旅の+one

温泉の国の人だもの【@TRAVEL GOODS】

撮影/安永ケンタウロス イラスト/俵拓也

古くは紀元前、古代ギリシャやローマ時代から人々に愛されてきた温泉。近年では、漫画『テルマエ・ロマエ』などでも描かれているように、温泉好きで有名だった古代ローマ人。ただ、彼らに負けず劣らず、われわれ日本人も遥か昔から温泉と親しんできました。温泉地にまつわる神話が数多く残されており、また、『日本書紀』や『万葉集』などの文献にも温泉の存在が記録されています。

 
そんな日本に数ある温泉地のなかでも、源泉数、湧出量共に日本一を誇る国内有数の温泉地が大分県の別府温泉です。『豊後国風土記』に、現在の「血の池地獄」についての記述があり、後の鎌倉時代には、元寇の際に負傷した武士のための療養所が、大友頼泰によって作られました。さらに、江戸時代の元禄期には温泉街が形成され人々で賑わい、また、幕府の専売品だった明礬(湯の花)の生産もほぼ独占的にこの地で行っていました。

 
さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは、長年伝わってきた別府の湯の花の成分をじっくりと抽出、精製することで、療養泉と定義される濃度の約1,000倍もの温泉成分を含む湯の花エキスを配合した薬用入浴剤「湯躍」です。湯躍は、およそ70年前、創業者である佐分利清一氏が「豊かな温泉の恵みを誰もが使えるようにしよう」と、その後11年もの歳月をかけて研究を重ね、完成させた入浴剤。もともと強酸性の湯の花エキスに、肌に優しく滑らかな泉質のアルカリ性温泉成分を掛け合わせ、さらには、特有の臭いを放ち風呂釜や浴槽を傷める硫黄を取り除いています。無香料に加えて、3種類の香りの展開も。

 
まだまだ、寒さがこたえる冬の季節が続きますが、旅先のホテルやご家庭のお風呂が、この入浴剤一つで本物の温泉気分に。日々、外で冷え切った体を癒やす湯治を気軽に楽しんでみませんか?

 

ヤングビーナス薬品工業「湯躍」
全4種 60g×7包
各1,430円(税込)
URL:yuyaku-toji.jp

 
山田 遊
やまだ ゆう/バイヤー、監修者。2007年、method(メソッド)を立ち上げ、フリーランスのバイヤーとして、空港内のショップも含め、国内外で数多くの店づくりに携わる。著書に、『デザインとセンスで売れる ショップ成功のメソッド』(誠文堂新光社)など。

 

(SKYWARD2020年2月号掲載)
※記載の情報は2020年2月現在のものであり、実際の情報とは異なる場合がございます。掲載された内容による損害等については、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
※最新の運航状況はJAL Webサイトをご確認ください。

 
 

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