「たまや~」「かぎや~」
夏の夜風に吹かれ、頭上に開く大迫力の花火をビールを手に楽しむ――そんな夏の風物詩、花火大会。
新型コロナウイルス感染症の影響で中止になっていた花火大会も、今年は久々に実施されるところも多くある。
本記事では、
・花火の由来
・日本三大花火とは
・花火の種類と掛け声
・打ち上げ花火の見え方
・おすすめの花火大会と開催状況
を紹介する。
「たまや~」「かぎや~」の掛け声の意味とは?花火のはじまりと、そこに込められた思いとは?花火の由来や歴史を知ることで、花火の見方が広がり、さらに楽しめるはず。
「おすすめの花火大会」では、日本各地の伝統的な花火大会から、音楽と融合させる個性的な花火イベント、さらにはオンライン中継される花火大会など、さまざまなイベントを紹介する。進化し続ける花火の魅力を感じてほしい。そして今年の夏は、それぞれの形で花火大会を楽しんではいかがだろうか。
目次
花火って何?
花火の由来と歴史
花火とは、火薬類を混ぜて筒や玉に詰め、爆発させることで光や音、煙を発生させるもの。はじまりは「のろし」といわれ、紀元前の古代中国、秦の時代にまで遡る。その後、火薬が発明され、シルクロードによって世界に広まったという。
日本には蒙古軍により火薬が持ち込まれたが、誰が最初に「花火」を見たのか、はっきりしていない。伊達政宗、大友宗麟(そうりん)、徳川家康ら、さまざまな説がある。江戸時代には、花火として一般の民衆も鑑賞できるようになったという。
花火大会のはじまり
1733年に隅田川で行われた水神祭で花火を打ち上げ、享保の大飢饉(1732年)の慰霊と悪疫退散を祈願したことが、花火大会のはじまりといわれている。これより花火は、鎮魂の意味も持つようになり、お盆の時期に開催される花火大会も多い。
その後、隅田川では「両国の川開き」として花火が打ち上げられるようになり、中断をはさみながらも1961年まで続いた。その後、1978年より「隅田川花火大会」として復活した。
日本三大花火大会とは
日本三大花火大会と呼ばれるのは、秋田県大仙市の「全国花火競技大会(大曲の花火)」、茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」、新潟県長岡市の「長岡まつり大花火大会」。
大曲と土浦は花火の競技大会で、全国から花火師たちが集まり技を競いあう。花火師にとって最高峰ともいえる「内閣総理大臣賞」が贈られるのはこの二つの大会のみ。
一方、長岡は競技大会ではなく、長岡空襲で亡くなった方への慰霊と復興を願って始まった。
打ち上げ花火の種類や掛け声
打ち上げ花火の種類
打ち上げ花火は、大きく3種類に分けることができる。簡単に説明すると、花火玉の割れ方の違いでもある。
割物(わりもの)
爆発力が強く、星(色や煙を出す火薬の固まり)を球形に遠くまで飛ばすことができる。尾を引いて広がるものは「菊」、星が点状に広がるものを「牡丹」と呼ぶ。
小割物
大きな花火玉が上空で開き、そのなかから小さな花火玉が同時に開く。
ポカ物
「ポカッ」とくす玉のように二つに割れて、星や仕掛けが飛び出すもの。運動会などのイベントで上がる音のみの花火(号砲)も含まれる。
そのほか、打ち上げない「仕掛け花火」もある。地上に花火をセットして、点火する場合が多い。実は打ち上げ花火よりも歴史は古く、さまざまな技法が生み出されてきた。花火大会で見られるのは主に2種類。
ナイアガラ(網仕掛)
細い筒に入った花火が、一列にワイヤーに吊るされる。多くの筒から噴き出す火花が、まるで流れる滝のように見える。
文字仕掛け(枠仕掛)
木枠などに、火薬を詰めた細い筒を取り付け、一斉に点火。文字や絵を浮かび上がらせる。
花火の掛け声
花火を見ながら思わず口にしてしまうかけ声「たまや~」「かぎや~」。その由来はご存じだろうか?
それは江戸時代に、隅田川花火大会の前身である「両国の川開き」の花火大会からはじまったともいわれている。当時活躍していた花火屋の屋号「鍵屋弥兵衛」と「玉屋市郎兵衛」から「かぎや~」「たまや~」との掛け声が生まれた。両方の花火が打ち上がったとき、人々はキレイだと思ったほうの屋号を叫んだという。
打ち上げ花火の豆知識
打ち上げ花火の大きさ
打ち上げ花火の高さや広がる大きさは、花火玉の大きさによって変わる。
標準で、2.5号玉から40号玉までがあり、花火大会では3~5号玉が使われることが多い。10号玉は「尺玉」とも呼ばれ、花火大会の見どころとなる。
ちなみに世界最大の花火は40号玉(四尺玉)であり、新潟の「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)」は、四尺玉の打ち上げが行われることでも知られている。
2.5号玉→玉の外径約6.9cm 開かせる高さ約80m 玉がひらいた直径約50m
5号玉→玉の外径約14.4cm 開かせる高さ約200m 玉がひらいた直径約150m
40号玉→玉の外径約114cm 開かせる高さ約750m 玉がひらいた直径約750m
打ち上げ花火は、どこから見ても同じ形に見える?
丸い形の打ち上げ花火は、どの場所から見ても同じ形に見える。横からでも、花火の上や下からも、丸く見える。なぜなら、花火玉からどの方向にも同じように星が飛び出すから。一方、ハート型や平たい花火などは、見る場所によって、形がちがって見える。
おすすめの花火大会
全国各地、夏になると花火大会が行われる。今年の開催状況と各大会の特徴を紹介しよう。
北海道
道新主催花火大会
北海道新聞主催の花火大会。北海道内各所で開催される。
URL:https://www.hokkaido-np.co.jp/hanabi2023/
<小樽>
おたる潮まつり道新納涼花火大会
「おたる潮まつり」最終日の目玉イベント。今年は三尺玉の打ち上げも。
日程:2023年7月30日(日)20:00~
開催場所:小樽市色内埠頭および周辺
打ち上げ数:約3千発
<札幌>
2023道新・UHB花火大会
日程:2023年7月28日(金)19:40~
開催場所:札幌・豊平川南大橋~幌平橋間
打ち上げ数:約4千発
<函館>
函館開港164周年記念 函館港まつり協賛 第68回道新花火大会
「函館港まつり」のオープニングを飾る花火大会。音楽に合わせてワイドスターマインや大玉、1尺玉打ち上げもあり。
日程:2023年8月1日(火)19:45~
開催場所:函館港一帯
<旭川>
旭川夏まつり 第71回道新納涼花火大会
「旭川夏まつり」オープニングを飾る花火大会。創作スターマインや早打ち、大スターマインなど。
日程:2023年8月3日(木)19:45~
開催場所:旭川市内石狩川河畔・旭橋~新橋間
打ち上げ数:約3千500発
<釧路>
釧路大漁どんぱく花火大会 ~道新・光と音のファンタジー~
日程:2023年10月14日(土)18:30~
開催場所:釧路市・釧路川河口付近
<大樹町>
第32回大樹町歴舟川清流まつり 道新花火大会
日程:2023年8月6日(日)19:30~
開催場所:大樹町・歴舟川大樹橋上流河川敷
北海道真駒内花火大会
北海道内最大級の花火大会。音楽花火コンクールで活躍する「日本橋丸玉屋」、内閣総理大臣賞を幾度も受賞した「紅屋青木煙火店」が演出を手がけた。全席指定のチケット制。
日程:2023年7月8日(土)開場17:00 打上19:50~20:50
開催場所:真駒内セキスイハイムスタジアム
打ち上げ数:2万2千発
URL:https://www.makomanai-hanabi.com/
えべつ花火
チケット制でライブイベントやキッチンカーのブースも楽しめる。北海道初の花火の競技大会も行われる。
日程:2023年7月22日(土)19:20~
開催場所:北海道江別市角山206番地
URL:https://ebetsu-hanabi.com/
第68回とまこまい港まつり とまみん苫小牧百年花火
8月4日(金)~6日(日)に開催されるとまこまい港まつりの、中日に行われる花火大会。漆黒の海に、多種多様な花火が打ち上がり、水面に映る花火も鮮やか。
日程:2023年8月5日(土)19:30~20:30
開催場所:苫小牧漁港区西側広場
URL:https://www.visit-hokkaido.jp/event/detail_11121.html
釧新花火大会
昭和34年から続く、釧路の夏の終わりを飾る花火大会。名物は、全長約1kmの特大ナイヤガラ。有料観覧席はなく、当日はYouTubeでの生配信がある。
日程:2023年8月16日(水)19:00~20:00
開催場所:北海道釧路市治水町 新釧路側鳥取橋上手緑地公園
URL:https://news-kushiro.co.jp/hanabi/
URL:https://youtu.be/y_bwj0MlAmE
モエレ沼芸術花火
イサム・ノグチがデザインした「モエレ沼公園」。大地の彫刻とも呼ばれる広大な公園で、日本屈指の花火コレオグラファー10人が、起伏を生かした立体的な花火の演出に挑む。公園の入場には観覧チケットが必要。
日程:2023年9月2日(土)開場16:00~、打ち上げ19:15~
開催場所:札幌市東区 モエレ沼公園
URL:https://www.moere.jp/
東北
全国花火競技大会(大曲の花火)
「大曲の花火」は日本三大花火大会の一つとして知られ、全国から花火師たちが技術を競う花火の競技大会。「昼花火」「自由玉の部」「芯入割物の部」「創造花火」の4部門があり、優秀な作品には「内閣総理大臣賞」が贈られる。人口4万人の町に、70万人もの観覧者が訪れ賑わう。
日程:2023年8月26日(土)
昼花火の部17:10~ 夜花火の部:18:50~
開催場所:秋田県大仙市大曲地区雄物川河畔(詳細未定)
打ち上げ数:1万8千発
観客数:70万人以上
URL:https://www.oomagari-hanabi.com/
仙台七夕花火祭
「仙台七夕まつり」の前夜祭として市の中心部で打ち上げられる。仙台の七夕は新暦に1カ月を足した中暦の8月に行われる。
日程:2023年8⽉5⽇(⾦)19:15~20:15
開催場所:宮城県仙台市西公園周辺
打ち上げ数:1万6千発
観客数:約50万人
URL:http://www.tanabata-hanabi.jp/
港まつり 能代の花火
1958年、第二次能代大火の復興記念としてはじまった。今年は「笑Wind~笑顔あふれる未来の街へ!~」をテーマに、1万5千発が打ち上げられる。最大玉には三尺玉が登場予定。
日程:2023年7月22日(土)19:30~
開催場所:秋田県能代市 能代港下浜ふ頭特設会場
打ち上げ数:1万5千発
観客数:20万人
URL:https://noshiro-hanabi.com/
三陸花火競技大会
三陸では、春と秋に2回花火大会が行われており、春は4月、秋は10月に開催。秋の花火大会は、三陸をあげてのさまざまなステージイベントと大規模な花火エンターテイメントショーに加えて、全国23社の花火師たちが腕を競い合う競技部門もある。
日程:2023年10月8日(日)18:00~
開催場所:高田松原運動公園(岩手県陸前高田市)
打ち上げ数:1万5千発以上
URL:https://hanabi-fireworks.shop/news/6497c32c50f81d002bf3efd0
東北未来芸術花火2023
内閣総理大臣賞を受賞した花火師たちによる「芸術玉」を中心に構成され、音楽にシンクロするように演出される「芸術花火」。地域性を取り入れた大胆な演出も魅力だ。
日程:2023年9月30日(土)18:30~
開催場所:宮城県亘理郡亘理町 鳥の海公園特設会場
打ち上げ数:1万3千発
観客数:約1万人
URL:https://www.tohokumirai.geijutsuhanabi.com/
酒田花火ショー
1929年から続く花火大会。観覧会場は全席指定。今年から「全国二尺玉花火競技大会」へと生まれ変わる。
日程:2023年8月5日(土)19:30~21:00
開催場所:山形県酒田市 最上川河川公園(出羽大橋~両羽橋間)
打ち上げ数:約1万2千発
URL:https://sakata-hanabi.com/
東京
隅田川花火大会
隅田川の河川敷で行われる、大規模な花火大会。例年は全国から100万近い観客が訪れる。1733年「両国の川開き」が由来とされ、日本最古の花火大会ともいわれる。2つの会場に分かれ、花火コンクールも行われる。
日程:2023年7月29日(土)19:00~
開催場所:桜橋下流~言問橋上流、駒形橋下流~厩橋上流
打ち上げ数:約2万発
観客数:約95万人
URL:https://www.sumidagawa-hanabi.com/
葛飾納涼花火大会
1953年から続く、葛飾区柴又の江戸川河川敷で開催される花火大会。打ち上げ場所と観客席が近く迫力があると人気だ。
日程:2023年7月25日(火)19:20~20:30
開催場所:江戸川河川敷 葛飾区柴又野球場
打ち上げ数:約1万3千発(2018年)
観客数:約70万人
URL:https://www.katsushika-kanko.com/news/660.html
立川まつり国営昭和記念公園花火大会
1尺5寸玉などの大型打ち上げ花火のほか、ワイドスターマインなど、迫力ある花火が楽しめる。広々とした公園内で観覧できる人気の花火大会。
日程:2023年7月29日(土)19:00~20:00
開催場所:昭和記念公園みんなの原っぱ
打ち上げ数:5千発
観客数:約24万人
URL:https://hanabi.tokyo-tachikawa.org/
江戸川区花火大会
2018年は両川岸で江戸川区と千葉県市川市で同時開催し、両岸あわせて約139万人もの観客数を記録した。担当する花火師は江戸時代から続く「宗家花火鍵屋(かぎや)」。「かぎや~」「たまや~」の“かぎや”なのだ。
日程:2023年8月5日(土)19:15~
開催場所:江戸川河川敷(都立篠崎公園先)
打ち上げ数:約1万4千発
観客数:約90万人(江戸川区側)
URL:https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e032/sports/kankomidokoro/hanabi/
東京湾大華火祭
1988年から始まった東京中央区主催の花火大会。2016年より、東京五輪・パラリンピックの選手村整備のため、中止となっている。2023年度再開にむけ、新たな候補地を検討中とのことだが、現在のところ開催は未定。
日程:例年8月※2016年より中止
開催場所:未定
打ち上げ数:約1万2千発
観客数:約70万人
いたばし花火大会
都内最大級の15号玉や700mの大ナイアガラの滝など、見応えのある花火で人気の花火大会。荒川対岸の「戸田橋花火大会」と同時開催されるが、2022年度はどちらも中止。
日程:2023年8月5日(土)19:00~
開催場所:板橋区 荒川河川敷
打ち上げ数:約1万2千発(戸田橋花火大会との合計)
観客数:約52万人
URL:http://itabashihanabi.jp/
神宮外苑花火大会
コンサートが開催され、花火と音楽が楽しめる花火大会。観覧会場は神宮球場、神宮軟式球場、秩父宮ラグビー場に分かれる。収益の一部は、東日本大震災、熊本地震復興支援として届けられる。
日程:2023年8月12日(土)19:30~20:30
開催場所:明治神宮外苑
打ち上げ数:1万2千発
観客数:約100万人
URL:https://www.jinguhanabi.com
たまがわ花火大会
1994年から続く世田谷区の花火大会。多摩川河川敷を会場に、対岸の川崎市「川崎市制記念多摩川花火大会」も同時開催。
日程:2023年10月21日(土)18:00~
開催場所:二子玉川緑地運動場
打ち上げ数:約6千発
観客数:約18万5千人
URL:http://www.tamagawa-hanabi.com/
関東
横浜スパークリングトワイライト
例年、海の日の前日に開催される花火大会。横浜港の氷川丸の汽笛がなると、海上から約3千発の花火が打ち上げられる。10月以降も花火が打ち上げられる。
日程:2023年7月15日(土)、10月8日(土)、12月9日(土)、12月23日(土)、12月24日(日)、2024年1月1日(土)、2月10日(土)、2月24日(土) いずれも20:00~
開催場所:山下公園
打ち上げ数:3千発
URL:https://yokohama-sparkling.com/
鎌倉花火大会
1949年から続く、鎌倉の材木座・由比ヶ浜海岸で楽しめる花火大会。船から海に投げ込む水中花火、スターマインなどが人気。2023年の開催は未定。
日程:例年7月開催
開催場所:鎌倉海岸(由比ケ浜海岸・材木座海岸)
打ち上げ数:約2,500発
観客数:約13万人
みなとみらいスマートフェスティバル
横浜最大級の花火大会。30分間で約2万発の花火を打ち上げる予定。「横浜都築太鼓」の演奏や音と花火の演出も。臨港パーク、耐震パース、横浜ハンマーヘッド9号岸壁は有料会場となる。
日程:2023年7月31日(月)19:30~20:00
開催場所:みなとみらい21地区
打ち上げ数:約2万発
URL:https://www.mmsf.jp/
戸田橋花火大会
荒川対岸の「いたばし花火大会」と同時開催されてきた花火大会。河川敷や戸田ボートコースなど会場が広いため、見応えのある尺玉が登場し人気。
日程:2023年8月5日(土)19:00~
開催場所:戸田橋上流 荒川河川敷
打ち上げ数:約1万2千発(いたばし花火大会との合計)
URL:https://www.todabashi-hanabi.jp/
あつぎ鮎まつり大花火大会
厚木市最大のイベント「あつぎ鮎まつり」の初日に行われる。相模川の河川敷で行われ、スターマイン中心の構成、フィナーレの大ナイアガラにも注目。
日程:2022年8月5日(土)19:00~20:00
開催場所:神奈川県相模川河川敷三川合流点
打ち上げ数:約1万発(予定)
URL:https://www.atsugi-kankou.jp/site/ayu-festival/
足利花火大会
1903年にはじまった北関東有数の花火大会。渡良瀬川の河川敷で毎年8月第1土曜日に開催される。尺玉やスターマイン、ナイアガラなど多彩。
日程:2023年8月5日(土)19:15~20:15
開催場所:田中橋下流渡良瀬運動公園及び河川敷
打ち上げ数:約2万発(予定)
観客数:約54万人(2019年)
URL:https://www.ashikaga-kankou.jp/event/ashikaga_hanabi
高崎まつり大花火大会
短時間で1万5千発以上の花火を打ち上げる、大迫力の花火大会。群馬で最大規模の「高崎まつり」の初日に開催される。
日程:2023年8月26日(土)、27日(日)
開催場所:群馬県烏川和田橋上流河川敷
打ち上げ数:約1万5千発
観客数:約75万人(高崎まつりと合わせて)
URL:https://www.takasaki-matsuri.jp/48/
利根川大花火大会
茨城県境町を流れる利根川河川敷で実施。
日程:2023年9月16日(土)
開催場所:茨城県境町利根川河川敷
打ち上げ数:約3万発
観客数:約20万人
URL:https://www.sakaimachi.jp/tonegawa-fireworks-festival.html
こうのす花火大会
2002年に地元の商工会青年部が手作りではじめた花火大会。大玉の打ち上げがあることで人気が高い。2023年は3尺玉や4尺玉の打ち上げが復活する。
日程:2023年10月7日(土)18:00~
開催場所:埼玉県鴻巣市 糠田(ぬかた)運動場および荒川河川敷
打ち上げ数:約1万5千発(予定)
観客数:約40万人
URL:https://kounosuhanabi.com/
土浦全国花火競技大会
1925年にはじまった花火競技大会。日本三大花火大会の一つであり、全国から気鋭の花火師が集う。10号玉の部、創作花火の部、スターマインの部があり、「スターマイン日本一」を決める大会ともいわれている。もっとも優れた花火には「内閣総理大臣賞」が贈られる。
日程:2023年11月4日(土)17:30~
開催場所:茨城県土浦市 桜川畔(学園大橋付近)
打ち上げ数:約2万発
観客数:約75万人
URL:https://www.tsuchiura-hanabi.jp/
中部
熱海海上花火大会
1952年より続く花火大会。夏だけでなく年間を通じて開催される。熱海は三面を山に囲まれたすり鉢状の地形のため、音響効果が抜群。フィナーレの「大空中ナイアガラ」はぜひ体感してほしい。
日程:2023年4月15日(土)、5月13日(土)、21日(日)、6月4日(日)、7月28日(金)、8月5日(土)、8日(火)、18日(金)、22日(火)、25日(金)、9月18日(月・祝)、9月30日(土)、10月14日(土)、11月19日(日)、12月3日(日)、23日(土)
時間:4月・5月・9月、11月・12月 20:20~20:40、7月・8月 20:20~20:45
開催場所:熱海湾、サンビーチ海水浴場など
打ち上げ数:5千発
URL:https://www.ataminews.gr.jp/event/8/
名古屋みなと祭花火大会
日程:2023年7月17日(月・祝)
開催場所:名古屋港
打ち上げ数:約3000発
URL:https://www.nagoya-port-festival.com/
安部川花火大会
静岡県最大級の花火大会。戦没者の慰霊と平和への願いをこめてはじまった。2023年で70回を迎える。
日程:2023年7月22日(土)19:30~21:00
開催場所:静岡市葵区 安倍川橋上流
打ち上げ数:1万5千発
観客数:約60万人
URL:https://www.abekawa-hanabi.com/
北国花火金沢大会
金沢市中心部の犀川緑地で行われる。スターマインや仕掛け花火のほか、フィナーレの1000発連続乱れ打ちが名物。8月5日(土)には、川北まつり北國大花火も開催される。
日程:2023年7月29日(土)19:50~
開催場所:金沢市大豆田本町の犀川緑地周辺
打ち上げ数:約1万2千発
URL:http://hk-event.jp/hanabi/
ぎふ長良川花火大会
昨年まで、7月の最終土曜日に「全国選抜長良川中日花火大会」、8月の第1土曜日に「全国花火大会」が開催されていたが、2023年より一本化される。第1回は「平和に願いを込めて」をテーマに、花火が岐阜の夜空を彩る。
日程:2023年8月11日(金・祝)
開催場所:岐阜市長良川河畔、長良橋~金華橋間
観客数:27万人
URL:https://nagara-hanabi.jp/
諏訪湖祭湖上花火大会
長野県諏訪湖で、例年8月15日に行われている花火大会。昨年は形を変えたが、今年は8月15日に開催されることに。さらに今年は、毎日20時30分から10分間打ち上がる「諏訪湖サマーナイト花火」が2023年7月28日(金)~8月27日(日)まで開催される(8月15日は除く)。
日程:2023年8月15日(月)19:00~
開催場所:諏訪市湖畔公園前 諏訪湖 初島及び台船
観客数:約50万人(2019年)
URL:https://suwako-hanabi.com/kojyou/
長岡花火
日本三大花火の一つとして知られる「長岡花火」は、1945年8月1日の長岡空襲で亡くなった方への慰霊と復興を願ってはじまった。そのため、毎年8月2日、3日に開催される。正三尺玉や大型のフェニックスなど大型の花火が打ち上げられる。
日程:2023年8月2日(水)、3日(木)19:20~21:10
開催場所:新潟県長岡市 信濃川河川敷
打ち上げ数:約2万発(2日間)
観客数:約100万人(2日間)
URL:https://nagaokamatsuri.com
神明の花火
山梨県を代表する花火大会。甲州の花火は武田氏時代の「のろし」にはじまると言われ、市川での花火の生産は江戸時代に全盛期を迎えた。2万発の花火と2尺玉の打ち上げが目玉。毎年8月7日(花火の日)に開催されている。今年のテーマは「新時代への狼煙~未来を照らす華となれ~」。
日程:2023年8月7日(月)19:15~
開催場所:山梨県西八代郡市川三郷町 笛吹川河畔
打ち上げ数:約2万発
観客数:約20万人
URL:http://www.town.ichikawamisato.yamanashi.jp/shinmei/
ふくろい遠州の花火
花火の町ふくろいで行われる、全国花火名人選抜競技大会。全国屈指の花火大会で約40万人が訪れる。迫力たっぷりで、伝統芸術花火や高音質な音楽との相乗効果が魅力だ。
日程:2023年7月29日(土)
開催場所:静岡県袋井市 原野谷川親水公園
打ち上げ数:約2万5千発
観客数:約40万人
URL:https://www.fukuroi-hanabi.jp
【見送り】信州 諏訪湖の花火 全国新作花火競技大会
日程:2023年は開催見送り
開催場所:諏訪市上諏訪温泉 諏訪湖畔
打ち上げ数:約1万8千発
観客数:約25万人
URL:https://suwako-hanabi.com
浅原神社秋季例大祭奉納大煙火(片貝まつり)
三尺玉発祥の地としても知られる片貝町で、400年以上も続く「片貝まつり」。浅原神社の秋の例大祭として行われ、花火が奉納される。世界最大級の四尺玉の打ち上げは大迫力。桟敷席の販売もあり。
日程:2023年9月9日(土)、10日(日)19:30~22:00
開催場所:片貝町浅原神社裏手
打ち上げ数:1万5千発(2日間)
観客数:18~20万人
URL:https://katakaimachi-enkakyokai.info/
近畿
スターライトイリュージョン
テーマパークの「ポルトヨーロッパ」などがある「和歌山マリーナシティ」で、音楽とともに約10分間打ち上げられる花火ショー。2023年は扇演出と毎回打ち上がる尺玉が見どころ。
日程:2023年7月16日(日)、8月6日(日)、11日(金・祝)~15日(火)、20日(日)20:00~
9月17(日)、23日(土・祝)19:30~
開催場所:和歌山マリーナシティ 西側防波堤
URL:https://www.marinacity.com/porto/event/event-121772/
天神祭奉納花火
大阪の夏の風物詩「天神祭」の奉納花火が4年ぶりに復活。大川に繰り出す大舟団のかがり火と夜空を彩る花火が美しく幻想的。
日程:2023年7月25日
開催場所:大阪市 川崎公園・桜之宮公園
打ち上げ数:約5千発
観客数:約130万人
URL:https://osakatemmangu.or.jp/saijireki/tjm
桑名水郷花火大会
昭和9年に伊勢大橋完成記念として始まった花火大会。美しい二尺玉の打ち上げや、圧巻の水中スターマインが人気で、揖斐川の中州から打ち上げられる。
日程:2023年7月29日(土)19:30~20:25
開催場所:桑名市 揖斐川河畔・中州(鍋屋堤)
打ち上げ数:1万発
観客数:約20万人
URL:https://www.city.kuwana.lg.jp/kanko/event/summer/summer008.html
【開催未定】PL花火大会
日程:例年8月1日開催
開催場所:光丘カントリー倶楽部
打ち上げ数:約2万発
観客数:約30万人
熊野大花火大会
300年以上の歴史がある花火大会。全速力で走る船から花火を投げ入れる「海上自爆」、鉄骨製のイカダで爆発させる「三尺玉海上自爆」、鬼ヶ城の洞窟からの響鳴音がとどろく「鬼ヶ城大仕掛け」など、地形をいかした花火が見どころ。
日程:2023年8月17日(木)
開催場所:三重県熊野市 七里御浜海岸
打ち上げ数:約1万発
観客数:約17万人
URL:https://www.kumano-kankou.info/kumano-fireworks/
なにわ淀川花火大会
淀川と地域の住民と手作りで作り上げる花火大会。圧倒的なボリュームの水中花火は見どころの一つ。混雑が予想されるため、協賛観覧席がおすすめ。
日程:2023年8月5日(土)19:30~20:30
開催場所:新御堂筋淀川鉄橋より下流国道2号線までの淀川河川敷
打ち上げ数:不明
観客数:約60万人
URL:https://www.yodohanabi.com
みなとHANABI-2023-神戸を彩る5日間
これまで8月に神戸港で開催されていた大規模な花火大会が、昨年より形を変え、10月の平日5日間、約10分間花火を打ち上げる形に変更。花火に加えて、イルミネーションなど夜の美しい景色が楽しめるイベントに。
日程:2023年10月16日(月)~20日(金)18:30~18:40
開催場所:メリケンパーク沖
打ち上げ数:700発(1日)
URL:https://minatohanabi.jp
中国・四国
あしずりまつり 納涼花火大会
「あしずりまつり」をしめくくる花火大会。コロナ禍で中止になっていた「あしずり踊り」が今年は復活する予定。迫力ある水上花火が人気だ。
日程:2023年8月5日(土)20:00~
開催場所:徳島県土佐清水市 清水港付近
打ち上げ数:約1万発
観客数:約4万人
URL:http://ashizuri-fes.com/
【2023年中止】広島みなと 夢 花火大会
日程:例年7月第4土曜
開催場所:広島市南区 広島港1万トンバース
打ち上げ数:約1万発
観客数:約44万人
URL:https://www.city.hiroshima.lg.jp/houdou/houdou/310430.html
松山港まつり 三津浜花火大会
四国最大規模とも言われる花火大会。台船から打ち上げられるスターマイン、水中花火、クライマックスには特大の15号玉も登場予定。
日程:2023年8月5日(土)20:00~21:00
開催場所:愛媛県松山市三津ふ頭
打ち上げ数:約1万2千発
観客数:20万人
URL:http://mitsuhama.net/hanabi/
おんまく花火
めちゃくちゃ、おもいっきりという意味がある“おんまく”祭りのフィナーレを飾る花火大会。2尺玉、ワイドスターマイン、V字スターマインのほか、名物の尺玉100連発と大迫力だ。
日程:2023年8月6日(日)20:00~21:00
開催場所:愛媛県今治市 今治港防波堤
打ち上げ数:約1万発
観客数:約28万人
URL:http://www.onmaku.jp/
関門海峡花火大会(下関側)
海峡を挟んで福岡県の門司と山口県の下関の両岸で開催され、1万5千発の打ち上げ数を誇る大型花火大会。メイン会場は有料チャリティー席となる。下関側からの花火は、一尺半玉、水中花火、フェニックスが名物。
日程:2022年8月13日(日)19:50~20:20
開催場所:あるかぽーと下関及び海峡ゆめタワー前(22号岸壁)・カモンワーフ・唐戸市場前
打ち上げ数:1万5千発(両岸合わせて)
URL:http://shimonoseki21c.jp/hanabi.html
福山夏まつり「あしだ川花火大会」~福山まちじゅう花火~
例年「福山夏まつり」で「あしだ川花火大会」として開催されていた大会が、コロナ禍を経て復活。
日程:2023年8月15日(火)19:30~20:45
開催場所:芦田川
URL:https://rcc.jp/event/2023/fukuyama-natsumatsuri/
にし阿波の花火
2019年より始まった全国の花火師による競技大会。四国花火の発祥といわれる「阿波花火」の伝統と、現代の技術による新作や音楽とのシンクロを楽しむスターマインなど、約2万発が打ち上げられた。
日程:例年は10月に実施 ※2023年は未定
開催場所:徳島県三好市 三野健康防災公園
打ち上げ数:約2万発
観客数:約5万人
URL:https://www.awahanabi.com
九州
わっしょい百万大花火
2022年は「わっしょい百万夏まつり前夜祭」として実施。「SUGOI花火 B’z ULTRA FIREWORKS 2022-2023(https://bz-hanabi.com/)」との共催により、ロックバンド「B’z」の音楽とシンクロした花火が楽しめる。
日程:2023年8月4日(金)20:00~21:00
開催場所:ミクニワールドスタジアム北九州
打ち上げ数:約1万4千発
観客数:約30万人
URL:https://wasshoi.info/
関門海峡花火大会(門司側)
関門海峡を挟み、福岡県の門司と山口県の下関で同時開催される花火大会。全国で珍しいボランティア主催の大会で、2023年で36回を迎える。
日程:2023年8月13日(日)19:50~20:20
開催場所:門司 海峡ドラマシップ周辺
打ち上げ数:約1万5千発(両岸合わせて)
URL:https://kanmon-hanabi.love/
やつしろ全国花火競技大会
10号玉の部、5号玉の部、スターマインの部の3部門で競技する花火大会。ミュージック花火なども楽しめる。
日程:2023年10月21日(土)18:00~20:15
開催場所:八代市球磨川河川緑地(新萩原橋上流)
打ち上げ数:約1万4千発
観客数:約30万人
URL:https://www.kinasse-yatsushiro.jp/hanabi/
今年の花火大会で夏を楽しもう
ここ数年新型コロナウイルス感染症の影響で中止になる花火大会も多かったが、今年は復活する大会が多く、久々に夏の風物詩を満喫できるだろう。暑い夏の夜は、風に吹かれながら、夜空に咲く大輪の花を楽しんでみてはいかがだろうか。
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