こんニクは!フォーリンデブはっしーです。
このたびWeb連載をリニューアルして、毎月29日=ニクの日に、とっておきの肉料理をご紹介していくことになりました。本日7月29日は、7(夏)29(肉)と題して、夏に食べたいスタミナ系のカツカレーをピックアップ(ニックアップ)します!
夏といえば、カレーですよね。しかし、今回のお店はただのカレー店ではありません。トンカツの名店が手がける、肉にこだわり尽くし、肉の美味しさを前面に打ち出したカツカレー。それは、大門(浜松町)・飯田橋・蒲田に店舗を構える「いっぺこっぺ」というお店です。
店名の「いっぺこっぺ」とは、鹿児島弁で「たくさん」の意味。その名のとおり、肉がたっぷりと入ったカレーを提供しているわけです。それもそのはず、こちらは人気店「とんかつ檍(あおき)」の姉妹店だからこそ、同店と同じ千葉県の銘柄豚である「林SPFポーク」を使用しています。
個人的にはこの「林SPFポーク」を使っているお店は間違いないという確信があるほど、絶対的な信頼感! それを初めて感じさせてくれたのも「とんかつ檍」だったわけですが、姉妹店といえども、そのクオリティーはキープ。贅沢に厚切りにしたあと、衣をつけてカラッと揚げていきます。
肉に厚みがあるからこそ、中低温でじっくりと時間をかけて揚げ、最後は油から引き上げたあとに余熱で中まで火を通します。衣がそそり立っているのは、粗めのパン粉を使っている証拠。これによって、トンカツには欠かせないサクサク感を出しているんですよね。
そんなこんなで、看板メニューの「ロースカツカレー」(1,200円)が完成です!
見てください、この美しきビジュアル。こんもり盛られた白米の山にもたれかかるように添えられたビッグカツ。まるでカレーというプールの横で、キャベツをマットにしながら、気持ちよく寝そべっているようにも見えます。自分も同じ豚として、うらやましい!
そりゃあ、思わず笑みもこぼれちゃいます。大好きなトンカツとカレーを、一度に食べられてしまうんですから。人生とは選択の連続ですよね。ランチはトンカツにするか?カレーにするか?誰しも迷うときはありますが、もう大丈夫。今日からは「迷ったら両方」です。
まずは、トンカツに何もつけずにそのままいただくと、サクッとした衣の香ばしさと、柔らかくも肉々しい、ふたつのバランスがお見事!卓上にある3種類の塩をつけて食べることもできるので、もはやカレーの存在を忘れて、トンカツそのものとしても楽しめます。
いっぽうカレーは、どことなく優しくも、ピリッとした刺激を感じさせるもの。トンカツの甘い脂とキャラかぶりしない、辛みのあるカレーソースで、味わいのコントラストも演出しています。通常のカレー店では使用できない高級豚の切り落とし肉を使っているので、ごろごろとした肉感もあり、肉の旨味がしみ渡ったソースに仕上げているのも、母体がトンカツ店だからこそですね!
もちろん、カツをカレーにディップしても美味。得てして一般的なカツカレーは、カレーにこだわっていてもカツはおまけ的な要素が強いですが、こちらはむしろ肉に自信があるからこその、肉推しな逸品ともいえます。
暑い日が続いていても、夏バテごと吹っ飛ばしてくれそうな「パワフル系カツカレー」を食べれば、みるみるうちに力が湧いてきそう。店内はもちろん、テイクアウトも可能なので、ご自宅やオフィスなどでスタミナをつけてみるのもよいかもしれません。
ぜひ、デブリシャスなスパイシー感、略して、デブリシャスパイシーなカツカレーで、29(肉)の日をエンジョイされてみてください。
それでは!デブ ア ナイスデイ〜♬
とんかつ檍のカレー屋 いっぺこっぺ 芝大門店
電話番号 03-6450-1110
住所 東京都港区芝大門2-3-17
営業時間 11:00~15:00、17:00~21:00
定休日 日曜、祝日
フォーリンデブはっしー
グルメエンターテイナー。お肉博士とお米ソムリエの資格を持ち、肉を中心にごはんのオカズを求めて全国を食べ歩く。フォロワー数25万人のInstagramと、月間200万アクセスを記録するグルメブログが人気。農林水産省の国産食材アンバサダーや、東京モーターショー 2020のグルメ総合プロデューサーなども務める。決めゼリフは、デブリシャス!
関連記事