だんだんと暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
汗ばむ季節になると食欲も減ってきて、夏バテして痩せちゃう……と危機感を募らせてしまいがちですよね。しかしそんなときに心強い味方になってくれるのが、冷やしうどん。つるんとイケてしまうのに腹持ちもよく、何杯でも食べたくなってしまいます。
今回ご紹介するのは、東京の大門(浜松町)に本店を構える「自家製さぬきうどんと肉 甚三(じんざ)」というお店。本場・香川県産の食材を中心に使った讃岐うどんの専門店で、行列ができる人気うどん店で修業した店主による、想いの込もった一杯を味わえます。
ぜひ食べてもらいたいのが「肉かけ 冷」(620円)という名物うどん。
嬉しいことに、麺に覆いかぶさるようにお肉がぎっしり盛られていて、肉うどんの名に恥じないビジュアルです。一般的な肉うどんは、すき焼きのように甘辛く煮付けた牛肉をのせているものが多いところ、こちらでは薄い味付けで火を通した豚バラ肉を使用。トンカツの人気店でも使われるブランド豚・林SPFポークを扱っているからこそ、しっとりと柔らかく、脂身の甘さを感じるのに重たさのない、素晴らしいお肉のクオリティーをうどんの上でも発揮してくれています。
もともと、店主はうどんよりも、お肉のお店を目指していたという裏話もあるほど、お肉へのこだわりが強く、このお値段でこのボリュームの肉量を提供してくれているのは、まさに肉料理で喜んでもらおうとする愛情かもしれません。
もちろん、肝心のうどんだって負けていません。魚介系の風味が漂うスープには、和三盆を隠し味で入れることで、上品な甘味を演出。さらっとして、冷やしていてもベタつくことなく、ノドごしの爽やかさも感じます。
そんなスープをしっかりと持ち上げてくれる麺は、つるんともっちり、デブリシャス!
極太麺なので歯を押し返してくるような弾力があり、噛みしめると小麦粉の香りがふわっと鼻を抜けていきます。あえて香川県の製粉会社の小麦粉を使っているのも、本場へのこだわりからですね!
ちなみに、もっとパワフルに攻めたい人には、「特肉カレー 温」(790円)に、「鶏天」(3個180円)をトッピングしちゃうのもオススメ。これぞニッポンのカレーともいうべきトロみのあるカレーが、こだわりの林SPFポークや極太麺にしっかりと絡み、ピリ辛テイストで食欲も増進!
1個あたり60円というお手頃価格な鶏天は、そのまま食べてもよし、カレースープにディップしてもよし。ジューシーで柔らかく、むしろこれだけでも白米とあわせて、丼メニューにしちゃってほしいほど。
店内はもちろんのこと、新橋店ではデリバリーも注文できるのも嬉しいところですね。すでに初夏を迎えましたが、暑い日でも豪快に麺をすすりまくり、お肉を喰らいまくり、自分もうどんのように立派な太MEN(太麺)になりたいと思います(笑)。
肉好きも、うどん好きも、どちらにするか迷ったら両方で!
自家製さぬきうどんと肉 大門 甚三(じんざ)
住所:東京都港区芝大門2-6-10 コンフォート芝大門 1F
営業時間:11:00~15:30(月~金)、11:00~14:00(土)。いずれも玉切れ次第終了。
定休日:日、祝
Webサイト:https://udon-jinza.com/
フォーリンデブはっしー
グルメエンターテイナー。お肉博士とお米ソムリエの資格を持ち、肉を中心にごはんのオカズを求めて全国を食べ歩く。フォロワー数27万人超えのInstagramと、月間200万アクセスを記録するグルメブログが人気。農林水産省の国産食材アンバサダーや、総務省の地域力創造アドバイザーなども務める。3月29日に初のレシピ本となる『フォーリンデブはっしーのエンタメレシピ』が発売。決めゼリフは、デブリシャス!
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