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【熊本県】観光スポットおすすめ21選!【2022年最新版】

九州地方の中央部に位置する熊本県。阿蘇山をはじめとする雄大な自然や美食、温泉、歴史文化など、多彩な魅力が満載の地域だ。

 
この記事では、

 
・熊本県で観光すべきスポット
・熊本県内のエリアごとの特徴

 
を紹介していく。

 
これを読めば、自分の好みにあった熊本の観光スポットを見つけられるはず。

 
それぞれのスポットには興味にあわせたジャンルがわかるマークもつけているので、参考にしてほしい。

 

熊本の観光を楽しみたい!

 
熊本県は大きく六つのエリアに分けられる。日本第2位の規模のカルデラを有する阿蘇山を中心に大自然が広がる「阿蘇エリア」、その西側の有明海に面し、東へと山々が連なる「県北エリア」、そして中央部に県庁所在地のある「熊本市エリア」をはじめ、熊本平野からなる「県央エリア」が広がる。

 
一方、平野の西端は、有明海と八代海に面し、その間は宇土半島から天草諸島が連なる「天草エリア」。さらに、「県南エリア」は八代海に面したエリアと急流で知られる球磨川(くまがわ)の流域からなる。このように、県内の自然は地域ごとにさまざまな特色があり、そんな風土が育んだ文化も多彩だ。

 

 
山海の幸も豊富で、豊かな水と温暖な気候から農産物も多種多彩。こうした背景から、馬刺し、からし蓮根をはじめとした全国的に知られた郷土料理から、地元の人しか知らない美味まで食の魅力もたっぷり。

 
また、県内各所で温泉が湧出する温泉県でもあり、バラエティーに富んだ自然とあいまって、エリアごとに特徴ある温泉を楽しめるのも熊本ならではだ。

 
なお、2016年の熊本地震、2020年の熊本豪雨で甚大な被害を受け、復興の途上にある地域もある。観光スポット・施設によっては、入場・入館等を制限しているので、出かける前に現地の状況を確認することをおすすめする。

 

熊本市エリア

熊本市は、九州第3位の人口を擁する大都市。熊本のシンボルである熊本城を中心にかつての城下町が繁華街になっており、活気に溢れている。

 
「水前寺成趣園(すいぜんじじょうじゅえん)」をはじめ、かつての熊本藩にゆかりのある歴史的なスポットが数多く集まり、路面電車で市内主要部へアクセスできるのも便利だ。

 

熊本城

 
日本三名城の一つに数えられる熊本城。名将として知られる加藤清正によって、1601年から約7年の歳月をかけ、当時の最新技術で築城。築城当時は、城郭の広さは約98ha、周囲約9kmで、そのなかに3つの天守、29の櫓、18の櫓門、29の城門という雄大豪壮な構えを持ち、実戦を想定したまさに巨大要塞だった。

 
1877年の西南戦争では、薩摩の大軍に対して50日余りも籠城し、難攻不落の城として真価を発揮したが、薩軍総攻撃の3日前、原因不明の出火により、天守・本丸御殿一帯を焼失。現在の天守閣は熊本市民の浄財を基に、1960年、熊本市によって再建されたもの。

 
熊本城の特徴である美しい石垣は、下部はゆるやかな傾斜で、上部に向かうほど急な角度になる独特の造り。城に侵入しようとした敵の武者を返してしまうことから「武者返し(むしゃがえし)」という異名で、広く知られる。

 
2016年の熊本地震で大きな被害を受けたが、現在、復旧工事が進行中で、段階的に特別公開をしている。2021年10月には天守閣の復旧が完了。その内部が公開されている。

 

熊本城|
住所:熊本市中央区本丸1-1
URL:https://castle.kumamoto-guide.jp/

 

水前寺成趣園

 
肥後細川家の初代熊本藩主、細川忠利から三代にわたって造園された庭園。桃山式の回遊式庭園で、国の名勝・史跡に指定されている。その名の由来は、中国の詩人・陶 淵明(とう えんめい)の作品『帰去来辞』の一節から。

 
阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に、ゆるやかな起伏の築山や浮石、松などが配された庭園をのんびりと散策でき、なかでも1912年に京都御所内から移築された「古今伝授の間」から眺める風景が最も美しいといわれている。

 
園の北側には、細川幽斎・忠興をはじめ歴代藩主が祀られる出水(いずみ)神社が鎮座。また、水前寺江津湖湧水群は、平成の名水百選にも認定されている。

 

水前寺成趣園|
住所:熊本市中央区水前寺公園8-1
URL:http://www.suizenji.or.jp/

 

熊本市動植物園

▲出典:熊本市動植物園URL

 
熊本市内中心部から5kmほど離れた場所にある、市民のオアシスとも呼ばれる江津湖(えづこ)に隣接。総面積24.5haの園内には、約130種・700頭の動物と約800種・5万点の植物が展示されている。

 
動物ゾーンには、ゾウやキリンをはじめ定番の動物が揃い、小説『西遊記』の主人公“孫悟空”のモデルといわれる金絲猴(キンシコウ)などの珍しい動物を見ることもできる。また、アメリカ西部をイメージした遊び体験ゾーンと、ふれあい体験ゾーンからなる動物ふれあい広場もある。

 
植物ゾーンでは、熱帯植物を観賞できる大温室のある花の休憩所や日本庭園、樹木見本園などが点在。芝生の広がるエリアもあり、花畑は春には菜の花、秋にはコスモスが一面に咲き誇る。

 

熊本市動植物園|
住所:熊本市東区健軍5-14-2
URL:http://www.ezooko.jp/

 

阿蘇エリア

南北約25km、東西約18km、周囲約128kmという巨大なカルデラを有する活火山・阿蘇山がシンボル。どこまでも緑が続く大草原や連なる山々が描き出す風景は、日本では珍しい大スケール。そこかしこに、独特の美景を堪能できるスポットがある。また、良質で豊富な湯量を誇る温泉地としても知られている。

 

大観峰(だいかんぼう)

 
阿蘇エリアを代表する人気ビュースポット。阿蘇北外輪山の最高峰で、標高約936mの地点が天然の展望台になっており、阿蘇の街並みや阿蘇五岳、くじゅう連山まで360度の大パノラマが楽しめる。

 
中でもここから眺める阿蘇五岳は、お釈迦様の寝姿に見えることから「阿蘇涅槃像」とも呼ばれ、展望台の後ろ側には見渡す限りの草原が広がり、遠く先にくじゅう連山も見える。

 
国内ではなかなか目にすることのできない大スケールの景観で、秋から冬にかけては早朝にカルデラ盆地を埋め尽くす雲海に出合えることも。

 

大観峰|
住所:阿蘇市山田
URL:https://kumamoto.guide/spots/detail/211

 

黒川温泉

 
熊本県北東部の山間にある小さな温泉郷。筑後川を囲むように立つ旅館の佇まいが風情を醸し、30軒の宿とまわりの里山景色が、統一感のある街並みを形成。ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも二つ星を獲得している。

 
単純泉のほか硫黄泉や硫酸塩泉など多彩な泉質の温泉が湧出し、宿ごとに源泉を所有している。黒川温泉の名物として知られるのが、28カ所の露天風呂から三つを選んで入浴できる「入湯手形」。温泉ソムリエが「肌に嬉しい湯巡り法」などを伝授してくれるのもここならではだ。

 

黒川温泉|
住所:阿蘇郡南小国町満願寺6594-3(インフォメーションセンター)
URL:https://www.kurokawaonsen.or.jp/

 

阿蘇ファームランド

 
阿蘇くじゅう国立公園内にある、「健康・元気」をコンセプトに健康の専門家が監修する世界的にも珍しいテーマパーク。

 
体と頭の両方を使うさまざまな運動施設で健康づくりができる「元気の森」をはじめ、自家栽培の野菜をメインにした食事が楽しめるレストランや温泉・スパ、ドーム型ホテルなどが揃う。

 
さらに、カピバラやマーラ、フラミンゴなどの動物たちが暮らす「ふれあい動物王国」では、えさやり体験も可能。そのほか、「手づくり体験館」、「おもしろ釣りランド」などで多彩な体験もできる。

 

阿蘇ファームランド|
住所:阿蘇郡南阿蘇村河陽5579-3
URL:https://asofarmland.co.jp/

 

草千里ヶ浜

 
約78万5000㎡にも及ぶ大草原。噴煙を上げる中岳を背景に、草原の緑と雨水が溜まってできたとされる池が織りなす自然美と、そこでのんびり草を食む馬や牛からなる風景は、まさに牧歌的。

 
緑輝く夏はもちろんのこと、幻想的な白銀の世界となる冬の情景も魅力的だ。四季の移り変わりを感じながら散策したり、草原を一周する引き馬に乗ったりすることができる。

 

草千里ヶ浜|
住所:阿蘇市草千里ヶ浜
URL:https://kumamoto.guide/spots/detail/210

 

鍋ヶ滝公園

 
鍋ヶ滝は、落差約10m、幅約20mと横に幅広い水が、カーテンのように流れ落ちる優雅な佇まいの滝。お茶のCMのロケ地にもなった人気のスポットだ。滝を裏側から眺められるのも人気の秘密で、別名・裏見の滝ともいわれる。水のカーテン越しに木漏れ日が差し込む情景は、なんとも幻想的だ。

 
阿蘇のカルデラが形成された約9万年前の巨大噴火でできたとされており、長い年月の間に今の形になり、現在も少しずつ浸食によって形を変えているという。遊歩道で滝の間近まで行くことができ、周辺の自然とあわせて鍋ヶ滝公園と呼ばれている。

 
なお、入場にはWebサイトからの予約が必須。

 

鍋ヶ滝公園|
住所:阿蘇郡小国町黒渕
URL:https://kumamoto.guide/spots/detail/11869

 

阿蘇神社

 
創建から約2500年。全国に約500社ある「阿蘇神社」の総本社であり、肥後国一の宮。阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ十二神を祀る。

 
社殿などは、天保6(1835)年から嘉永3(1850)年にかけて、熊本藩の寄進によって再建されたもので、神殿や楼門などの6棟は国の重要文化財に指定。なかでも楼門は九州最大規模で、日本三大楼門の一つに数えられているが、2016年の熊本地震で拝殿が倒壊し、甚大な被害にあった。現在、復旧工事が着々と進行しており、2023年度中には完了する予定。

 
なお、参道は全国的にも珍しい横参道で、楼門はこの参道に向かって立っている。

 

阿蘇神社|
住所:阿蘇市一の宮町宮地3083-1
URL:http://asojinja.or.jp/

 

県北エリア

なだらかな山々の連なりを縫って菊池川が東から西へ流れ、有明海へと注ぐエリア。緑濃い森林と渓流が生み出す渓谷美の「菊池渓谷」、ラムサール条約湿地に登録されている「荒尾干潟」など独特な自然も。また、「山鹿(やまが)温泉」を代表とする温泉も豊富だ。

 

グリーンランド

 
福岡県との県境に位置する荒尾市にある、九州最大級のアミューズメントパークで、2021年に開園55周年を迎えた。園内には約80種のアトラクションが揃い、高さ約105mを誇る大観覧車をはじめ、日本最大級の長さを有する「恐竜コースター『GAO(ガオー)』」、九州初の吊り下げ式コースター「グランパスジェット」など、多彩なアトラクションで一日中たっぷり楽しめる。

 
また、広大な敷地内には、二つのオフィシャルホテル、36ホールを有するゴルフコース、ボウリング&アミューズメント「パスカワールド」、天然温泉、ショッピングエリアなどを併設し、まさに一大リゾート地を形成している。

 

グリーンランド|
住所:荒尾市緑ケ丘
URL:https://www.greenland.co.jp/park/

 

山鹿温泉

 
福岡県と接する山鹿市は、地域一帯に温泉が点在。なかでも山鹿温泉は、「山鹿千軒たらいなし」といわれるほど豊富な湯量を誇る県内屈指の温泉郷だ。泉質はアルカリ性で、柔らかな肌触りのお湯は、体を優しく癒やしてくれる。

 
その歴史は古く、平安時代の書物にも温泉郷として記されている。江戸時代になると山鹿は豊前街道の宿場町として栄え、剣術家・宮本武蔵がやってきたことがあるほか、徳川第13代将軍・家定の正室になった篤姫もこの街道を旅した。現在は石畳の風情ある街並みになっている。

 
明治時代以降は庶民の温泉として数々の外湯などが開業。今も江戸時代の建築様式を再現した「さくら湯」をはじめ、数々の立ち寄り湯があり、地域の人と観光客とで賑わう。

 

山鹿温泉|
住所:山鹿市中央通510-2(山鹿温泉観光協会)
URL:https://www.y-kankoukyoukai.com/

 

菊池渓谷

 
阿蘇外輪山の北西部、阿蘇くじゅう国立公園の標高約500~800mの間に位置する渓谷。夏でも平均水温13度の冷たく透明度の高い流れは阿蘇外輪山からの伏流水で、日本名水百選に選ばれている。

 
菊池川の源であり、周囲を鬱蒼とした広葉樹に覆われており、その間を縫うように流れる水が、大小さまざまな滝や瀬、淵をつくり出す。なかでも、日本の滝100選に名を連ねる「四十三万滝」は圧巻だ。

 
春先のしたたるような新緑、夏の涼気溢れる川の流れ、秋の渓流に映える紅葉、さらに冬の樹氷や霧氷の姿と、四季折々の景色が訪れる人を魅了し続けている。

 

菊池渓谷|
住所:菊池市原
URL:https://kikuchikeikoku.jimdofree.com/

 

荒尾干潟

 
有明海の中央部東に位置し、南北約9.1km、東西最大幅約3.2km、干潟面積約1,656haに及ぶ、国内最大規模の干潟。2012年に熊本県で初めて「ラムサール条約湿地」に登録され、国際的に重要な湿地として認められた。

 
この干潟には、ヤドカリの仲間である荒尾名物のマジャク(アナジャコ)をはじめとする多種多様な生物が生息している。国際的に重要な渡り鳥の飛来地にもなっており、秋から春にかけ、この干潟を中継地および越冬地としてシギ・チドリ類が多く飛来する。また、干潟から見る夕日も絶景として人気が高い。

 

荒尾干潟|
住所:荒尾市蔵満地先(蔵満海岸)
URL:https://www.city.arao.lg.jp/kurashi/shisetsu/higata/page972.html

 

県央エリア

熊本市周辺のエリアで、古くから交通の要衝として栄えた宇城地域と、阿蘇くまもと空港がある上益城地域からなる。

 
日本に唯一現存する明治時代の港湾施設「三角西港(みすみにしこう)」や日本最大級の石造り水道橋の「通潤橋(つうじゅんきょう)」など、歴史的建造物が数多い。また、有明海の魅力を存分に味わうこともできる。

 

御輿来(おこしき)海岸

 
日本の夕陽百選、日本の渚100選にも選ばれた、有明海の絶景スポット。有明海は干満の差が激しく、その影響で潮が引いた海岸の砂地に、風と波が美しい曲線を描く干潟模様をつくり出す。

 
太陽の位置によって色合いなどバラエティーに富んだ景観が出現。干潟の出現と夕日が重なるとオレンジ色に、薄暮れ時はパープルに、満月の夜は黄金色に、そして日中は銀色めいた色合いにと千変万化する。写真などでおなじみの夕日に照らし出される美景が見られるのは1~4月頃。

 

御輿来海岸|
住所:宇土市下網田町
URL:https://city-uto.com/archives/1

 

通潤橋

 
1854年、水不足に悩む白糸台地へ農業用水を供給するために造られた石造りのアーチ式水道橋。水路の長さ約126m、橋の長さ約75.6m、橋の幅約6.3m、橋の高さ約20.2m、アーチの半径約27.6mで、石造単アーチ橋として日本最大規模を誇る。また、石造アーチ式水道橋としては唯一放水できることでも知られている。

 
国の重要文化財に指定されているが、現在も、白糸台地の水田約100haを潤す役割を担う現役の重要な橋でもある。放水のシーンを見たいなら、Webサイトで放水日の確認を。また、こちらに訪れたら隣接する「通潤橋史料館」と「道の駅 通潤橋」にも立ち寄りたい。

 

通潤橋|
住所:上益城郡山都町長原
URL:https://tsujunbridge.jp/

 

三角西港

 
開港は1887年で、宮城県・石巻湾の野蒜築港(のびるちくこう)、福井県の北前船の寄港地・三国港と並ぶ、明治三大築港の一つに数えられているが、現存するのはここだけとなっている。

 
背後の山を削り、海を埋め立てて新たに開かれた明治時代最先端の港湾都市で、約756mにもなる石積みの埠頭と水路や西洋建築物など、一世紀以上の時を経てなお往時の面影を残す。

 
2015年には「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして、ユネスコ世界文化遺産に登録。貴重な文化財として港の各所が重要文化財などに指定されている。また、港の敷地内には、明治時代の建物や当時の姿を復元した洋館などもあり、見どころは尽きない。

 

三角西港|
住所:宇城市三角町西港
URL:https://www.city.uki.kumamoto.jp/kankou/q/list/112.html

 

県南エリア

鹿児島県と接するエリアで、八代海(不知火海)に面した八代・芦北地域と、球磨川流域の球磨地域に大きく分かれ、海沿いと川沿いという際立った違いを見せるエリアからなる。

 
なかでも人吉(ひとよし)を中心とする山間エリアは、温泉が点在し、鎌倉~江戸時代に発達した独自の文化でも知られる。

 

人吉温泉

 
日本三大急流の一つ、球磨川沿いに点在する温泉地で、現在50もの源泉がある。現在地に温泉が開かれたのは1910年以降だが、古くは1492年に相良(さがら)家の当主が湯治に立ち寄ったとの記録も残る。

 
泉質は弱アルカリ炭酸泉などで、透明無味無臭で肌に優しく「美人の湯」として名高い。多くの温泉旅館が球磨川沿いに立ち、バラエティー豊かな風呂で個性を競っている。また、人吉市内には20数軒の公衆浴場があり、そのお湯を気軽に楽しむことができる。

 

人吉温泉|
住所:人吉市中青井町326-1(人吉温泉観光協会)
URL:https://hitoyoshionsen.net/

 
▼あわせて読みたい

昭和が香る、人吉の共同湯【ヤマザキマリの世界逍遥録】

 

球磨川(球磨川くだり)

 
熊本県内最大の流域面積を誇る川で、県南部の人吉盆地を貫き、周辺の支流を集めながら八代海へ注ぐ。最上川、富士川と並ぶ日本三大急流の一つに数えられている。

 
人吉・球磨地方を長年統治してきた相良氏の居城であった人吉城の城跡近くから出発する「球磨川くだり」は、100年以上の歴史を持ち、明治時代の歌人である与謝野鉄幹・晶子夫妻も楽しんだとされる。

 
人吉から温泉町までを下る“ミドルコース”や、人吉から相良町までを下る“ショートコース”をはじめ各種のコースがあり、比較的流れの穏やかな区間を楽しむものから激流コースまで多彩。また急流に挑む、「球磨川ラフティング」も人気だ。

 

球磨川(球磨川くだり)|
住所:人吉市下新町333-1
URL:https://www.kumagawa.co.jp/kumagawa/

 

球泉洞(きゅうせんどう)

 
球磨川くだりの終点に位置する、1973年に発見された全長約4.8kmの鍾乳洞で、九州最大規模といわれている。3億年前に海底にあった石灰岩層が隆起してできたと推測されており、長い年月のうちに生み出された美しい石柱や石筍など、自然の芸術品が間近に見られる。

 
見学コースは、約500m、所要30分の観光向けコースと、約40mの縦穴などを階段で下る所要50分の探検コースが設定されている。なお、コース途中にハート型の石があり、これを踏むと幸せになるといわれており、「恋人の聖地」として選定されている。

 
敷地内にはレストランのほか、特産品販売のショップ、宿泊用コテージなども揃っており、周囲の自然を満喫するベースにもなる。

 

球泉洞|
住所:球磨郡球磨村大瀬1121
URL:https://www.kyusendo.jp/

 

天草エリア

大小120余りの島々が連なる風光明媚なエリア。現在は飛行機や快速バスなどでアクセスが便利な地だが、かつては船でしか行き来のできなかった場所で、独特の文化を育んできた。

 
なかでも潜伏キリシタンの里として知られ、ユネスコ世界文化遺産にも登録されている「﨑津(さきつ)集落」は象徴的なエリアだ。また、周囲は豊かな漁場であり、野生のイルカの生息地でもある。高確率でイルカに遭遇できるイルカウォッチングも天草の代名詞になっている。

 

﨑津集落

 
天草市河浦町の海沿いの集落で、かつては海からのアクセスしかできなかった地。そんな地理的な特徴もあり、江戸時代の禁教政策下に仏教、神道、キリスト教が共存する漁村特有の信仰形態を育んだ。

 
潜伏キリシタンの里ともいわれ、重要な資産価値を持つことから2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つとして、ユネスコ世界文化遺産に登録された。

 
現在もどこか神秘的な雰囲気を感じられるスポットで、なかでも1934年に教会建築の名人・鉄川与助の設計・施工で完成した﨑津教会は必見。河浦湾を背景に海に浮かぶように見えることから“海の天主堂”ともいわれ、内部は畳敷きと教会には珍しい構造だ。

 

﨑津集落|
住所:天草市河浦町﨑津1117-10(﨑津集落ガイダンスセンター)
URL:https://www.city.amakusa.kumamoto.jp/sakitsu-sekai/

 

イルカマリンワールド

 
天草市五和町の沖合海域は魚類の宝庫であり、約200頭の野生のミナミハンドウイルカが生息。イルカマリンワールドでは、このイルカたちに出合えるツアーを通年で催行している。

 
イルカたちはとても人懐っこく好奇心旺盛。群れで船に接近してきたり、並走やジャンプをしたりすることも。イルカとの遭遇率はかなり高く、春から夏にかけては母親イルカと寄り添い泳ぐ赤ちゃんイルカに出合えることも。

 

イルカマリンワールド|
住所:天草市五和町二江2977
URL:https://im-world.jp/

 

熊本でグランピングを楽しもう

 
気軽にアウトドアアクティビティーを楽しめる「グランピング」。キャンプの道具も必要なく、食材の心配もせず、手ぶらで訪れるだけで、自然の中で快適に過ごすことができる。

 
熊本県には、自然豊かな環境を生かしたグランピング施設が充実している。下記の記事も参考に、ぜひ旅のプランに加えてみてはいかがだろうか。

 

九州のグランピングおすすめ19施設|大自然を満喫する最高の休日

 

訪れる度に発見できる熊本の魅力

 
熊本の観光では、自然、食、温泉、歴史文化と、一度の旅では味わいきれない魅力を各エリアで満喫できるだろう。季節や目的、滞在期間などにあわせたプランで、熊本の旅をぜひ楽しんでほしい。

 
 

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