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【富山県】観光スポットおすすめ20選!【2024年最新版】

 
本州の中央北部に位置する富山県。北陸屈指の温泉地「宇奈月温泉」や日本有数の巨大なダム「黒部ダム」などの人気観光名所や、「富山市ガラス美術館」や「まんがロード」など、多彩な魅力が満載の地域だ。

 
この記事では、

 
・富山県で観光すべきスポット
・富山県内のエリアごとの特徴

 
を紹介していく。

 
これを読めば、自分の好みにあった富山のスポットを見つけられるはず。それぞれのスポットには興味にあわせたジャンルがわかるマークもつけているので、参考にしてもらえたら嬉しい。

 
※掲載施設の情報は変更されていることがあります。お訪ねの際はあらかじめご確認ください。

 

富山の観光を楽しみたい!

北陸地方の東に位置する富山県。西に石川県、南に岐阜県、東に長野県、新潟県と隣接しており、日本有数の独特な自然地形を有していることで知られている。2015(平成27)年には北陸新幹線が金沢まで開通。県内の停車駅は、黒部宇奈月温泉駅、富山駅、新高岡駅の3駅で、都心からのアクセスが一気に急増した。

 
北アルプスの北部「立山連峰」は、日本海からわずか30kmの距離に位置し3,000m級の山々が連なる。海越しにこの標高の山々を確認できるのは、高岡市の雨晴海岸と氷見海岸のみで、県内の平野部から雪が積もり、白くなっているのをはっきり確認できるほどの距離感である。

 
そんな山々を縫って流れる黒部川が日本一深いV字型の峡谷といわれ、絶壁に清流が流れ、人を寄せ付けない圧倒的な自然が残っている。日本一の高さを誇る黒部ダムや黒部峡谷を間近で体感できるトロッコ列車などの建造物なども必見。海では、水深1,000mを超える富山湾があり、急に海底が深くなる独特な地形を持っている。その恩恵として、ホタルイカ漁が盛んだ。

 
その他にも、蜃気楼の発生頻度が日本一だったり、漫画家・藤子不二雄氏の出身地だったりと、話題の絶えないのが富山県。迫力の自然景観から建造物、エンタメまで幅広い魅力が詰まっている地域だ。

 

黒部・宇奈月エリア

富山県東部に位置し、長野県、新潟県と県境を接している。黒部川上流には日本有数のV字峡谷・黒部峡谷や北陸屈指の温泉地・宇奈月温泉がある。トロッコ列車や黒部ダムなど、圧巻の立山連峰を間近に臨むことができるスポットも点在している。

 

黒部ダム

 
1963(昭和38)年に7年もの歳月をかけて造られた日本有数の巨大なダム。6月末から10月中旬にかけて行われる、毎秒10t以上の水が186mの日本一の高さから放水される「観光放水」は大迫力で一見の価値あり。

 
ダム展望台や外階段、新展望広場などから放水の様子を観られるが、特におすすめなのが「レインボーテラス」からの眺め。晴れた日にはきれいな虹がかかり、風向きによっては細かなミストが降り注ぐ。期間によっては、「黒部ダムナイトツアー」や「黒部ダム湖畔ウォーク」などさまざまなイベントがあり、通常とは違った角度で楽しめるツアーも企画されている。

 
周辺には、雄大な黒部湖を30分かけて満喫できる黒部湖遊覧船「ガルベ」や1960年代に生まれ、現在まで人気メニューとして地域の各店で味わえる「黒部ダムカレー」など、さまざまな方法で黒部ダムを楽しめるスポットが点在する。

 

黒部ダム|
住所:中新川郡立山町芦峅寺
URL:https://www.kurobe-dam.com/

 

黒部峡谷

 
立山連峰と後立山連峰の間約86kmを富山湾へ流れ出る日本有数の急流河川「黒部川」の浸食作用によってできたV字峡谷。日本一深いといわれ、大正時代に入るまで人を寄せ付けない秘境の地だった。その後、電源開発とともに黒部鉄道が延伸され、峡谷の奥地まで入れるようになった。

 
黒部峡谷の宇奈月から欅平までの約20kmを片道80分ほどで運行する「黒部峡谷トロッコ電車」が開通され、峡谷の自然美を体感することができる。宇奈月湖にかかる湖面橋や黒薙川の後曳橋、紅葉の名所・錦繍関など、見どころが多い。

 

黒部渓谷|
住所:黒部市黒部峡谷口11(黒部峡谷鉄道 営業センター)
URL:https://www.kurotetu.co.jp/

 

宇奈月温泉

 
黒部峡谷の玄関口にあり、富山県最大規模の温泉地「宇奈月温泉」。その開湯は1923(大正12)年で、黒部川の上流部黒薙温泉を源泉として、宇奈月まで引湯している。黒部川の清流を連想させる透明度の高いお湯で、肌に優しい弱アルカリ性の単純温泉。イオンのうるおい効果やミネラルのリラックス効果などにより「美肌の湯」ともいわれている。黒部川沿いを中心に、多くの旅館やホテルが並ぶ。足湯に浸かれるスポットも点在しており、峡谷を眺めながら一休みするのもおすすめだ。

 

宇奈月温泉|
住所:黒部市宇奈月温泉330-41(宇奈月温泉旅館協同組合)
URL:https://www.unazuki-onsen.com/

 

魚津海岸(大町海岸公園)

 
大気中の光が屈折して虚像が見える自然現象である蜃気楼が発生することで知られる魚津海岸。江戸時代以前から確認されており、実際に加賀藩主前田治脩が訪れた際に、その様子を「喜見城之図」に残している。

 
毎年3月下旬から6月初旬にかけて多く見られ、天気の良い日、魚津港沖の海上に浮かび上がる。短いもので数分、長ければ数時間持続するという。出現頻度など、世界的にも珍しいとされるのが魚津の蜃気楼だ。

 

魚津海岸|
住所:魚津市諏訪町1-27
URL:https://www.city.uozu.toyama.jp/contents/kanko/sinkirou.html

 

富山・滑川・立山エリア

富山県の中央に位置するエリア。雄大な立山連峰や富山湾のホタルイカなどで知られる。富山市は県庁所在地とされており、県内最大の都市だ。自然や食のほか、富山の売薬やガラス製品など、土地ならではの歴史を持っている。

 

富山市ガラス美術館

 
300年以上の歴史がある「富山の売薬」。富山は、その周辺産業としてガラスの薬ビンの製造が盛んに行われていた。その後、富山大空襲やプラスチック容器の台頭などで徐々に衰退していたガラス産業。そんな伝統産業の将来性や国際性、市民との親和性に着目して生まれた市民大学ガラスコースの集大成として2015(平成27)年に開館したのが「富山市ガラス美術館」。

 
世界的なガラス彫刻家デイル・チフーリ氏が手掛けた『グラス・アート・ガーデン』の展示があるなど、ガラス美術に気軽に触れられる。建物は、世界的建築家の隈研吾氏の設計で、斬新なデザインと開放的な空間が特長だ。

 

富山市ガラス美術館|
住所:富山市西町5-1
URL:https://toyama-glass-art-museum.jp/

 

雪の大谷

 
3,000m級の山々が連なる北アルプスの山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」の春のイベントといえば、高さ20mにも迫る巨大な雪の壁をつくる「雪の大谷」。豪雪地帯の立山室堂平のなかでも大谷は、吹き溜まりになっているため積雪が多い地域になる。その通る道路を除雪してできる大きな壁だ。

 
「雪の大谷ウォーク」では、雪の壁に挟まれた道の片側を歩行者用通路として開放される。より高く、より白い壁を観るには開通直後の4月がおすすめ。雪の白と青空のコントラストを楽しめる。

 

雪の大谷|
住所:中新川郡立山町芦峅寺室堂
URL:https://www.alpen-route.com/enjoy_navi/snow_otani/

 

立山ロープウェイ

 
立山黒部アルペンルート内にあり、大観峰と黒部平を結ぶロープウェイ。支柱が一本もないワンスパンロープウェイで、出発から到着までの距離1,700mは日本一を誇る。支柱がないことで遮るものがない景観が観られるようになるだけなく、雪崩が多いこのエリアの特性から安全面にも配慮された造りになっている。

 
紅葉シーズンが特におすすめで、一面紅葉の上を通るロープウェイはまさに幻想的。そのほかのシーズンでも大観峰から、黒部湖と後立山の美しい眺めも楽しめる。

 

立山ロープウェイ|
住所:中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂11
URL:https://www.alpen-route.com/enjoy_navi/ropeway/

 

みくりが池

 
室堂のシンボルである湖「みくりが池」は、約1万年前にできた周囲約630m、水深約15mの火山湖。北アルプスで最も美しい火山湖といわれ、青く澄んだ湖面には3,000m級の立山連峰が映し出される。秋の紅葉との共演も見どころ。また、特別天然記念物ライチョウの生息エリアでもあるため、運が良ければ出会える可能性もある。室堂バスターミナルから徒歩10分ほどで到着するため、手軽に訪れることができるのもうれしい。

 

みくりが池|
住所:中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外11国有林
URL:https://www.town.tateyama.toyama.jp/kankojoho/2230.html

 

富山城

 
「続日本100名城」に選定されている富山城。作曲家・滝廉太郎の『荒城の月』の着想の元になった城のひとつに数えられる。現在の城は1954(昭和29)年に建てられたもので、城内は郷土博物館に。戦国時代に築城されてから明治時代以降の城址の変遷まで400年の歴史が分かりやすく紹介されている。武将・前田利長が使用した高さ140cmの兜も展示されているところも見どころ。最上階の天守からは、周辺の市街地が広がる。

 

富山城|
住所:富山市本丸1-62
URL:https://www.info-toyama.com/attractions/11014

 

松川遊覧船

 
富山市の中心部を流れる松川をゆったりとめぐることができる遊覧船。春には約2.5kmの桜のトンネルを川から見上げられる。この景観は「日本さくら名所100選」にも選ばれるほど。約30分の遊覧で富山市の歴史的建造物や7つの橋などを眺めながら楽しむことができる。また、この松川はかつて蛇行して流れていた神通川の名残の川で、1921(大正10)年に現在の流れになったといわれる。そんな歴史にも思いを馳せながら楽しむのも一興だ。

 

松川遊覧船|
住所:富山市本丸1-34
URL:https://matsukawa-cruise.jp/

 

称名滝

 
落差350mは日本一を誇り、そのダイナミックに流れ落ちる光景が特長の「称名滝」。国指定の名勝および天然記念物や、「日本の滝百選」「日本の音風景100選」にそれぞれ選ばれている。秋の紅葉など季節ごとに楽しめるが、春から夏の雪解け水が多く流れ込む時期や降水量が多い時にしか観られない「ハンノキ滝」や「ソーメン滝」との3つの滝の共演が一番の見どころ。展望台や遊歩道が整備されているので、間近で自然の迫力を体験できる。

 

称名滝|
住所:中新川郡立山町芦峅寺
URL:https://www.info-toyama.com/attractions/31003

 

ほたるいかミュージアム

 
数百万匹のホタルイカが押し寄せ、闇夜に光り輝く現象が観られることで知られる富山湾。産卵期を迎える3~5月に海面に浮上し、産卵後に浅瀬に打ち上げられる「身投げ」と呼ばれ、富山湾の海岸から急に深くなる独特の地形に由来するという。そんな不思議な生態を持つホタルイカについて展示されているのが「ほたるいかミュージアム」。幻想的な青い光の秘密などを体験型で教えてくれるミュージアムだ。レストランも併設されており、天ぷらなどさまざまな料理でホタルイカを楽しむことができる。

 

ほたるいかミュージアム|
住所:滑川市中川原410
URL:https://hotaruikamuseum.com/

 

砺波・五箇山エリア

県の西部に位置し、チューリップの球根生産で知られる砺波市と南西部に位置する五箇山。五箇山には、岐阜県の白川郷とともに、世界文化遺産に認定される五箇山の合掌造り集落を有している。

 

五箇山の合掌造り集落

 
こじんまりとした集落に合掌造りの建物、田園風景や雪持林など、昔ながらの山村風景が残る世界文化遺産「五箇山の合掌造り集落」。五箇山には約40の集落が点在している。なかでも、標高約400mの段丘上にあり、細長い台地に広がる相倉と庄川沿いにたたずむ菅沼など、それぞれの異なった集落で日本の原風景を体験してみるのも一興だ。資料館やお土産、飲食店などに加え、実際に宿泊できる家屋もあり、まるでタイムスリップしたような感覚を体験できる。

 

五箇山の合掌造り集落|
住所:南砺市上梨754(五箇山総合案内所)
URL:https://www.info-toyama.com/stories/gokayama

 

庄川峡

 
岐阜県鳥帽子岳を水源に、砺波平野から富山湾に注ぐ北陸有数の河川・庄川。かつては、飛騨や五箇山の木材の流送に使用されていた歴史を持つ。この川の小牧ダムから上流が庄川峡と呼ばれる。合掌の里・五箇山の山懐を流れる清流で、新緑や紅葉、白銀の冬など四季折々の表情を見せてくれる。

 
小牧ダム付近から庄川峡を周遊する遊覧船が発着しており、大自然のなかをゆったりと堪能できるコースが設定されている。

 

庄川峡|
住所:砺波市庄川町小牧73(庄川峡遊覧船 船着場)
URL:http://www.shogawa-yuran.co.jp/

 

砺波のチューリップ

 
大正時代にわずか10球の球根から始まった砺波のチューリップ。毎年4月中旬~5月の連休までの間、砺波チューリップ公園をメイン会場に開催される「となみチューリップフェア」では、約300品種300万本のチューリップが咲き誇り、チューリップで描かれた地上絵や高さ26mのチューリップタワーなど見ごたえある演出が登場する。フェア期間以外でも、通年チューリップを楽しめる「チューリップ四季彩館」もある。

 

砺波のチューリップ|
住所:砺波市中村100-1(砺波チューリップ公園)
URL:https://www.tulipfair.or.jp/

 

高岡・氷見エリア

富山県西部に位置し、石川県と接するエリア。高岡市から氷見市にかけて海越しに見られる立山連峰の景色は日本有数の絶景スポットだ。また、漫画家・藤子不二雄氏の出身地としてもしられており、所縁の施設などが点在している。

 

雨晴海岸

 
『万葉集』の歌人・大伴家持がこの雨晴の風景を愛し、多くの歌を詠んだとされる万葉集ゆかりの景勝地「雨晴海岸」。名前の由来は、源義経が奥州へ落ちのびる途中、にわか雨が晴れるのを待ったことから取られているという。浜から海、岩礁、富山湾越しの立山連峰という眺めは格別。「日本の渚百選」「白砂青松百選」「日本の水浴場88選」にそれぞれ選ばれるほどの風景だ。岩礁と白い砂浜、青松が続く海岸も人気。

 

雨晴海岸|
住所:高岡市太田雨晴
URL:https://www.info-toyama.com/attractions/21011

 

高岡おとぎの森公園

 
東京ドーム2.5個分、約11ヘクタールの広さを持つ総合公園。広い芝生広場や大型遊具、大型室内トランポリン、ボールプールなど大人から子どもまで楽しめる施設や設備が揃っている。四季折々の花や緑が楽しめる他、園内に流れる千保川では、6月頃に源氏ホタルが飛び交い、幻想的な風景も見られる。高岡市出身の漫画家・藤子・F・不二雄氏の代表作品『ドラえもん』のキャラクター像や、時計なども設置されている。

 

高岡おとぎの森公園|
住所:高岡市佐野1342
URL:https://terfel.net/

 

高岡大仏

 
高岡市大佛寺にある青銅製の阿弥陀如来坐像「高岡大仏」。1907(明治40)年より26年の歳月をかけて、地元の銅器製造技術で造られた高さ16mの大仏。小杉大仏、庄川大仏と共に越中三大仏のひとつとされている。「日本一の美男」といわれる高岡大仏の歴史は、約800年になる。承久の乱をさけて越中に入道した源義勝が木造大仏を造営したことが始まり。何度も荒廃や焼失の経験をしながら、人々の想いから再建を繰り返して、現在に残る。

 
台座内部にも入ることができ、参拝が可能。回廊には、地獄絵などの仏画13点が展示されている。最深部には、1900(明治33)年の大火で類焼した2代目高岡大仏の焼け残りが安置されている。

 

高岡大仏|
住所:高岡市大手町11-29
URL:http://www.takaokadaibutsu.xyz/

 

海王丸パーク

 
海の貴婦人といわれる海王丸を中心に広がるベイエリア「海王丸パーク」。商船学校の練習船として生まれた海王丸は約59年もの間航海をし、現役の姿のままパーク内で公開されている。年10回総帆展が開催されるほか、海洋教室や船内の見学などが楽しめる。

 
その他、パーク内には、大型遊具が充実する「ふれあい広場」やバーベキューもできる「ピックニック広場」、富山湾、立山連峰、新湊大橋、海王丸が一望できる「展望広場」、レストランや食堂などの施設があり、一日中楽しめる内容になっている。

 

海王丸パーク|
住所:射水市海王町8
URL:http://www.kaiwomaru.jp/

 

まんがロード

▲出典:【公式】富山県の観光/旅行サイト「とやま観光ナビ」Ⓒ藤子スタジオURL

 
氷見市出身の漫画家・藤子不二雄A氏の作品のキャラクターモニュメントが設置されているスポット。忍者ハットリくんからくり時計では、朝9時~夜7時(夏季は夜9時)までハットリくんと仲間たちのキャラクターショーが披露される。その他、『プロゴルファー猿』の等身大立体像や、藤子不二雄A氏の原画などが鑑賞できる「氷見市潮風ギャラリー」やオリジナルキャラクター「氷見のサカナ紳士録」、デジタル活用でマンガの世界を体験できるコーナーなどが楽しめる。

 

まんがロード|
住所:氷見市比美町~中央町
URL:https://www.info-toyama.com/attractions/21024

 

まとめ

富山の観光では、自然、食、温泉、歴史文化と、一度の旅では味わいきれない魅力を県内の各エリアで満喫できるだろう。季節や目的、滞在期間などにあわせたプランで、富山の旅をぜひ楽しんでほしい。

 
 

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