旅の+one

馬とともに暮らす街の「馬車BAR」【Bookmark for Traveler】

かつて北海道・十勝の原野を開いた人々は、田や畑を耕し、人や物を運ぶ逞しい馬たちと苦楽をともにしてきた。帯広の名物「ばんえい競馬」は、そんな馬と人の結びつきを強く感じさせる文化の象徴である。そして今、競馬場で活躍した輓馬が曳く馬車が、帯広の夜の街に新たな賑わいを生み出している。

 
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▲左/2階建ての馬車は「オムニバス」と呼ばれる欧州の馬車スタイルを採用。右上/輓馬のコマちゃんに触れたり、ニンジンをあげることもできる。右下/クラフトビール「旅のはじまりのビール」などのドリンクと、地元食材のおつまみが付く。

 
中心街の約2kmをおよそ50分かけて周遊する「馬車BAR」。2階建ての馬車は1階は上質なソファ席、2階はオープンエアの開放的な席で、十勝産クラフトビールなどのドリンクと枝豆やチーズなどのおつまみが楽しめる。パッカ、パッカと心地よいリズムで馬車を曳くのは約1tの牡馬ムサシコマ、愛称・コマちゃんである。サラブレッドとは異なる筋骨隆々たる巨体は、北の大地の礎を築いてきた力強さを目の当たりにするようだ。
「HOTEL NUPKA(ホテルヌプカ)」を発着するツアーは帯広駅前やアーケードなどを通り、途中の休憩時間では、コマちゃんにニンジンをあげる“ふれあいタイム”も用意されている。穏やかで人に懐く性格のコマちゃんの周りには乗客だけでなく、道行く人々も集まり、記念撮影の輪が広がる。

 
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▲夜の街を優雅に走る「馬車BAR」は帯広の新名物。

 
ゆったりした馬の蹄の音とともに、更けゆく北の街を巡る、そんな非日常の体験を楽しみたい。

 

馬車BAR
電話:0155-20-2600 (HOTEL NUPKA)
住所:北海道帯広市西2条南10丁目20-3
営業時間:月、火、金、土の18:00、19:00、20:00発
金額:3,300円(税込、乗車券と1ドリンクとおつまみ付き)
定員18名。Webサイトから要予約。当日に空席がある場合は出発時間3時間前から当日券を販売、乗車受付は出発15分前で終了。
URL:bashabar.com

 

(SKYWARD2020年3月号掲載)
※記載の情報は2020年3月現在のものであり、実際の情報とは異なる場合がございます。掲載された内容による損害等については、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
※最新の運航状況はJAL Webサイトをご確認ください。

 
 

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