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招き猫とは?由来や種類、ポーズ&色別でご利益を解説

家やお店、街角など、一度は目にしたことがある「招き猫」。幸福や商売繁盛を招いてくれる縁起物として、江戸時代後期に広まったといわれているが、その由来は定かではない。さらに左右あげている手が違ったり、その色もさまざまだ。

 
最近では、幸福を招く模様やアイテムが散りばめられた、ハッピーな置物として、海外からも注目されている。

 
本記事では

 
・招き猫の由来、意味、歴史
・置くとよい場所
・あげている手や色によるご利益の違い
・海外の招き猫事情
・おすすめの招き猫スポット
・招き猫を買うならここ!

 
を紹介していく。

 
知れば知るほど魅力を感じる、奥深い招き猫の世界。本記事を読み進めることで、自分が求める「招き猫」が見えてくるはず!

 

招き猫って何?

 
店先や玄関先など、さりげなく置かれている招き猫。かわいらしい風貌と、手招きしているような手が特徴の縁起物として日本ではお馴染みだが、その由来や歴史は詳しく知らない人も多いだろう。ここでは、諸説ある由来を紹介する。

 

招き猫の起源

 
江戸時代末期に生まれたといわれる「招き猫」。だがその発祥ははっきりしていない。猫が顔を洗うように、毛づくろいする姿は、まるで手招きしているようでもある。9世紀頃の中国の書物には「猫が顔を洗って耳より高い位置に上がると客がやってくる」とあり、それも招き猫の起源の一つといわれている。

 
また日本では、古くから猫は福を招く存在とされてきた。養蚕が盛んな時代に、天敵であるねずみを退治してくれることから、神の使いとして祀ることもあった。

 
現在でも招き猫愛好家はとても多く、1995年には日本招猫倶楽部と愛知県瀬戸市観光協会が、9月29日を「9(来る)29(福)」の語呂合わせで「招き猫の日」に制定している。ちなみに、「世界猫の日」は8月8日、日本の「猫の日」は2月22日(にやんにゃんにゃん)だ。

 
猫の日について詳しくはこちら

8月8日は世界猫の日|日本の猫の日との違いや海外の猫の日を紹介

 
そのほか、日本には招き猫にまつわる伝説が多数残されており、発祥といわれる神社やお寺がいくつもある。そのなかからいくつかご紹介しよう。

 

東京・浅草「今戸焼丸〆猫(まるしめのねこ)」

 
江戸時代から明治時代を中心に、浅草周辺で作られていた「今戸焼」。江戸時代末期に作られた今戸焼の「丸〆猫(まるしめのねこ)」が、現存する最古の招き猫の土人形といわれている。

 
ほかにも、浅草で暮らす高齢の女性が、貧しさのあまり愛猫を手放したところ、夢枕に猫が立ち「自分の姿を作るように」と伝えられた。そこで猫の土人形を今戸焼で作り、浅草寺周辺で売ったところ大人気となったという説もある。

 

東京・世田谷区「豪徳寺」

 
約400年以上前の戦国時代、井伊直孝が鷹狩りの途中に東京都世田谷区の「豪徳寺」で白猫に手招きされて寺へ立ち寄り、偶然にも落雷から逃れられたという伝説がある。そのご縁から、井伊家の菩提寺となり栄えていったという。

 

東京・新宿区「自性院(じじょういん)」

 
「猫寺」とも呼ばれる、東京都新宿区落合にある「自性院」。こちらには、室町時代、太田道灌が道に迷っていた時に黒猫が手招きして寺に導き、救ったという伝承がある。その後、道灌は地蔵像を作り奉納し、それが「猫地蔵」と呼ばれるようになった。こちらは年に1度だけの公開となっている。

 

東京・豊島区「西方寺」

▲出典:西方寺URL

 
かつて「西方寺(さいほうじ)」が吉原に近い浅草にあった頃、薄雲という太夫がおり、「玉」と名付けた三毛猫を可愛がっていた。ある日、薄雲が厠へ行こうとすると、なぜかその猫が裾をかんで離さない。そのため、化け猫かと郭の主人が猫の首を切り落とした。するとその首が飛び、厠に潜んでいた大蛇を噛み殺したという。

 
そうして薄雲は自分を守ろうとしていた猫を供養するため、西方寺に猫塚を祀り、猫の像を作った。その後、猫の像の置物を縁起物として浅草の歳の市で売ったところ、人気となったという説がある。

 

京都「伏見稲荷大社」

 
1,300年以上の歴史を持つ京都の「伏見稲荷大社」の周辺では、古くから「伏見人形」が作られ、土人形の元祖ともいわれている。江戸時代後期にはお土産として売られ、なかでも「招き猫」の土人形が人気となった。やがて、伏見人形の招き猫は、愛知県・瀬戸へと伝わり瀬戸焼の招き猫のルーツになったともいわれている。

 

招き猫の猫の種類

 
招き猫の人形になっているネコは三毛猫が多い。なぜだろう?

 
三毛猫は、猫のなかでもなかなか生まれることのない珍しい種類。さらにオスが生まれる確率は3万分の1ともいわれ、希少な猫とされている。そのためか、古来より三毛猫のオスは幸運を呼ぶといわれているので、招き猫のモチーフになったのかもしれない。

 

招き猫が持っているものの意味は?

 
招き猫は何かしらアイテムを持っている。それに注目してみよう。

 
縁起物なので描かれているものには、基本的にすべて意味がある。例えば、金運の象徴「小判」、多くのお客さんが来る「大入袋」、運を招くとされる「鈴」、運をかき寄せる「熊手」、振ればほしいものが出てくるという打ち出の「小槌」、富や繁栄の象徴である「鯛」などなど。重要なアイテムを身につけているのだ。

 

置くとよい場所はどこ?

 
招き猫を置くのは、どんな場所がよいのだろう?

 
決まりはないが、招き猫にとって居心地のよい場所を選ぼう。人が集い、明るく清潔な場所で、少し高めの場所に置くとよい。

 
住宅なら玄関や居間など、お店なら賑やかな店先がおすすめ。外から良運を呼び込んでくれるようにと、玄関や店先に置く人は多い。風水の考えを取り入れるなら、方角や招き猫の色を考えて配置しよう。

 
あまり気にせずインテリアとして扱うのもいいが、せっかくなので日常的に声をかけたり、なでたり、お手入れをしたり、常に気にかけてあげて、幸運を呼び込みたい!

 

あげている手、猫の色によるご利益の違い

実は「招き猫」の姿には意味があり、あげている手の左右の違い、手の高さ、体の色などによって、ご利益が変わる。自分の願いを叶えてくれるような招き猫を探してみよう。

 

あげている手による違い

 
まずは招き猫があげている手に注目してみよう。

 
左手……人招きと呼ばれ、商売繁盛や良縁などをもたらす。
右手……金運や幸運を呼び寄せてくれる。
両手……上記の両方を手に入れたい人向け。

 
両手あげは、近年現れたデザインでもあり、場合によってはお手上げの意味とも読めるので、避ける人もいる。

 
また、それぞれ左手と右手をあげる二体を並べるのもあり。それでも“お手上げ”が気になる人は、手が内側になるように置くとよいだろう。

 

手をあげている高さによる違い

 
招き猫の手の高さにも意味がある。高くあげるほどに、遠い未来や遠方からも縁や幸福を呼び寄せるといわれている。逆に、耳より低い位置だと、身近な幸せ、近い未来の福を招くという。

 
また、招き猫のサイズには、あまり大きな意味はないようだ。小さなサイズの可愛らしい招き猫も人気がある。

 

招き猫の色による違い

 
招き猫には、幸福を招くとされる三毛猫のほか、豪徳寺の白猫や自性院の黒猫など、伝説に登場する猫の毛色から生み出された姿もある。

 
最近では、風水の考え方から、それぞれの色に意味を持たせたカラフルな招き猫もある。

 
招き猫の色によるご利益を紹介しよう!

 

開運招福、商売繁盛
魔除け、厄除け、家内安全
三毛 運を呼ぶ
病除け、無病息災
金/黄 金運上昇
ピンク 恋愛成就
学業成就、就職成功、交通安全
家内安全、学力向上
健康長寿

 

海外の招き猫事情

その可愛らしい姿から、土産物としても世界に広まりつつある「招き猫」。

 
アメリカではラッキーキャット、ウェルカムキャットと呼ばれ、親しまれている。ただ違うのは、手のひらの向き。日本の招き猫は正面に向けているが、アメリカでは追いやるという意味になってしまうため、手の甲を正面に。そして抱えるのはドルの小判!

 
また、中国でも縁起物好きの国民性と相まって、富と幸運を呼ぶ「招き猫」は受け入れられている。

 

おすすめの招き猫スポット

「招き猫」の基礎知識を知ったなら、次は、「招き猫」に会いに行こう!おすすめのスポットを紹介する。

 

豪徳寺

 
東京都世田谷区の閑静な場所にある「豪徳寺」は、招き猫の発祥地として有名だ。ここでは「招福猫児(まねぎねこ)」と呼ばれ、白い招き猫の発祥ともいわれている。

 
境内の一角には、驚くほど多くの大小さまざまな招き猫が奉納されており圧巻!かつて猫が縁を繋いでくれた井伊家の菩提寺でもあり、井伊直弼のお墓もある。

 
豪徳寺の招き猫について、詳しくはこちら

めでたい日本 招福猫紀行|招き猫の豆知識&東京の猫寺

 

豪徳寺
住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
URL:https://gotokuji.jp/

 

今戸神社

 
東京都台東区今戸にある1063年創建の古社「今戸神社」。今戸神社は良縁祈願、縁結びでも知られ、境内には2体の招き猫があちらこちらに。絵馬にも2体の招き猫が描かれている。
石像「石なで猫」は写真をとって携帯の待ち受けにする人も。浅草エリアには、招き猫の発祥の伝説がいくつもあるので、ぜひ散策してほしい。

 

今戸神社
住所:東京都台東区今戸1-5-22
URL:https://imadojinja1063.crayonsite.net/

 

招き猫ミュージアム

▲出典:招き猫ミュージアムURL

 
郷土玩具から骨董、日用雑貨まで、数千点を超える「招き猫」をコレクションする、日本最大の招き猫専門のミュージアム。日本を代表する「招き猫」の産地、愛知県瀬戸市にある。ミュージアムショップでは、置物をはじめ、招き猫ポット、カップなどの食器、アクセサリー、人形、手ぬぐいなど、さまざまなキャットアートを手にいれることができる。

 
絵付け体験もできるので、オリジナルの招き猫を作ることも可能。日本の文化としての招き猫を知るのにふさわしいスポットだ。

 

招き猫ミュージアム
住所:愛知県瀬戸市薬師町2
URL:https://luckycat.ne.jp/

 

見守り猫「とこにゃん」

 
写真映え間違いなし、ぜひ訪れてほしいのが巨大猫「とこにゃん」。やきもので知られる愛知県常滑市の名物だ。高さ3.8m、幅約6.3mの巨大な顔は、たまらない魅力がある。名鉄「常滑駅」から続く「とこなめ招き猫通り」を歩いていくと現れる。

 

見守り猫「とこにゃん」
住所:愛知県常滑市栄町2
URL:https://www.tokoname-kankou.net/spot/detail/4/

 

とこなめ招き猫通り

▲出典:とこなめ観光ナビURL

 
名鉄「常滑駅」から続く、招き猫が並ぶ通り。やきもの・ものづくりの町らしく、「御利益陶製招き猫」が39体並んでいる。陶芸作家39人が一つずつ、さまざまなご利益を込めて作り上げた。通りの先には巨大な「とこにゃん」が待ち構え、さらに「常滑やきもの散歩道」へと繋がっている。招き猫界においては、常滑は重要な産地の一つ。ぜひ訪れて歴史を感じてほしい。

 

とこなめ招き猫通り
住所:愛知県常滑市栄町
URL:https://www.tokoname-kankou.net/spot/detail/3/

 

招き猫美術館

▲出典:招き猫美術館URL

 
岡山県岡山市にある「招き猫美術館」。庶民芸術としての「招き猫」を愛した初代館長が収集したコレクションなど、明治時代のものから現代のものまで、約800点が展示されている。そのほかにも、日比野克彦、井上奈々、横尾忠則、宇野亜喜良、安西水丸による猫の作品や、福を招くアートが展示されている。

 
研究、教育普及にも力を入れており、素焼きの猫に絵付けしてオリジナル招き猫を作るなどの体験メニューも充実。ミュージアムショップの、モダンなオリジナル招き猫も人気だ。

 

▲良縁猫(桃) 出典:招き猫美術館URL

 

招き猫美術館
住所:岡山県岡山市北区金山寺865-1
URL:http://manekineko-m.jp/

 
愛知県と大阪の招き猫巡りはいかが?詳しくはこちら

めでたい日本 招福猫紀行|愛知 & 大阪

 

招き猫を買うならここ!

そろそろ、招き猫を手に入れたくなってきたのではないだろうか?伝統工芸から、モダンなデザイン、一風変わったものまで、招き猫を扱う工房やブランド、オンラインショップをご紹介しよう。お気に入りの招き猫を見つけてほしい。

 

伝統的なやきもの

中外陶園 瀬戸まねき猫

▲出典:中外陶園 瀬戸まねき猫URL

 
招き猫を手に入れたくなったなら、まずチェックしてほしいのが「中外陶園」。日本でもいち早く「招き猫」の生産を始めた地といわれている愛知県瀬戸市のメーカーで、「招き猫ミュージアム」も運営している。

 

▲瀬戸まねき猫/染付/左手5号/14.5cm 出典:おもだか屋オンラインストアURL

 
海外向けの人形製造のための技法、石膏型を使った「古瀬戸型招き猫」は、明治30年代後半に誕生した。そして、そのスタイルを受け継いだのが「瀬戸まねき猫」だ。昔ながらのクラシックな風貌に、どこか現代風な雰囲気が漂う。上品でお部屋に馴染むデザインが揃う。

 

中外陶園 瀬戸まねき猫
URL:http://www.setomanekineko.jp/

 
購入はこちら

おもだか屋オンラインストア
URL:https://omodakaya.com/collections/

 

九谷焼 和座本舗

▲九谷焼 ちび招き猫シリーズ 花むらさき慶祝カラー(WAZAHONPO-15th) 出典:和座本舗URL

 
石川県の九谷焼でも、招き猫は多く作られてきた。海外向けの製品も多く、鮮やかなデザインが特徴的。九谷焼の専門店「和座本舗」で人気ナンバーワンなのは、身長約6cm、手乗りサイズの「ちび招き猫」。

 
九谷焼には、筆ではなく絞り袋で絵具を出して描かれる「盛」という独特な絵付け技法が用いられる。このちび猫も、白盛りをベースに製作されている。まるでお菓子のアイシングのようでかわいらしい。小さいけれども存在感があって、ゴージャス。

 

▲九谷焼 招き猫 オールドタイプ 置物 茶盛(Kome-33) 出典:和座本舗URL

 
こちらはオールドタイプの招き猫。九谷焼の伝統的な「盛」の技法を全面的に取り入れて作っており重厚な雰囲気。耳より高く手をあげている。

 

九谷焼 和座本舗
URL:https://www.wazahonpo.jp/

 

土田人形

▲京焼 ねこのもてなしN 水玉(金白)黒台付 出典:京ものストアURL

 
京焼「土田人形」が手がけるのは、現代風の招き猫「ねこのもてなしN」。顔のない招き猫に柄や色をほどこし、さまざまなパターンを展開している。顔はなくても、そのフォルムには幸せ感が漂う。柄違いで増やしていくのも楽しい。さらに、底部にアロマオイルを入れて、香りを楽しむことができる。にゃんとモダン。

 

土田人形
URL:http://www.tutida-ningyo.com/nekonomotenashi/

 

KataKoto

▲へそくりの招き猫 壱号白 出典:KataKotoURL

 
すべて型から作成し、オリジナルの焼き物が揃う「KataKoto」は、佐賀県の吉田焼で製造されている。こちらは、まるで飼い猫のように空間に馴染んでしまう「へそくりの招き猫」。その名のとおり、へそくりをためることができ、後ろ側のリボンの下からお金を入れられる。

 

 
ちなみに壱号タイプは500円玉を貯めると約15万円分、弍号は約30万円貯まるという。招き猫のパワーを借りてお金を貯めてみては?

 

katakoto
URL:https://www.katakoto00.com/

 

スタイリッシュな逸品

リヤドロ

▲招き猫 I(Re-Deco/Silver) 出典:LLADROURL

 
ポーセリンアートで知られるスペインのブランド「リヤドロ」の招き猫は、遊び心が感じられる愛らしさ。こちらの福福とした猫は、マットな白磁製、鈴と模様は光沢のあるシルバーがあしらわれている。右手をあげて、繁栄と金運を招いている。ほかに右手、左手、両手をあげるバージョンがある。

 

▲Maneki Neko(Black) 出典:LLADROURL

 
コンテンポラリーなデザインの招き猫も。首回りには5匹の鯉があしらわれ「五鯉躍(ご利益)」を意味している。右手を高めにあげて、遠くにある金運も招き寄せている。左手をあげた白磁タイプもあり、2匹並べるのも迫力が出て素敵。

 

リヤドロ
URL:https://www.lladro.com/ja_jp

 

ビームス ジャパン

▲中外陶園 × BEAMS JAPAN/別注 まねき猫 左手 5号(上段右) 出典:BEAMS JAPANURL

 
日本をキーワードに、匠からポップカルチャーまで、各地の魅力あるアイテムを世界に向けて発信する「ビームス ジャパン」。こちらは「中外陶園」とコラボレーションして生まれた別注の招き猫だ。ビームスのカラー、橙からはじまり、ゴールド、ネイビーと別注カラーの展開が続いており大人気だ。引越し祝いや、開店祝い、結婚祝いなど、おめでたいギフトにおすすめ。

 

ビームス ジャパン
URL:https://www.beams.co.jp/

 

ノリタケ

▲置物 招き猫(中)(花柄) 出典:ノリタケ食器公式オンラインショップURL

 
日本初のディナーセットを作り、洋食器のブランドとして世界でも知られる「ノリタケ」にも、招き猫シリーズがある。ボーンチャイナの美しく、柔らかな色味、なだらかなフォルムが優雅だ。

 
大中小のサイズが揃い、和風の宝柄や、爽やかな青小花、シックなアラベスク柄など、部屋の雰囲気にあわせて選ぶことができる。縁起物としても、オブジェとしても、エレガントな佇まいなのでよく馴染むはず。年代を問わず、ギフトとしてもおすすめ。

 

▲置物 招き猫(小) ペア(花柄) 出典:ノリタケ食器公式オンラインショップURL

 

ノリタケ食器公式オンラインショップ
URL:https://tableware.noritake.co.jp/

 

クリスタルや紙でできた招き猫

バカラ

▲まねき猫 XL クリア 出典:バカラ公式オンラインショップURL

 
1764年創業のクリスタルのブランド「バカラ」にも招き猫がある。ハッピーを招くオーナメントとして、3サイズのクリスタル招き猫を展開。カラーも、クリア、レッド、ゴールド、ミッドナイトがある。商売繁盛を願う贈り物にもぴったりだ。また、お家のお守りとして、近くに置くのもいい。

 

バカラ
URL:https://www.baccarat.jp/

 

石川紙業

▲和紙貼り陶器美濃まねき三毛猫たて 出典:石川紙業株式会社URL

 
創業1902年、美濃和紙の雑貨を製造する「石川紙業」。オリジナルブランド「美濃まねき」は、美濃和紙を陶器に手貼りした招き猫だ。金運の象徴である鈴を身につけ、右手をあげるタイプは金運幸福、左手は千客万来を願う。三毛猫と白猫タイプがあり、小物入れにもなっている。さりげなく置きたい招き猫だ。

 

石川紙業
URL:https://www.ishikawa-shigyo.com/

 

柿沼人形

▲出典:柿沼人形URL

 
雛人形や五月人形など、江戸木目込みの節句人形で知られる「柿沼人形」。そんな工房が世界に向けて新たに作りだしたのは、江戸木目込みの「招き猫」だ。

 
絹地や革、プリント布など、これまでの木目込みにはなかった素材も用い、目にはスワロフスキーをあしらっている。伝統的な技術と、世界に愛される鮮やかな色合いとデザインで人気となっている。風水シリーズには、さまざまな色のバリエーションが揃う。

 

柿沼人形
URL:https://www.kakinuma-ningyo.com/

 

一風変わった招き猫がほしい!

逆立ち猫

▲逆立ち猫 出典:鏑木商舗URL

 
こちらは、九谷焼の逆立ちした猫の縁起物。足の裏のかわいらしさ、まるまるとしたお腹、みているだけでほっこりしてしまう。どんな体勢からでも着地できる猫は、困難克服や、新しく何かを始める時に縁起がよいとされている。さらに九谷焼ならではの盛絵付けで、華やかに。

 

リアルな猫

▲ファンシー 招き猫 茶トラ 出典:Yahoo!ショッピングURL

 
本物かと思ってしまう、リアルな茶トラの招き猫。かわいらしい猫だが、右手をあげ、しっかりと百万両小判を抱いている。老若男女問わず目を引く姿なので、玄関や窓際、店先に置くのにもぴったり。

 

招き猫だるま

▲招き猫だるま 出典:中川政七商店URL

 
日本各地の工芸品を扱う「中川政七商店」のオリジナル招き猫だるま。お金と幸運を招く三毛猫に、倒しても起き上がりつづける不屈のだるま精神が加えられた。群馬県高崎市のだるま工房「高崎だるま 真下輝永」が手がけた。

 

たらふくもなか

▲たらふくもなか 出典:錦糸町 白樺URL

 
最後に甘い番外編を。招き猫の置物と一緒に、おいしい招き猫はいかが?東京・錦糸町の和菓子店「白樺」の人気アイテム「たらふくもなか」は、ぽっちゃりとした姿がなんとも愛らしい。あんは「白いダイヤ」と呼ばれる希少な北海道産の白小豆。たらふくになった猫と、黄金色のあんは、幸せな気分を招いてくれるはず。

 

招き猫を置いて、幸せを呼び寄せよう!

目に入るたびに、明るい未来を感じさせ、ほっこりと心を暖かくしてくれる「招き猫」。そんな日々の小さな積み重ねで、幸せは大きく育っていくのかもしれない。

 
一つ一つ思いをこめて作られた「招き猫」は、郷土玩具や縁起物としての置物から、アートピースのような招き猫まで、個性豊かな顔立ちで揃う。

 
お気に入りの「招き猫」をそばに置いて、庶民に愛されてきた「縁起物」の力を今こそ感じてほしい。

 
 

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