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【群馬県】観光スポットおすすめ20選!【2024年最新版】

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関東北西部に位置する群馬県。赤城山やこんにゃくパークをはじめとする人気観光名所や、日本三名湯とされる草津温泉や伊香保温泉などの名湯、歴史文化施設など、多彩な魅力が満載の地域だ。

 
この記事では、

 
・群馬県で観光すべきスポット
・群馬県内のエリアごとの特徴

 
を紹介していく。

 
これを読めば、自分の好みにあった群馬のスポットを見つけられるはず。

 
それぞれのスポットには興味にあわせたジャンルがわかるマークもつけているので、参考にしてもらえたら嬉しい。

 

群馬の観光を楽しみたい!

日本列島のほぼ中央、関東の北西部に位置する群馬県。県の西側と北側の地域には山々が連なり、南東部の地域は関東平野に開けた内陸県である。群馬県民が子どもの頃から親しむ郷土かるたの「上毛かるた」で「つる舞う形の群馬県」とうたわれているように、頭を南東に、翼を北西・南西方向に広げた鶴の形によく似た形に例えられる。

 
県の人口の7割近くが、東南部の関東平野に集まっており、前橋市、高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市、館林市などの主要都市が点在。かつての東国文化の中心地で、古くから受け継がれてきた文化・風俗も多い。今も、それぞれの市が伝統産業や食文化を大事に受け継いでおり、それぞれ独特の街の風情を感じることができる。

 
一方、北西部は山岳地帯で、夏は冷涼な気候で避暑地として、また登山やハイキングなどのアウトドアアクティビティが盛んな地でもある。冬は季節風の影響で雪が多く降ることからスキーなどウィンタースポーツで人気だ。

 
そして、群馬県を語るうえで外せないのが温泉の数々。草津を筆頭に伊香保、四万、水上といった関東を代表する温泉地はもとより、県内各所に温泉が点在。それぞれが、長い年月の間に培ってきた独自の温泉情緒が感じられる。

 
豊かな自然と温泉、独自の文化や伝統の食など、内陸県・群馬ならではの魅力を堪能しに出かけてみたい。

 

前橋・桐生エリア

県内中央から東部にかけてのエリア。上毛三山のひとつ赤城山のお膝元であり、階段街で知られる伊香保温泉もこのエリアに。県内では気候が穏やかなエリアであり、四季折々の花々なども楽しめる。

 

赤城山(あかぎやま)

 
榛名山、妙義山とともに上毛三山のひとつに数えられる赤城山。実は赤城山という峰はなく、標高1,828mの黒檜山(くろびさん)を主峰に、駒ケ岳、地蔵岳、荒山、鍋割山、鈴ヶ岳、長七郎山からなるカルデラ湖を含む複成火山の総称である。中央のカルデラの周囲をこれらの峰々が取り囲んでおり、その外側は広い裾野になっており、前橋市、桐生市、みどり市、沼田市、渋川市、利根郡昭和村の5市1村に広がっている。

 
山頂のカルデラ湖である大沼の周囲は赤城ならではの植生が見られるほか、ボートやワカサギ釣り、湖岸でのキャンプなどを楽しむことができる。また、大沼から700m離れたところにある覚満淵(かくまんぶち)は、かつて大沼の一部をなした小さな湖沼で、湿原ではミズバショウや高山植物が観察できる。

 
ビギナーから中級者まで楽しめる豊富な登山コースが整備されているほか、カタクリやシラネアオイなどが咲き乱れる赤城自然園や、北関東一の高さを誇るオランダ型風車が目印の道の駅ぐりーんふらわー牧場・大胡など、裾野一帯に自然を満喫できるスポットが点在する。

 

赤城山|
住所:前橋市富士見町赤城山
URL:https://www.akagi-trip.com/

 

カネコ種苗ぐんまフラワーパーク

▲出典:カネコ種苗ぐんまフラワーパークURL

 
赤城山南面の裾野の広大な敷地に広がる花のテーマパーク。約6,000平方メートルのフラトピア大花壇をはじめ、ラン、熱帯花木、ベゴニア、サボテンの温室、季節替わりのイベント温室、庭園エリア、キッズエリアなどからなる。

 
春先、フラトピア大花壇で咲き誇る20万球のチューリップやバラ、ダリア、アザレアなど季節ごとの花々が鑑賞できるほか、日本夜景遺産に認定されている冬季限定のイルミネーションも見応えたっぷりだ。

 
園内を20分かけて回るチュウチュウトレイン、キッズエリアのアスレチック、赤城山麓の大自然が一望できる高さ18mのパークタワーなどもあり、子どもから大人まで楽しめる。

 

カネコ種苗ぐんまフラワーパーク|
住所:前橋市柏倉町2471-7
URL:http://www.flower-park.jp/
※2023年3月20日から2025年3月末までリニューアル工事で休園の予定

 

伊香保温泉

 
榛名山の中腹、標高約700mの付近に位置する伊香保温泉。古くは『万葉集』や『古今集』にもその名が見え、南北朝時代からは多くの人に愛されたことが記録に残る。伊香保のシンボルである石段街が初めて造られたのは400年ほど前とされ、以後2度の改修を経て現在の姿に。その階段数は365段となっている。

 
石段の両脇には、温泉旅館のほか、温泉まんじゅうの店や土産物店、飲食店、レトロな遊技場などが並び、無料の足湯なども。浴衣に半纏姿の観光客が行き交い、独得の風情を醸している。また、階段周辺には伊香保神社や河鹿橋などの名所や石段の湯、伊香保温泉露天風呂などの立ち寄り湯も点在する。

 

伊香保温泉|
住所:渋川市伊香保町伊香保
URL:https://ikaho-kankou.com/

 

吾妻エリア

渓谷や高原、湿原など雄大な自然に出会えるエリア。50年の歳月をかけて完成した八ッ場ダムや火山噴火のつくり出した奇景を楽しめる鬼押出し園なども。また、温泉大国ぐんまを代表するエリアでもあり、草津・四万の両温泉がこの地域に。

 

ロックハート城

 
日本ロマンチック街道沿いの約10万平方メートルの敷地に、ヨーロッパから移築された城館や石造りの教会などにより中世ヨーロッパの街並みを再現した石のテーマパーク。

 
メイン施設であるロックハート城は、スコットランドで1829年に建設されたもので、1987年から6年の歳月をかけて日本で移築・復元。ヨーロッパの本物の城館を移築したのは日本で初めてのこと。重厚な雰囲気の街並みでは、結婚式を挙げられるほか、ライブ会場やドラマのロケ地としても利用されており、多くのテレビ番組でその姿が登場している。

 
園内は城館、教会のほか、恐竜化石に触れられる博物館や多数のギャラリー、欧州田舎料理や地ビールが味わえるレストラン、ショップなどで構成。さらに、四季折々の花が楽しめるイングリッシュガーデンも。500着以上のドレスの中からお気に入りの一着を選び、ティアラを付けて記念撮影ができる「プリンセス体験」も人気だ。

 

ロックハート城|
住所:吾妻郡高山村5583-1
URL:https://lockheart.info/

 

鬼押出し園

 
1783(天明3)年の浅間山の噴火により流れ出た溶岩が、冷え固まりつくり出した光景を楽しめる公園。名前の由来は、火口の中で鬼が暴れ、岩を押し出すことで噴火が起こったという言い伝えから。

 
園内には、高山植物観察コース(700m)や奥の院参道(1,200m)といった順路が設定されており、巨大な溶岩がゴロゴロと転がっている奇勝を楽しめるほか、夏には溶岩の間から顔を出す高山植物、秋には紅葉も楽しむことができる。また、晴天の日には、はるか北にアルプス連峰や谷川連峰、日光男体山などの絶景も望める。

 

鬼押出し園|
住所:吾妻郡嬬恋村鎌原1053
URL:https://www.princehotels.co.jp/amuse/onioshidashi/

 

四万温泉(しまおんせん)

 
上信越高原国立公園の中にあり、周囲を山々に囲まれ、四万川の清流に沿って日向見、ゆずりは、新湯、山口、温泉口と5つの地区が細長く連なり温泉街を形成。「四万(よんまん)の病を癒す霊泉」であるとする伝説が名前の由来とされ、古くは鎌倉時代から知られていたという古湯である。胃腸の調子を整える湯として知られ、峩々温泉(宮城県)、湯平温泉(大分県)と並ぶ「日本三大胃腸病の名湯」とも呼ばれている。

 
古くからの湯治場の雰囲気を色濃く残し、喫茶店や遊技場など昭和レトロな店舗が点在するのも四万温泉ならでは。日向見薬師の足湯、山口川音の足湯、御夢想の湯や四万清流の湯などの共同浴場などで温泉を楽しめるほか、飲泉所も各所に点在する。

 
また、四万温泉の一番奥に位置する奥四万湖と、四万温泉の入口に位置する四万湖は、「四万ブルー」と呼ばれる幻想的なコバルトブルーの湖水で有名。湖面ではカヌーツアーが楽しめ、秋には周囲の広葉樹がいっせいに紅葉する絶景も見逃せない。

 

四万温泉|
住所:吾妻郡中之条町四万
URL:https://nakanojo-kanko.jp/shima/

 

草津温泉

 
「日本三名湯」「天下の名湯」など多くの肩書で知られる日本を代表する名泉。室町時代にはすでにその名が天下にとどろいており、江戸時代になると温泉番付の常に最高位に位置していたほど。現在は、100以上もの旅館、ホテルが集まる一大温泉街を形成している。

 
自然湧出量は毎分3万2,300リットルと日本一。その象徴ともいえるのが、温泉の中心地にあり、あたり一面を湯けむりがおおい、硫黄臭が立ち込める湯畑。ここだけで、毎分4,000リットルが湧出しており、7本の木樋から音を立てて流れる湯滝は圧巻。

 
古くは「恋の病以外ならどんな病気でも治る」といわれ、美肌効果の高い温泉は、宿以外に草津三湯で楽しむのがオススメ。「大滝乃湯」は、草津温泉でも貴重な煮川源泉をかけ流しで堪能でき、大浴場や湯滝のある露天風呂など施設も従事。湯畑近くの「御座之湯」は江戸~明治の建物を再現しており湯畑源泉と万代鉱源泉の2種が楽しめる。そして「西の河原露天風呂」は、大自然に囲まれた大スケールの露天風呂で、開放感たっぷりの湯浴みができる。

 
そして、草津名物「湯もみ」が楽しめるのが「熱乃湯」。草津節にのせて、高温の源泉を六尺板でかき混ぜる伝統のショーを披露している。実際に湯もみを体験することも可能だ。

 

草津温泉|
住所:吾妻郡草津町草津
URL:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/top.php

 

吾妻峡

 
吾妻川にかかる、ふれあい大橋から上流の新蓬莱までの約2.5kmの渓谷で、国指定名勝「吾妻峡」として登録されている。太古に火山から吹き出た溶岩を、吾妻川の水が長い時の流れのなかで侵食して形成されたとされる。同様の成り立ちをもつ大分県北部の名勝、耶馬渓にまさるとも劣らないと、関東の耶馬渓の異名も。

 
懸崖や奇石、滝など変化に富んだ自然の造形が連続。独特の渓谷美が堪能できる。ハイキングコースが整備されており、春先のミツバツツジ、GW頃の新緑をはじめ四季折々の景観が楽しめる。なかでもカエデ、クヌギ、イヌシデなどがいっせいに色づく秋は最高のシーズンだ。

 
近隣には、八ッ場ダム建設で付け替えられたJR吾妻線廃線敷きを利用した自転車型トロッコ散策「吾妻峡レールバイクA-Gattan(アガッタン)」があり、眼下に伸びる吾妻峡の景色を堪能できる。渓谷美を楽しんだ後は、道の駅「あがつま峡」の天狗の湯でのリフレッシュしてみては。。

 

吾妻峡|
住所:吾妻郡東吾妻町、長野原町
URL:http://www.tohgoku.or.jp/~aysk/

 

八ッ場ダム(やんばだむ)

 
利根川の支流・吾妻川(あがつまがわ)の中流部に位置する重力式コンクリートダム。1970(昭和45)年の着工から50年を経た2020年に完成。利根川の氾濫による洪水被害を防ぐとともに首都圏の生活用水や工業用水の確保および発電を目的とする。

 
ダム湖は八ッ場あがつま湖と命名され、ダム完成以降、湖と周囲の景観が描く雄大な自然の楽しめるスポットとして人気に。高台にある「やんば見放台」は壮大なダムの姿や湖にかかる八ッ場大橋などを高い位置から眺めることができる。また、ダム湖周囲を歩いて回ることも可能で、全長4.6kmのコースが設定されている。

 
近隣には、国指定の名勝吾妻峡や源頼朝が発見したと伝えられ、ダム建設に伴いダム湖畔に移転、再建された川原湯温泉などの観光スポットも点在する。

 

八ッ場ダム|
住所:群馬県吾妻郡長野原町与喜屋
URL:https://www.ktr.mlit.go.jp/tonedamu/

 

高崎・藤岡エリア

県西部にあたるエリアで、貴重な文化遺産が数多く残ることで知られる。その代表ともいえるのが、世界遺産に登録された富岡製糸場。また、上毛三山の妙義山、榛名山もこのエリアにある。

 

妙義山

 
富岡市・安中市・下仁田町にまたがり、白雲山・金洞山・金鶏山・相馬岳・御岳などからなる妙義山。榛名山・赤城山と並び上毛三山のひとつに数えられるとともに、ゴツゴツとした岩が独得の稜線を描く様から、九州の耶馬渓、四国の寒霞渓と並ぶ日本三大奇勝のひとつにも数えられる。

 
多くのハイキング、登山ルートが整備されており、荒々しい岩肌や奇岩の数々、関東平野を見渡す景色などが楽しめる。なかでも初夏の新緑と秋の紅葉の時期の景観は素晴らしく、春先に約45種類5,000本の桜が咲く「さくらの里」も人気。

 
また、妙義山の主峰・白雲山の東山麓にある「妙義神社」は、537年に創建された古社で、「上毛の日光」の異名をもつ豪華な装飾が施された本社や総門、唐門などは必見。ぜひ参拝に訪れたい。

 

妙義山|
住所:富岡市妙義町妙義
URL:http://www.tomioka-silk.jp/spot/sightseeing/detail/mt-Myogi.html

 

榛名山

 
上毛三山のひとつで、その美しい姿から榛名富士の名で親しまれる。標高1,449mの掃部ヶ岳(かもんがだけ)をはじめ、多くの山々からなり、榛名湖を囲む外輪山があり、中央火口丘に榛名富士が鎮座。

 
標高1,100mの地点にあるカルデラ湖の榛名湖は、日本で2番めに標高の高い天空の湖として知られ、周囲の大自然と湖が四季折々美しい景観を描く。アウトドアスポットとしても人気で、ボートや遊覧船、オートキャンプなどを楽しむことができる。

 
榛名湖の湖畔から榛名富士山頂までは榛名山ロープウェイが運行。周囲の山々を眺めながら約3分の空の旅で手軽に頂上に立つことができる。また、榛名山の中腹には、関東屈指のパワースポットとして知られる榛名神社が鎮座。奇岩に囲まれた境内は独特な雰囲気に包まれており、強力な願望実現パワーの一端に触れられるかも。

 

榛名山|
住所:高崎市榛名湖町
URL:http://harunavi.jp/

 

富岡製糸場

 
1872(明治5)年、明治政府が日本の近代化のために設立した、日本で最初の官営模範製糸場。フランス人の製糸技術者ブリュナが指導のもと建てられた当初の建物は、木の骨組みに煉瓦で壁を積み上げる「木骨煉瓦造」で、現在もほぼその原型が残っている。

 
2014年に、日本近代産業発祥の地として世界遺産に登録。国宝に指定されている「繰糸所」「東置繭所」、重要文化財の「首長館」「蒸気釜所」「検査人館」はじめ多くの施設が現存。施設内の見学は、ガイドツアーやスマートフォンを用いてガイドを聞くことができるなど充実。先人たちの努力のあとを実感できる。

 

富岡製糸場|
住所:富岡市富岡1-1
URL:http://www.tomioka-silk.jp/tomioka-silk-mill/

 

こんにゃくパーク

 
こんにゃく生産量で日本1位を誇る群馬県ならではの、こんにゃくをテーマとした体験施設。こんにゃく生産規模国内トップクラスのヨコオデイリーフーズが運営する。施設内は、こんにゃく・しらたき工場ゾーン、ゼリー工場ゾーン、バイキング・おみやげゾーンの3つのゾーンで構成。

 
工場見学は、板こんにゃく、しらたき、ゼリーの3つの製造ラインで可能。オートメーションシステムで流れるように作られていく様子に、目がくぎ付けに。見学後は、こんにゃくパークで作られたこんにゃく料理の数々がすべて無料で食べ放題の「こんにゃくバイキング」へ。日替わりのイベントメニューや季節ごとのメニューもあり、こんにゃくのおいしさを存分に味わえる。

 
また、有料の体験コースは、手作りこんにゃくゼリーフルーツ体験、こんにゃくカラーマジック体験、手作りこんにゃく体験の3コースあり、大人も子ども(小学生以上)も参加可能。お土産コーナーで毎日開催されている「こんにゃく詰め放題」「ゼリー詰め放題」も見逃せない。

 

こんにゃくパーク|
住所:甘楽郡甘楽町小幡204-1
URL:https://konnyaku-park.com/

 

伊勢崎・太田エリア

群馬を代表する都市エリアのひとつであり、古くからのよき伝統が残るエリア。江戸時代から知られたツツジの名所・つつじが岡公園や分福茶釜で知られる茂林寺もこの地域にある。

 

つつじが岡公園

 
5万平方メートル近い園内に、毎春100余品種、約1万株のツツジが咲き誇る日本でも有数のツツジの公園。周辺は、古代より野生のヤマツツジの群生地として知られ、江戸時代になると歴代の館山城主が各地のツツジを移植するなどして園を整備。明治維新後に荒廃した時期もあるが、その後復興。明治、大正、昭和とツツジの移植や公園整備が続き、文字通りの名所になった。

 
こうした歴史もあり、園内には樹齢800年超にもなるヤマツツジの巨樹群や江戸キリシマ古木群など貴重なツツジが多種あり、スペースシャトルに搭載された「宇宙ツツジ」なども。新品種として館林市のオリジナル品種も登録されている。

 
見どころは「躑躅ヶ岡」の名で国の名勝に指定されている、通称「花山」というエリアをはじめ、園内各所に。3Dの映像に振動やミスト、風などが加わった4Dシアターのある「つつじ映像学習館」、春はツツジ、夏は花ハスの景観を、遊覧船でのクルージングにて楽しむことができる「城沼」、約1万平方メートルある「大芝生広場」など、さまざま楽しみ方ができる。

 

つつじが岡公園|
住所:館林市花山町3181
URL:https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/tsutsuji/

 

茂林寺

 
1426年に創建された曹洞宗の寺院で、たぬきが茶釜に化けるおとぎ話「ぶんぶく茶釜」の寺として知られる。もともとは、1570年に茂林寺で催された千人法会の際、大勢の客をもてなすために必要だった湯釜にまつわる逸話が原型。これを明治・大正期の作家・巖谷小波がおとぎ話にして『分福茶釜』として出版したことから、広く知られるように。

 
1468年建立の黒門から続く参道では、21のたぬき像がずらりと並び、めいめいユーモラスな姿でお出迎え。本堂では、寺伝に登場する『分福茶釜』を間近に見ることもできる。また、「たぬき=他抜き」にあやかった必勝祈願のお守りもぜひ入手したいもの。近隣には、群馬県の天然記念物に指定されている「茂林寺沼及び低地湿原」のある「茂林寺公園」もあり、あわせて観光するのもおすすめだ。

 

茂林寺|
住所:館林市堀工町1570
URL:https://morinji.com/

 

利根・沼田エリア

県北西部、谷川連峰や吹割の滝、尾瀬ヶ原など全国的にも希少な自然に恵まれたエリア。利根川上流でのリバースポーツやウィンタースポーツの数々など大自然を満喫できるアクティビティが各所に。アクティビティの後は水上温泉をはじめとした渓谷沿いの温泉へ。

 

たんばらラベンダーパーク

 
標高1,300m、夏は避暑、冬はスキーで知られる玉原(たんばら)高原。そのスキー場のゲレンデに毎夏オープンする「たんばらラベンダーパーク」。約20万平方メートル園内には、約5万株のさまざま種類のラベンダーが次々と開花して、一面紫色の開放感あふれる景観を描き出す。

 
ラベンダーは早咲き、中咲き、遅咲きとさまざま種類を栽培。7月上旬より早咲きの「こいむらさき」、中咲きの「ナナナリサワ」、そして、「グロッソ」という順番に咲いていくので、長い期間にわたりラベンダーを楽しむことができる。

 
期間中はリフトも稼働しているので、ラベンダー畑や高原の木々を見下ろしながらの空中散歩ができるほか、花摘み体験やラベンダーを使用したオリジナルメニューや園内のラベンダーから抽出した成分を使用した商品などのショッピングも楽しめる。

 

たんばらラベンダーパーク|
住所:沼田市玉原高原
URL:https://www.tambara.co.jp/lavenderpark/

 

水上温泉

 
谷川岳の麓を流れる利根川上流の渓流沿いに、所狭しと旅館が軒を連ねる温泉郷。草津、伊香保、四万などと並ぶ群馬県下有数の温泉地。開湯は永禄年間(1558~1570)と伝わる古湯。歌人・若山牧水の「みなかみ紀行」で広く知られるようになり、太宰治、北原白秋、与謝野晶子はじめ多くの文人墨客が訪れている。

 
古き良き温泉街の風情と雄大な渓谷美を描く自然の調和が、水上温泉の大きな特徴。近隣の諏訪峡は、奇岩や文学碑が点在する名勝。渓流沿いには遊歩道も整備されており、渓流を楽しめるほか、秋には見事な紅葉を愛でることができる。また、夜になると利根川にかかる水上橋や湯原橋がライトアップされ、幻想的な風景が広がる。

 
温泉はカルシウム硫酸塩泉で、風呂上がりに肌がツルツルになるという美人の湯。旅館のほか、町営の温泉施設「湯テルメ・谷川」や足湯のある「ふれあい交流館」などでも楽しむことができる。

 

水上温泉|
住所:みなかみ町
URL:http://www.enjoy-minakami.jp/spagroup.php?itemid=132

 

尾瀬ヶ原

 
尾瀬とは、群馬、新潟、福島の三県にまたがり、尾瀬ヶ原と尾瀬沼を中心に、日本百名山の至仏山(しぶつさん)、燧ヶ岳(ひうちがたけ)の山々に囲まれた盆地の総称。日本有数の高層湿原であり、国立公園、国の特別天然記念物、ラムサール条約湿地に指定されている。

 
中でも西側にあたる「尾瀬ヶ原」は、東西約6km、南北約2kmの広大な湿原でハイカー憧れの地。例年5月上旬までは雪で覆われ、雪解けは5月中旬、初冠雪は10月末頃。シーズン中は、ミズバショウに始まり、ワタスゲレンゲツツジ、アヤメの群落、草紅葉と、いつ出かけても見どころに事欠かない。日帰りハイキングも可能だが、夕暮れや早朝の荘厳な雰囲気や満点の夜空を楽しめる山小屋泊の日程がおすすめだ。

 

尾瀬ヶ原|
住所:片品村
URL:https://www.oze-fnd.or.jp/

 

吹割の滝(ふきわれのたき)

 
約1.5kmにわたって奇岩が続く片品渓谷にかかる名瀑。高さ約7m、幅約30mにおよび、浸食でできたV字の谷に向かって、三方向から滝が勢いよくごうごうと落下、飛散する姿から東洋のナイアガラとも称されている。名前の由来は、凝灰岩・花崗岩の川床上を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸蝕し多数の割れ目を生じさせ、まるで巨大な岩が吹き割れたように見えるところから。

 
周辺には遊歩道が整備されており、「鱒飛の滝」の壮絶な景観や「獅子岩」と呼ばれる岩壁群、「般若岩」などの奇景、歴史ある「浮島観音堂」、そし「浮島橋」「観瀑台」からの眺めなど、数多くの見どころで独特の渓谷美が楽しめる。

 

吹割の滝|
住所:沼田市利根町追貝
URL:https://www.numata-kankou.jp/fukiwarenotaki/

 

谷川岳

 
群馬と新潟の県境、いわゆる上越国境に位置する三国山脈の一座で、日本百名山のひとつ。標高1,977mの「オキの耳」、標高1,963mの「トマの耳」からなる双耳峰で、南側から見る2つのピークはまるで猫の耳のようだともいわれている。

 
JR土合駅から気軽にアクセスでき、ビギナーから上級者用まで多彩な登山コースを有することから多くの登山者が訪れる。美しさとともに地形の峻厳さでも知られ、中でも険しい一ノ倉沢はロッククライミングの聖地として有名だ。天候の移り変わりが激しく、危険箇所も多いので、必要十分な装備とともに、ビギナーは経験者の同伴をおすすめしたい。

 

谷川岳|
住所:利根郡みなかみ町湯檜曽湯吹山国有林
URL:http://www.enjoy-minakami.jp/

 

まとめ

群馬の観光では、自然、食、温泉、歴史文化と、一度の旅では味わいきれない魅力を県内の各エリアで満喫できるだろう。季節や目的、滞在期間などにあわせたプランで、群馬の旅をぜひ楽しんでほしい。

 
 

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