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パイロットウォッチ最新おすすめ15選|特徴や歴史も詳しく紹介

「パイロットウォッチ」と呼ばれる腕時計をご存じだろうか?その名のとおり、パイロット用に開発され、進化してきた腕時計だ。

 
実はパイロットウォッチの呼称に明確な基準はない。例えば「ダイバーズウォッチ」にはISO(国際標準化機構規格)やJIS(日本工業規格)などが定められているが、パイロットウォッチはそれがないのだ。

 
そのため各ブランドが抱くそれぞれのイメージや機能性が強く打ち出された、オリジナルのパイロットウォッチが多数展開されている。基本的に視認性が高く、パイロットをサポートする航空用の回転計算尺などを備えていたり、耐磁性・防水性など耐久性に優れたものが多い。実際に空軍で採用されているモデルもある。

 
ちなみに2016年にはドイツ工業規格において、パイロットウォッチを対象とした規格「DIN8330」が発表された。これはドイツの時計ブランド「ジン(Sinn)」の発案によるもので、ジンからはこの規格に準拠した高性能なパイロットウォッチが発売されている。

 
本記事では、

 
・パイロットウォッチの機能や特徴
・パイロットウォッチの歴史
・おすすめの最新パイロットウォッチ15選+歴史的定番3選

 
を紹介していく。

 
知るほどに魅力的なパイロットウォッチ。ぜひ、お気に入りの1本を見つけてほしい。

 

 

パイロットウォッチの機能と特徴

パイロットウォッチには、パイロットが飛行中に必要とする機能や、過酷な環境でも使いやすい工夫がぎっしり詰まっている。一見しただけではわからないかもしれないその特徴を、じっくり見ていこう。

 

とにかくタフ!

温度や気圧の急激な変化、揺れに重力、衝撃にも耐える強靭さが求められるパイロットウォッチ。さらに耐磁性・防水性も重要とされる。万一にも飛行中に壊れてしまうことのないよう、あらゆる面でタフであることが求められるのだ。

 

いざというときは計器の代わりに飛行をサポート

かつて航空用の計器は壊れやすかったため、パイロットウォッチにはいざというとき、計器の代わりにパイロットをサポートする機能が求められた。そうして生まれたのが回転ベゼルや航空用の回転計算尺などである。

 

機上での使用を最大に意識した仕様・デザイン

複雑な飛行機の操縦をしながらも、一瞥しただけで腕時計のデータを認識できるよう、数字やインデックス、針などが大きくわかりやすくデザインされている。

 
夜間や暗闇でも読み取れるよう蛍光塗料などでコーティングが施され、逆に日中の強い日差しのなかでも読み取れるように反射防止コーティングされた風防を使用するタイプも多い。また、厚い手袋をしていても操作しやすいよう、玉ねぎ型等の大きなリューズが備えられているのも特徴だ。

 

 

パイロットウォッチの歴史

飛行技術の進化とともに歩んできたパイロットウォッチ。1900年代初頭は「腕時計」の黎明期でもあり、この時代に飛行家の要望に応えて進化したパイロットウォッチは、腕時計全体の歴史にも大きく関わることとなった。ここでは、飛行技術とパイロットウォッチの歴史を紹介しよう。

 

1903年 ライト兄弟が世界初の有人飛行に成功

アメリカのライト兄弟が初めて有人飛行に成功したのは、ライトフライヤー号による約12秒間、36.5mのフライトだった。ここから飛行機の急激な進化が始まる。

 

1904年 飛行家が依頼した「サントス ドゥ カルティエ」誕生

飛行家アルベルト・サントス・デュモンが、カルティエに「操縦桿を握ったままでも時刻が確認できる腕時計」を依頼し、「サントス ドゥ カルティエ」が誕生。

 
当時「腕時計」というと、懐中時計にベルトを付けて使用することが多かったため、「腕に着けることを前提とした時計」としてデザインされた「サントス」は、画期的なアイテムだった。この後1911年には、世界初の一般用量産腕時計として販売が開始される。

 
「サントス ドゥ カルティエ」の現行モデルはこちら

 

1931年 ロンジンが「アワーアングルウォッチ」発売

大西洋無着陸単独横断飛行を成し遂げたアメリカの飛行家チャールズ・リンドバーグ。彼が提案したのは、自身が飛行している位置を計算できる時計だった。そこでスイスのロンジン社によって、太陽の時角を測定する回転ベゼルを備えた「アワーアングル(時角)ウォッチ」が製作され、1931年に発売された。

 
ロンジン「ヘリテージ リンドバーグ アワーアングルウォッチ」の詳細はこちら

 

▲出典:ロンジンURL

 

1952年 ブライトリング「ナビタイマー」発表

「ナビタイマー」は、平均速度、飛行距離、燃料消費量、上昇率、降下率などを計算できる航空用回転計算尺を回転ベゼルの中に組み込んだモデル。この画期的なウォッチは当時のパイロットたちの人気を大いに集め、今もブライトリングの人気アイコンウォッチとして進化し続けている。

 
ブライトリング「ナビタイマー」の詳細はこちら

 

現代のパイロットウォッチの魅力

機能性を追求して生まれたデザインや、その歴史的背景に魅力を感じる人も多く、パイロットウォッチは航空ファンならずとも所有する喜びを感じられるアイテムだ。

 
またプロフェッショナルのための時計として、タフさと機能性を兼ね備えているため、日常生活でも振動や水ぬれなどを気にすることなく快適に使用することができ、あらゆるシーンで活躍する腕時計としても人気がある。

 

パイロットウォッチ最新おすすめモデル15選+歴史的定番3選

伝説的なモデルの復刻版や、モダンなデザイン、リーズナブルなタイプからラグジュアリーな憧れモデルまで、パイロットウォッチとしての機能やデザインアイデンティティーを感じることができる厳選のおすすめモデル18本を紹介しよう。

 

【歴史的定番】カルティエ(Cartier)「サントス ドゥ カルティエ ウォッチ」

▲出典:カルティエURL

 

素材:スティール
ケース幅:39.8mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:885,500円
10気圧防水

 
1904年に飛行家アルベルト・サントス・デュモンの依頼によって誕生した、パイロットウォッチの元祖ともいえるカルティエの名品「サントス」。初めて「腕に着けるための時計」としてデザインされた「腕時計」の黎明期を代表するウォッチだ。

 
丸みを帯びたスクエアのフォルムと、ビス モチーフが特徴的な「サントス」は、今なおカルティエウォッチのアイコンとしてさまざまなバリエーションで展開されている。

 
パイロットウォッチとしては薄型。ベゼルもシンプルでベルトと一体感のあるデザインのため、シックなカジュアルスタイルはもちろん、スーツスタイルにもあわせやすい。

 
また、ベルトを工具なしで交換できる「クィックスイッチ」が導入されているため、メタルブレスレットを付属のレザーストラップに付け替えることもできる。タイムレスなデザインが魅力的だ。

 

【歴史的定番】ロンジン(Longines)「ヘリテージ リンドバーグ アワーアングルウォッチ」

▲出典:ロンジンURL

 

素材:ステンレススティール
直径:47.5mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:629,200円
3気圧防水

 
ロンジンには、歴史や時計職人へのオマージュを込めて、オリジナルの美しさを生かしながら最新の時計製造技術と組み合わせて復刻する「ヘリテージシリーズ」がある。

 
このヘリテージシリーズを代表するのが「リンドバーグ アワーアングルウォッチ」。1931年に飛行家チャールズ・リンドバーグのために作られた時計の復刻版である。

 
「アワーアングル(時角)」を計算するための目盛りや、ラジオの時報に秒針をあわせるために回転する文字盤などがあり、当時としては画期的なシステムが備えられていた。

 

▲出典:ロンジンURL

 
初期モデルと同じく47.5mmという大きなケースに、丸みのある大型のリューズが備えられ、重厚なアリゲーターストラップがマッチしている。シックでありながら、力強さが感じられるデザインだ。

 

ロンジン(Longines)「アヴィゲーション タイプA-7 1935」

▲出典:ロンジンURL

 

素材:ステンレススティール
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:453,200円
3気圧防水

 
ヴィンテージウォッチの復刻モデル。その名にもある通りオリジナルモデルは1935年に生まれ、そして第二次世界大戦中にアメリカ軍のパイロットたちに愛用されたもの。アヴィゲーションは「ナビゲーション」と「アヴィエーション(航空)」をあわせた造語。

 
アールデコ調のレトロなアラビア数字インデックス、レイルウェイのミニッツ・スケール、懐中時計のようなサブダイアル、玉ねぎ型のリューズが特徴的だが、なんといっても一番ユニークな点は文字盤が時計回りに41度傾いていること。これはパイロットが操縦桿を握ったまま容易に時刻を読み取れるようにとの工夫であった。

 

▲出典:ロンジンURL

 

【歴史的定番】ブライトリング(BREITLING)「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」

▲出典:ブライトリングURL

 

素材:ステンレススチール
直径:43mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:1,023,000円
3気圧防水

 
創業以来、高度な計測器やクロノグラフに力を入れてきたブライトリング。1952年に登場した「ナビタイマー」は、「ナビゲーション(航行)」と「タイマー」をあわせて名付けられたアイコニックなパイロットウォッチ。

 
平均速度や飛行距離、燃料消費量、上昇率などの計算ができる航空用回転計算尺が搭載され、パイロットたちから人気を集めた。その後、時代にあわせてリデザインされ、最新技術を導入しながら、さまざまなモデルで進化し続けている。

 
1960年代にはジャズミュージシャンのマイルス・デイヴィスが愛用し、1980年代にはミュージシャンでフランスを代表するアーティスト、セルジュ・ゲンズブールが愛用していたという。ゲンズブールは、プラチナ製の「ラリー・ブレスレット」をオーダーしてコーディネートした。

 
ファッションアイテムとしても、パイロットのための計器としても、今なお愛され続けている名作だ。

 

ブライトリング(BREITLING)「アビエーター 8 B01 クロノグラフ 43 モスキート」

▲出典:ブライトリングURL

 

素材:ステンレススチール
直径:43mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:935,000円

 
第2次世界大戦中に活躍した航空機で、機体に木材を用いて軽量化し、世界有数の高速航空機として知られたイギリスの「デ・ハビランド モスキート」へのオマージュとして製作された。

 
黒いベゼル、黒いダイヤルに、ホワイトのアラビア数字インデックスと朱色を施したシルバーのクロノグラフ針が映え、視認性も高い。

 

▲出典:ブライトリングURL

 

IWC「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア」

▲出典:IWCURL

 

素材:ステンレススティール
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:770,000円
6気圧防水

 
IWCのパイロットウォッチのラインにはさまざまなコレクションがあるが、今回セレクトしたのは「スピットファイア」。英国王立空軍のためのナビゲーション・ウォッチ「マーク11」と、伝説の戦闘機「スピットファイア」をインスピレーション源として生み出されたシリーズだ。

 
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア」は、41mmのステンレススティールのケースに自社製キャリバーを搭載。さらに軟鉄製のインナーケースが、磁場からムーブメントを保護している。

 

▲出典:IWCURL

 
ブラックの文字盤とブラウンのカーフスキンのストラップの配色は、「スピットファイア」のコックピットから着想したという。クロノグラフでありながら、ケースの直径が41mmというサイズ感は、スマートな着こなしにもぴったりだ。

 

IWC「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン」

▲出典:IWCURL

 

素材:セラミック
直径:44.5mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:1,012,000円
6気圧防水

 
IWCでは、米国海軍の戦闘機戦術教育プログラム、通称“トップガン”に由来するパイロットウォッチ「トップガン」シリーズも展開している。

 
超音速ジェット機での飛行や長期間の空母でのミッションなど、“トップガン”で求められる過酷な環境に対応するこのシリーズは、堅牢なセラミックやチタニウムなどの素材が用いられている。このモデルのケースは直径44.5mm。パイロットウォッチにタフなイメージを求める方は、こちらもぜひチェックしてほしい。

 

ハミルトン(Hamilton)「カーキ アビエーション Pilot Day Date Auto H64615545」

▲出典:ハミルトンURL

 

素材:ステンレススティール
直径:42mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:107,800円
10気圧防水

 
ハミルトン「カーキ アビエーション Pilot Day Date Auto」は、20世紀初頭のパイロットにインスピレーションを受け、ステンレススティールやサファイアクリスタルなどを用いて再現された、自動巻きのパイロットウォッチ。

 
42mmケース、数字が大きくクラシカルなデザインのため、ビジネスシーンでもコーディネートしやすい。

 
驚かされるのは、10万円程度という価格。パイロットウォッチのエントリーモデルにも、2本目のウォッチにもぴったりだ。

 

ハミルトン(Hamilton)「カーキ アビエーション X-Wind Auto Chrono」

▲出典:ハミルトンURL

 

素材:ステンレススチール
直径:44mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:198,000円
10気圧防水

 
横風による行程への影響を正確に計算できる、偏流修正角計算機能を腕時計として初めて搭載。べゼルおよびダイヤルに整然と施された数多の数値が見惚れるほどに美しい。「計器としての美」とはこのこと。

 
カウレザーのブレスレットが温もりを加味し、飛行機を降りたパイロットが地上の生活でも身につけることを想定した、スタイリッシュさが追求されている。

 

▲出典:ハミルトンURL

 

トゥルーム(TRUME)「S Collection Airline Pilot TR-MB5007」

▲出典:トゥルームURL

 

素材:ステンレススティール
ムーブメント:ライトチャージGPS衛星電波修正
ケースサイズ:57.2×45.9mm
税込参考価格:242,000円
10気圧防水

 
エプソンのウォッチブランド「トゥルーム」より発表された、GPS電波ソーラーのパイロットウォッチ。高度3万フィートからの空色をイメージして名付けられた「紺碧」「漆黒」「東雲」の3色で展開されている。

 
空港コードが刻印されたベゼル、判読性にこだわった文字盤、気圧高度計、-10℃から60℃までの耐温性。そして計器の並ぶコクピットでも、堅牢で安心なステンレススティール製。パイロットウォッチに必要な機能を揃えながらも、透明感のあるデザインがエレガント。

 
本格的なパイロットウォッチとしてはもちろん、ビジネスシーンでも手元でシックな表情を楽しめる、ファッショナブルなモデルだ。

 

▲出典:トゥルームURL

 

オリス(ORIS)「ビッグクラウン プロパイロット アルティメーター メートルスケールタイプ」

▲出典:オリスURL

 

素材:ステンレススティール
直径:47mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:442,200円

 
腕時計では世界初の特許を取得した気圧高度計を搭載。4時位置の赤いリングが施されたねじ込み式リューズから空気を通過させることによって、高度計と気圧計が作動する。

 
アワーインデックス外側の黄色いインジケーターでメートル表示の高度を指し示し、赤いインジケーターではヘクトパスカル表示で気圧を指し示す。約47mm径の大型ケースは存在感も頼もしい。

 

ユンハンス(JUNGHANS)「マイスター・パイロット」

▲出典:ユンハンスURL

 

素材:ステンレススチール
直径:43.3mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:319,000円
100m防水

 
ユンハンスは1861 年にドイツ・シュランベルクで創業。品質管理の厳格さで定評がある。世界で初めて電波時計を作った、先駆者としての歴史もある。

 
紹介するモデルは、操作性の高い12角形の双方向回転ベゼルに、リベットが印象的なレザーストラップ。ほかのパイロットウォッチとは一線を画するユニークさと高いデザイン性が特徴的だ。

 

シャウボーグ・ウォッチ(SHAUMBURG WATCH)「AUF&AB RETRO FLIEGER」

▲出典:シャウボーグ・ウォッチURL

 

素材:ステンレススチール
直径:42mm
ムーブメント:手巻き
税込参考価格:319,000円
5気圧防水

 
シャウボーグウォッチ リンドバーグ&ベンソンは1998年にドイツの小さな町で誕生した。創業者のフランク・ヂバコウスキ氏は半導体ビジネスで成功を収めた人物。

 
FLIEGER(ドイツ語で飛行士の意味)の名を持つこのモデルは、コックピットの計器そのもののスモールセコンドとパワーリザーブ表示の上をプロペラ形の針が回る。航空文化への愛が、その意匠から立ち上がってくる。

 

ジン(Sinn)「インストゥルメント クロノグラフ 103.TI.IFR」

▲出典:ジンURL

 

素材:チタン
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:506,000円
20気圧防水
DIN8330準拠

 
ドイツの「ジン」は、クロノグラフやダイバーズウォッチを展開し、ドイツ連邦警察局特殊部隊(GSG9)でも採用されるなど、過酷な環境での実用性が高いプロユースの腕時計が揃う時計ブランド。

 
「インストゥルメント クロノグラフ 103.TI.IFR」は、ドイツ工業規格でパイロットウォッチの新規格「DIN8330」(2016年発効)に準拠しており、コックピット内の時間計測機器が故障した場合、代わりに使用することができる。航空機やヘリコプターの計測器機に求められる厳しい条件をもクリアした腕時計なのだ。

 
さらに、ジンの「特殊オイル」を使用しているため、-45℃から80℃の急激な温度変化にも耐えられるという。もちろん離着陸の気圧変化や磁気干渉、耐衝撃など、物理的ストレスにも強い。航空機内に存在し得るさまざまな液体への耐性も厳しくチェックされ、防水性能はなんと20気圧防水。

 
十分すぎるほどのスペックを持つ、堅牢で頼もしいパイロットウォッチだ。シンプルなデザインの41mmケース内部に詰まった、高度な機能と独自の技術は、時計好きならば思わず語りたくなる魅力がある。

 

ゼニス(ZENITH)「PILOT TYPE 20 CHRONOGRAPH エクストラ スペシャル」

▲出典:ゼニスURL

 

素材:ブロンズ
直径:45mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:924,000円
10気圧防水

 
1909年、英仏海峡横断飛行に最初に成功したルイ・ブレリオが身に着けていたのは、ゼニスのパイロットウォッチだった。「PILOT TYPE 20 CHRONOGRAPH」では、ヴィンテージ感のあるブロンズ製のケースに、大ぶりな玉ねぎ型のリューズ、マットブラックの文字盤、独特なデザインのアラビア数字やカテドラル針が配されている。

 
初期のゼニス航空計器を想起させるデザインや、ブロンズ製ケースの質感へのこだわりなど、冒険家へのリスペクトが感じられる、シックなデザインだ。

 

ベル&ロス(BELL&ROSS)「INSTRUMENTS BR 03-92 GREY LUM」

▲出典:ベル&ロスURL

 

素材:ステンレススティール
直径:42mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:407,000円
100m防水

 
ベル&ロスは、宇宙飛行士やパイロット、ダイバー、地雷除去の専門家など、過酷な環境で活動するプロフェッショナルのための時計を作り続けるフランス生まれの腕時計ブランド。

 
角型ケースの中に丸型の盤面が配置された「INSTRUMENTS」は、まるでコックピットの航空計器盤がそのまま腕時計になったような個性的なデザインだ。

 
航空機や宇宙船に搭載する機器の設計者や専門家たちと、「無駄な演出を一切許さない」というコンセプトのもとで作りあげられるベル&ロスの時計は、すべてのディティールに機能があり、意味がある。

 

▲出典:ベル&ロスURL

 
「INSTRUMENTS BR 03-92 GREY LUM」では、夜光塗料「スーパールミノバ®C3」が使用されており、昼夜を問わず視認性も高い。スポーティーな雰囲気にもぴったりで、シンプルながら主張のあるデザインも魅力的だ。

 

ロレックス(ROLEX)「GMTマスターⅡ」

▲出典:ロレックスURL

 

素材:オイスタースチール
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:1,072,500円
100m防水

 
ロレックスのパイロットウォッチといえば「GMTマスターⅡ」。二つのタイムゾーンを同時に表示するデザインが特徴的で人気があり、一目で「GMTマスター」だとわかる人は多いはず。

 
1955年に発表された「GMTマスター」はプロフェッショナルなパイロットのためのナビゲーション機器として開発され、1960年代に超音速旅客機「コンコルド」のテストパイロットが着用していたことでも知られている。

 
1982年には、新しいムーブメントを搭載した「GMTマスターⅡ」が登場。ベゼルのカラーもモデルによって特徴があり、ブルーとブラックの組み合わせは特に人気が高い。

 
ビジネスでもカジュアルでも安心して使うことができ、1本目の腕時計としてもおすすめだ。

 

ブレゲ(Breguet)「Type XXII 3880」

▲出典:ブレゲURL

 

素材:ステンレススティール
直径:44mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:2,398,000円
100m防水

 
最後にご紹介するのは、ブレゲのパイロットウォッチ「Type XXII」。エレガントな高級腕時計のイメージがあるブレゲだが、スポーティーなパイロットウォッチも展開している。

 
「Type XXII 3880」は、1950年代にフランス海軍航空部隊のために設計された「Type XX」へのオマージュを込めながらも、自動巻きムーブメントを搭載した現代のパイロットウォッチだ。クロノグラフのフライバック機能はそのままに、最新技術が導入されている。

 
1時間に72,000回(10Hz/秒)という驚きの振動数を実現した、正確無比な時計。ひげゼンマイやアンクル脱進機に、新たにシリコン素材を採用し、腐食への耐久性を高め、部品の軽量化も図った。

 
ブレゲの圧倒的な技術、気品ある端正なデザイン、歴史とストーリー、腕時計の魅力といったすべてが詰まったスペシャルなパイロットウォッチだ。

 

パイロットウォッチとともにワクワクする明日へ

 
腕時計そのものの成り立ちとも大きく関わるパイロットウォッチの歴史と魅力、一押しの定番モデルを紹介してきた。

 
その特性上、予想以上に大型のタイプも多いので、購入前にはできるだけ実物を見ることをおすすめしたい。

 
大空へのロマン、飛行家のチャレンジ精神を感じられるような一品に出会い、ワクワクするような時を刻んでほしい。

 
 

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