話題のエリア・天王洲にあるお洒落な画材ショップ
「PIGMENT(ピグモン)」とは、顔料の意味。ここは「色とマチエールの表現」を追求するラボであると同時に、アカデミー、ミュージアム、ショップの機能を備えた複合的な空間だ。壁一面にディスプレイされた4,500色にも及ぶ豊かな色彩が目を引く店内は、顔料はもちろん、希少価値の高い伝統的な画材、それに使う道具などを幅広く取り扱う。有機的な曲線が印象的な竹のをイメージしたという空間は、今をときめく建築家、隈研吾氏が設計。広さ200㎡の空間に、これだけの色数を取り揃える店は、国内唯一だという。アート事業に力を入れている寺田倉庫が手がけた。
もともと顔料は、に溶いて絵画や工芸品などに使われる画材だ。一般的には馴染みが薄いが、PIGMENT TOKYOに足を運べば全くの初心者でも、見るだけで目に楽しい。さまざまな筆や刷毛、、墨なども、美しく陳列され、その様子はさながら美術館のようだ。何よりも、画材のバリエーションに驚かされる。世界最高ランクの原石から作られた群青や緑青などの天然顔料から、古典製法に最新技術を組み込んだ膠など、古今東西の希少かつ良質な画材は資料的にも価値が高く、収集、保管、展示のすべてにおいて、国内外から高い評価を受けている。伝統的画材の使い方はもちろん、最先端の画材や技法などの講座やワークショップなどを開催しているというから、興味のある人は参加してみては。
品川へのアクセス
PIGMENT TOKYO
電話:03-5781-9550
住所:東京都品川区東品川2-5-5 TERRADA Harbor Oneビル 1F
URL:pigment.tokyo/
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