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雪中キャンプで冬を満喫!初心者向け冬キャンプ&グランピングのすすめ

文/海地円香

キャンプといえば、夏から秋がメインシーズン。「冬にキャンプなんて……」と思う方も多いだろう。しかし、近年、冬ならではの自然体験が楽しめる「冬キャンプ」が注目を集めている。

 
今回は、寒い季節だからこそ特別な体験ができる、冬キャンプの魅力を紹介しよう。

 

冬キャンプの魅力とは?

冬は星空観察に最適な季節

starrysky

 
冬キャンプの大きな魅力の一つに、星がキレイに見えることがあげられる。気温が低く湿気が少ない冬は、空気中に水蒸気やホコリが含まれにくくなる。そのため透き通ったような空気になり、冬は1年のうちでもっとも星がキレイに見える季節となる。

 
さらにキャンプ場の多くは周辺に灯りや、高い建物などがないため、星空観察には最適な環境が整っている。まわりがシンと静まり返った漆黒の闇になるからこそ、見上げた満天の星空はよりきらめいて見えるのだ。

 

焚き火を満喫できる

bonfire

 
冬キャンプに、焚き火は欠かせない。凛とした寒さの中、ゆらゆらと揺れる炎を前にパチパチと薪が弾ける音を聞きながら暖をとる。焚き火を囲んでおしゃべりするのもよし。温かいドリンクを用意し、本を読んで過ごすのもよし。焚き火と共に過ごすおだやかな時間は、快適なホテルライフとはまた異なる、贅沢なひとときとなる。

 
marshmallow

 
焚き火でぜひ試してほしいのが、「スモア」という、お菓子づくり。材料は、マシュマロとチョコレート、クラッカー(ビスケットもおすすめ!)の3つだけ。割り箸にマシュマロを刺して焚き火で軽く炙ったら、とろとろになったマシュマロとチョコレートをクラッカーに挟んで完成だ。

 
マシュマロの熱でチョコレートもほんのり溶け、スモアはサクサクとろとろの食感に。ひとつ食べたら思わず「Give me some more!(もっとちょうだい!)」と言ってしまうことからその名がついたスモアは、みんなでワイワイつくって食べるのが楽しい。

 
cheese fondue

 
また、焚き火でトロリと溶かしたチーズに、好きな食材をつけて食べるチーズフォンデュも、冬キャンプのおすすめメニューだ。熱々のチーズにからませた旬の野菜を、ホットワインと一緒に食べれば、体も芯から温まるだろう。

 

キャンプ初心者にはグランピングがおすすめ!

しかし、いざキャンプをしようとなると、「用意しないといけない道具がたくさんあって難しそう……」と、躊躇しがち。特に冬キャンプは、通常の道具に防寒対策もしなければならないなど、よりハードルは高くなる。そんなキャンプ初心者におすすめしたいのが、「グランピング」だ。

 
グランピングとは、「魅惑的な・優雅な(glamorous)」と「キャンプ(camping)」が組み合わさってできた「贅沢なキャンプ」のこと。多くのグランピング施設では、必要なものはすべて用意され、ラグジュアリーなスタイルでキャンプを楽しむことができる。ここでは、冬のグランピングから本格的な雪中キャンプまでが体験できる、初心者にもやさしい施設を紹介しよう。

 

【北海道】十勝グランピングリゾート

camp

▲冷たい空気を感じながら過ごす雪中キャンプは、冬の自然を体感できる貴重な体験となる。

 
とかち帯広空港から車で約15分。カラマツに囲まれた「十勝グランピングリゾート」ではグリーンシーズンだけでなく、冬の間もキャンプ場を営業。コテージのほかに、薪ストーブが完備された冬用テントがあり、雪中キャンプが体験できる。

 
敷地内には、コース料理がいただけるレストラン「ミュンヒ・ハウゼン」(要予約)もあるが、ここではぜひ雪の中で楽しむBBQを体験してほしい。十勝のこだわり食材をそろえた宿泊プランがあり、贅沢なBBQを楽しむことができる。もちろん、テントだけでなく、BBQグリルや炭、食器類などもすべて用意されているため、手ぶらでOKだ。

 
camp

▲テント内には薪ストーブが完備されている。

 
食事の後は、焚き火で暖をとりながら星空観察でゆったりとした時間を過ごす。満点の星空を満喫したら、薪ストーブで暖められた快適なテントへ。時間が許す限り、家族や恋人、気の合う仲間と語り合おう。ただし夜中から朝方のもっとも冷え込む時間帯にはマイナス20度を超えることもあるため、極寒の日はテント泊かコテージ泊かを選ぶこともできる。

 
camp

▲シンと静まり返った森の中にひっそりとたたずむコテージ。

 
十勝の豊かな自然に育まれた地元の食材を堪能し、雪中キャンプという特別な体験をする。キャンプビギナーは、こうしたキャンプができる設備がすべて用意され、ホテルに行くかのように手軽にアウトドア体験が楽しめるグランピングからはじめるとよいだろう。

 

十勝グランピングリゾート
TEL:0155-68-3301(中札内農村休暇村 フェーリエンドルフ)
住所:北海道河西郡中札内村南常盤東4線
URL:zenrin.ne.jp/

 

森や雪原で本格的な冬キャンプを体験しよう!

【新潟県】スノーピークHeadquartersキャンプフィールド

granping

 
グランピングではなく、自分たちでテントを設営したり料理をしたり、より本格的に冬キャンプを体験してみたいという人には、アウトドアブランド「スノーピーク」が運営する「スノーピークHeadquartersキャンプフィールド」をおすすめしたい。新潟にある本社周辺の小高い丘陵地帯に併設された同キャンプ場は1年を通じて営業し、冬はあたり一面が雪に覆われ銀世界が広がる。

 
キャンプ初心者にとって嬉しいのは、整備が行き届いたキャンプ環境だけでなく、アウトドアブランド直営ならではの充実したサポートプロラグム。「手ぶらCAMPプラン」では、おもにこれからキャンプを始めたいという人のために、テントからシュラフ、テーブル、椅子、キッチンセット、焚火台やBBQグリルまで、必要な用具はすべてレンタルできる。さらにスタッフが設営と撤収方法、各器具の使い方やキャンプ料理のコツなど、キャンプに関するさまざまなアドバイスを授けてくれる。

 
こうしてプロからキャンプの基本を教わることができるだけでなく、実際にキャンプ用具を気に入ったら、併設している直営店で購入することができることも、「スノーピークHeadquartersキャンプフィールド」の特徴だ。春や夏キャンプのアドバイスも受けることができるので、これから本格的にキャンプを始めたいという人には嬉しい環境と言えるだろう。

 

スノーピークHeadquartersキャンプフィールド
TEL:0256-41-2222
住所:新潟県三条市中野原456
URL:ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/campfield#item_headquarter

 

【北海道】札幌市定山渓自然の村

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札幌市の中心部から車でおよそ1時間。温泉郷としても知られる定山渓(じょうざんけい)に位置する「札幌市定山渓自然の村」でも本格的な冬キャンプを体験できる。

 
周辺を森に囲まれた敷地内には、コテージのほか、常設されたテントハウス、通常のテントサイト、ログキャビンを併設したテントサイトの4つの施設があり、目的や好みに合わせた冬キャンプ体験ができる。食材は持ち込みだが、テントやシュラフ(寝袋)、BBQコンロ、調理器具などはレンタル可能。テントやタープの張り方、火の起こし方などはスタッフが丁寧に教えてくれる。

 
tenthouse

▲モンゴルの住居ゲルをイメージして作られたテントハウス

 
テント泊はちょっと不安という方は、テントハウスがおすすめ。室内には暖房設備が完備され、氷点下になってもテント内は快適に保たれるので安心だ。また周辺の森をガイドと一緒にスノーシューで探索する「森の観察会」や、満点の星空を専門スタッフの解説付きで観測する「銀河の会」、静かな森の中で寛ぐ時間をより充実させるために、一杯の珈琲を生豆から焙煎して飲む体験など、冬の定山渓を満喫する自然体験プログラムが用意されている。

 
自然豊かな北海道ならではの環境を最大限に活用した雪中キャンプ体験は、きっと忘れられない思い出になるだろう。

 

札幌市定山渓自然の村
TEL:011-598-3100
住所:北海道札幌市南区定山渓(豊平峡ダム下流国有林野)
URL:www.sj-naturevillage.jp/

 

寒い冬を満喫するキャンプ、グランピングへ行こう

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寒い季節はアウトドアのオフシーズンだと思われがちだが、星空を眺めたり、焚き火で暖をとったり、冬だからこそ味わえる体験がたくさんある。虫が苦手だという人にとっては冬キャンプは快適な環境となり、また混雑する夏や秋のハイシーズンに比べて人は少なく、静かな大人の時間を過ごせることも冬キャンプの魅力と言えるだろう。

 
アウトドアライフを手軽に体験できるグランピングから本格的な冬キャンプまで、楽しみ方はさまざま。寒い冬を満喫する冬キャンプを体験してみてはいかがだろうか。
 
 

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