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バックパックやリュックサックは旅に最適!選び方とおすすめモデル8選

バックパックやリュックサックで旅に出る。それは、低予算で世界中を旅する個人旅行者(=バックパッカー)の専売特許では決してない。バックパックのデザインも進化し、スマートな大人の旅にだって似合うモデルが多数生まれているのだ。

 
しかし、これまでスーツケース一辺倒だった人がバックパックで旅に出ようと思ったら、どれくらいの容量を選べばいいのか、パッキングのコツはあるのか、カジュアルに見えすぎないかなど、不安に思う点も多いだろう。

 
そこで、この記事では、

 
・バックパック(リュックサック)で旅に出るメリットとデメリット
・旅行用バックパックの選び方
・編集部おすすめの旅行用バックパック8選

 
を紹介する。

 
バックパック旅行初心者の方も、バックパックをもっと上手に使いこなしたい方も、本記事を参考にしていただきたい。

 

バックパック(リュックサック)で旅が快適になる理由


 
バックパックが山登りやキャンプなどのアウトドア向け……というのは過去の話。今やスーツ姿にバックパックで通勤というビジネスパーソンだって珍しくはない。では、バックパックで旅に出てみると、どんな快適さが手に入るのだろう?

 

両手があく

バックパックの利点で真っ先に思い浮かぶのは、「両手があく」ということ。スマートフォン一つ操作するにしても、両方の手を使えたほうが何かとスムーズということは、日常生活のなかでとっくに皆さんもご存じのはずだ。

 
カメラを構える、財布を開く、屋台で買ったたこ焼きを食べる……そんな場面では、スーツケースやショルダーのないバッグからは手を離さざるを得ない。バックパックなら、荷物はあなたにぴったり寄り添ったまま。置き引きなどの被害にびくびくすることなく楽しめるだろう。

 

機動力が増す

石畳でスーツケースのキャスター音がうるさくてうんざりしたり、階段しかないホテルで重たいスーツケースを運んで体力を消耗したり……旅先でハプニングはつきもの。そんなとき、バックパックなら足取りも軽やかに、ストレスなく荷物を運ぶことができる。

 
公共交通機関を利用しての旅行で乗り継ぎ回数が多い場合も、バックパックは便利。バリアフリー化が進んだとはいえ、駅や空港では「段差」との遭遇率が高い。見知らぬ土地では、エレベーターを探してうろうろする時間もストレスになる。

 
ちょっとした空き時間ができたときも、バックパックなら柔軟な対応ができる。身軽に動けるからこそ、「歩いて5分の、さっき見かけた店まで戻ってみる」というような行動もとりやすくなり、旅の楽しみが広がるだろう。

 

機内持ち込みに切り替えやすい

バックパックなら、機内持ち込みできるサイズも多い。例えば空港で、何重にもとぐろを巻いているチェックインカウンターに遭遇したとき、すでに搭乗券を持っているなら機内持ち込みにさっさと切り替えてはいかがだろう? もちろん、機内持ち込み不可の荷物が入っていないか、チェックをお忘れなく!

 

バックパック(リュックサック)旅行で気をつけたいこと

ここまではメリットを見てきたが、バックパックにはデメリットもある。バックパック旅行では、以下のことに気をつけよう。

 

何でも持っていこうと思うなかれ

旅先に、日々使っているグッズをあれこれ持っていきたい人は注意。バックパックに詰め込んだ分だけ、その荷物の重みはあなたの肩にのしかかってくる。スーツケースに何でもぽんぽん入れていた人は、「これ、ほんとに必要?」と問いかけながらパッキングを!

 

防犯意識を高く持とう

バックパックがスーツケースに劣る点は、堅牢性と防犯性。背負うとどうしても自分の死角に入ってしまうので、旅先によってはジッパー部分にワイヤーロックを取りつける、盗難防止ネットで覆うなどの対策が必要だ。耐刃物素材にするという選択肢もある。

 
また、バックパックを前に抱える、取り出しやすい場所には貴重品は入れない、といった防犯意識を持つことで、少しでも被害にあう確率を下げるようにしたい。念には念を入れて!

 

超高級旅館などには向かない

バックパックはアウトドア仕様のものが多いこともあり、どうしてもカジュアルな印象になりがち。日本の超高級旅館や、五つ星クラスのホテルの雰囲気にはそぐわないので、宿泊先のランクが高い場合はバックパックはあきらめたほうが無難だ。

 

バックパックとリュックサック、何が違うの?

ところで、あなたはバックパックとリュックサックの違いを言えるだろうか?どちらも荷物を背負うカバンのことだが、そもそも何語?さらにナップザックとの違いは?

 
バックパック=backpackは、「背中(back)」に背負う「包み(pack)」という意味そのままの英語。リュックサックはドイツ語由来、ナップザックはオランダ語由来なのだとか。いずれも荷物を背負って運ぶ袋のことを指し、特に用途で使い分けているわけではなさそうだ。

 
ただ、「バックパッカー」という言葉からイメージされるように、旅行用のある程度の容量があるものは「バックパック」と認識しておくと、店頭や通販で探すときもスムーズだ。ちなみに「デイパック」は、日帰り旅行やハイキングなどのデイユースに適した小ぶりのサイズのものを指す。

 

旅行用バックパック(リュックサック)の選び方

 

自分の体格・体力に合わせて選ぶ

1泊2日から長期にわたる旅まで、サイズ違いのバックパックを使い分けるというバックパック愛用者もいるが、肝心なのは「自分が背負えるサイズ・運べる軽さ」のものを選ぶということ。

 
2泊くらいまでなら容量30L~40L程度、1週間なら50L以上がメーカー側が推奨する目安だが、バックパック初心者なら実物を見て、実際に背負って専門スタッフのフィッティングを受けてから購入することをおすすめする。

 
また、自分が旅先で必要とする最低限の荷物がどの程度なのかを、まずは把握することも大切だ。旅の荷物は三者三様なので、Aさんの1泊2日の荷物量が、Bさんの3泊4日分にもなり得る。

 
基本的な荷物量によって、とにかくバックパック本体の軽さを重視すべきか、重量はあっても容量が確保できる大きめサイズを選ぶほうがいいのか、視点が定まってくるはずだ。日常的に持ち歩いているカバンの中に、自分がいつも何を入れているのかも参考にしてほしい。

 

収納ポケットで選ぶ

バックパックの使い勝手は、背負い心地と収納力にかなり左右される。ポケットの数が多いほど仕分け収納がしやすくなり、物が迷子になりづらいのは言わずもがな。また、本体上部に加え、底部からも開けられる設計だと、荷物の出し入れがしやすい。今話題のワーケーションに持っていくなら、ノートパソコン用ポケットが必須だ。

 

背面設計で選ぶ

長時間、自分の体と接することになる背面パネルもポイント。中にぎゅうぎゅうに入れた荷物の角が背中に当たって、苦痛となった経験はないだろうか?薄くて柔らかすぎない、しっかりしたものを選ぶようにしたい。また、メッシュなどの蒸れない素材かどうかで快適さが変わってくる。

 

防水・防犯素材で選ぶ

雨が多いエリアや季節に旅するなら、防水・耐水素材かどうかもしっかりチェックを。はっ水素材には汚れがつきにくいというメリットもある。また、二重蓋になっているものなら、防犯面はもちろん防水の観点でも安心して使える。

 
また、安全面を考慮して耐刃物素材を選ぶのも手だ。ナイフでバックパックを切られる……というリスクを軽減できる。

 

ファッション性で選ぶ

もし、1泊2日程度の国内旅行を想定しているなら、アウトドアブランドではなく、お気に入りのファッションブランドから探す、という選択肢もある。また、アウトドアブランドの商品でも、限定品の柄物などを選べばおしゃれのアクセントとして活躍するはずだ。

 

編集部おすすめの旅行用バックパック(リュックサック)8選

それでは、機内誌『SKYWARD』編集部がおすすめする、旅行用バックパックを具体的に見ていこう。アウトドアブランドのものは過酷な条件下での使用を想定して作られているので、やはり信頼できる。まずはバックパック初心者の1泊2日旅行を想定し、容量30~40Lのモデルを紹介する。

 

ミレー「サース フェー 40+5」

▲出典:ミレーURL

 
1930年代に初のショルダーストラップ付きのバッグを販売し、その名を知られるようになった「ミレー(Millet)」。数年後にそれをバックパックに進化させ、フランスの山岳ブランドとしての地位を確立した。

 
「サース フェー 40+5」はハイキングから本格縦走まで幅広い用途に対応するロングセラーバックパック。耐久性抜群のCORDURA®ナイロン素材に、背中の蒸れを防ぎ乾燥へと促す快適性の高い背面システムを採用している。

 
ショルダーとヒップにはクッション性抜群のフォームを使用し、重荷での長時間行動でも快適さを保つ。背面長はM(48cm)とL(51cm)の2種類あるので、体格に合わせて選ぶことができる。30+5、60+20の展開もあり。レインカバー付き。

 

容量:40+5L
重さ:1,570g
税込価格:23,100円

 

ザ・ノース・フェイス「ビッグショット・クラシック」


 

▲出典:ザ・ノース・フェイスURL

 
「ザ・ノース・フェイス(The North Face)」は1968年にアメリカ・カリフォルニア州のバークレーで創業。アウトドアからタウンユースまで幅広いシーンに対応しており、機能性とデザイン性を巧みに融合させたラインナップが人気だ。

 
「ビッグショット・クラシック」は、定番商品のクラシカルなデザインを継承し、素材強度と機能面を充実させた多機能バックパック。背骨への負担を軽減する構造と、エアメッシュと立体構造による高い通気性で、快適に使い続けることができる。

 
17インチまでのノートパソコン用スリーブとタブレットスリーブ、サイドのメッシュボトルポケット、内側の小物整理用オーガナイザー、フロント2カ所のジッパー付きポケットなど、抜群の収納力を誇る。

 

容量:32L
重さ:1,270g
税込価格:18,700円

 

グレゴリー「デイアンドハーフパック」

▲出典:グレゴリーURL

 
1977年にアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで誕生したアウトドアブランド「グレゴリー(Gregory)」。ホイットニー山の頂をデザインしたロゴでおなじみだ。代名詞であるデイパックは、豊富なカラーリングと柄が人気で、性別を問わず支持されている。

 
「デイアンドハーフパック(DAY AND A HALF PACK)」は、ブランドの象徴であるレザージッパープルを配した古びないデザインで人気の定番バックパック。その名の通り、1泊2日程度の旅行に最適な容量だ。内側のスリーブにはノートパソコンや書類などが収納できる。

 
シンプルなデザインで1kgを切る重量が魅力だが、ショルダーハーネスに取りつけられるパデッドケースや、正面に取りつけられるシングルポケット、2ウェイポケットでカスタマイズすることも可能。

 

容量:33L
重さ:930g
税込価格:24,200円

 

コロンビア「エッセンシャルエクスプローラー30L」

▲出典:コロンビアURL

 
1938年にアメリカ・オレゴン州で創業したアウトドアブランド「コロンビア(Columbia)」。フィッシングベストで一世を風靡し、その後もさまざまなウェアやシューズ、アウトドアギアを発表している。

 
「エッセンシャルエクスプローラー」は、通気性が高く、クッション性のよいショルダーパッドを使ったトレッキングバックパック。ショルダーパッドは、ブロック状にくり貫かれ、メッシュ素材になっているので、汗をかいても快適に過ごせる。

 
さらにショルダーパッドにシューズなどにも使われるクッション材「テックライト」を使用。軽量なうえ、クッション性がよいため、長時間背負っていても負荷を軽くしてくれるという。レインカバーや着脱可能なウエストパッド付き。

 

容量:30L
重さ:920g
税込価格:13,090円

 

カリマー「リッジ30 ミディアム」

▲出典:カリマーURL

 
1946年にイギリスで創業した「カリマー(Karrimor)」。もともとサイクルバッグのブランドで、その名は「carry more=もっと運べる」に由来している。その後、クライマーからのリクエストを受けリュックサックの製造をスタートした。

 
「リッジ30」は、カリマーの定番中型リュック。背面システムには、3Dバックパネルを内臓し、フィット感と安定性を高めている。体に触れる部分には「活性炭加工」を施したエアメッシュ素材が使われており、吸汗・速乾性に優れ快適さが長続きするのが嬉しい。

 
マチ付きのフロントギアポケット、付属レインカバー専用ポケットを配置するなど、収納力も高く、荷物をうまく整理できそうだ。レディース向けフィッティングの「リッジ30 スモール」もある。

 

容量:30L
重さ:1,550g
税込価格:22,880円

 

アークテリクス「ブライズ32バックパック」

▲出典:アークテリクスURL

 
1989年にカナダで、2人のクライマーによって創立された「アークテリクス(Arc’teryx)」。強いフィット感を持つ3Dハーネスなど、クライマーの視点で考え抜かれた機能がほかのアウトドアブランドと一線を画している。

 
「ブライズ32バックパック」は、旅行から日常生活まで自在に使いまわせるようデザインされた高機能ハイキングパック。人間工学に基づいたエアロフォーム™熱成形バックパネルは蒸れにくく、パッド入りのショルダーストラップにより快適な背負い心地を実現している。

 
メインのコンパートメントにはトップから簡単にアクセスでき、フロントのジップ付きポケットも使いやすい作り。サイドポケット、トップポケット、荷室内側のポケットそれぞれに、ドリンクや小物などを収納できる。

 

容量:32L
重さ:1,190g
税込価格:27,500円

 

マムート「ゼオンカーゴ」

▲出典:マムートURL

 
「マムート(Mammut)」の歴史は、1862年にカスパー・タナーがスイスのディンティコンで登山用ロープメーカーとして働き始めたことに端を発する。その後、寝袋やアパレルなどに商品を広げ、1989年にスイスのバックパック専門メーカー”Fürst”を買収。数年後、マムートのブランド名で製造と販売を開始。

 
マムートが本社を置くスイスのゼオンという街で、通勤用バックパックとして製作された「ゼオンカーゴ」。「ワーク」コンパートメントには、オフィスで使うラップトップ、タブレット、書類などを収納し、仕切られた「クライミング」エリアには、仕事の後にクライミングジムで必要となる荷物を収納するというコンセプト。

 
登山靴専用のコンパートメントがあるほか、柔らかいパッドが入ったアナトミカルシェイプのショルダーストラップにより、長時間でも快適な背負い心地を実現する。仕事とレジャーの両方の荷物が必要となる短期の旅行に最適だ。

 

容量:35L
重さ:950g
税込価格:20,350円

 

モンベル「トライパック 30」

▲出典::モンベルURL

 
日本発信のアウトドアブランド「モンベル(mont-bell)」。1975年、日本のトップクライマー辰野勇氏が二人の山仲間と共に大阪で設立した。以来“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”をコンセプトに商品開発を行っている。

 
軽量性と強度を兼ね備えた独自の高強度ナイロン素材を使用した、3通りの持ち方ができるトラベルバッグ「トライパック 30」。ショルダーハーネスは使用しないときは本体に収納できる。クッション材を内蔵した背面ポケットにはノートパソコンやタブレットなどが収納可能。

 
サイドハンドル部分には荷室が安定するフレームを内蔵し、軽量ながら型くずれしにくい工夫がなされている。傘専用ポケット、荷室のメッシュポケットなど、日本のブランドらしいこまやかな気遣いも嬉しいポイントだ。

 

容量:30L
重さ:907g
税込価格:14,850円

 

次の旅はバックパック(リュックサック)で身軽に出かけよう

 
バックパック(リュックサック)で旅行する自分の姿がイメージできただろうか?次はぜひ、気になったバックパックを試しに店舗へ足を運んでほしい。路面店を展開しているブランドもあるし、アウトドア用品専門店で数種のブランドを比較検討してみるのもいいだろう。

 
行き先や旅の目的に合わせて、スーツケースやバックパックなど旅行カバンの種類を使い分けることができるようになれば、これからのあなたの旅が一層充実したものになるはずだ。

 
 

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