バインミーは最近注目のトレンドグルメの一つ!
ベトナム式のサンドイッチのことで、パンにレバーパテを塗って、たっぷりのお肉や野菜をサンドして食べるというもの。専門店が数多く出店していますが、今回ご紹介するのは2020年3月に外苑前の路地にオープンした、その名も「バインミートーキョー」というお店です。
こちらのポイントとしては、グルテンフリーかつヘルシーなこと!
これはとても勇気がいることです。というのも、一般的なバインミーはフランスパンを使用し、ラードや添加物を用いているので、このお店のバインミーはある意味で王道ではありません。しかし、そのようなバインミーを作ろうと奮い立った店主には、ある想いがありました。
「バインミーが大好きで、毎日食べ歩いたら、体調を崩してしまいました。その時に感じたんです。日本人の味覚とカラダにフィットする和テイストのバインミーを作ろう、と」。
そのように語るのは、店主の音仲紗良(おとなかさら)さん。料理研究家としても活躍されている方で、だからこそご自身が理想とされるバインミーを、しっかりと形にできる実力者。店内でイートインもできますが、テイクアウトはもちろん、menuやUber Eatsなどのアプリを使えばデリバリーも可能です。
【おうちで焼けば美味しさアップ】
さて、そんなわけで、さっそくテイクアウト。
週替わりのメニューもありますが、今回はいつでも買えるレギュラーメニューの3商品をご紹介します。時間がたつと冷めてパンが硬くなってしまうので、おうちで軽くトーストするのが個人的にはオススメ。
グルテンフリーを意識して、どれも「米粉パン」を使っていて、温めることで米粉パンならではのモチッと感が強調されます。カリッとした外側、フワッとモチッとした内側のコントラストもより楽しめます。まさに、カリフワモチの三重奏!
【スタンダードバインミー】(880円)
まずは、定番のスタンダードタイプから。レバーパテに鶏むね肉のハム、ニンジンや大根などの野菜に、東南アジア料理ならではのパクチーがどっさり。パクチー抜きにもできますが、パクラーとしてはこのたっぷり感がたまりません。
通常、レバーパテに多く含まれるとされるラードやクリームは使用せず、米麹甘酒とカシューナッツでクリーミー感と優しいコクを演出。米粉パンとのバランスも考えて、あえて厚めにカットしたなますも、食感の心地よさと、適度な酸味で爽やかな余韻に。具だくさんでボリュームがありますが、これならいくら食べても胃もたれすることはなさそう!
【レモングラスチキンバインミー】(980円)
爽やかな香りを楽しみたい人は、レモングラスチキンを。こちらもニンジン・大根・キュウリ・パクチーがこぼれんばかりですが、中には鶏肉が隠れています。レモングラスの特製ダレに漬けこんだ鶏もも肉のグリルは、まさに東南アジアの風を感じさせてくれるもので、ピリッとしたスパイシーな刺激も、食欲をそそるもの。
ベトナムの魚醤ヌクマムの代わりに、日本の魚醤である「しょっつる」を使用していることで、どことなく異国の食べ物なのに懐かしくもあるのは、そのような隠れたこだわりがあるからこそ!
【自家製ピーナッツバターバインミー】(750円)
さいごは、おやつ感覚のピーナッツバターも。こちらはもう、ピーナッツ感が全開!
高価な半立ピーナッツを薄皮ごとお店で挽くことで、芳ばしい香りと濃厚な味わいの自家製ピーナッツバターに。きび砂糖と甜菜糖シロップの自然な甘味と、パンに塗られたココナッツバターのコクもあわさることで、ついついもうひと口、もうひと口と食べたくなってしまう、あとひく美味しさです。これもぜひおうちで熱々にしてから食べると、パンとバターの一体感が楽しめますね。
あえて健康を意識して軸足を振りきった「新感覚のバインミー」は、食の多様化を意識した、新しい時代のファストフードとも言えるかもしれません。どのメニューもヘルシーなので、DEBU的には痩せちゃわないよう、何個も食べてカロリーキープしておきたいところです!
バインミートーキョー
電話:070-4142-0868
住所:東京都渋谷区神宮前3-1-25 1F
定休日:年末年始のみ
・テイクアウトは電話、アプリ、店頭で注文。
(事前の電話予約で取り置き可能)
・デリバリーは各種アプリより注文
・現在の営業時間(コロナ禍で短縮営業中)
11:30〜18:00(アプリからの受付は19:00まで対応)
・通常時の営業時間
平日morning8:30〜10:00、lunch11:30〜14:30、cafe time14:00〜15:30
土日祝日10:00〜15:00、16:00〜18:00
フォーリンデブはっしー
グルメエンターテイナー。お肉博士とお米ソムリエの資格を持ち、肉を中心にごはんのオカズを求めて全国を食べ歩く。フォロワー数24万人のInstagramが人気で、厳選したグルメ情報のYouTubeチャンネルもスタート。農林水産省の国産食材アンバサダーや、東京モーターショー のグルメ総合プロデューサーなども務める。決めゼリフは、デブリシャス!
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