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LEDランタンおすすめ9選|おしゃれモデルならキャンプや防災、おうちでも活躍

キャンプや自然のなかで夜を過ごすために、欠かせないランタン。なかでもLEDランタンは、ガス式やガソリン式などとは違い、火の事故や一酸化炭素中毒の心配をせずに使うことができる。

 
そのため、持ち歩いたり、テントの中で室内灯のように吊るしたり、さらにはキャンプだけでなく自宅でも使うことができる。コードレスなので、寝室で読書灯にしたり、テーブルランプとしてアクセントにするのもいい。さらには防災用として、一台持っていると、とても心強いアイテムだ。

 
一方で、ガス式のランタンは、大光量のタイプも多く、炎のゆらめきが美しいと、根強い人気がある。そんなガス式の良さを取り入れるべく、最近ではLEDでも炎のような揺らぎを取り入れたランタンもある。

 
ほかにも、ソーラー充電やバッテリー機能付き、虫除け機能付きなど、多機能なタイプもぜひチェックしてほしい。

 
本記事では

 
・LEDランタンのバリエーションと選び方
・LEDランタンのおすすめ商品

 
を紹介する。

 
アウトドアにぴったりな機能性の高いタイプから、日常的にも使いたくなるデザインまで、一つ持っていると便利なLEDランタン。この機会に、手に入れてみたい。

 

どんな種類がある?LEDランタンのバリエーションと選び方

 

給電方法で選ぶ

LEDランタンの給電方法は、電池式と充電式が主流だ。LEDは消費電力が抑えられるため、長時間使用できるタイプも多い。

 
電池式の多くは単1形か単3形乾電池を使用。電池は手に入れやすく、交換するだけなので、準備がとても簡単。注意してほしいのは、使用後、長期間保管する場合は、乾電池を入れっぱなしにしないこと。電池の液漏れの恐れなど、故障の原因となってしまうことがある。

 
充電式には、家庭用コンセントでの充電、USB充電、カーチャージタイプ、ソーラー充電タイプなどがあり、モバイルバッテリーとして使用できるタイプもある。また、充電式はランニングコストが抑えられるため、日常的な使用にもおすすめだ。

 

明るさで選ぶ(キャンプのメインランタン/サブ・散歩用)

ランタンを選ぶ際、チェックしてほしいのが「明るさ」。明るさの基準は「ルーメン」の単位が参考になる。数値が大きくなるほど、光量のパワーが強く明るくなる。また、同時に電力の減り方も早くなる場合が多いので、連続点灯時間も参考にしてほしい。

 
続いて、キャンプでのメインランタンとして使用するのか、もしくはサブとして使うのか、散歩用に持ち歩くのかなど、用途をイメージしてほしい。

 
例えば、テントサイトでメインのランタンとして使用するなら、1,000ルーメン以上あると安心。サブランタンならば150~300ルーメンがおすすめ。散歩用にするならば100ルーメンほどあるとよいだろう。

 

光の色で選ぶ(暖色/白色)

 
LEDランタンの光の色には、おもに白色と暖色がある。白色光は、蛍光灯のような色味で、はっきりとした明るさが特徴。料理や細かい作業をするときにおすすめだ。

 
暖色系は、白熱電球のようなオレンジがかった色味で、眩しさを感じさせず、リラックスできる。さらに、炎のゆらぎのような動きを感じさせるタイプや、白色と暖色の両方が備えられているタイプもある。

 

連続点灯時間もチェック

LEDランタンの多くは、光の強弱を調整できるため、光量によって連続点灯時間が変わる。キャンプで使用する場合、季節によって日没時間が異なるが、7時間以上あると安心だ。弱モードでの使用なら100時間を超える長時間タイプもあるので、防災用にもおすすめ。

 

付属機能も大きなポイント

USBポートがついていて、スマートフォンなどを充電できるタイプもあり、キャンプはもちろん防災アイテムとしても大変に便利。また、最近では調光機能や光のゆらぎ機能がついている製品も増えているので、単なる照明としてだけではなく、空間の雰囲気づくりも楽しむことができる。

 
そしてチェックしてほしいのが、防水や防塵性能。キャンプでは突然の豪雨などで、夜間に移動や作業が必要になることもあるかもしれない。そんなときにもランタンが使えると安心だ。

 
防塵・防水加工はIPコードが目安となり、「IP」に続く2つの数値で表される。1つ目の数値は防塵加工、2つ目は防水加工の等級となる。Xが入る場合は、数字が入っている方だけの保護等級を示す。例えば「IPX4」の場合は、防水加工が4等級ということ。

 
そのほかにも、虫除け機能が備わったランタンもある。使う場所や用途に応じて吟味したい。

 

選び方のポイント

選び方のポイントは、上記で見てきたように、どのくらいの明るさを、何時間ぐらい持続させたいか。そして、どんな場所でランタンを使いたいのか、光をどの方向に広げたいのか。ランタンの形状によって光の広がりが変わるので、使う場所をイメージしてみよう。

 
また、できるだけ荷物を減らしたい人や、公共交通機関での移動がある場合などは、重さや素材、収納時の形状もポイントになるだろう。

 
自分のスタイルにあわせて、好みのランタンを選んでほしい。

 

LEDランタンのおすすめ9選

ではいよいよ、おすすめのLEDランタンを見ていこう!

 

メインを張れる大光量|コールマン クアッド(TM)マルチパネルランタン

▲出典:コールマンURL

 
2021年に創業120周年を迎えたアウトドアブランド「コールマン(Coleman)」。1903年に自家製ランプの製造をスタートし、以来、アウトドアでの生活を快適にするためのグッズを展開してきた。そんなコールマンのLEDランタン「クアッド(TM)マルチパネルランタン」は、4つの発光パネルを取り外して使うこともできる便利なタイプ。

 

▲出典:コールマンURL

 
メインのランタンとして使用しながら、散歩や出かけるときに、パネルを取り外してライトとして使うことができる。また、携帯の充電もできるUSBポート付き。明るさは最大800ルーメンで、大人数や家族でのキャンプにぴったりのランタンだ。

 
また、電源はアルカリ単一形電池だが、4本でも8本でも使用可能。応用が効く作りはアウトドアや防災時には嬉しい。

 

▲出典:コールマンURL

 

明るさ:8本/約100~800ルーメン 4本/60~500ルーメン パネル/25~100ルーメン
サイズ:約145×235mm
重さ:約1.2kg
素材:ABS樹脂、ほか
税込価格:11,000円
主な付属機能:USBポート付き、IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)

 

最大1,300ルーメンの頼もしさ|ジェントス EX-300H

▲出典:ジェントスURL

 
ジェントス(GENTOS)は、1978年創業の日本の懐中電灯メーカー。ヘッドライトなどでも知られるLEDライトメーカーだ。

 
「ジェントス EX-300H」は、最大1,300ルーメンの明るさをもつLEDランタン。シンプルで武骨なデザインだが、光には白色、昼白色、暖色の3タイプがあり、スイッチ長押しで調整する無段階の調光機能や、ランダムに光量が変化するキャンドルモードなど、光を細やかに調節できる。

 
電源も充電タイプだが、乾電池を併用することもできるのも嬉しい。そして、耐塵性や防水性も「IP68」と高性能。2m防水に10m落下まで耐久と、タフで頼もしいライトなのだ。最初の一つとしても、本格派にも、メインのランタンとしておすすめだ。

 

明るさ:約490~1300ルーメン
サイズ:102.2×189.0mm
重さ:約680g(電池含む)
税込価格:13,200円
主な付属機能:USB機器に給電可能、耐塵・2m防水(IP68準拠)、10m落下耐久、専用充電池/乾電池兼用

 

自宅でも使いたい優しい灯り|バルミューダ The Lantern

▲出典:バルミューダURL

 
自由な発想で、これまでにない価値を持つ家電を作る「バルミューダ(BALMUDA)」。こちらのランタンは、“テイスティな時間”をキーワードに生み出されたという。焚き火やろうそくの炎を繊細に再現した光と、持ち運びに便利で、屋外でも室内でもしっくりと馴染むデザイン。

 

▲出典:バルミューダURL

 
料理の乗ったテーブルで、森の中で、寝室で、どこにいても、その時間をより味わい深くしてくれるランタンだ。無段階調光で「ゆらぎのある光」モードもあるので、雰囲気作りにもぴったり。キャンプでは手元に置くサブの灯として、暮らしのなかでも、いつもそばに置きたくなるランタンだ。

 

明るさ:全光束 約195ルーメン
サイズ:幅110mm×奥行103mm×高さ248mm(ハンドル含む)
重さ:約630g
素材:本体/ABS、シェード部/PC、ハンドル・フレーム/SUS
税込価格:15,180円
主な付属機能:IP54(生活防水)

 

ヘッドライトにもなる万能サブライト|スノーピーク たねほおずき

▲出典:スノーピークURL

 
ものづくりで知られる新潟県燕三条で誕生したアウトドアブランド「スノーピーク(Snow Peak)」。全製品永久保証をかかげ、修理対応や道具を大切に使い続けるための提案もしている。

 
こちら「たねほおずき」は、シリコンシェードで手のひらに収まるサイズのLEDランタン。ループがマグネットで止められるので、テントの室内灯にしたり、襟元にマグネットでつけるとヘッドライトがわりにも使える。重さは電池を除いて57gなので、工夫次第でさまざまな使い方ができるはず。

 

▲出典:スノーピークURL

 
光は2段階の固定された明るさか、スイッチの長押しで好みの明るさに調節可能。さらに、ろうそくのようにまたたく擬似「ゆらぎモード」もあり。単四アルカリ乾電池を3本使用し、連続点灯時間は約40時間。

 
柔らかい素材なので、持ち運びにも、自宅でも使い勝手がいい。テントの中を、この小さなランタンで安らげる空間に変えて寛いでほしい。

 

明るさ:60ルーメン
サイズ:62×75mm
重さ:57g(電池を除く)
素材:本体/ポリカーボネート樹脂・エラストマー樹脂・ABS樹脂、シェード/シリコーンゴム、レンズカバー/PMMA樹脂
税込価格:4,950円
主な付属機能:IPX4級相当

 

ソーラー充電のたためるランタン|キャリー・ザ・サン ソーラーランタン

▲出典:キャリー・ザ・サンURL

 
電気のない国や地域に、灯を届ける活動も行っている「キャリー・ザ・サン(CARRY THE SUN(R))」。

 
ミディアムサイズのソーラーランタンは、ベルト部分を引っ張ることで、折り紙の紙風船のように膨らませることができる。ソーラー充電ができて防水性も高く、86gと軽量なので、どこでも使うことができる。畳むと厚さは約1.2cmになので、非常袋に入れたり、出かけるときに持ち歩くのもおすすめ。

 

▲出典:キャリー・ザ・サンURL

 
なお、公式ストアで購入することで、自動的にもう一つの「CARRY THE SUN」が、国内外の灯がなくて困っている地域に届けられるという。世界の誰かの役にも立てていると感じられる、ストーリーのあるランタンだ。

 

明るさ:10~100ルーメン
サイズ:210×110×12mm(収納時)、110×110×110mm(使用時)
重さ:86g
素材: PET
税込価格:4,180円
主な付属機能:IP67

 

最長100時間点灯|ベアボーンズ レイルロードランタンLED

▲出典:ベアボーンズURL

 
アウトドアでの生活の質を向上させるというシンプルな理念のもとに設立された「ベアボーンズ(Barebones)」社。創業者ロバート ワークマン氏は、自身が使いたいと思う道具を、こだわりをもって作り出している。

 

▲出典:ベアボーンズURL

 
このランタンは、戦前、北米の鉄道会社で使われてきたレイルロードランタンをイメージしている。気泡の入ったアンティーク風のガラスホヤに、フィラメントを模したエジソン球タイプのLED、調光可能なので柔らかくレトロな雰囲気を出すことができる。

 
充電式で、ローモードで使用すると、最長で100時間点灯が可能。アウトドアにはもちろんだが、自宅でテーブルランプとして使うのもおすすめ。

 

明るさ:35~200ルーメン
サイズ:H146×W325mm
重さ:960g
素材:スチール、プラスチック、ゴム、ガラス
税込価格:9,680円

 

竹の香りとやさしい揺らめき|ロゴス Bamboo ゆらめき・かぐやランタン

▲出典:ロゴスURL

 
ロゴス(LOGOS)は1985年に大阪で誕生したキャンプ用品メーカー。本格仕様ながら価格抑えめで、日本のアウトドア人口増加に貢献したとされる。

 
2021年、キャンドルのような揺らめきが楽しめる「Bamboo ゆらめき」シリーズに新たに加わったのが、このBamboo ゆらめき・かぐやランタン。7800mAhの内臓バッテリーで、「強」で12時間、「弱」なら200時間もの点灯が可能に。

 

▲出典:ロゴスURL

 
蓄電はUSBを通じて。パワーバンク機能を装備し、USB出力ポートからスマートフォンヘの充電も可能。スマートフォン約3台分の蓄電ができる。

 
竹集成材の手触りと香りはアウトドアシーンはもちろん、自宅にも違和感なく溶け込む。

 

明るさ:約220ルーメン(無段階調光)
サイズ:H320×W168×D120mm
重さ:825g
素材:竹集成材、アルミ、ポリカーボネート
税込価格:11,990円

 

8400mAhバッテリーも搭載|ルート PLAY HEX-SoLa

▲出典:ルートURL

 
箱根に拠点をおき、自然のなかで使うモバイルギアを作るブランド「ルート(ROOT)」。

 
こちら、六角形のデザインが特徴の「HEX-SoLa(へクス-ソラ)」は、3枚ずつのソーラーパネルとLEDパネル、側面にはハンドライト用LEDが配された、バッテリー機能付きLEDランタン。モバイルチャージャーとしても、8400mAhの大容量をもつ優れものだ。日常使いにもぴったり。

 

▲出典:ルートURL

 
ソーラーパネルからは、夏の晴天時、約6時間の充電で、最長約10時間の点灯が可能となる。光量は最大で1,500ルーメン!そして防塵・防水性能は「IP65」なので、水没させない限り、水の侵入を防いでくれる。水辺のアウトドアにもおすすめだ。

 
小さいのに頼もしい、多機能なソーラー充電&バッテリー付きランタンは、防災グッズとしてぜひ持っていたい。

 

明るさ:15~1,500ルーメン
サイズ:H50×W115×D60mm
重さ:約300g
素材:ABS・PMMA・亜鉛合金・アルミ
税込価格:9,680円
主な付属機能:IP65

 

▲出典:ルートURL

 

蚊も撃退する強者|フィフティフィフティワークショップ MOSKEE yuragi

▲出典:フィフティフィフティワークショップURL

 
海や山などアウトドアだけでなく、普段使いでも活躍するアイテムが揃う「フィフティフィフティワークショップ(5050WORKSHOP)」。

 
丸みのある可愛らしい「MOSKEE yuragi」は、LEDライトと殺虫ライトが一つになったポータブルランタン。紫外線ライトで虫を集め、電気ショックを与えることで撃退する。さらに嬉しいのは「IPX6」という高い防水加工が施されているため、水洗いができること。

 
付属のブラシでこすることで、虫を落とすことができる!またLEDライトと誘虫ライトは同時でも別々でも使用できるので、季節や場所に応じてお好みで使用して。

 
光には昼白色と電球色があり、3段階に設定できる。さらにろうそくの炎のようなユラギ機能がついている。キャンプではもちろん、自宅のバルコニーなどでも活躍させてほしい。

 

明るさ:30~180ルーメン
サイズ:88×129mm
重量:204g
税込価格:4,070円
主な付属機能:IPX6
内臓バッテリー:3.7V 2000mAh リチウムポリマーバッテリー

 

▲出典:フィフティフィフティワークショップURL

 

ひとつは持っておきたいLEDランタン

 
キャンプでの夜は、テントを離れるときや、ちょっとした作業をするときにも灯は必要なので、ライトは2つ以上を用意しておくと安心だ。

 
また、キャンプのときだけではなく、自宅でも、いざというときに役立つLEDランタン。本格的なバッテリーチャージャー機能を持つタイプから、カバンに入れておけるコンパクトなタイプまで、防災グッズとしてもおすすめできるものが多い。

 
LEDランタンは、安全性が高く、コードレスのため、自宅でも自由な使い方ができる。防水性が高いタイプならお風呂でキャンドル替わりにしたり、バルコニーで涼むときのおともにしたり。ほかにも寝室での読書灯として、テーブルランプとして本格的に使うのもいいだろう。

 
日常生活で使い始めると、その便利さに驚くはず。キャンプシーズンだけでなく、ぜひ、暮らしのなかでも心地よい灯でリラックスしてほしい。

 
 

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