旅ごはん

油揚げ消費日本一、福井県「油揚げの炊き込みごはんのおむすび」 【ご当地食堂、はじめました】

文・料理/飛田和緒 撮影/疋田千里 スタイリング/駒井京子

福井県は、昔から仏事と暮らしが密接に結びついていた土地です。名物の分厚い油揚げが精進料理でも知られる曹洞宗大本山永平寺の食事に欠かせなかったことから、油揚げ入りの炊き込みごはんが知られるようになりました。今では一般家庭でも人が集まるときのごはんとして親しまれています。福井県は、油揚げ消費日本一なのだそうですよ。レシピは分厚い油揚げの代わりに厚揚げで作りました。しっとりとごはんに馴染んで、にぎりやすく、冷めてもおいしくいただけます。

 

【 材料(6〜8個分)】

●厚揚げ……1枚(150g)
●米……2合
●薄口醤油……大さじ2
●シソの葉……少々(千切り)

 

【 作り方 】

1)厚揚げは2〜3mmの幅に切る。
2)研いだ米にいつもどおりの水をあわせて浸水させる。醤油をあわせてひと混ぜし、厚揚げをのせて普段どおりに炊く。
3)おにぎりを作り、シソの葉を添える。

 
飛田 和緒
ひだ かずを/料理家。その土地の素材の味を生かし、日々の食卓で楽しめる家庭料理のレシピが人気で、テレビや書籍、雑誌を中心に活躍。著書に『常備菜』『飛田和緒の郷土汁』など多数。

 

(SKYWARD2020年5月号掲載)
※記載の情報は2020年5月現在のものであり、実際の情報とは異なる場合がございます。掲載された内容による損害等については、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

 
 

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