夏が過ぎ去っても、刺激がほしい皆さまにお届けしたい一杯があります!
それは六本木にある「つけ蕎麦 辛流」の名物、「辛つけもつ蕎麦」。脂身つきの和牛ホルモンがたっぷりと入った、まるで「モツ鍋の旨辛バージョン」のようなスープにつけながら食べる蕎麦は新感覚で、ハマってしまう人が続出です。
もともとは栃木県の宇都宮にあり、昨年、東京に初進出。飲食店が多い六本木エリアなので、食事のメインとしての利用はもちろん、お酒が提供できるご時世になれば、飲んだ後の〆の一品としてもよさそうです。
ウワサの「辛つけもつ蕎麦」(980円)がこちら!
日本蕎麦に、まさかの真っ赤な辛いスープをあわせるスタイルで、本当に相性がいいの?と心配になってしまう人もいるかもしれませんが、そのあたりはしっかりと計算済み。それぞれに細かな配慮がされていることで、ふたつをあわせたときのバランスが考えられています。
まずは、蕎麦。いわゆる一般的なものよりも、ちょっと硬めに、パキッとした食感に仕立てていることで、パワフルなスープに負けない力強さがあります。それでいて、日本蕎麦本来の香りもあり。まずは何もつけずに、麺をそのまま少しだけ食べてみると、その食感と香りをダイレクトに感じることができます。
そして、スープ。辛さは基本的に1辛~10辛まで選べて、希望によっては10辛以上もOK。個人的には5辛が好きで今回もそれにしましたが、唐辛子をビシッと効かせた心地よい刺激がたまりません。辛さのなかにしっかりと旨味が感じられるのは、鶏ガラやカツオの出汁をあわせ、沖縄産のさとうきび糖でまろやかに仕上げているから。しかも、モツ鍋のようにニラやネギに加えて、脂身がぷるんぷるんの和牛ホルモンもたっぷりと入り、これは肉の美味しさもしみわたった、肉汁スープといえるかも!
このふたつを合体させちゃうって、反則技ではありませんか?
和牛ホルモンの甘い脂が溶けだしたスープが、食欲をそそる刺激的な赤いドレスをまとい、しなやかな麺と手を取り合う。食べ進めると体の奥からじんわりと汗が噴き出てきて、辛いのに箸が止まらなくなる、後を引く美味しさなんです。
さらに、もっと刺激がほしい人には、危険すぎる「ハバネロ麺」も!
激辛マニアのフードアナリストとして活躍する金成姫(きむそんひ)さんが監修しただけあって、これはむやみに手を出すと痛い目にあってしまう、桁違いの辛さ。スープを8辛以上で頼んだ人は、蕎麦をハバネロ麺に無料で変更できます(麺だけの追加注文もOK)。
ひと口目は、あれ?そんなに辛くないな?と感じるかと思いますが、時間差で業火のごとく燃え上がる激辛っぷりに誰もが悶絶してしまいます。もはや、和牛ホルモンの甘みが箸休めのスイーツに感じてしまうほど。意外にもデリバリーでハバネロ麺の追加が人気らしいので、ステイホーム中に皆さん刺激を求めてしまうんですね!
食欲の秋が到来するからこそ、ぜひ準備運動のように胃袋を奮い立たせてみるのもよいかも。スパイシーな旨辛麺で、まるで夏のように秋も汗をかきながら楽しんでいきましょう!
つけ蕎麦 辛流 六本木店
住所:東京都港区六本木3-13-10 Kodaビル1階
電話番号:03-6434-5333
営業時間:店内飲食11:30~20:00、テイクアウト・出前・UberEatsなどは翌4:00まで
定休日:日(10月より定休日なし)
Webサイト:https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13247121/
フォーリンデブはっしー
グルメエンターテイナー。お肉博士とお米ソムリエの資格を持ち、肉を中心にごはんのオカズを求めて全国を食べ歩く。フォロワー数27万人超えのInstagramと、月間200万アクセスを記録するグルメブログが人気。YouTubeチャンネルではハシゴ飯の新企画を毎週配信中。農林水産省の国産食材アンバサダーや、総務省の地域力創造アドバイザーなども務める。決めゼリフは、デブリシャス!
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