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【札幌】観光スポットおすすめ22選!【2024年最新版】

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全国で5番目の人口を擁し、商業施設をはじめ整備された都市機能を持つ札幌。一方で市域の一部が国立公園に属しているなど、市街地を少し離れるだけで大自然が広がっている。
 
都市と自然の調和こそ、札幌の大きな特徴だ。その魅力に惹かれ、多くの観光客が訪れる。

 
この記事では、

 
・目的別に訪れたい札幌の観光スポット

 
を紹介していく。

 
これを読めば、自分の好みにあった札幌の観光スポットを見つけられるはず。

 
それぞれのスポットには興味にあわせたジャンルがわかるマークも付けているので、参考にしてほしい。

 

札幌の観光を楽しみたい!

北海道観光で最初に挙がるのが、道庁があり、北海道一の大都市である札幌市。広大な石狩平野の南西部に位置し、豊平川によって形成された扇状地の上に発達した街で、西と南には市街地と隣接した緑豊かな山地が広がっており、札幌ならではの景観をつくり出している。

 
かつて、蝦夷(えぞ)地と呼ばれ、明治2(1869)年に北海道と改称されて、開拓使が置かれた札幌。遠大な札幌建設計画に基づいて開発されたため、整然とした都市の美しさをもつのが大きな特徴だ。市街中心部には明治期に建てられた札幌市時計台、札幌農学校として開学した北海道大学など、北海道の歴史を物語る建物が数多く点在する。

 
札幌市の気候は、夏はさわやか、冬は積雪寒冷を特徴としており、四季の移り変わりが鮮明。4月から6月は晴天の日が多く、市街、郊外とも緑に包まれ、花が咲き乱れる。6月下旬からは日中暑い日もあるが、梅雨がないのも大きな特徴。7月、8月は20℃を超える盛夏となるが、日暮れとともに冷涼となり快適に過ごせる。9月に入ると短い夏は終わり、ひと雨ごとに気温が低下し、雨量も多くなる。

 
10月には紅葉が始まり、最低気温が0℃近くまで下がることも。そして、10月下旬には初雪が見られ、12月上旬には根雪となる。冬季(12月~2月)は、最深積雪は約1m、ひと冬の降雪量は約5mにも達する。人口200万近い大都市で、これだけの降雪があるのは世界的にも珍しく、これも札幌の特徴のひとつといえるだろう。観光では、こうした札幌ならではの気候を頭に入れて計画を立てるのが賢明だ。

 

札幌といえばここ! 王道観光スポット

明治期になるとともに開発が始まり、街の形が整えられていった札幌。整然とした街並みの中には、往時をしのぶスポットが点在。また、市民の憩いの場であり、各種イベントの会場にもなる大通公園や札幌のランドマークであるさっぽろテレビ塔など、札幌を訪れたなら、絶対に外せない王道観光スポットを紹介する。

 
なお、観光ポイントとして人気の「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」は、2025年2月までの予定でリニューアル工事を実施しており、館内見学は不可。2024年5月ごろまでは、この時期だけの仮設見学施設から、改修工事の様子を眺められる。

 

札幌市時計台

 
白い壁面と赤い屋根が印象的な歴史的建造物で、札幌市を代表する名物観光スポット。正式名称は「旧札幌農学校演武場」といい、北海道大学の前身・旧札幌農学校の生徒の入学式や卒業式、兵式訓練をおこなう講堂として、初代教頭のクラーク博士の提案により明治11(1878)年に建築。時計塔が設置されたのは明治14(1881)年のことで、アメリカ製の振り子式時計が設置され、140年以上たった今も時を刻み続け、毎正時に澄んだ鐘の音で札幌の街に時を告げている。日本最古の時計塔であり、1970年には国の重要文化財に指定されている。

 
現在、2階建ての館内は資料館になっており、1階が大展示室、2階がホールに。1階には「旧札幌農学校演武場」「札幌市時計台」の歴史や歩みを知ることができる資料やパネルを展示。札幌農学校時代の様子がわかる全景模型なども興味をひく。2階は、明治時代の講堂を復元。コンサートや講演会などに使用されている。また、ベンチに腰掛けるクラーク博士の像があり、隣に腰掛けて記念撮影ができ、人気スポットになっている。

 
日没後はライトアップされ、瀟洒な外観が浮かび上がり幻想的な姿に。特に冬の夜、真っ白な雪の中に佇む時計台は一見の価値あり。

 

札幌市時計台|
住所:札幌市中央区北1条西2丁目
URL:http://sapporoshi-tokeidai.jp

 

大通公園

 
市内中心部を東西に横切る、長さ約1.5km、面積約7.8haにもなる開放的な都市公園。ライラックやハルニレなど92種、約4,700本の木々に囲まれ、芝生広場や噴水の周りで観光客も市民も思い思いにくつろぐ都会のオアシスだ。また、北海道を代表する大型イベント会場でもある。

 
名称は公園となっているが、明治4(1871)年に市街を南北に分ける大規模な火防線として造られたのが始まり。これが後志通という道路になり、のちに改称されて大通となった。

 
園内は5つのテーマと5つのゾーンで構成される。「交流(国際交流ゾーン)」「オアシス(水と光のゾーン)」「フロンティア(歴史・文化ゾーン)」「つどい(遊び・イベントゾーン)」「花(サンクガーデンゾーン)」と名付けられ、ゾーンごとに噴水や彫像などの特色がある。

 
2月の「さっぽろ雪まつり」に始まり、6月の「YOSAKOIソーラン祭り」、7・8月の「さっぽろ夏まつり」、9月の「さっぽろオータムフェスト」など、いつ出かけても多彩なイベントに出合えるスポットだ。

 

大通公園|
住所:札幌市中央区大通西1~12丁目
URL:https://odori-park.jp

 

さっぽろテレビ塔

 
大通公園の東端、西1丁目に立つ札幌のランドマーク。札幌でのテレビ放送開始にあわせ昭和31(1956)年に建設を開始、翌昭和32(1957)年に開業。高さは147.2mあり、地上約90mの場所に展望台を設置。札幌のパノラマ風景が楽しめるスポットとして、60年以上、観光客や市民の目を楽しませてきた。

 
展望台からは、眼下に広がる大通公園の様子はもちろん、東に豊平川、西には手稲山や大倉山ジャンプ台までが一望でき、見通しのよいときは石狩平野や日本海までを視界に収めることができる。また、夏の日中の目に染み入るような緑、夕暮れ時の刻々と色を変える空、イルミネーションがきらめく夜と、時間帯や季節によってさまざまな光景を目にできるのもここならでは。何度訪れても飽きることがない。大通公園が会場となる「さっぽろホワイトイルミネーション」や「さっぽろ雪まつり」の開催される時期は、展望台が特等席となる。

 
日没からクローズ時間まではテレビ塔のライトアップを実施。オレンジ色の光に照らされ、優雅なシルエットが浮かび上がる。

 

さっぽろテレビ塔|
住所:札幌市中央区大通西1丁目
URL:https://www.tv-tower.co.jp

 

絶景を堪能したい! オススメ展望台

市街地が平坦で、周囲を山々に囲まれた札幌。整然とした市街とその背後の雄大な自然が描く札幌ならではの景色を楽しめるスポットが、アクセス便利な場所に点在する。オレンジ色の光に市街が浮かび上がる夜景の美しさもぜひ楽しみたい。

 

大倉山展望台

 
1972(昭和47)年の冬季オリンピックの競技場になった大倉山ジャンプ台の、標高307mのスタート地点にある展望ラウンジ。眼下に広がる札幌市の街並みと、札幌ドームや大通公園など点在する市内の観光スポットが一望でき、天気のよい日は、石狩平野や石狩湾などの大パノラマが助走路越しに広がる。

 
展望台までは、実際にスキージャンプ競技の選手が利用している2人乗りリフトやエスカレーターにて移動。リフトは約5分間の空中散歩を楽しみながら、急斜面を間近に見下ろすこともでき迫力満点だ。

 
冬も競技がない日は見学が可能。一面雪に覆われた白銀の世界を楽しめ、スタート地点裏からジャンパーが目にする光景を味わうこともできる。また、スキージャンプ選手の視点を体感できるシミュレーターや、クロスカントリースキーの体験コーナーなど、ウィンタースポーツ疑似体験コーナーも設置されている。

 

大倉山展望台|
住所:札幌市中央区宮の森1274
URL:https://okurayama-jump.jp

 

さっぽろ羊ヶ丘展望台

 
札幌市内中心部から車で30分ほどの距離にありながら、広大な牧草地でのんびり草を食む羊たちがいる、北海道らしい牧歌的な風景が広がる展望台。眼下には石狩平野の広々とした景色も一望できる。

 
展望台のシンボルは、クラーク博士の立像。右手を挙げた「クラークポーズ」でお馴染みだ。通称・クラーク博士、ウィリアム・スミス・クラークは、明治9(1876)年に札幌農学校の初代教頭として招かれた人物。農学校1期生に大きな影響を与えたが、わずか8カ月余の札幌滞在となり、教え子との別れの際に叫んだとされる「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」は、開拓精神を代表する言葉として後世に伝わっている。

 
クラーク博士と同じポーズで写真を撮るのは、展望台観光のまさにルーティン。また、立像の台座はポストになっていて、夢や希望を書き込んだ「大志の誓い」を投函すれば、再訪時に思いを振り返ることもできる(保管料1枚100円)。

 
敷地内には、「さっぽろ雪まつり資料館」を併設。歴代のポスターなどで雪まつりの歴史を振り返ることができるほか、緻密に制作された雪像模型も展示されている。

 
春は羊の毛刈り見学や連凧揚げ、夏は一面に広がるラベンダー畑で摘み取り体験、秋は旬の道産食材を味わえるグルメイベント、冬はスノーパークで雪遊びやミニ雪だるまづくりなどのアクティビティーと、季節を問わずイベントも満載だ。

 

さっぽろ羊ヶ丘展望台|
住所:札幌市豊平区羊ケ丘1番地
URL:https://www.hitsujigaoka.jp/

 

藻岩山

 
札幌市街地の中心部から路面電車で約20分、札幌市のほぼ中央に位置する標高531mの山。市街地に隣接していながら、国の天然記念物に指定されている原生林が広がる貴重な山となっている。山頂からは札幌の街並みを始め日本海側の石狩湾や暑寒別岳などのスケール感あふれるパノラマ風景が楽しめる。

 
山頂へのアクセスは、麓から中腹までは「札幌もいわ山ロープウェイ」か車で藻岩山観光自動車道を利用し、中腹から山頂まではミニケーブルカーの「もーりすカー」に乗車。また、登山道が整備されていて気軽に登ることもできる。なかでも人気なのが、全面に大きな窓がある札幌もいわ山ロープウェイ。ゆったり空中散歩をしながら、徐々に小さくなっていく街並みや季節ごとに色を変える山の様子が楽しめる。

 
札幌の夜景は、日本新三大夜景に認定されているが、ここ藻岩山山頂は代表的な夜景ウォッチングスポット。オレンジ色のネオンがきらめく美景を心ゆくまで楽しめる。昼間の整然とした美しさを描く札幌の街並み、夕暮れ時の変わりゆく空の色と灯り始める街の明かりが描く景色も一見の価値あり。

 

藻岩山(札幌もいわ山ロープウェイ)|
住所:札幌市中央区伏見5-3-7
URL:https://mt-moiwa.jp

 

札幌でアートを満喫!

札幌のアートスポットの多くは、街なかであっても緑あふれる公園や森の中など、まさに都会のオアシスといえるような場所にある。また、野外展示作品も多く、広大な公園丸ごと作品といったところも。札幌ならではのアートを満喫したい。

 

モエレ沼公園

 
世界的な彫刻家であるイサム・ノグチが基本設計を手がけ、公園全体が一つの彫刻作品であり、彼の集大成ともいえる作品になっている。広大な公園の敷地面積は東京ドーム約40個分。ゴミ処理場の跡地だった場所を、23年の歳月をかけてアートパークとして再生した。

 
園内には、幾何学的な形をした山や噴水、オブジェ、遊具などが点在。自然とアートが見事に融合している。なかでも公園のランドマークといえるのが、標高62.4mの「モエレ山」。園内最大の造形物で、5つのルートで山頂へと登れる。もう一つ、公園の象徴ともいうべき建築物が「ガラスのピラミッド“HIDAMARI”」。高さ約32m、三角面と四角錐の立方体を組み合わせたガラス建築物で、時とともに変わりゆく周辺の景色が映り込み、多彩な表情を見せてくれる。そのほかにも、写真映えするフォトスポットには事欠かない。レンタサイクルも用意されているので、広い公園をのんびりサイクリングしながら、アートとの出合いを楽しめる。

 

モエレ沼公園|
住所:札幌市東区モエレ沼公園1-1
URL:https://moerenumapark.jp

 

札幌芸術の森

 
札幌市郊外の40haの敷地に、芸術関連設備や作品などを配置した総合芸術施設。各種展覧会が開催される「札幌芸術の森美術館」をはじめ、自然の中でアートが楽しめる「野外美術館」、工芸・版画が体験できるクラフト工房、札幌ゆかりの文学者・有島武郎旧邸など、見所が多数揃う。

 
陶工や木工などの貸工房、アートホールや野外ステージなどの貸し施設もあり、創作活動のための設備も充実。園内には、地元食材を使用した料理が味わえるビュッフェレストランやカフェもある。

 

札幌芸術の森|
住所:札幌市南区芸術の森2-75
URL:https://artpark.or.jp

 

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄

 
札幌から車で1時間弱、石狩平野のほぼ中心に位置する美唄へ足をのばすのもおすすめだ。「アルテピアッツァ美唄」は、約7万㎡の広大な敷地内に、美唄出身の世界的な彫刻家・安田侃(かん)氏の作品を展示する野外彫刻公園。小学校の木造校舎や体育館を生かしたギャラリーも見ごたえがある。

 
「今を生きるすべての人が、無心に、自由に、思い思いの時間を過ごすための芸術広場」という基本理念の言葉通りに、四季折々の景色の中に置かれた彫刻と向き合いながら、ゆったりとした時間を過ごしたい。

 

アルテピアッツァ美唄|
住所:北海道美唄市落合町栄町
URL:https://www.artepiazza.jp

 

子どもから大人まで楽しめる!

老若男女を問わず楽しめる施設も数多い札幌。テーマパークや動物園も、北海道ならではの自然や風土を生かした、独特の個性を持つ。本州ではお目にかかれない、札幌ならではの施設を紹介。

 

白い恋人パーク

 
札幌土産の定番「白い恋人」のテーマパーク。「白い恋人」の製造工程が見学できるほか、お菓子作り体験やチョコレートの歴史を学べる施設、オリジナルスイーツが味わえるカフェなどで構成されている。

 
「チョコトピアファクトリー」では、白い恋人とバウムクーヘンの製造ラインをガラス越しに見学。「スイーツワークショップ・ドリームキッチン」では、自分だけのオリジナルスイーツに挑戦できる。「私の白い恋人焼き上げコース」では、約14cmのハート型クッキーに絵や文字を描き、オリジナルの「白い恋人」を作ることができる。そのほかにも、チョコレートの食べ比べレッスンが受けられる「スタディベース・カカオポッド」、チョコレートの歴史を紹介するツアーに参加できる「チョコトピアハウス」なども。

 
「白い恋人」の製造元・石屋製菓の商品が揃う「ショップ・ピカデリー」も充実。「白い恋人」「白いバウムTSUMUGI(つむぎ) 」など定番の人気商品をはじめ、多彩な商品が並ぶ。なかでも「プルミとラムルのチョコレート物語」はここ「白い恋人パーク」の限定商品なので要チェックだ。

 

白い恋人パーク|
住所:札幌市西区宮の沢2条2-11-36
URL:https://www.shiroikoibitopark.jp

 

札幌市円山動物園

 
札幌市街中心部から電車で30分ほど、緑豊かな円山公園内にある動物園。昭和26(1951)年、北海道で初の動物園として開園。約170種もの動物を飼育・展示しており、動物が間近に見られる距離感が人気の秘密。近年は新たな施設が次々オープンしており、地元でも注目を集めている。

 
北国ならではの動物に出会えるのも大きな魅力。なかでも人気は、ホッキョクグマがダイナミックに泳ぐ姿が見られる「ホッキョクグマ館」。ホッキョクグマが頭上を泳ぐ迫力満点の姿が見られたり、別のプールを泳いでいるアザラシとホッキョクグマが一緒に泳いでいるように見えたりと、ここならではの展示が楽しめる。

 
2019年にオープンした「ゾウ舎」は、ゾウ本来の姿を観察できるよう工夫されており、親子ゾウの愛らしい姿などが見られる。国内初の屋内プールでは、運がよければゾウが泳ぐ姿を目の前で見学できるかも。

 
動物たちと触れ合える体験メニューや飼育員解説などのプログラムも用意されており、日替わりでさまざまなプログラムを体験できる。動物をモチーフにしたスイーツが人気のカフェや、各種グッズの揃うオフィシャルショップも併設する。

 

札幌市円山動物園|
住所:札幌市中央区宮ケ丘3-1
URL:https://www.city.sapporo.jp/zoo/

 

サンピアザ水族館

 
複合商業施設「新さっぽろアークシティ」内の水族館。JRと地下鉄の駅からすぐにアクセスできる都市型水族館で、約200種類、約1万点を展示している。

 
コンパクトながら、北海道の周囲の海からサンゴ礁のある南の海まで、広いエリアの海水魚や甲殻類、珍しい淡水魚などを展示。愛くるしい動きが人気のゴマフアザラシやイワトビペンギン、コツメカワウソのほかに、流氷の天使・クリオネなども。

 
毎日開催される「魚のサーカスショー」や回遊水槽で日曜・祝日開催の「餌付けショー」などのイベントも人気。カニやヒトデに触れる「タッチングプール」も設置されている。

 

サンピアザ水族館|
住所:札幌市厚別区厚別中央2条5-7-5
URL:http://www.sunpiazza-aquarium.com/

 

サッポロさとらんど

 
「人と農業や自然とのふれあい」と「都市と農業の共存」をテーマに、農業体験などを通じて農業に対する理解を深め、食への関心を高めることを目的とする施設。正式名称は「札幌市農業体験交流施設」。札幌ドーム14個分の広大な敷地に、農園や花畑、芝生の公園、バーベキューができる炊事広場などがあり、レジャーを通して植物や農業に親しむことができる。

 
一番人気の季節野菜の収穫体験では、5月~11月上旬まで、園内の農園で育った季節野菜を自分の手で収穫することができる。スタッフが野菜の説明をまじえつつ、収穫の仕方を教えてくれるので初めての人でも安心。また、体験で収穫した野菜は炊事広場でのバーベキューで味わうこともできる。そのほかにも、バター作りやソーセージ加工、生キャラメル作り、季節限定の蕎麦打ちといったさまざまな体験を実施している。

 
園内にはヤギや羊、馬、ウサギなどがのんびりすごす「ふれあい牧場」も。馬車に乗ったり、引き馬や餌やりを楽しんだりすることができる。さらに、園内を1周するSLバスやレンタサイクル、おもしろ自転車、木製のアスレチック遊具も用意されており、小さな子どもから大人まで一日中楽しく過ごせる。

 

サッポロさとらんど|
住所:札幌市東区丘珠町584-2
URL:https://www.satoland.com

 

ノースサファリサッポロ

 
北海道で初めて開園した、体験型ふれあい動物園。「ノースサファリ」のアフリカゾーンではハイエナの餌やり体験、ジャングルゾーンではバクやコツメカワウソの餌やり、イグアナとのふれあいなどができる。さらに「大蛇の首巻き」も根強い人気だ。

 
一方、「デンジャラスの森」では、トラのダイレクトフィーディング、フクロウ・鷹の腕のせや鷹匠体験、キツネの抱っこ、猛禽類の餌やりといった貴重な体験ができる。

 
アクティビティも多数用意されており、夏はジップライン、デンジャラスブランコなど、冬はスノーモービルや雪上バナナボート、犬ぞりなどが楽しめる。そのほか、イグアナやマイクロブタ、ミーアキャットなどと一緒に過ごせるアニマルグランピングも実施中。

 

ノースサファリサッポロ|
住所:札幌市南区豊滝469-1
URL:https://www.north-safari.com

 

やっぱりグルメは外せない!

海、山の幸をはじめ、北の大地が育んだ農産物や、独特の進化を遂げたご当地グルメの数々など、札幌でしか味わえないグルメは数多い。そして、札幌の気候・風土のなかで味わってこそ、本当のおいしさを堪能できるはずだ。

 

サッポロビール園

 
北海道開拓使の一事業としてビール造りが始まった歴史を守り、未来へ繋ぐことを目的にした複合施設「サッポロガーデンパーク」。その主要施設の一つが「サッポロビール園」で、開業は昭和41(1966)年。「隣の工場で今できたばかりの爽快な生ビールをどうぞ!」をキャッチフレーズに、当初から「生ビール飲み放題・ジンギスカン食べ放題」などを実施し、瞬く間に札幌の名物観光スポットになった。

 
北海道の形をしたジンギスカン鍋で味わう新鮮なラム肉を、ここでしか味わえないビールと共に楽しめるのが魅力。ラムジンギスカンのほか、豚、鶏のジンギスカンなどが食べ放題で味わえるプランに飲み放題を追加することも可能。また、平日限定のランチ「キングバイキング」は、100分間の食べ放題に飲み放題を追加することもできる。

 
現在は、雰囲気の異なる5つのレストランで構成されている。メインとなるのは、明治23(1890)年に製糖工場として建設され、昭和41(1966)年に「サッポロビール園」としてスタートした「開拓使館」。2階と3階の「ケッセルホール」は、大正元年に製造された巨大なビールの仕込み釜=ケッセルが目を引く、開放感あふれるホール。ヨーロッパのビヤホールを彷彿させる空間だ。1階は、ジンギスカンに加え、カニや寿司の食べ放題が楽しめる「トロンメルホール」となっている。

 
そのほかに、いろいろな味付けジンギスカンが味わえる「ライラック」、上質な厳選食材のグリル料理を贅沢に楽しむ「ガーデングリル」、ジンギスカンをはじめ北海道ならではの一品料理も充実の「ポプラ館」もあり、目的に合わせてセレクトできる。

 
敷地内にはサッポロビール園のほか、サッポロビール博物館、大型ショッピングセンターArio札幌、北海道日本ハムファイターズ屋内練習場などが点在。売店ではおみやげに人気のビール関連グッズも販売している。

 

サッポロビール園|
住所:札幌市東区北7条東9丁目2-10
URL:https://www.sapporo-bier-garten.jp

 

元祖さっぽろラーメン横丁

 
札幌は味噌ラーメン発祥の地。味噌ラーメンが誕生したのは昭和30(1955)年、札幌のラーメン店「味の三平」の店主が味噌汁をヒントに作ったことが始まりとされる。味噌味のスープに中太ちぢれ麺を使うのがデフォルトだ。

 
「元祖さっぽろラーメン横丁」は、味噌ラーメンにこだわる17店舗が軒を並べる、すすきのの観光名所。ビルの谷間の42mほどの通りは、昼夜問わず観光客で賑わい、地元客もふくめ深夜まで人通りが絶えない。

 
そのルーツは、昭和26(1951)年にできた、南5条西3丁目の「公楽ラーメン名店街」。当初はラーメン店のほかに商店もある普通の商店街だったが、繁盛店が現れ、次々とラーメン店が開業し、ついにすべてがラーメン店に。昭和44(1969)年に道路拡張工事で取り壊しとなったが、昭和46(1971)年に今の場所に復活した。

 
以後、半世紀以上にわたり、数々の名店がこの地にオープン。現在も、昔ながらの素朴な味噌ラーメンから具材に趣向を凝らしたものまで、店ごとに個性あふれるメニューを提供。ちょっとレトロで、ディープな雰囲気のなか、心ゆくまで味噌ラーメンを味わえる。

 

元祖さっぽろラーメン横丁|
住所:札幌市中央区南5条西3丁目6 N・グランデビル1階
URL:http://www.ganso-yokocho.com

 

マジックスパイス 札幌本店

 
札幌を代表するご当地グルメとして、すっかり定着したスープカレー。さまざまなスパイスや出汁が効いたさらさらとしたスープ状のカレーに、大きめにカットされた野菜や鶏肉などが入っていて、ライスとともに味わうスープ料理といった趣。2000年代に入ると札幌を中心に北海道で一大ブームに。いまでは、200店前後のスープカレー専門店が市内にあるといわれている。

 
その原型は、1970年代に札幌市内の喫茶店が出した「薬膳カリィ」にあるとされ、1993年に開店した「マジックスパイス」では、これに似た自店の料理を「スープカレー」と命名して提供するように。同店はいわばスープカレーの名付け親店ともいう存在だ。

 
北海道産野菜とチキンをベースにしたサラサラのスープはコク・旨み・辛さが絶妙なバランス。“食べて元気に、豊かになる”というキャッチフレーズも納得の味わい。覚醒・瞑想・悶絶などユニークな命名の7段階の辛さで、辛くなるほどコクと旨み・具材が増していく。野菜の甘さと出汁がスープにしっかり溶け込んでおり、スパイシーでありながら滋味深く、薬膳的な味わいが大きな魅力だ。

 

マジックスパイス 札幌本店|
住所:札幌市白石区本郷通8丁目南6-2
URL:http://www.magicspice.net

 

札幌二条市場

 
明治初期、石狩浜の漁師が、この付近で新鮮な魚介を売り始めたことがきっかけで開設されたといわれる「札幌二条市場」。長きにわたって札幌市民の台所として利用されてきた。また、札幌中心部という立地のよさもあり、北海道の海産物などを求める観光客で連日賑わう。

 
通り沿いには、カニやサケ、イクラ、ホタテなどの鮮魚を中心に、干物など水産加工品扱う店がズラリ。さらに、野菜や果物を扱う店舗も。北海道の特産品・メロンをはじめ、トウキビ(とうもろこし)、ブドウ、リンゴなど旬の農産物も見逃せない。

 
市場内にはイートインコーナーを設けた鮮魚店といった飲食店もあり、寿司や海鮮丼、炙り焼きなど、市場ならではの味覚が堪能できる。また同じ創成川沿いには、赤ちょうちんのレトロな佇まいで、札幌の食通たちも通う「のれん横丁」も。昼とはひと味違う、夜の市場の雰囲気を楽しんでみてはいかがだろう。

 

札幌二条市場|
住所:札幌市中央区南3条東1丁目
URL:http://nijomarket.com

 

六花亭 札幌本店

▲出典:六花亭URL

 
「マルセイバターサンド」などで知られる六花亭(ろっかてい)は帯広に本社工場を構えるが、札幌市内や近郊にも素敵な店舗があるのでぜひ訪れたい。各店舗の限定メニューなどもあり、マニアなら全制覇したいところ。

 
中でも札幌本店は、札幌駅南口から徒歩5分という好立地。六花亭の菓子やバター、ヨーグルト、雑貨などが買えるほか、喫茶室、室内楽ホール、ギャラリーも備えた10階建ての自社ビル。店舗の南側では北海道の山野草を植栽したガーデンが、四季折々の表情を見せている。

 

六花亭 札幌本店|
住所:北海道札幌市中央区北4条西6丁目3-3
URL:https://www.rokkatei.co.jp/

 

少し足を延ばせば大自然の温泉も!

東京23区の2倍弱という広大な面積を誇る札幌市。市街地域は全体の2割程度で、多くの場所は自然にあふれている。そんなロケーションもあって、手軽にアクセスできる温泉やアウトドアフィールドも豊富だ。

 

支笏湖(しこつこ)

 
札幌から車で1時間ほど、もっとも札幌に近い国立公園である支笏洞爺国立公園。支笏湖は、豊かな原生林に囲まれた周囲約40kmのカルデラ湖で、約4万年前の火山活動でできたとされる。最大水深は363mと日本で2番目の深さ。透明度が非常に高く、水質では11年連続日本一に輝いた実績も。水面の輝くような美しさは、支笏湖ならでは。また、日本最北の不凍湖としても有名だ。

 
周囲に恵庭岳(えにわだけ)、風不死岳(ふっぷしだけ)、樽前山(たるまえさん)など雄大な大自然が広がり、支笏湖水中遊覧船に乗れば、湖上からの景観と水中の様子の両方が楽しめる。周辺にはキャンプ場やバードウォッチングが楽しめるエリアなどアクティビティースポットも点在。支笏湖の自然について映像やジオラマで学べる「支笏湖ビジターセンター」もぜひ立ち寄りたい。

 
湖畔の東岸には「美人の湯」として人気の支笏湖温泉も。日帰り入浴が可能な宿も多数ある。また、温泉街周辺の飲食店では、ヒメマスなど地元食材を使った料理の数々が味わえる。

 

支笏湖(しこつこ)|
住所:千歳市支笏湖温泉番外地
URL:https://lake-shikotsu.jp

 

定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)

 
札幌市中心部から南へ車で1時間弱。支笏洞爺国立公園に位置する緑豊かな渓谷の温泉街。アクセスのよさから人気が高く、「札幌の奥座敷」として親しまれてきた。その歴史は、慶応2(1866)年、修験僧・美泉定山(みいずみじょうざん)が、湯治場を築いたことに始まり、その功績から「定山渓」と名付けられたという。

 
豊平川沿いに、旅館やホテルなどが立ち並び温泉街を形成。宿泊はもちろん、日帰り入浴が可能な施設も多く、足湯や手湯などでも温泉を気軽に楽しむことができる。泉質は、無色透明でまろやかな塩辛さが特徴のナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)。入浴すると肌に塩分が付着し、汗の蒸発を防ぎ体の芯からポカポカに温まる。

 
周辺は豊かな自然に囲まれた景勝地としても有名。なかでも、渓谷が鮮やかに色付く秋の景色はまさに絶景。白糸の滝、湯の滝、舞鶴の瀞など見どころも多い。また、スキーをはじめ、ラフティング、カヌーなどアクティビティーの数々も楽しめる。

 

定山渓温泉|
住所:札幌市南区定山渓温泉
URL:https://jozankei.jp

 

豊平峡温泉(ほうへいきょうおんせん)

▲出典:豊平峡温泉URL

 
豊平川の治水である豊平峡ダムを中心に、湖と緑が織りなす雄大な自然美が楽しめる豊平峡。そのダムにほど近いところにある日帰り温泉施設。100%源泉かけ流しの温泉で、200名は入れるという日本最大級の露天風呂が名物。遮るもののない豊かな大自然が目の前に広がり、夜はライトアップされ幻想的な雰囲気に。特に白銀の中での雪見風呂は格別だ。

 
そして、もうひとつの名物が、併設の食堂で提供される“インドカリー”。「特製セラミック釜」で焼き上げるこだわりのナンは、もっちりふわふわの焼き上がり。数十種類のスパイスとたっぷりのタマネギを使用したインドカリーとの組み合わせは抜群。街なかの専門店にも負けないおいしさで、リピーターも多い逸品だ。

 
冬季には、日本最大級のかまくらでジンギスカンを味わうプランも。春から秋にかけては、炭火でジンギスカンやバーベキューを楽しむプランなども実施している。

 

豊平峡温泉|
住所:札幌市南区定山渓608-2
URL:https://hoheikyo.co.jp

 

冬の札幌へ旅支度

札幌の冬の風物詩といえば、「さっぽろ雪まつり」。札幌中心部の大通会場とすすきの会場で、2023年2月4日から2月11日にかけて3年ぶりに開催される。さっぽろ雪まつりの象徴である大雪像5基を中心として、中小雪像、市民雪像、ウインターアトラクションなどを展開予定だ。

 
思い立ったら、さっそく旅支度。忘れ物がないよう、持ち物チェックリストを確認しよう。

 

国内旅行の持ち物15の必須チェックリスト|後悔しない旅準備

 

さあ、このお休みには札幌へ!

市内の定番観光スポット、市街を一望する絶景展望台、屋外で楽しむアート、親子で楽しめるテーマパーク、絶品グルメ、大自然の中の温泉……行きたい場所は決まっただろうか?
このお休みには、ぜひ札幌へ出かけてみよう!

 
 

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