とっておきの話

膨大なマニュアルを電子化し、安全性を向上【地上のお仕事図鑑】

私が所属する運航本部マニュアルマネジメント部は、パイロットのマニュアルをタブレット端末に配信する最新システムを管理しています。今回は新システムの導入についてお話しします。

 
パイロットのマニュアルは、最重要とされる部分だけで電話帳5冊分に及びます。さらに頻繁に改訂が入るため、最新の状態を把握するのも一苦労でした。そこで、約3年前からマニュアルを電子化しタブレット端末で閲覧できるようにするためのプロジェクトがスタートしました。2018年にマニュアルマネジメント部が発足し、昨年、マニュアルを書いてパイロットのタブレット端末に届けるまでの一連の業務を、インターネット上でトータルにできる全く新しいシステム(ドキュメント・マネジメント・システムと呼ばれます)を導入しました。

 
私はこのシステムを使って、さまざまな部署が書いたマニュアルを確認して集約し、変更された部分を簡単に把握できるようにしてからタブレット端末に配信しています。マニュアルをまとめる際は、「お客さまの安全を守る」との意識を強く持ち、使いやすいマニュアルに仕上げることを常に心がけています。

 
メンバー

▲全員一丸となって新システムを導入しました!

 
新システムの導入は、これまで何十年も続いてきた仕事のやり方を一新し、数千人もの関係者を巻き込んだ大きなプロジェクトです。慣れないシステムに苦労させられることも多々ありましたが、お客さまにより安全なフライトをご提供するため、全員がベクトルを合わせて進んでゆく光景を目の当たりにして、このシステムを導入して本当によかったと思いました。

 
お客さまに直接ご覧いただくことのないパイロットのマニュアルですが、日々改善を積み重ねております。次回もぜひJALグループの翼をお選びいただければ幸いです。

 

平野慎也 Shinya Hirano
運航本部
マニュアルマネジメント部
アシスタントマネージャー
出身地:奈良県
趣味:サイクリング

 

(SKYWARD2020年7月号掲載)
※記載の情報は2020年7月現在のものであり、実際の情報とは異なる場合がございます。掲載された内容による損害等については、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
※最新の運航状況はJAL Webサイトをご確認ください。

 
 

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