旅行に行くときのよき相棒となるのが、旅行カバン。皆さんのなかにも、お気に入りの相棒や古くからの相棒がいたり、そもそもまだベストな相棒がいない!なんて人もいるだろう。
この記事では、
・次の旅行が決まったけれど、適当な旅行カバンがない。どれを選んでよいのかわからない
・旅行カバンは持っているけど、古くなってきたので、そろそろ新しいカバンがほしい
・大きな旅行カバンはクローゼットに眠ったままになることが多いので、できるだけ汎用的に使えるカバンがほしい
といったニーズにマッチする旅行カバンを紹介していく。
目次
種類別おすすめ旅行カバン
旅行カバンとひと口に言っても、両手がフリーになるバックパックを好むのか、ブランドのボストンバッグでオシャレに装いたいのか、コロコロ転がせるスーツケースがいいのか……、自分の旅のスタイルにしっくりくるのがどんなものか、まずは振り返ってみよう。
さらに、旅の荷物はなるべく少なくしたいコンパクト派か、なんでも持ち歩きたい用意周到派か、実際にパッキングするシーンを想像してみてほしい。そこから、自分が必要としている種類や大きさなどを知ることが、旅行カバン選びの第一歩となるだろう。
ここからは種類別におすすめの旅行カバンを紹介していく。どんな種類や大きさの旅行カバンを選べばよいか迷っている人は、まずはこちらをチェックしよう。
バックパック(リュック)
「バックパッカー」という言葉のイメージどおり、自由に動き回れる機動性の高さが特徴。両手が自由になるので、スマートフォンやガイドブックなどを手に、身軽に動くことができる。
ただし3泊以上の旅行となると、よほど旅慣れている人でないと必然的に荷物が増え、肩にかかる重量も増し、体への負担も大きく機動性が低くなってしまう。1~2泊の旅行に使うのがおすすめだ。
ここでは、1~2泊の旅行に最適なバックパック(リュック)を紹介していく。
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) ビッグショット クラシック
飽きのこないクラシカルなデザインと、背負いやすさ、通気性、素材強度など機能面も充実したバックパック。容量は32Lで、おおむね1泊~2泊分の荷物が入れられる。荷物の多い人はサイドのメッシュポケットやパッキングキューブなどを活用しよう。
背骨への負担を軽減するスパインチャンネル構造やウエストベルトもついており、旅行中に荷物を長時間背負うことを考えられた設計となっているのもポイントだ。
サイズ:高さ55cm×横幅35cm×奥行き25.5cm
容量:32L
重さ:1,270g
税込価格:18,700円
グレゴリー(GREGORY) コンパス40
頭上の荷物棚に載せやすいダッフルバッグのデザインに、バックパックの機動力を加えた、旅行にもってこいのバックパック。背中側が大きく開くため、スーツケースのようにメインコンパートメントの荷物の出し入れが簡単にできる。
ほかにもノートPCを入れられる保護パッド付きのコンパートメント、ディバイダー付きのシューコンパートメントを備えており、用途に合わせて荷物を整理できるのも嬉しいポイントだ。
サイズ:高さ55cm×横幅34cm×奥行き25cm
容量:40L
重さ:980g
税込価格:18,700円
ミレー(MILLET) クーラ30
耐久性や快適性、機能性を追求したオールラウンダーのバックパック。快適性においては、幅広で体の曲線に合わせてカーブしたショルダーハーネスを採用。高いフィット感とともに荷重を効率的に分散してくれる。
また、ダブルジッパーによって大きく開閉するメインコンパートメントは横幅・奥行きともに広く、多くの荷物を簡単に出し入れできる。そのほか、フロントポケットやサイドポケットなど、荷物を分けてしまえる収納が多数あり、スキのないバックパックと言えそうだ。
サイズ:高さ51cm×横幅29cm×奥行き19cm
容量:30L
重さ:860g
税込価格:15,400円
ボストンバッグ
一般的には横長で膨らみがあり、2本の持ち手がついたバッグのことを言う。口が大きく開くので、荷物の出し入れもしやすいことから、旅行での定番バッグとも言える。
ボストンバッグとひと口に言っても、ビジネスシーンでも申し分のないシンプルなものから、ブランドロゴをあしらったものや華やかなカラーリングのものまで、さまざまな種類や大きさがある。どこかおしゃれでレトロな印象があるファッション性の高いものも多く、スタイリッシュに見せたい、という方におすすめだ。
持ち運びの観点から、3~4泊くらいの旅行に向いている。ここでは、ビジネスユースにも適したおすすめモデルをいくつかご紹介していきたい。
ポーター(PORTER) TANKER 2WAY BOSTON BAG
飽きのこない形やシンプルなデザイン、そして表地裏地ともに軽量のナイロン素材という、高い機能性を兼ね備えたボストンバッグ。
カバンの内側はビビッドなオレンジ(レスキューオレンジ)で内ポケット内の視認性も高く、ほかにも徹底したこだわりが細部まで行き届いていて、気持ちよく使える旅行カバンと言える。
アルミファスナーやスナップボタン、ナスカンなどの金具類は、使うにつれて経年変化が表れるように、あえて塗装が剥がれるようにしてあり、長く大切に使うほど愛着が湧いてくること間違いなしだ。
サイズ:横幅67cm×高さ42cm×マチ17cm
容量:48L
重さ:1,455g
税込価格:67,100円
ヘルツ(HERZ) ファスナーボストンバッグ
ノスタルジックな雰囲気の革のクラシックボストンバッグ。全体的にふっくらとしたフォルムで、柔らかい雰囲気。このカバンひとつで旅に出れば、旅情満載のおしゃれな旅ができそうだ。
また、革素材の楽しみはやはり経年変化。使い込むほどにだんだんと味わい深い風合いが出てくるので、そのために旅に出るなんてこともありそうだ。
サイズは3つから選べるが、革素材はカバン自体の重さがそこそこあるため、購入の際は自身で運べる重量を考えて選ぶとよいだろう。
<Lサイズ>
サイズ:横幅53cm×高さ30cm×マチ18cm
容量:–
重さ:2,000g
税込価格:66,000円
フェリージ(Felisi) 20307/DS
レザーフラップがおしゃれなボストンバッグ。シンプルなデザインながら、使い込むほどに味わいを増すナチュラルレザー、シルクのように上質なナイロン、留め具などの真鍮金具の機能美により、大人の風格を漂わせている。ビジネスシーンの出張とも相性抜群だ。
もうひと回り小さいサイズもあるが、このモデルは3泊程度の旅行に最適なサイズ感となっている。
サイズ:横幅45cm×高さ33cm×マチ26cm
容量:–
重さ:1,500g
税込価格:121,000円
スーツケース(キャリーバッグ)
一般的には、底に車輪(キャスター)が付いた四角い旅行カバンを指す。スーツケースのなかには車輪が付かないものもあるが、持ち運びを考慮して、ここでは車輪付きのものを紹介していく。
素材やサイズもさまざまあり、車輪でコロコロと転がせるため、大きく重いものでも楽に引くことができる。その一方で、階段の上り下りや地面のコンディションによっては持ち上げて運ぶ必要があるので、パッキング後の重量がどれくらいになるのか注意が必要。
また、大きさによっては、飛行機内に持ち込みができないので、機内持ち込みが前提の方は購入前に持ち込みサイズをチェックしておくことをおすすめする。
国内線機内持ち込みお手荷物(JAL)
ここでは、7泊くらいまでの旅行に適したスーツケースを紹介していく。
リモワ(RIMOWA) ESSENTIAL Check-In M
世界中の旅行者から支持を集めるスーツケースブランド「リモワ」。そのなかでもポリカーボネート製で耐久性と軽さを両立したエッセンシャル チェックイン Mを紹介する。
ブランドとしては折り紙付きなので、基本的にリモワならどのシリーズを選んでも間違いないが、エッセンシャルシリーズはポリカーボネート製のなかでも定番の一品と言える。安い買い物ではないので、奇をてらわず定番を選んでおけば、長く安心して使うことができそうだ。
編集部のおすすめカラーは、マットブラック。細かいキズや汚れも気にならず、デザイン的にも長く飽きずに使っていけるだろう。
サイズ:高さ66cm×横幅44cm×奥行き27cm
容量:60L
重さ:4.1kg
税込価格:99,000円
プロテカ(PROTECA) 360T スリーシックスティ ティー
メイド・イン・ジャパンならではの使いやすさが魅力のスーツケース。
静かで滑らかな走行性能や手元のスイッチでブレーキ操作ができる便利なキャスターストッパー、縦にも横にも開けられる「360°Open System」を採用するなど、使いやすさへのこだわりが圧倒的で、かつ見た目もかなりスタイリッシュ。
幅広い年齢層に支持され、男性も女性も問わず使える、満足度の高いスーツケースと言えそうだ。
サイズ:高さ65cm×横幅48cm×奥行き27cm
容量:63L
重さ:3.9kg
税込価格:74,800円
アメリカンツーリスター(AMERICAN TOURISTER)
SUMMER SPLASH Spinner 67
耐衝撃性に優れたポリプロピレン製のスーツケース。アメリカンツーリスターは、あのサムソナイトのブランドのひとつであり、サムソナイトの信頼性や品質を担保しながら、ほかのスーツケースと比べても高い価格競争力が魅力だ。
特に、このサマースプラッシュは、色や見た目もスタイリッシュで、値段もリーズナブル。コストパフォーマンスの高いスーツケースと言える。
サイズ:高さ67cm×横幅46.5cm×奥行き27cm
容量:66L
重さ:3.2kg
税込価格:23,100円
サブバッグ
旅先のホテルに着いたあとに、観光や街歩きに出る場合、旅行カバンとは別に小さめの街歩き用サブバッグがあるととても便利だ。なかでも、折りたたんでコンパクトになるパッカブルバッグは、旅行カバンにも場所を取らずに忍ばせておけるのでとてもおすすめ。
パッカブルバッグの中に、上着や傘、ガイドブックなどを入れたり、現地で買ったお土産なども入れられたりするので、ひとつは持っておくとよいだろう。
いくつか紹介していく。
マタドール(Matador) MTD DL16 バックパック
パッカブルで有名なブランドといえばマタドールだ。そのなかでも、たたむと手のひらサイズ、重さも120gととても軽いパッカブルバッグを紹介する。
高品質のコーデュラ(R)ナイロン素材を使用し、小さいながらも、耐候性のあるバッグに仕上がっている。旅行カバンに忍ばせておいて、仮に使う機会がなかったとしても、後悔がないくらいのサイズ感とも言える。ひとつは持っておきたいパッカブルバッグだ。
サイズ:高さ46cm×横幅30cm
容量:16L
重さ:120g
税込価格:7,480円
ミステリーランチ(MYSTERY RANCH) IN & OUT イン&アウト
バックパックとしての機能性や使い勝手を重視したパッカブルバッグ。見た目も通常のバックパックと大きな違いはなく、しっかりとバックパックとして使え、かつパッカブルとしての軽量化も追求したモデルになっている。
マタドールのような小型軽量を極めたモデルとどちらがよいかは人それぞれなので、自分の旅スタイルに照らし合わせて選ぶといいだろう。
サイズ:高さ51cm×横幅33cm×奥行き23cm
容量:19L
重さ:400g
税込価格:10,450円
ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE) フライウェイトパック22
カラーバリエーションが楽しいパッカブルバッグ。しっかりと荷物の入る22Lの軽量パックで、通気性に優れるエアメッシュ素材を使用したショルダーハーネスを採用。
さらに、両サイドにはメッシュポケットとコンプレッションベルト、フロントには小物の連結に便利なデイジーチェーンを備えて利便性も高くなっている。
サイズ:高さ46.5cm×横幅27cm×奥行き16.5cm
容量:22L
重さ:–
税込価格:8,250円
最高の旅行カバンとの出合いを求めて
一緒に旅をしてみたい旅行カバンは見つかっただろうか?それぞれのブランドごとに個性や特徴があるので、気に入ったブランドを見つけたら、新作などをチェックしてみるとよい出合いがあるかも知れない。
最高の旅行カバンとの出合いがあることを願っている。
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