旅の+one

高級腕時計の定番ブランド16選|ステータスを上げるおすすめモデルはコレ!

ロレックス、カルティエ、オメガ……、誰もが一目置く一流ブランドの腕時計を身につけていると、旅先の高級ホテルや星付きレストラン、そして大切な商談シーンでも堂々とふるまえるもの。高級腕時計はビジネスパーソンのステータスを上げる有効な小道具なのだ。

 
そうは言っても世界中に数多ある高級ブランドのなかから、どれを選べば間違いがないのだろう?そこでこの記事では、

 
・編集部がおすすめするメンズ高級腕時計の定番ブランド16選
・各ブランドの歴史や代表モデル
・高級腕時計が誕生した背景と、機械式時計の仕組み
・高級腕時計を選ぶときのポイント

 
を紹介する。人生初の1本をどのブランドにしようか迷っている方はもちろん、2本目を探している方も、ぜひ参考にしていただきたい。

 

編集部おすすめ、持っておきたいメンズ高級腕時計の定番ブランド16選

まずは、編集部がおすすめする定番ブランドを見ていこう。ご存じのブランドばかりかもしれないが、各ブランドの歴史背景やエピソードを知ることで、新たなお気に入りが見つかるかもしれない。

 

ロレックス(ROLEX)

▲出典:ロレックスURL

 

創業年:1905年
創業者:ハンス・ウイルスドルフ
創業地:イギリス/ロンドン(現在はスイス)

 
実用腕時計の金字塔、ロレックス。その歴史は1905年、ハンス・ウイルスドルフが24歳で時計販売の専門会社を設立したことに始まる。

 
1926年、世界初の防水・防塵腕時計である「オイスター」を発表。完全密閉のケースを備え、ムーブメントを“牡蠣のように堅牢に”保護するこのモデルは、現在に至るまでロレックスの代名詞となっている。

 
1931年に自動巻きメカニズムを持つ「パーペチュアル」、1945年には午前0時に日付が切り替わる「デイトジャスト」を開発。これらの機構が、現在のあらゆる自動巻き腕時計の原点となった。

 

「オイスター パーペチュアル 41」

 

▲出典:ロレックスURL

 
1926年以来、ロレックスの名声の礎となった初代オイスターの直系。

 

素材:オイスタースチール
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:621,500円

 

「デイトジャスト 41」

▲出典:ロレックスURL

 
フルーテッドベゼルを搭載したオイスターケースのエレガントな輪郭が特徴。

 

素材:イエローロレゾール – オイスタースチール&18 ct イエローゴールド
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:1,398,100円

 

オメガ(OMEGA)

▲出典:オメガURL

 

創業年:1848年
創業者:ルイ・ブラン
創業地:スイス/ラ・ショー・ド・フォン

 
1848年、時計師のルイ・ブランが開いた時計工房がブランドの出発点。宇宙との関係が深く、NASAの有人宇宙ミッションのすべてに使用されてきた唯一の装備として、無比の地位を築いている。

 
1969年のアポロ11号月面着陸時に携行された「スピードマスター プロフェッショナル」は “ムーンウォッチ” の愛称で親しまれている。また、1932年以来28回ものオリンピックでオフィシャルタイムキーパーを務めており、東京2020も担当することが決まっている。

 

「スピードマスター “ムーンウォッチ” プロフェッショナル クロノグラフ 42mm」

▲出典:オメガURL

 
6回の月面着陸プロジェクトすべてに携行された、オメガを代表するタイムピース。

 

素材:ステンレススティール
直径:42mm
ムーブメント:自動巻き
税込推奨小売価格: 605,000円

 

「シーマスター ダイバー300M オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター 42mm」

▲出典:オメガURL

 
1993年の発売以来、伝説的な支持を誇るコレクションが発売25周年を迎えた2018年にフルモデルチェンジ。

 

素材:ステンレススティール、ラバーストラップ
直径:42mm
ムーブメント:自動巻き
税込推奨小売価格:572,000円

 

IWC(アイ・ダブリュー・シー)

▲出典:IWCURL

 

創業年:1868年
創業者:フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ
創業地:スイス/シャフハウゼン

 
アメリカ・ボストン出身の時計師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが、スイスが誇る優れたクラフトマンシップと、アメリカの近代的なエンジニアリングの融合を目指して、インターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)をスイスに創立。その目的はアメリカ市場向けに高品質の懐中時計を製造することだった。

 
20世紀に入り腕時計専用ムーブメントを開発。1939年に大型腕時計「ポルトギーゼ」、1940年に「ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T.S.C.」が誕生した。この航空時計の伝統は現在も継承されている。

 

「ビッグ・パイロット・ウォッチ・ヘリテージ」

▲出典:IWCURL

 
歴史的に名高い「ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T.S.C.」に倣ったレトロな雰囲気のデザイン。

 

素材:チタニウム、カーフスキン
直径:46.2mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:1,611,500円

 

「ポルトギーゼ・オートマティック」

▲出典:IWCURL

 
1930年代に製作された初代ポルトギーゼのクラシカルなデザインを踏襲。

 

素材:18Kレッドゴールド&アリゲーター
直径:42.3mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:2,766,500円

 

ブライトリング(BREITLING)

▲出典:ブライトリングURL

 

創業年:1884年
創業者:レオン・ブライトリング
創業地:スイス/サンティミエ

 
時計師のレオン・ブライトリングが1884年に創業。産業界や軍隊、科学技術、あるいはスポーツ組織でも需要が伸びていたクロノグラフ(ストップウォッチ機能)に照準を合わせ、1889年にシンプルなモデルで特許を取得した。

 
1915年に世界初のプッシュボタン付き腕時計クロノグラフを、1952年には今もアイコン的な存在であり続ける「ナビタイマー」を発表する。航空用回転計算尺を搭載し、航行(ナビゲーション)とタイマーという二つの言葉からネーミングされたこの時計は、多くのパイロットやエアライン、航空機メーカーに選ばれている。

 

「ナビタイマー B01 クロノグラフ 43」

▲出典:ブライトリングURL

 
1952年の誕生以来、パイロットおよび航空愛好家の間で最も愛されたモデル。

 

素材:ステンレススティール
直径:43mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:1,067,000円

 

タグ・ホイヤー(TAG HEUER)

▲出典:タグ・ホイヤーURL

 

創業年:1860年
創業者:エドワード・ホイヤー
創業地:スイス/サンティミエ

 
1860年にエドワード・ホイヤーが主にシルバー製の懐中時計工房として創業。1869年、鍵を使わないリューズによる巻き上げ機構で特許を取得する。

 
1887年、プッシュボタンを使用し瞬時にスタートおよびストップできるクロノグラフを完成させ、古くからスポーツ計時の発展に貢献した。オリンピックやF1、インディカーレースの公式計時を務め、F1ドライバーの愛用者も多い。

 

「カレラ キャリバー ホイヤー02 スポーツ クロノグラフ 」

▲出典:タグ・ホイヤーURL

 
1963年の誕生以来、プロのドライバーに愛され、ブランドの柱となってきた「カレラ」の最新モデル。

 

素材:ステンレススティール
直径:44mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:676,500円

 

パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)

▲出典:パテック・フィリップURL

 

創業年:1839年
創業者:アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック、フランソワ・チャペック、ジャン・アドリアン・フィリップ
創業地:スイス/ジュネーヴ

 
2人のポーランド人、アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック、フランソワ・チャペックが1839年にジュネーヴに設立 。ジャン・アドリアン・フィリップが加わり、ブランドの礎を築いた。

 
1845年にはいち早く、リューズ巻き上げ・時刻合わせ式時計の技術特許を取得。創業当初から複雑機構への評価が高く、丹念な手作業によって完成する精緻な腕時計は、マニュファクチュール最高峰との呼び声が高い。

 

「カラトラバ 5196J」

▲出典:パテック・フィリップURL

 
ラウンド型腕時計の古典として、ブランドのスタイルを象徴する美しく気品あるモデル。

 

素材:イエローゴールド、アリゲーター
直径:37mm
ムーブメント:手巻き
税込希望小売価格:2,827,000円

 

オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)

▲出典:オーデマ ピゲURL

 

創業年:1875年
創業者:ジュール=ルイ・オーデマ、エドワール=オーギュスト・ピゲ
創業地:スイス/ル・ブラッシュ

 
1875年にジュール=ルイ・オーデマ、エドワール=オーギュスト・ピゲによって創業された時計工房。1889年に、ソヌリや永久カレンダーなどの超絶機構を搭載した「グランド コンプリカシオン」をパリ万博に出品。

 
以来、その技術力は「奇跡の手」と称され、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンと並びスイス3大時計ブランドの一つとなる。1972年には「ロイヤル オーク」でコンテンポラリーウォッチのジャンルを開拓。

 

「ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー」

▲出典:オーデマ ピゲURL

 
八角形のベゼル(ケースの縁)、タペストリー模様の文字盤が特徴の現代的なモデル。

 

素材:イエローゴールド
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:10,945,000円

 

ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)

▲出典:ヴァシュロン・コンスタンタンURL

 

創業年:1755年
創業者:ジャン=マルク・ヴァシュロン
創業地:スイス/ジュネーヴ

 
1755年の創業以来、経営を第三者に譲ることなく工房を継続してきた、世界最古の時計ブランド。文字盤に控えめに配される「マルタ十字」がトレードマーク。

 
そのディテールへのこだわり、クラフトマンシップの完璧さは、懐中時計やオルゴール時計の時代から培われ、「オーヴァーシーズ」のような現代的なスポーツウォッチコレクションへと受け継がれている。

 

「オーヴァーシーズ・オートマティック」

▲出典:ヴァシュロン・コンスタンタンURL

 
旅や探検を想起させる意匠が散りばめられたスポーティエレガンスを代表するモデルに、初のピンクゴールドが登場。

 

素材:18Kピンクゴールド
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:5,720,000円

 

ブレゲ(BREGUET)

▲出典:ブレゲURL

 

創業年:1775年
創業者:アブラアン-ルイ・ブレゲ
創業地:フランス/パリ

 
スイス出身の天才時計技師アブラアン-ルイ・ブレゲが、1775年にパリのシテ島に高級時計工房を設立。彼が発明した自動巻き機構「ペルペチュエル」(当時は懐中時計に搭載)は、時計のメカニズム進化のターニングポイントとなった。

 
1801年には「トゥールビヨン」という画期的な複雑機構を発表。以降200年にわたり、高度な専門技術と芸術的な職人技を融合させながら、時計本来の機能美を進化させ続けている。

 

「トラディション 7097」

▲出典:ブレゲURL

 
アブラアン-ルイ・ブレゲによって考案された「スースクリプション」という伝説の時計にインスピレーションを得て制作されたシリーズ。

 

素材:ホワイトゴールド
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き
税込推奨販売価格:3,993,000円

 

グランドセイコー(GRAND SEIKO)

▲出典:グランドセイコーURL

 

創業年:1881年
創業者:服部金太郎
創業地:日本/東京

 
1881年創業の「服部時計店」をルーツに、1892年、「精巧な時計」を自社で製造したいという思いから、時計製造工場「精工舎」を設立。1913年に国産初となる腕時計「ローレル」を完成させ、1924年には初めての「セイコー」ブランドで腕時計を発売した。

 
「グランドセイコー」ブランドが誕生したのは1960年。これは実用腕時計の最高峰を目指すもので、正確さ、美しさ、見やすさといった腕時計の構成要素を高い次元で追及するラインとなっている。

 

「ヘリテージコレクション シリーズ9 SLGH005」

▲出典:グランドセイコーURL

 
日本の美意識をもって、腕時計の本質を果てしなく追求するグランドセイコーがたどり着いた新たなデザイン「シリーズ9」から、美しい白樺の林をイメージしたモデルが登場。

 

素材:ステンレススティール
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:1,045,000円

 

ウブロ(HUBLOT)

▲出典:ウブロURL

 

創業年:1979年
創業者:カルロ・クロッコ
創業地:スイス/ニヨン

 
ブランド名の由来はフランス語の「舷窓(げんそう)」=船体の窓。舷窓と同じようにビスで留めたベゼルがトレードマークになっている。創業者カルロ・クロッコ氏はイタリア人。宝石グループ創業者一族というバックグラウンドを持つ。

 
ゴールドとラバーという異素材を初めて組み合わせたブランドであり、初期に登場したラバーベルトの斬新さがイタリア・ファッション界に受け入れられ、瞬く間にヨーロッパのセレブリティの支持を得るように。F1、FIFAワールドカップなどさまざまなスポーツイベントをサポートしていることでも知られる。

 

「ビッグ・バン スチール44MM」

▲出典:ウブロURL

 
The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)というブランドのコンセプトが凝縮された、ブランドのフラッグシップモデル。

 

素材:ステンレススチール、ラバー
直径:44mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:1,463,000円

 

ジャガー・ルクルト(JAEGER-LECOULTRE)

▲出典:ジャガー・ルクルトURL

 

創業年:1833年
創業者:アントワーヌ・ルクルト
創業地:スイス/ル・サンティエ

 
マニュファクチュールのあるスイス・ヴォー州のル・サンティエ村は、ユグノー教徒だったルクルト家が17世紀に建てた教会がその興り。1833年、アントワーヌ・ルクルトがスチールから時計の部品の一つ「カナ」を切り出す機会を発明したことをきっかけに小さなアトリエを構え、時計の製造を手がけるように。

 
ミリオノメーター、リューズ巻き時計など数々の発明で時計の発展に貢献。パリを拠点にフランス海軍向けの時計を製造していたエドモンド・ジャガーとルクルトの末裔がコラボレーションをしたことを契機に1937年、ジャガー・ルクルトのブランドが正式に誕生した。

 

「レベルソ・クラシック モノフェイス」

▲出典:ジャガー・ルクルトURL

 
1931年に誕生して以来、ブランドのアイコンとして愛され続ける名作。スクエアのフォルムや3本のゴドロン装飾(上下に入っているライン)は不変の美しさ。

 

素材:ステンレススチール、アリゲーター
ケースサイズ:40×24.4mm
ムーブメント:手巻き
税込希望小売価格:638,000円

 

フランク ミュラー(FRANCK MULLER)

▲出典:フランク ミュラーURL

 

創業年:1991年
創業者:フランク ミュラー
創業地:スイス/ジュネーブ

 
フランク ミュラーは1958年生まれ。ジュネーブ時計学校を卒業後(3年以内で履修する単位を1年で取得した)、オーダーメイドの時計製作をパン工房の2階で始めた。91年、ジュエラーでケースメーカーのヴァルタン・シルマケスとテクノウォッチを設立、フランク ミュラーブランド製品の製造を始めた。

 
98年、フランク ミュラー ウォッチランドに社名変更。アンティーク時計の修理で蓄えた知識を応用した、色彩豊かで優美なデザインは唯一無二。クラシカルかつ視認性の高いビザン数字、曲線を帯びた樽型のケース「トノウ カーベックス」などのモチーフは、同社のアイコンになっている。

 

「トノウ カーベックス グランギシェ」

▲出典:フランク ミュラーURL

 
ブランドを代表するトノウ型のオリジナルシェイプに、グランギシェ(12時の位置の大きなデイト表示)を配したモデル。

 

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:30×45mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:1,705,000円

 

A.ランゲ&ゾーネ(A.LANGE&SÖHNE)

▲出典:A.ランゲ&ゾーネURL

 

創業年:1845年
創業者:フェルナンド・アドルフ・ランゲ
創業地:ドイツ/グラスヒュッテ

 
A.ランゲ&ゾーネはザクセン王国の支援のもと、フェルナンド・アドルフ・ランゲによって1845年、ドイツ・グラスヒュッテに開かれた工房にその歴史を発する。1868年、フェルナンドの長男リヒャルトが経営に参画し、現在の社名に。ヒゲゼンマイに至るまで自社製作にこだわる完全なマニュファクチュールを特徴とする。

 
1945年にソ連軍の空爆により工房は焼失するが、90年、独財閥マンネスマングループ鉄鋼部門代表の「ドイツ統一を記念して最高峰のドイツ時計を復活させよう」との考えから、4代目ウォルター・ランゲを戴き、ブランドの再登記と商標登録がなされた。

 

「サクソニア」

▲出典:A.ランゲ&ゾーネURL

 
ブランド復興初コレクションとして1994年に発表された4モデルのうちの一つがサクソニア。シルバー無垢のダイヤルと、ゴールド無垢のインデックスがこのうえなくエレガント。

 

素材:ピンクゴールド、レザー
直径:35mm
ムーブメント:手巻き
参考価格:17,000ユーロ

 

オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)

▲出典:オフィチーネ パネライURL

 

創業年:1860年
創業者:ジョヴァンニ・パネライ
創業地:イタリア/フィレンツェ

 
1860年、精密機器メーカーとして創業。潜水用装備品のメーカーとしても知られ、1930年代にイタリア海軍から潜水部隊用時計の製作依頼を受け、軍事用ダイバーズウォッチ「ラジオミール」を開発。長らく軍用腕時計のみの製造を行っていたが、東西冷戦終結により軍事需要は激減、軍との契約も終了し、1993年から一般向けの製造・販売を開始した。

 
97年からは現在のリシュモングループ傘下で時計ブランドとなり、98年、国際市場でデビューを果たす。「デカ厚」と言われる大型腕時計ブームの火付け役として知られる。9時位置に配されたスモールセコンドなど独創的なデザインを好む愛好家も多い。2005年には自社製ムーブメント搭載モデルを発表し、マニュファクチュール化した。

 

「ルミノール マリーナ – 44mm」

▲出典:オフィチーネ パネライURL

 
イタリア海軍のために同社が作ったダイバーズウォッチがルーツ。大ぶりのリューズプロテクターが独創的だ。30気圧防水。

 

素材:スティール、アリゲーター
直径:44mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:946,000円

 

カルティエ(CARTIER)

▲出典:カルティエURL

 

創業年:1847年
創業者:ルイ=フランソワ・カルティエ
創業地:フランス/パリ

 
宝石細工師ルイ=フランソワ・カルティエが師のアドルフ・ピカールからパリ・モントルグイユ通り29番地のジュエリー工房を受け継いだのがその歴史の始まり。1853年、パレ・ロワイヤルにほど近いヌーヴ・デ・プティ・シャン通り5番地に個人顧客を対象としたジュエリーブティックを構える。

 
以来、2代目アルフレッド、3代目ルイと家業を継承するうちに、ナポレオン3世の皇后ウジェニー、英国王エドワード7世、スペイン国王アルフォンソ13世、ロシア皇帝ニコライ2世ら錚々たるセレブリティが相次いで顧客となる。1904年、ルイが親交のあったブラジル人飛行家アルベルト・サントス=デュモンのために世界初の実用的腕時計「サントス」をデザイン。トリニティ・リングと並ぶカルティエの看板商品となった。

 

「サントス ドゥ カルティエ ウォッチ」

▲出典:カルティエURL

 
パイロットウォッチの元祖ともいえるカルティエの名品。丸みを帯びたスクエアケースに、ビスモチーフがアクセントを添える。

 

素材:スティール
直径:39.8mm
ムーブメント:自動巻き
税込希望小売価格:825,000円

 

高級腕時計オーナーとして知っておきたいこと

手のひらに収まる小さな宇宙、腕時計。ましてや一流ブランドの高級腕時計を身につけるなら、腕時計が発明された歴史的な経緯や、その構造についても少しは知っておきたい。それが高級腕時計オーナーとしてのスマートな姿だ。

 

腕時計が生まれたのは19世紀ヨーロッパ

その前身はヨーロッパの王侯貴族がポケットに入れて使っていた懐中時計だといわれている。コンパクトのような形状の懐中時計は1700年代から使われるようになったと考えられており、19世紀に入ると高貴な女性向けにブレスレットタイプのものも生まれたという。

 
やがて、「時間を確認する度にポケットからいちいち取り出し、蓋を開けなければならない」という不便さを改善するために考案されたのが、腕時計だ。

 
19世紀後半、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世が、ジラール・ペルゴ社にドイツ海軍将校用の腕時計2,000個を発注したという記録があり、これが懐中時計を腕に巻くための革ベルトがついた、初めての量産腕時計だといわれている。
 

▲出典:ジラール・ペルゴURL

 

カルティエの腕時計は空飛ぶ冒険家のために発明された

1904年、ベルエポックのパリで誕生したカルティエの「サントス」は、3代目のルイ・カルティエが、友人のブラジル人飛行家であるアルベルト・サントス=デュモンのために考案した、初の実用的腕時計だ。

 
「空の上で、懐から取り出すことなく時間を確認できる時計がほしい」という彼の要望を受けて誕生した腕時計「サントス」は、少しずつ形を変え、「サントス ドゥ カルティエ」として現在も世界中で愛されている。飛行機好きは見逃せないエピソードだ。

 

▲出典:カルティエURL Laziz Hamani © Cartier

 
なお、飛行家のための腕時計=「パイロットウォッチ」は、現在は一つのジャンルとして定着し、愛好家も多い。カルティエをはじめ、ロンジン、ブライトリング、IWC、ハミルトンなど各社それぞれが技術を凝らしたモデルは、堅牢で機能も充実。航空ファンならずとも、ぜひチェックしてみてほしい。

 

パイロットウォッチおすすめ21選|特徴や歴史、魅力をたっぷりと紹介

 
1912年には、米陸軍の標準支給品のなかに軍用時計が仲間入り。その翌年、セイコーが日本初の腕時計「ローレル」を発売した。

 

参考:セイコーミュージアムURL

 

機械式時計の仕組みと、手巻き・自動巻き・クオーツの違い

巻き上がったゼンマイがほどける際に生じる回転エネルギーによって歯車を回転させ、歯車の軸状にある針を動かすのが、機械式時計の基本原理。そしてこの機械式ムーブメントは、手巻きと自動巻きの二つに分けられる。
 

 
リューズを手で回すことでゼンマイを巻き上げるのが「手巻き」、腕時計をつけた腕の動きによって回転するローターの力でゼンマイを自動的に巻き上げるのが「自動巻き」だ。自動巻きは構造が複雑でパーツが多いため、手巻きよりも厚みと重量が増す。

 
なお、自動巻きは現在、高級腕時計の主力ラインで、各ブランドさまざまなモデルをラインナップしているが、そもそもこの技術が誕生したのは、なんと1700年代のことだ。自動巻き腕時計の仕組みと、技術進化の歴史、さらに正しい保管方法までもっと知りたい方は、以下の記事も参考にしてほしい。

 

自動巻き腕時計を徹底解説!仕組みと歴史、扱い方と保管方法を知ろう

 
そしてもう一つ、ムーブメントの主流となっているのがクオーツ。クオーツ、つまり水晶に電圧をかけた際に生じる一定振動数を利用して針を動かす仕組みだ。

 
一定期間ごとに電池交換が必要となるが、誤差が生じる度合いは機械式よりも低く、価格も抑えられるのがメリットだ。

 

高級腕時計を選ぶポイント

前述した編集部のおすすめ16選のように、一生モノとして使える腕時計ならどれを選んでも間違いはない。後は、腕時計選びにおける自分の優先順位をどこに置くかが決め手となってくる。

 

ブランドで選ぶ

バックグラウンドに共感できるブランドや、好みのデザインテイスト、生産国などにこだわって理想の1本を選びたい。また、年齢相応のブランドや価格帯のものを選ぶことも重要だ。

 
あまりに高価なものや、アートピースの域に達するようなモデルは、やはりある程度の年齢を重ねた大人だからこそつけこなせるもの、と理解しておこう。

 
40代にさしかかり、社会的地位も上がってきたところで、きちんとした腕時計を探しているという方は、誰もが知っている、万人に支持されるブランドを1本目に選ぶのが無難だ。こちらのおすすめ5選もご参考に。
 

40代の今こそ選ぶべきメンズ腕時計12選|おすすめブランドの特徴も紹介

 

機能で選ぶ

日付表示、月齢表示(ムーンフェイズ)、ストップウォッチ(クロノグラフ)、防水、回転計算尺……腕時計はさまざまな機能を有している。最近は、微弱な蛍光灯の光でも発電してくれるソーラー充電式や、送信所から発信される“標準電波”を受信して、時計が自動的に時間を合わせてくれる「電波ソーラー腕時計」も注目されている。

 
日本に2カ所、海外にはドイツ、イギリス、アメリカ、中国に標準電波送信所があり、グローバルタイプなら海外でも簡単に現地時刻に切り替えることができる。世界を飛び回る人には便利な機能といえるだろう。

 

メンズ電波ソーラー腕時計おすすめ10選|最新モデルの機能や魅力を紹介

 

使用シーンで選ぶ

スマートフォンやスマートウォッチの普及で、アナログな高級腕時計をする機会があるのは冠婚葬祭などの限られた場面だけ、という方もいるだろう。こうしたフォーマルシーンにおいて、時計にもドレスコードがあることをご存じだろうか。

 
いわゆるフォーマル向けの時計は「ドレスウォッチ」と呼ばれ、基本的には、アナログ式の2針、ラウンドタイプ、ブラックレザーベルト、袖口に収まるサイズ感、白の文字盤というのが定石だ。このタイプを一つ持っておくのも大人の嗜みといえる。もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。

 

価格帯別ドレスウォッチおすすめ17選|購入前に知っておきたいポイントとは?

 

一生モノとなる高級腕時計を人生の相棒に

ホテルでのチェックイン時や、ショップやレストランでの会計時にサインをする際に、カウンターに置かれた手元は自分が思っている以上に人目に晒されている。

 
スマートフォンの普及で腕時計をしない人が増えているからこそ、高級腕時計をさりげなく使いこなし、人との差別化を図りたいものだ。今こそ、人生の相棒となるような高級腕時計を本気で探してみてはいかがだろう。

 
 

関連記事

EDITORS RECOMMEND〜編集部のおすすめ〜

キーワードで記事を探す