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グランピング用テント各種を解説|おしゃれな最新型は?

気軽にアウトドア体験が楽しめると人気のグランピング。その居場所となるテントについての関心が高まるなか、メーカー各社も「ドーム型」「タマネギ型」「タケノコ型」など多様なニーズにあわせてさまざまなテントを揃えるようになった。

 
この記事では、

 
・グランピング向けのテントの特徴と種類
・おすすめのブランド
・ユニークなテントに泊まれる最新施設
・楽しみが増すグランピングの持ち物

 
について詳述する。

 

「手ぶらでいける」キャンプの魅力

 
グランピングは「グラマラス(魅惑の、ワクワクさせる)」+「キャンピング」から生まれた言葉。端的に言うなら「手ぶらでいけるキャンプ」だ。従来のキャンプは、専用グッズやウェア、食材、燃料の調達が面倒だったが、その手間を取り払ったというわけだ。

 
日本では5年くらい前から認知が広まり、コロナ禍で不特定多数の人と接したくないというニーズもあって、瞬く間に少人数グループや家族連れに人気のアクティビティーになった。

 
テントも、寝袋も、バーベキューセットも施設側が用意してくれる。ケータリングやレストランがついて料理すら不要の施設も。風呂やトイレは完備。アウトドア初心者でも気軽に出かけられる。

 
宿泊はテント、コテージ、トレーラーハウスなど。中にはホテルで宿泊し、エクスカーションとしてバーベキューや焚き火を楽しむという施設もある。

 

グランピング向けのテントとは?

 
グランピング施設の多くが採用しているのが、まるでホテルの客室ように快適に過ごせる大型テント。テントの種類と特徴を知っておけば、グランピング施設を選ぶ際に目安となる。

 
最近はテントのデザイン性もおおいに向上。テントの外観のおしゃれ度も、グランピングの気分を盛り上げる大きなポイントになっている。

 
あなた自身がグランピングを計画しているなら、テントは大きな買い物となる。それぞれのタイプのメリット/デメリットついて、しっかり理解しておきたい。

 

ベルテント(ワンポールテント)、ティピーテント

 
円錐型に張った生地の裾に腰巻状に「壁」を巡らせた鐘(ベル)型のワンポールテント。アジア内陸部のゲルやパオ、ネイティブアメリカンのティピーの形状を模している。エントランスをA字形に大きく開くことができ、開放的で出入りもしやすい。

 
コットンを使っているモデルが多く、ナチュラル感を出しやすいのも特徴。コットン生地は夏涼しく、冬は結露ができにくいというメリットも。ただし、カビには弱い。

 

ドーム型テント

 
現在最もポピュラーな形といえるのがこのドーム型。2本のクロスポールで立ち上げる。設営が簡単であること、サイズや価格にバリエーションが豊富であることも強みだ。

 
生地素材に不燃性や、紫外線対策といった機能性が付与されているものが多い。また、前室部分の作りに各社の趣向が凝らされているので、選ぶ際のポイントにしたい。

 
さらに大型のドーム型テントはジオデシック構造(正三角形の構造材でドーム型を構成することによって、大きな強度を実現する構造)が用いられ、耐風性にすぐれている。破損リスクが低いことから、多くのグラピングサイトがこれを採用している。

 

タマネギ型テント

▲出典:ロータスベルURL

 
人気ブランド「ロータスベル」で一躍人気となったタマネギ型。ふっくらとしたタマネギのような形をしていて、中に入った時に空間が広く感じ、圧迫感が少ない。その効果か、子どもたちにも人気の高いタイプになっている。難点は断熱性能が乏しいこと。真夏や真冬には快適性を保つために工夫が必要となる。

 

おすすめブランドのおしゃれテント8選

ノルディスク「アルフェイム12.6」

▲出典:ノルディスクURL

 
ノルディスクは北欧デンマーク生まれの歴史あるアウトドアブランド。テントはシンプルで機能的なデザインで、エキストリームなアウトドアアクティビティーでの使用にも十分に堪える耐久性がある。

 
「アルフェイム」は美しい円錐型のシルエットを持つベストセラー・ティピ型テント。センターポール1本だけで容易に組み立てることができる。また、トップにベンチレーションがついていて、フロアを外せば中で火を使うことも可能。カップルで、またはファミリーでの利用に向く。

 

サイズ:400×400×高さ275cm
収容人数:2~5人
素材:テクニカルコットン(コットン35%、ポリエステル65%)
税込価格:121,000円

 

ノルディスク「アスガルドミニ」

▲出典:ノルディスクURL

 
ベル型テントの代表的モデル「アスガルド」の1~2人用バージョン。ドア・ウォールの素材には前出のアルフェイム12.6と同様にテクニカルコットンを使用。保湿・透湿・耐水の高い性能を実現。結露や雨漏りが少なく、相当な悪天候にも耐える。

 
ワンポール式で設営も簡単。マスタードイエロー、チェリーピンク、チョコレートブラウンから好きな色を選べる「カラー・マイ・アドベンチャー」シリーズも登場。

 

サイズ:246×210×高さ160cm
収容人数:1~2人
素材:テクニカルナイロン(ルーフ)、テクニカルコットン(ドア・ウォール)
税込価格:88,000円

 

ロゴス「Tradcanvas ソーラー スペースベース・デカゴン500-BA」

▲出典:ロゴスURL

 
ロゴスの前身は昭和3年設立の船舶用品問屋。現在は、キャンプやBBQの製品とウエアを展開・発信する総合アウトドアブランドとなっている。このモデルは、幅約5mのファミリー向け大型テントでありながら組み立て時間はわずか5分。ロゴス独自の「PANEL SYSTEM」と「QUICK SYSTEM」を採用。折り畳まれたフレームを伸ばし、ロックするだけで設営できる。

 
トップシートにはUV-CUT率99.9%以上、遮光率100%(生地性能)を誇るトラッドソーラーコーティングを施し、日向と日陰で-15℃の温度差(ロゴス社テスト結果)を実現した。同じ品番のデカゴン同士を連結する事も可能。

 

サイズ:幅500×奥行き475×高さ270cm
収容人数:9人
素材:難燃性バルキーポリタフタ
税込価格:218,900円

 

ロータスベル「AIR BUD 3m」

▲出典:ロータスベルURL

 
「ロータスベル」はグランピングジャパン株式会社のブランド。ロータスベルのテントの特徴は、底面のどの位置に立っても身長以上の高さがあること。つまり、立って服を着ることができ、標準サイズのベッドと家庭用家具を設置することができる。

 
「AIR BUD 3m」は、人気のタマネギ型。空気で膨らませる仕組みになっていて、初心者でも15分程度で簡単に設営することができる。センターポールがないので、室内を広く使えるのも利点。ポリコットン素材のため軽量で持ち運びしやすく、暑い季節でも内部は快適。

 

サイズ:幅300×高さ240cm
収容人数:2~3人
素材:ポリコットン(コットン60%、ポリエステル40%)
税込価格:181,500円

 

Fドーム「グランピング」

▲出典:FドームURL

 
「Fドーム」は2016年にポーランドで誕生したグランピング運営会社。1940年代後半にアメリカの発明家・建築家のリチャード・バックミンスター・フラーによって開発されたジオデシックドーム構造体のアイデアを元に、大型ドーム型テントを作っている。

 
正三角形の構造材で作られたドーム型テントは強度抜群。100%防水素材使用で、機密性も高く、天候の如何にかかわらず快適なステイをすることができる。先進にもレトロにも見えるデザイン性の高さもポイント。

 
約10畳(約20平方m)の「グランピング20」から約40畳(約77平方m)の「グランピング75」まで5段階のサイズ展開。

 

「グランピング20」
サイズ:直径550cm、高さ335cm
収容人数:
素材:PVC素材(外幕)
税込価格:1,792,000円

 

DOD「タケノコテント2」

▲出典:DODURL

 
DODは「子供みたいに圧倒的な遊び心を持ち続けることで、良い意味でクレイジーな大人を増やすこと」をミッションに掲げる、大阪のアウトドアブランド。

 
「タケノコテント2」は、「食べるのも寝るのも同じ部屋で行う、大きなワンルームみたいなテント」がコンセプト。南イタリアの世界遺産、アルベルベッロの伝統家屋「トゥルッリ」を彷彿とさせるようなユニークな形状だ。

 
側面に140cmのポールを入れて垂直の壁を作ることにより、テント隅のデッドスペースをなくした。当然、利用する者は内部(床の広さは8.6畳)が広く感じる。ルーフ部分には透湿性のあるポリコットンを使用し、テント内の結露を軽減。いっぽう、壁部分にはポリエステルを使用し軽量化も手に入れている。

 
2ヵ所のドアに加えて、すべてのメッシュ窓を開閉できる構造のため、360度どこからも出入りが可能。窓を全開にすれば、まるでオープンタープのような開放感が得られる。

 

サイズ:幅450cm×高さ280cm(壁の高さは140cm)
収容人数:8人
素材:ポリコットン(屋根)、ポリエステル(テント壁)
税込価格:77,000円

 

ムラコ「ジズ テントシェルター」

▲出典:ムラコURL

 
2016年に、埼玉県の高精度金属切削加工会社が立ち上げた新アウトドアブランド「ムラコ(MURACO)。独創的な設計でジワジワと認知を高めている。

 
「ジズ テントシェルター」は、ファミリーやグループでの使用に適した2ルームテント。4方向からのエントリーが可能なフラップ。そのうち前後のフラップにはダブルレイヤー構造のタープを収納。収容5名(大人)だが、インナーテントを追加すれば最大10名まで就寝可能。

 

サイズ:幅310×奥行き580×高さ205cm
収容人数:5人
素材:ポリエステル
税込価格:155,000円

 

スモア「コットンタープテント Tarppi R-400」

▲出典:スモアURL

 
東京都墨田区を拠点にファッション&ホームカテゴリーでブランドを運営する「ティーオー」が、2020年から仕掛けるアウトドアブランド「スモア(S’more)」。

 
気軽にアウトドアの居場所を建てたいという人におすすめなのがタープ。こちらは、コットンの風合いが目にも優しい、ナチュラルな印象のタープテント。キャンバス地には撥水加工、UVカット、防水、防カビ加工が施され、難燃性も高い。

 
2本の支柱とロープとペグだけで建てられるシンプルな設計なので、初心者でも楽に組み立てられる。

 

展開サイズ:400×260cm
収容人数:4人
素材:ポリコットン(コットン35%、ポリエステル65%)
税込価格:21,989円

 

憧れの大型テントに泊まれる最新グランピング施設6選

2021年春にオープンしたばかりの最新施設から、おしゃれな大型テントに泊まれるグランピングサイトをご紹介。

 

高滝湖グランピングリゾート

 
2021年4月20日オープン。小学校の校舎や校庭だった場所をグランピング施設にリノベーション。「校庭」に直径6mの大型ドームテントが並ぶ。ペットと一緒に泊まれるテントも。

 

住所:千葉県市原市養老1012-1
電話:047-701-8872(10:00~17:00)
Webサイト:https://www.takatakiko-glamping.com

 

スモールプラネット キャンプ&グリル

▲出典:スモールプラネット キャンプ&グリルURL

 
2021年4月22日オープン。千葉・稲毛海浜公園のリニューアル整備の一環として開発された。アウトドアバスやテント型サウナも。

 

住所:千葉県千葉市美浜区高浜7-2-1
電話:043-215-7350
Webサイト:https://sunsetbeachpark.jp/smallplanet

 

杓子山ゲートウェイキャンプ

 
富士山に最も近い町、山梨県富士吉田市にある。2021年3月20日、3棟の新ドームテント「プレミアムツイン」がオープン。貸し切り露天風呂から富士山の絶景を独占できる。

 

住所:山梨県富士吉田市大明見古屋敷4101
入浴施設:天然鉱泉の貸切露天風呂、シャワールーム、不動湯(場外提携施設)
Webサイト:https://www.shakushi-glamping.com

 

マウントフジ里山バケーション

 
グランピングとエコツアーを満喫できる富士山西麓の施設。経営元の「エコロジック」は富士宮でインバウンド向けの自然・文化体験エコツアーを催行してきた。内外の人が富士山に見守られながら語り合える場をとの思いで、当施設をオープン。1日1組限定。

 

住所:静岡県富士宮市狩宿8-2
電話:0544-66-5722
Webサイト:https://satoyama-vacation.com

 

グランシア別府鉄輪

 
2021年4月27日、大分・別府の鉄輪温泉地区にある鉄輪地獄地帯公園内にオープン。14棟の大型ドームテントはすべて天然温泉付き。プライベートドッグラン付きの部屋も。

 

住所:大分県別府市鶴見照湯1409-1
電話:0120-197-455
Webサイト:https://granxia-beppu.com

 

グランドーム滋賀高島

 
2021年4月28日、琵琶湖湖畔にオープン。全6棟(すべてレイクヴュー)。近江牛など地元の食材を盛り込んだBBQメニューが魅力的。

 

住所:滋賀県高島市永田4-19
電話:050-3161-4581
Webサイト:https://shiga-glamping.com

 

あるとグランピングの時間が豊かになるもの

 
宿泊する場所、テントのタイプが決まったら、あとは予約を取って出かけるだけ。ほとんどの装備を施設側が用意してくれて、「手ぶらで行ける」からこそ、自分たちなりの「演出」をおろそかにしたくない。

 
コーヒー好きならお気に入りの豆と使いなれたドリッパーを、お酒が好きならとっておきの1本を。また、夜空にかざすだけで星座表が表示されるアプリ、ビューポイントから見える山の名前や標高がわかるアプリ、草花や樹木、鳥の名前が簡単にわかるアプリなどをダウンロードしていくのもいいだろう。

 
このほか、アウトドアシューズやランタンなど、グランピングに持っていくと便利なちょっとしたグッズについて、以下の記事も参考にしてほしい。

 

グランピングの持ち物を解説|快適さと楽しみが倍増するものは?

 

テントにこだわってグランピングサイトを選んでみる

アウトドアならではの機能と雰囲気を兼ね備えたテントのあれこれを見ているだけで、グランピング熱が高まってきたのではないだろうか?

 
グランピングサイトの環境、あなたの好みなどを基準にテントにこだわって、次のグランピング計画を立ててみるのもいいだろう。

 
 

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