旅ごはん

若生おにぎり【ご当地食堂、はじめました】

文・料理/飛田和緒 撮影/疋田千里 スタイリング/駒井京子

若生は「わかおい」と読み、収穫時期は3月から4月で春が旬、薄くやわらかな一年昆布のことをいいます。若生で包んだシンプルなおにぎりは津軽地方の漁師料理、漁に出かける際によく食べられていたそうです。今はよくその名と味が知られて、おにぎり用の若生はスーパーなどでも売られています。太宰治もこのおにぎりが好物だったようです。若生は薄さの中にも繊維がしっかりとあり、繊維に沿って噛みきれるよう、包み方を工夫すると食べやすいです。若生の塩気が馴染むまで少しおくと味がよく、海の香りが一層引き立ち、おにぎりのほか、煮物や佃煮などにしても美味しいです。

 

【材料(4~6個分)】

●若生……2枚
●炊きたてのごはん……1合分
●塩……適量

 

【作り方】

1)若生はおにぎりが包みやすいように切る。
2)炊きたてのごはんは俵形ににぎり、やや平たくつぶしたような形にととのえる。
3)①で包む。または昆布を広げて②をのせ、折りたたむようにして形をととのえてもいい。若生によって塩気が違うので、おにぎりの塩は加減する。

 
飛田 和緒
ひだ かずを/料理家。その土地の素材の味を生かし、日々の食卓で楽しめる家庭料理のレシピが人気で、テレビや書籍、雑誌を中心に活躍。著書に『常備菜』『飛田和緒の郷土汁』など多数。

 

(SKYWARD2020年4月号掲載)
※記載の情報は2020年4月現在のものであり、実際の情報とは異なる場合がございます。掲載された内容による損害等については、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

 
 

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