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スーツケースおすすめブランド最新12選|アフターケアや保証内容も

スーツケースは海外旅行はもちろん、1泊~数泊程度の国内旅行にも欠かせない旅のパートナー。とりわけ飛行機移動を含む旅では中身を安全に守りながら快適に移動でき、手荷物としてまるごと預けることもできて使いやすい。

 
そうした便利さもさることながら国内外に個性的なブランドが多々揃っているだけに、質の高いスーツケースを選べたら、旅の気分も上がるはず。

 
ここでは、

 
・おすすめ国内ブランド4選
・おすすめ海外ブランド8選
・スーツケースを選ぶときのコツ

 
以上をお伝えする。

 
ブランドストーリーやおすすめモデル、アフターケアなどの状況を知り、自らのスタイルにぴったりの1台を見つけてほしい。

 

スーツケースはどんなメーカーがどこに注力して作っている?

スーツケースの歴史は、古くは馬車や汽車の旅、あるいは自動車旅行や船舶旅行のための大きな衣装箱のようなものから始まった。移動中も中身を壊さず守るための堅牢さとクッション性、防犯対策としての鍵などが主な要素で、約半世紀前に移動に便利なキャスターがついて今のようなかたちになった。

 

 
製品の性格上、国内外とも鞄メーカーが手がけているケースが多く、加えて近年では旅行人口の増加や旅のスタイルの多様化に伴ってアウトドアブランドなども参入し、ファッション性の面でも選択の幅が広がっている。

 
選ぶ際のポイントは多々あるが、主には素材の堅牢さと軽量性(ポリカーボネイトのようなハードケースか、合成繊維製かなど)、車輪の作り、ファスナーや鍵のクオリティー、伸縮できる持ち手の剛性感や引きやすさ、さらには万一壊れてしまった場合のアフターケアにもに注目するといいだろう。

 
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安心の国内ブランド おすすめスーツケース4選

スーツケースをブランドで選ぶなら、おそらく「国内ブランドか海外ブランドか」が最初の大きな分岐点。

 
国内ブランドは何より選択肢の多さが魅力。ハイブランドなら一般に細部まで配慮が行き届いた設計やスムースな動作に定評があり、またリーズナブルなものはお洒落感と値段のバランスがよく、気軽に買い求めることができる。

 
日本に本拠を置くだけに概してアフターケアが受けやすいことなども大きな利点。ここでは主な4ブランドを紹介しよう。

 

Proteca(プロテカ)/ エース株式会社

▲出典:プロテカURL

 
日本のACE(エース)が誇る高級ブランド「プロテカ」は、日本製ならではのクオリティーと品あるデザインで好評だ。熟練した職人が手作業で作り、「購入後3年間の無償修理」を約束している点も自信の表れ。航空会社による破損や運送中に生じた損傷なども対象で、期間内なら何度でも修理ができる。

 
同社はかつて長らくアメリカのスーツケースブランド「サムソナイト」の販売を行っていたが、現在は魅力的な自社製品を多数発売。2006年には後述するアメリカの名門「ゼロハリバートン」を買収して話題になるなど、世界的なメーカーへと成長した。また抗菌・抗ウイルスパーツを用いた新商品も展開し、時代の要請に応えている。

 

「プロテカ ジーニオ センチュリーs」

▲出典:プロテカURL

 
同社の代表的モデルとして挙げたいのが「プロテカ ジーニオ センチュリーs」シリーズだ。近年の一般的なスーツケースとは一線を画すクラシカルなデザインが特長で、丸みを帯びたシルエットとコーナーやベルトにあしらわれたレザーが大人の落ち着きを醸し、旅心をくすぐってくれる。サイズは60Lと85Lの2種類、カラーはそれぞれ4色展開だ。

 

SUNCO / サンコー鞄株式会社

▲出典:サンコー鞄URL

 
愛知県のサンコー鞄は1893(明治26)年に創業した日本のメーカー。日本のSUNCO社内にある試験室で開発段階などに念入りな耐久試験をし、生産は中国の自社工場や委託工場で行っている。

 
同社は自己治癒塗装のスーツケースを開発したり、抗菌ハンドルのスーツケースを日本で初めて発売するなど、性能面の革新性でも知られる老舗だ。

 

「WORLDSTAR LITE ジッパーモデル WSLZ-48(48cm/34L)」

▲出典:サンコー鞄URL

 
今回ここではあえての変わり種、法人用の「WORLDSTAR LITE ジッパーモデル WSLZ-48(48cm/34L)」を紹介したい。旅慣れた人でも「こんなシンプルモデルがあったのか」と驚くだろうこの製品、本来は法人向けのベーシックモデルという位置付けながら、直営店に限り一般向けにも販売している。

 
無駄な装飾や過剰な機能を省いただけに、性能はまさに必要十分。荷物がきちんと運べればいいという割り切りは、旅が広く一般化した現代のニーズにもかなう。細かな縦リブのみの外観は嫌味がなくて好印象。カラーはブラックとグリーンの2色がある。

 
スーツケースという製品の特性を鑑みて同社では無償での保証修理はしていないが、要望に応じた実費修理に対応してくれる。

 

LEGEND WALKER / 株式会社ティーアンドエス

▲出典:ティーアンドエスURL

 
スーツケースやキャリーバッグ、旅行用品の企画・生産などを行う2002年創業の会社。ドイツのデザイン賞「レッドドット デザインアワード」受賞歴があるなど、デザイン性でも注目したいブランドだ。

 

「LEGEND WALKER Premium ハードケース 6703N」

▲出典:ティーアンドエスURL

 
とりわけ画期的なのは同賞を受賞したモデルで、スーツケース自らが荷物の重さを測ってくれる容量チェッカー対応の「LEGEND WALKER Premium ハードケース 6703N」。

 
サイズは6703N-64(高さ64cm/75L)と6703N-70(高さ70cm/94L)の2タイプがあり、いずれも本体側面の液晶画面で中身を含めたスーツケースの総重量を確認できる。操作は横に寝かせた状態で電源ボタンを押した後にスーツケースを立てるだけ。持ち上げる必要はなく、非力な人でも大丈夫。

 
カラーはブラックカーボン、ベージュカーボン、ネイビーカーボン、ピンクカーボンの4色。

 
同社製品は東急ハンズやロフト、イオン、ヨドバシカメラ、ZOZOTOWNなどで販売中。ソーラーパネル付きでモバイルバッテリーに充電できるものや防犯ブザー付きのものなど、意欲的なモデルが多いのも特長だ。保証は製品により1~3年で、航空会社による破損などには対応していない。

 

siffler(シフレ) / 株式会社シフレ

▲出典:シフレURL

 
スーツケースや旅行グッズ、ビジネスバッグなどを製造販売。スーツケースのブランドとしてはHAPI+TAS(ハピタス)、低価格帯のESCAPE’S(エスケープ)、高い機能性を備えたGREEN WORKS(グリーンワークス)、テレビCM内で著名な俳優の女性が使って注目された古風なEURASIA(ユーラシア)など、幅広いラインナップを揃えている。

 

「TRIDENT(トライデント)TRI1030」

▲出典:シフレURL

 
今回ここでは洗練されたメンズブランド、「TRIDENT(トライデント)TRI1030」の48cm(Sサイズ)を紹介したい。同製品は3辺合計115cmと機内持ち込み可能で、容量は33L。1~3泊程度の旅や出張に便利だ。

 
ポリカーボネイトとABS樹脂の複合素材でありながら表面にはアルミ調のヘアライン・エンボス加工がなされ、軽さと質感の高さを両立しているのが嬉しい。カラーはシルバー、チタン、ブラックの各色。

 
サイズは他にもSS(45cm/27L)~LL(67cm/92L)まで各種あり、同じ見た目でサイズ違いを複数揃えるといったコーディネーションも楽しみだ。

 
同社スーツケースの保証は基本的に購入日より1年間で1回に限り、無償修理ができるもの。修理センターまでの送料は負担してくれる。なお、TRIDENTは公式ストアでは5年保証付きで購入できる。

 

気になる海外ブランドおすすめスーツケース8選

長く使えるお気に入りを探すなら海外ブランドもぜひおすすめしたい。以下の8社はいずれも歴史と伝統に根ざした定評のあるものばかり。旅のスタイルやファッション、趣味趣向に合わせて素敵なスーツケースを選びたい。

 

Samsonite(サムソナイト) / アメリカ

▲出典:サムソナイトURL

 
スーツケースといえばサムソナイト。そんな言われ方さえする代名詞のようなアメリカンブランドは1910年の創業。1世紀以上の歴史を持ち現在でもトップブランドとして走り続けるだけに、製造上のノウハウも確かだ。

 
軽くて強い自社開発素材のスーツケースのイメージが強いが、実はバックパックやビジネスバッグなど幅広いアイテムを展開しており、ヨーロッパでは文具なども含めた総合ブランドとして認知されている。

 
日本国内ではサムソナイト・ジャパンが欧州展開商品の一部を販売。ここでは超軽量素材で人気のC-LITE(シーライト)シリーズから、シュールレアリスムの画家ルネ・マグリットの限定モデルを紹介したい。

 

「シーライト スピナー55-S3021 スカイバード(SKY BIRD)」

▲出典:サムソナイトURL

 
写真の「シーライト スピナー55-S3021 スカイバード(SKY BIRD)」はその名のとおりの個性的な外観。加えて内側の布地にも1931年の作品『THE CURSE』の青空に浮かぶ雲をプリントするなど、しっかりとマグリットの世界観を再現している。

 
サイズは55cm(36L)と69cm(68L)があり、いずれもWEB販売のみの限定品。購入者にはステッカーブック&IDタグ入りボックスの特典も。

 
同ブランドの保証期間は製品ごとに異なるが、「シーライト スピナー55-S3021 スカイバード(SKY BIRD)」は条件付き10年。長く安心して使うことができそうだ。

 

ZERO HALLIBURTON(ゼロハリバートン) / アメリカ(日本)

▲出典:ゼロハリバートンURL

 
1938年にアメリカの南カリフォルニアで創業。丈夫でシンプルな機能美をまとったアルミニウムケースはハリウッドから人気に火がつき、さまざまな映画にも小道具として登場するなど、アメリカを代表するブランドとなった。

 
アポロ11号が月の石を地球へ持ち帰る際に使用したのもゼロハリバートンのアルミニウムケースで、内装以外は当時の市販モデルがそのまま使われたことでも知られている。

 
アルミニウムには傷や汚れが目立たないよう表面につや消し加工が施されていて、特に負荷のかかるコーナー部はY字のコーナーキャップで補強。ブランドを象徴するダブルリブのラインも印象的だ。

 

「Classic Alminum 2.0 TR」

▲出典:ゼロハリバートンURL

 
ここでは定番の「Classic Alminum 2.0 TR」のレッドカラーをご紹介。機内持ち込み可能な32Lモデルで、2~3泊の旅に適したサイズ。同社を代表するクラシックケースでありながら、鮮烈な赤が大人の旅の個性を醸す。

 
同社スーツケースの保証期間は5年間。ただし航空会社による破損やアウトレット品・セール品は対象外。修理は国内に数カ所あるカスタマーサービスセンターで。

 
また2017年春以降の製品には、2,200以上の空港を含む世界最大の遺失物事務所ネットワークとリンクした独自のトラッキングシステムが採用されており、置き忘れや紛失・盗難への対策としてより一層安心できる。

 

TUMI(トゥミ) / アメリカ

▲出典:トゥミURL

 
1975年にアメリカ・ニュージャージー州で創業した会社。柔軟でありながら高い耐久性を持つバリスティックナイロンを使用したソフトブリーフケース、キャリーケースのトップブランドとして名高い。

 
加えて近年ではハードタイプのスーツケースのラインナップも充実。シンプルでスタイリッシュなデザインと高い機能性で、ビジネスパーソンを中心に絶大な人気を誇っている。

 

「インターナショナル・エクスパンダブル・キャリーオン 19 DEGREE ALUMINUM」

▲出典:トゥミURL

 
なかでも機内持ち込み可能な「インターナショナル・エクスパンダブル・キャリーオン 19 DEGREE ALUMINUM」はアルミ製ながらも本体に拡張機能を搭載、2段階に拡張できるユニークな構造だ。ボディに刻まれた流麗なリブ模様も個性的で、ほかにない1台がほしいという方にもぜひ薦めたい。

 
同社スーツケースの保証は5年間。最初の1年に関しては往復送料も無償で、航空会社による破損やその他の運送中に生じた破損も無償修理の対象となる。

 

LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン) / フランス

▲出典:ルイ・ヴィトンURL

 
誰もが知るファッションブランドの名門ルイ・ヴィトンは、トランク職人のルイ・ヴィトンが16歳の若さで創業したブランドだ。レザーバッグをイメージする人も少なくないが、創業以来、旅行用トランクは同社の変わらぬ主力商品になっている。

 
歴史的には、創業者の息子ジョルジュ・ヴィトンが1886年に錠前付きの旅行用トランクを開発したことも大きい。「鍵が閉まって安全に旅の荷物を運ぶ」というスーツケースの基本形がここに完成し、ご存知の通り、それは今でも世界中のスーツケースのスタンダードになっている。

 

「ホライゾン 50」

▲出典:ルイ・ヴィトンURL

 
1世紀をゆうに超える伝統を持つモノグラムもブランドの象徴だ。品格あるモノグラムのスーツケースが欲しいなら、「ホライゾン 50」もいいだろう。

 
インダストリアル・デザイナーのマーク・ニューソンがデザインしたそれは、伸縮式キャリーハンドルが本体外縁と一体化。この設計により内部は完全なフラットに仕上がっており、多くの人が長年スーツケースに感じていた収納面の不満をもスマートに解決している。

 
機内持ち込み可能なこのモデルは取り回しのいい4輪トロリーで、TSAロックを装備、重さは2.8kg。外装はモノグラムのほかにダミエ・グラフィットがあり、サイズも50(28L)、55(37L)、70(67L)の3タイプ。

 
ちなみに同社のサービス「マイLV ヘリテージ」では、有料で好みの色やイニシャルを入れたオリジナルスーツケースがオーダーできる。完成までは10週間。自分だけの個性が光る一品を手にしてみてはいかがだろう。

 
同社には製品保証はないが、アフターケアとして修理対応してくれる。

 

DELSEY(デルセー) / フランス

▲出典:デルセーURL

 
カメラやタイプライターのためのレザーケースを作っていた会社がもとになって1946年に創業した、フランス発祥のラゲージブランド。

 
バカンス文化のある欧州で70余年の歴史を重ねただけに、卓越したデザインでも評価が高い。現在では世界110カ国以上に輸出されていて、名実ともにヨーロッパを代表するブランドになっている。

 

「シャトレエアー」

▲出典:デルセーURL

 
なかでも「シャトレエアー」は、大人の旅にふさわしい気品と愛らしさを醸す優しいデザインで好評だ。丸みを帯びたフォルムやレザー調ハンドルなども、この製品ならではの個性と言える。ポリカーボネイト素材やアルミ製キャリーバーの採用で軽量化されている点も魅力。

 
サイズは機内持ち込み可能なS(42L)のほか、M(78L)とL(118L)があり、SとMは4色、Lは3色での展開だ。

 
正規取扱店のウェブサイトでシャトレエアーを購入した場合、通常使用による故障は10年間の保証付き。航空会社による破損などは対象外。製品によって保証期間は異なる(1年、2年、3年、5年、10年、生涯)ので確認したい。

 

RIMOWA(リモワ) / ドイツ

▲出典:リモワURL

 
リモワは1898年にドイツのケルンで創業したスーツケースの名門。有名なアルミ製トランクは1937年に創業者の息子リヒャルト・モルシェックが生んだもので、彼の名の頭文字こそが「RIMOWA」の由来。

 
アルミ素材とともに同社のアイコンとなった筋状の模様・グルーヴデザインは、航空機の黎明期にインスピレーションを受けたものだという。同社のラインナップは時代に即して進化を続け、昨今はアルミに代わる新素材のポリカーボネイト製モデルも人気が高い。

 

「ORIGINAL Cabin カモフラージュ」

▲出典:リモワURL

 
今回ここでご紹介したいのはあえての変化球、「ORIGINAL Cabin カモフラージュ」。ボディ自体は最もアイコニックなRIMOWAデザインでありながら、大胆かつ上品な淡いカモフラージュ塗装が施されている。

 
どの方向へも気持ちよく転がるマルチホイールシステム(R)や、どの高さにも調整できるテレスコープハンドルといった同社ならではの細部の性能は、もちろん他製品と同様。旅の気分を格上げできる個性的な1台と言えるだろう。

 
保証は初期不良のみ5年間無償、修理は世界100カ所にあるショップでのほか、提携ホテルでも対応できるようになっている。

 

BERMAS(バーマス) / ドイツ(日本)

▲出典:バーマスURL

 
1919年にドイツの古都ニュルンベルク近郊で生まれた歴史あるブランドで、その名称は創業したベルリン、マーラー、シュナイダーの3人の頭文字をあわせたもの。革製スーツケースに始まって1962年にはアルミ製2輪スーツケースを開発、オリンピックのドイツチーム公式スーツケースに採用されたこともある由緒正しいブランドだ。

 
近年、生産拠点をベルギーに移し、さらには日本の兵庫県豊岡市にある衣川産業に引き継がれ、ブランド理念を守りながら新たなステージを目指している。

 

「PRESTIGE III 100周年モデル No.60274:ファスナー49c」

▲出典:バーマスURL

 
ここで紹介したいのは「PRESTIGE III 100周年モデル No.60274:ファスナー49c」。同社定番PRESTIGE IIIの特別仕様で、アルミロゴプレートを収めた牛革製ネームタグがつくほか、各部の素材感やファスナーの色にまで気を配った上品なモデルに仕上がっている。

 
静音キャスターやTSAロックなどの装備もぬかりなく、サイズは機内持ち込み可能な3辺合計115cm以内、容量37Lと実用的。カラーはブラックとキャメルの2色から選べる。

 
保証は購入後1年間。1回目に限り初期不良や取付不良を無償で保証する。送料は要負担。また、航空会社などに預け入れた際の破損・故障などは対象外となっている。

 

Antler(アントラー) / イギリス

▲出典:サンコー鞄URL

 
1914年にイギリスで設立され、現在はロンドンに本店を持つスーツケースブランド。古くは客船旅行や自動車旅行向けの革製トランクを作った老舗だが、現在のラインナップは時代に即したスマートなデザインで、ヨーロッパを中心に定評がある。

 

「TITUS(タイタス)」

▲出典:サンコー鞄URL

 
ここで紹介したいのは定番人気の「TITUS(タイタス)」。ソフトタイプでありながら衝撃を受けやすい上部・底部にはポリプロピレンを採用し、ハイブリッドボディで軽さと強さを両立させている。

 
ブラックのモノトーンな雰囲気はビジネスユースにも向くシックな雰囲気で、TSA対応のダイヤルロックやジッパータブの造作など、細部のクオリティーにも目を見張る。機内持ち込み可能な30LのATIS-50は重さ約2.3kgと軽量だ。

 
アントラーの日本での正規輸入代理店はサンコー鞄。商品の性格上から無償保証は設けていないが、スーツケースに精通した会社だけにアフターサービスも安心できる。

 

気になるブランドからどのサイズや機能を選べばいい?

 
気になるブランドが見つかったら、次は自分の旅のスタイルに合ったモデルを絞り込みたい。スーツケース選びに重要なポイントは大きく5つ。サイズ、素材、開口部のつくり、鍵、キャスターだ。

 
以下では、これらの各要素について手短に解説しよう。

 

サイズは合うか 機内持ち込みの可否も要チェック

選ぶポイントの第一はやはりサイズ。一般的にスーツケースのサイズの目安は、日数×10Lが最適だといわれており、これを参考に考えよう。

 
また短期旅行用の場合、機内持ち込みの可否も判断材料の一つになる。機内持ち込み可能サイズは、国内線・国際線、各航空会社・飛行機によって異なるので、必ず事前にチェックをしておきたい。

 
JAL国内線で100席以上の旅客機の場合、並びに同社国際線の場合では、3辺合計115cm以内が機内持ち込み可。各社とも多くの場合でこの「3辺合計115cm以内」が目安となっているので覚えておこう。

 

素材 ポリカーボネイトやアルミ、合成繊維など各種ある

外装素材も選択の際の大きな要素。一般にはハードケースと言われるポリカーボネイト系の素材やアルミ製、ソフトケースと呼ばれるバリスティックナイロン製などに分かれている。

 
両者はそれぞれにメリット・デメリットがある。

 
ハードケースは頑丈で水濡れに強く、防犯面でも概して有利。ポリカーボネイト製なら軽さも魅力だが、押せばペコっとへこむ柔らかな素材ゆえ、強い衝撃が加わると中身が壊れる恐れもある。またアルミ製は概して堅牢だが、長く使うと傷や凹みは避けられず、旅の勲章として愛でる姿勢が必要になる。

 
一方のソフトケースは、概して軽く、多くが採用する片開きなら荷物の出し入れがしやすいなどのメリットもある。とはいえ素材の性質上、堅牢性や防水性、防犯面ではハードケースに一歩譲るとも言える。

 

開口部の作り ファスナー式とフレーム式に大きく分かれる

 
ソフトケースはほぼ全てがファスナー式だが、ハードケースの場合はファスナー式とフレーム式とに大きく分かれる。

 
ファスナー式は軽くて開閉しやすい点が最大のメリット。が、防犯面では多少の不安も否めない。柔らかいファスナーは切り裂いたり鋭利なものを差し込むなどで開けられてしまう可能性もあるからだ。

 
これに対して、フレーム式はそうした問題に概して強い。開口部の外周を囲うフレームは大半が金属製で、そう簡単にはこじ開けられない。ただ、オープン時にロック機構が飛び出す製品の場合は、床に放置して足を引っ掛けてしまうなど、思わぬ怪我もあり得るので一応留意しておきたい。

 

鍵は3桁のダイヤル式が主流

昨今の主流は3桁のダイヤル式。金属製の「鍵」を差し込むシリンダー式と違って旅先で鍵をなくす可能性が皆無なため、一般的にはおすすめだ。

 
なお、アメリカ運輸保安局の規格で専用工具で係官が開けられる「TSAロック」は、アメリカに行く可能性のある人には必須の装備。昨今ほとんどのスーツケースのロック機構がこれに対応している。対応するロック機構には赤い菱形のマークがついているので、購入前にチェックしよう。

 

キャスター|安定感のある2輪か、小回りの利く4輪か。静音性は?

 
キャスターは2輪のものは安定感があり、路面の多少の凹凸にも対応しやすい。4輪のものは真っ直ぐ立てた状態で動かせるために小回りが利き、列車移動などにも使いやすいが、反面、重いと動かしづらかったり、段差に弱いなどのデメリットもある。静音性については各社とも上位機種ほど配慮がなされていることが多い。

 
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お気に入りのブランドを見つけて、快適な旅を

 
最後にあらためて、スーツケース選びの意義や重要性を確認してみよう。

 
スーツケースは旅に欠かせない文字通りの「相棒」で、快適な製品は旅自体を楽しくラクにしてくれる。スムーズに転がり重さを感じず、堅牢で、気分を格上げしてくれる上品さがある……。そんな要素がすべて備わっているのなら、そのスーツケースはきっと理想の1台といえるはず。

 
たとえば逆に、堅牢さに欠けた製品で、万一どこか遠い異国の道端でスーツケースのキャスターが壊れるようなことがあったとしたら、途端に約20kgもの「動かし難い荷物」を抱えて途方に暮れる。そんな想像をしてみるだけでも、スーツケースがいかに大切かが分かるだろう。

 
ここまで記したことを参考に、あなたもぜひ、気に入って長く使える素敵な旅の相棒を手にしてほしい。

 
 

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