をハンバーグにしてしまうなんて、これはもう興奮せずにはいられません。まずはシンプルに、ソースがかかっていないほうからいただきます。せっかくの骨付きなので、手で骨を持ってカブりつくと、プリッとした弾力のある荒々しい鹿肉が、口の中で大暴れ!つなぎを使わず、かなり粗挽きに仕上げていることで、ワイルドな肉々しさが押し寄せ、同時に鹿脂の甘いジューシー感も楽しめます。

 

 
まさにこの美味しさ、めっちゃデブリシャス、略して、めちゃデブ!(笑)
というのは冗談で、じつは鹿肉はヘルシーなので若い女性たちにも人気の、注目食材。個人的には痩せちゃうと商売上がったりなので、たくさん食べて量でカバーしたいところ。

 

 
一方のデミグラスソースは、鹿の出汁を濃縮させて、2日間かけて作るこだわりようで、嫌な臭みはいっさいない、気品のあるコクを感じさせてくれるテク肉(ニック)。もちろんハンバーグとの相性も抜群なので、このまま食べてもよし、または優雅に赤ワインをあわせてみてもよさそうです。

 
ジビエというと、どことなく取っつきにくい人もいるかもしれませんが、そういう人にこそ食べてもらいたい「ホンモノ感」がこちらにはあります。せっかく10月29日=じゅう(10)にく(29)の日ですから、獣肉と思うぞんぶん戯れてみてください!

 
それではまた!
デブ ア ナイスデイ〜♬

 

ELEZO GATE
電話番号:080-7505-2929
住所:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー3F
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30)、17:30~22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
※コースは17:30~19:30、単品は19:30~21:00
定休日:日曜

 
フォーリンデブはっしー
グルメエンターテイナー。お肉博士とお米ソムリエの資格を持ち、肉を中心にごはんのオカズを求めて全国を食べ歩く。フォロワー数26万人のInstagramと、月間200万アクセスを記録するグルメブログが人気。農林水産省の国産食材アンバサダーや、東京モーターショー 2020のグルメ総合プロデューサーなども務める。決めゼリフは、デブリシャス!

 

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