旅の+one

耳栓おすすめ7選|旅行に必携!機内やホテルでゆったり快眠

機内やホテルでの騒音をシャットアウトしてくれる耳栓は旅の必携品。日常生活においても集中を要する作業をするときなどに活躍してくれる。使用するシーンによって、さまざまな機能や種類があるので、用途に合ったものを選びたい。

 
この記事では、

 
・耳栓の効果・効用
・耳栓の種類と機能
・旅行におすすめの耳栓

 
について詳述する。

 

移動の疲れは「耳」から始まる?

 
旅行中の長距離移動は旅の疲れの大きな原因となる。なかでも飛行機、バスなど乗り物に乗っている間に継続的に聞くことになる騒音は脳に大きな刺激と負担を与え、眠りを浅くし、心身に疲労をもたらす。

 
その点、騒音・雑音を遮る耳栓は、旅の疲労を軽減し、快適に過ごすための必携品と言える。

 

機能(1)騒音・雑音を遮り、リラックスと集中を得る

 
耳栓の最大の機能は音を遮断することだ。大きな騒音が出る工事などの現場などでは、耳を守るという重要な役割を果たす。それゆえに、安価なものでもそれなりの機能が求められるのだ。

 
耳栓には水などの異物が耳に入ることを防ぐ機能もある。水泳選手が使う耳栓はこれが目的である。飛行機に乗る際は、気圧の変化による耳への負担を軽減する効果もある。

 
日常生活の中では、騒音・雑音を遠ざけることで睡眠や集中を要する作業をサポートする。例えば集合住宅に住んでいると、隣や上下階の部屋からの生活音、話し声、音楽などで安眠を妨げられることがある。同居している人のいびきで眠れないという人もいるだろう。

 
そういうとき、耳栓があると助かる。PCに向かって作業するときや読書する際に耳栓を使用すると、驚くほど集中力がアップして能率が上がる。脳がリラックスした状態でないと集中力は高まらないといわれているが、ストレス軽減という意味でも耳栓は役に立つだろう。

 

機能(2)旅行中の昂る気持ちを鎮めたい

 
旅行中は気分が高揚し、テンションがあがるもの。刺激に満ちた非日常な時間は楽しいが、普段では考えられないような負荷が心身にかかっていることを忘れてはならない。

 
興奮物質に満ちた脳を休ませ、リセットするためにも、移動中やホテルでのリラックスタイムは大切にしたい。耳栓をすることで、オンからオフへの切り替えもできるだろう。次なるアクティビティーを十全に楽しむためにも、耳栓を上手に使ったセルフコントロールを身につけたい。

 

耳栓を選ぶ際のポイント

 
後述するように、耳栓には機能と目的によって幾つかの種類がある。用途と自分のタイプに合った耳栓を選べるよう、注意すべきポイントを挙げておこう。

 

耳が痛まないか

サイズや材質によっては装着している間に耳が痛くなることがある。「耳栓をしている気がしない」「いつまでもしていられる」が最高の耳栓だ。

 
また、就寝時に使用する場合は、横向きになり、耳が枕やヘッドレストに当たるときに耳栓が気になることがある。そうなると、機能も見た目の良さも台無し。見落としがちだが、重要なポイントだ。

 

完全遮断か、不要な音だけカットか

できる限り無音の中で過ごしたいのか、呼びかけや機内アナウンスなど必要最低限の情報は聞こえるようにしたいのか、望む状態によって、選ぶべき耳栓も違ってくる。

 
完全に音を遮断すると、目覚まし時計のアラームが聞こえず、それが不安でかえって眠れないという人は、後者を選ぶことをおすすめする。

 

使い捨てか、長期使用か

一度の旅行の行き帰りの移動中にだけ使いたいなら、使い捨てタイプを。

 
日常生活でも使う機会があるなど、継続的に使いたいならそれなりの耐久性があるもの、水洗いができて繰り返し使えるものを選ぶこと。

 

旅行に適した耳栓の種類

フォーム

 
弾性発泡素材を使った、最も一般的なタイプ。ドラム形と円錐形のものがある。遮音効果は高く、耳の大きさ、形状にフィットすれば装着感も良い。余分なつまみや突起物が付いていないので、ヘッドレスト等に耳を押し付けても気にならない。

 
難点は、人によって耳の形状やサイズが合わなかったり、また素材が元の形に戻る性質を使って耳にフィットさせているので、圧が強すぎたりして長時間装着すると痛みが出ることがあること。

 
同様の形状で、低反発ウレタンなど、幾つかの素材を使ったものがあり、装着感が異なるので、試して、自分に合うものを見つけてほしい。

 

シリコン

▲出典:McKeon ProductsURL

 
このタイプにはヒレのような層状で形が決まっているもの(フランジ)と、耳の形に合わせて変形してフィットする粘土状のものがある。

 
耳への負担が比較的少ないのが特徴。フランジ形は耳への浸水を防いでくれるものもあるので、水泳やマリンスポーツにも好適。水洗いが可能で長期間利用できるが、使ううちにフィット感は弱まってくる。

 

気圧コントロール機能付き

▲出典:DKSHジャパンURL

 
機内の気圧変化に対応することに機能を特化した耳栓。つまみ部分が空気の流れをコントロールする仕組みになっている。

 

ノイズキャンセリング機能付きイヤホン

▲出典:SONYURL

 
高音質で音楽を楽しむことができ、音楽を再生しない状態でもノイズキャンセリング機能で騒音を遮断してくれる。

 

素材と機能で選ぶ、旅のおすすめ耳栓7選

旅行におすすめの耳栓から、具体的な商品を紹介していこう。

 

メテオ(R)(モルデックス)/フォーム

▲出典:モルデックスURL

 
発泡ウレタン製の使い捨てタイプ。独自の曲線デザインが耳孔内部の形状にフィットする。コード付きタイプもある。レギュラータイプに加え、小さい耳にフィットするスモールタイプも。

 

参考価格:550円(8ペア)
遮音値:33dB(レギュラータイプ)、28dB(スモールタイプ)
素材:発泡ウレタンフォーム
水洗い:不可
URL:https://www.moldex.com/jp/hearing-protection/foam-earplugs/meteors.php

 

3M(TM) E-A-Rsoft(TM) スーパーフィット(TM) 耳栓/フォーム

▲出典:3MURL

 
ソフトな低反発フォームで耳にフィットする低価格の使い捨てタイプ。オレンジ色のフィットラインで正しい装着位置が確認できる。ひも付きとひもなしがある。

 

参考価格:153円(ひも付き)
遮音値:33dB
素材:ポリウレタン
水洗い:不可
URL:https://www.3mcompany.jp/3M/ja_JP/p/d/b00017639/

 

サイレンシア(R) レギュラー(DKSHジャパン)/フォーム

▲出典:DKSHジャパンURL

 
アメリカのハイテク技術から生まれた耳栓。圧縮して耳に装着すると耳孔で膨らみ、耳の形状にフィットする仕組み。突起部分もないので、枕やヘッドレストに耳を押し当てても異物感や痛みがほとんどない。

 

参考価格:649円(2ペア4個入り、ケース付き)*2022年5月1日からの価格
遮音値:32dB
素材:ポリウレタン
水洗い:不可
URL:https://silencia.jp

 

Mack’s(R) Pillow Soft(R) シリコン耳栓/シリコン

▲出典:McKeon ProductsURL

 
球状のシリコン塊で耳を塞ぐ仕組み。耳の形状に健全にフィットするので装着感が良い。また耳孔の奥まで入れなくて済むので異物感が少ない。

 
遮音性は他の耳栓よりもやや控えめなので、必要な音は聞こえるようにしたい場合に向く。防水性も高く、プールや海での使用にもおすすめ。

 

参考価格:798円(6ペア12個入り)
遮音値:22dB
素材:シリコン

URL:https://www.macksearplugs.com/product/pillow-soft-silicone-earplugs

 

Glide(R)(モルデックス)/フランジ

▲出典:モルデックスURL

 
独自のカーブステムデザインにより、挿入してツイストする(捻る)ことで本体を耳孔の最適ポジションに装着することができる。

 
マルチカーブステム(つまみ)が付いているので抜き差しが簡単(ただし、就寝時にはこれが異物感になることも)。付属のコードの長さは調整可能。100%PVCフリーで環境にも優しい。

 

参考価格:230円(コード付き・1ペア)
遮音値:27dB
素材:エラストマー(フランジ部分)
水洗い:可
URL:https://www.moldex.com/jp/hearing-protection/reusable-earplugs/glides.php

 

サイレンシア(R)・フライト・エアー(DKSHジャパン)/フランジ

▲出典:DKSHジャパンURL

 
気圧コントロール機能の付いた「飛行機用耳栓」。5層のフランジに長い柄が付き、柄の部分が気圧を調整する構造になっている。気圧の変化に弱く、機内での不快感に悩む人にはおすすめ。

 
ただし、耳孔の奥深くまで挿入するタイプなので、長時間使用すると痛みを感じる人もいる。

 

参考価格:1,210円
遮音値:22dB
素材:エラストマー/低密度ポリエチレン
水洗い:不可
URL:https://silencia.jp/product/flight.html

 

WF-1000XM4(SONY)/イヤホン

▲出典:SONYURL

 
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を有するハイレゾワイヤレスイヤホン。ソニーが保有する耳形状データを活用し、耳の凹凸に干渉しにくいデザインを実現。装着安定性と快適なつけ心地を実現している。

 
音楽を聴きながら、周囲の音も聞ける「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載。また、一時的に音楽の音量を絞り、周囲の音を取り込んで聞き取りやすくする「クイックアテンションモード」も搭載している。

 
フル充電でノイズキャンセリングONの場合、8時間(付属のケースで2回分充電すれば合計24時間)使用できる。この時間を充分と見るか、短いと見るかで評価が分かれるだろう。

 

参考価格:33,000円
遮音値:不明
素材:ポリウレタンフォーム(付属イヤーピース)他
水洗い:不可
URL:https://www.sony.jp/headphone/products/WF-1000XM4/

 

セットでアイマスクもあると安心

機内やホテルでの睡眠には、耳栓と一緒にアイマスクも持参するとよりぐっすり眠れるだろう。

 
あたため機能付きの使い捨てアイマスクや、遮光性が高いアイマスクのほか、音を鳴らす機能が付いたものもあるので、用途に合わせて選びたい。

 
旅に必要な他の持ち物はこちら

国内旅行の持ち物15の必須チェックリスト|後悔しない旅準備

 

あなたに合った耳栓で快適な旅行を!

 
相性の良い耳栓は、サイズは小さいながらも大きな旅の助けになる。賢く選んで、旅行中の余計なトラブルを減らし、快適度をアップしてもらいたい。

 
 

関連記事

EDITORS RECOMMEND~編集部のおすすめ~

キーワードで記事を探す