旅の+one

40代が選ぶべきメンズ腕時計14選|管理職世代に最適な1本は?

40代にとって、腕時計は自身の個性やセンスをさりげなくアピールする最高のアイテムだ。管理職となり、部下を持つ立場の人間としてふさわしい装いのために、腕時計や靴、名刺入れなどを新調したいという方もおられるだろう。

 
本記事では、

 
・腕時計をつけることにどんなメリットがあるのか
・編集部が厳選した究極の14モデル
・40代男性が腕時計を選ぶポイント

 
を紹介する。

 

 

40代の今こそ、本当に上質な腕時計を選ぼう

腕時計の必要性について考えたことはあるだろうか。時間を確認するだけなら、スマートフォンで十分。けれども40代にもなると、ビジネスシーンやレセプション、訪れたレストランや旅先のホテルなどで、手元に向けられる視線が気になってしまうことはないだろうか?

 
上質な腕時計を身につけることで、訪れる場所や、振る舞い方も、自然と変化していくはず。40代の今だからこそ、自分にふさわしい腕時計に出合い、さらに一層の自信を身につけて、次のステージにチャレンジしてほしい。

 

腕時計はその人の個性やスタイルを表すアイテム

腕時計はファッションセンスが表れる重要なアイテム。スーツや靴、鞄と同じように、身につけている人の個性、大切にしている価値観がそのまま表れる。

 
ビジネスシーンにおいては、腕時計を身につけることがマナーだと認識する世代も多い。スマートフォンでも時間は確認できるが、商談中などに、スマートフォンを操作していると、失礼だと感じられてしまうケースもある。

 
腕時計なら、書類に視線を移すタイミングなどで、さりげなく時間を確認することができるため、どのような相手に対しても失礼のない、落ち着いた印象を与えられるだろう。

 
重要な会議や商談が増えてくる40代だからこそ、いつでも自信を持って身につけられる腕時計があると心強い。あなたが管理職なら、「控えめでスマート」「タフで頼りがいがある」「個性的でファッショナブル」など、目指すリーダー像をイメージしながら選んでみるのもおすすめだ。

 

どんなときに見られている?

例えば名刺交換のタイミング、書類の上に乗せた手元など、ビジネスシーンにおいて、腕時計は想像以上に目につくものだ。

 
また、ホテルやレストランでは、チェックインや会計時など、サービススタッフから手元に視線が注がれる機会が多い。また、椅子を引くときにも、腕時計は隣り合う人の目に入りやすいものだ。

 
初対面の場合は特に、ちらりと見える腕時計は、自分らしさを伝える重要なアイテムとなる。品格、ステータス、センスなどをさりげなくアピールすることができる。

 

どんなメリットがある?

ビジネスパーソンにとって腕時計は、その人の個性を語る雄弁なアイテムとなる。こだわりと自信を持って身につける腕時計は、その人の魅力をさらに引き出してくれるだろう。

 
また腕時計は、メンテナンスすることで、長く使い続けることができるものであり、その腕時計のブランドの歴史やストーリーまでも、手元で感じさせることができる。40代以降や、管理職や上司世代などには、腕時計にこだわりがある人が多いので、会話の糸口となることも多い。

 
さらに腕時計は、毎日のように身につけ、一日に何度も見るアイテム。ベゼル、針、盤面、質感、機能性、こだわりのある美しいデザインに、日常的に触れられることは、感性を育み、人生に豊かな喜びを与えてくれるはず。

 

腕時計を「レンタルする」という選択肢もある

 
腕時計レンタルサービスならKARITOKE

 
どんなタイプの腕時計が自分に似合うのかわからない、どのようなスタイルを目指せばいいのかまだ方向性が定まらない、という方は、まずは気になるアイテムをどんどん試着してみよう。しかし、ブランドショップや時計専門店、百貨店などで試着するのと、日常生活での使用感にはやはり大きな違いがある。

 
そんなときの一助となるのが、腕時計のレンタルサービスだ。「KARITOKE」なら、ロレックスやオメガ、IWCなどの人気ブランドの腕時計を月額10,780円(税込)、1カ月からレンタルすることができる。50ブランドを取り揃え、レンタルした商品を割引価格で購入できる制度もあるので、ぜひ利用してみてほしい。

 

これならワンランク上の男に見られること間違いなし!
編集部おすすめ14選

ここからは、編集部がセレクトしたおすすめの腕時計を見ていこう。100万円以下のモデルを中心に、各ブランドの特徴もあわせて紹介するので、ぜひ自分の個性や目指すスタイルに合った1本を選んでほしい。

 

ロレックス エクスプローラー

▲出典:ロレックスURL

 

素材:オイスタースチール(ケース、ブレスレット)
直径:36mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:860,200円

 
誰もが知っている高級時計ブランド「ロレックス」。1953年に発表された「エクスプローラー」は、今なお人気の定番モデル。いかなる状況でも時刻が正確にわかるようにと作られた実用時計でもある。

 
長年、極地探検家や登山家らに実際に時計を装着してもらうというテストを行ってきたロレックスの時計は、高機能で実用的であるのはもちろん、シンプルでシックなデザインが、ビジネスシーンでも使いやすい。最初の一本にふさわしい王道の腕時計だ。

 

カルティエ タンク マスト ウォッチ

▲出典:カルティエURL

 

素材:ステンレススチール(ケース)、カーフスキンストラップ
サイズ:29.5x22mm
ムーブメント:クオーツ
税込参考価格:418,000円

 
1917年に生まれた、カルティエを象徴する時計「タンク」。シャープな角を持つフラットなケース、シンプルなラインが、自由でエレガントなメゾンのエスプリを表現している。

 
メゾンのアイコンともいえる揺るぎないアイデンティティはそのままに、新たなデザインが次々と生み出されるのも魅力だ。

 

セイコー アストロン ネクスター GPSソーラーモデル

▲出典:セイコーURL

 

素材:純チタン
直径:42.7mm
ムーブメント:GPSソーラー
税込参考価格:286,000円

 
1969年にセイコーが世界に先駆けて発売したクオーツウォッチ<クオーツ アストロン>の名を継承している「セイコー アストロン」から、未来を切り開いていく次世代リーダーに向けた新シリーズ「NEXTER(ネクスター)」が新たに発売された。

 
デザインコンセプトは「Solidity & Harmonic」。強い信念を持つユーザーの志を表現する「強さ」と、次世代に求められる「調和」。これら二つの要素の共存を、先進のテクノロジーとデザインで追求し、ニューノーマルな時代に活躍する次世代リーダーの相棒として表現したという。

 
ブレスレットはケースとスムーズにつながる一体型フォルムとなっており、軽やかで洗練された印象。軽量でさびにくいチタン素材を用い、表面には傷がつきにくい硬質コーティングを施した。ガラス部分だけでなくベゼル上にもサファイアガラスを採用。ラグジュアリーな輝きが、威厳と風格を腕元で演出してくれる。

 
▲出典:セイコーURL

 

オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル

▲出典:オメガURL

 

素材:ステンレススティール(ケース、ブレスレット)
直径:42mm
ムーブメント:手巻きクロノグラフ
税込参考価格:605,000円

 
スイスを代表する高級ブランド「オメガ」。ロングセラーの人気モデル「スピードマスター」は、60年代の月面着陸プロジェクトで、クルーが着用して宇宙へ行ったという伝説の腕時計。

 
この「スピードマスター プロフェッショナル “ムーンウォッチ”」には、月面着陸時のモデルと同じ機構のキャリバーが搭載されており、ブラックのダイヤルにはスモールセコンド、30分積算計、12時間積算計のクロノグラフがあしらわれている。

 
誰もが見たことのある有名なモデルであり、スーツにもカジュアルにも合わせやすく、宇宙への思いが膨らむストーリーを持つ名品だ。

 

グランドセイコー エレガンスコレクション SBGX331

▲出典:グランドセイコーURL

 

素材:ステンレス(ケース)、クロコダイル(バンド)
直径:38mm
ムーブメント:クオーツ
税込参考価格:451,000円

 
精度の高さが世界的に評価されている、日本が誇る時計ブランド「グランドセイコー」。ここではドレスウォッチ「グランドセイコー エレガンスコレクション」をおすすめする。端正なデザイン、歪みのないカーブでガラスとケースが連なる美しさは、さりげないこだわりと上品さを演出してくれる。そしてバンドは高級感あふれるクロコダイル。

 
40代からは、上質なドレスウォッチを一本持っていると安心だ。世界的な認知度が高まっている「グランドセイコー」は、世代を問わずファンが多い。日本ならではのこだわりを感じさせる、最高峰のドレスウォッチがこの価格で手に入れられるのは、大変に魅力的だ。

 

タグ・ホイヤー アクアレーサー

▲出典:タグ・ホイヤーURL

 

素材:スティール アルミニウム サテン(ケース)、ラバー(バンド)
直径:43mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:357,500円

 
スイス発祥の「タグ・ホイヤー」は、スポーティーなデザインと優れた機能性が人気の老舗ブランド。オメガやロレックスと並ぶほどのブランド認知力がありながら、10万円台からという幅広い価格帯で豊富なシリーズを展開しており、モダンなデザインとコストパフォーマンスのよさで、若い世代はもちろん、時計好きの年配層からも、広く支持されている。

 
おすすめは高い防水性能を持つダイバーズウォッチ「アクアレーサー」だ。「タグ・ホイヤー」は1985年に世界初の防水ケースの特許を取得し、これまで高機能な防水ウォッチを多数生み出してきた。

 
「アクアレーサー」は300mの防水性を備えるプロフェッショナル仕様ながらも、ベゼルにはべっ甲柄があしらわれ、洗練されたデザインに仕上がっている。ベルトは、アリゲーター型押しのラバーストラップ。カジュアルなテイストが好きな方や、休日やスポーツでもフルに活用したい方はぜひ候補に加えてほしい。

 

オリエントスター メカニカルムーンフェイズ

▲出典:オリエントスターURL

 

素材:ステンレススチール(ケース)、本ワニ皮革(ベルト)
直径:49mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:198,000円

 
1950年に誕生した日本の時計ブランド「オリエント」は、秋田県に工房を持ち、クオーツ全盛期であっても、地道に機械式時計を作り続けてきたという。「オリエントスター メカニカルムーンフェイズ」は、その技術を結集した逸品だ。

 
今や機械式時計は、スマートフォンとは対極の存在。さらにはこの「メカニカルムーンフェイズ」においては、月齢表示のムーンフェイズと日付を示すポインターデイト、パワーリザーブ表示機能が備わっている。アナログの極致ともいえるような、まるで高級時計のような複雑機構を搭載しているのだ。にもかかわらず、18万円という驚くような価格(税抜き)が設定されている。

 
機械式時計の奥深い魅力を感じたいなら、ぜひ「メカニカルムーンフェイズ」を手に取ってほしい。

 

IWC ポートフィノ・オートマティック

▲出典:IWCURL

 

素材:ステンレススティール(ケース)、アリゲーター(ベルト)
直径:40mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:654,500円

 
ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズがインターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)を創立したのは1868年のこと。北イタリアの一級避暑地の名を冠した「ポートフィノ」シリーズは地中海の洗練されたライフスタイルを映す。

 
このモデルは、側面につけられた均等な丸みが、直径40mmのステンレススティール製ケースをよりスリムに見せ、文字盤に施されたサンレイパターン仕上げが高級感を引き立てている。高貴な印象を与えるネイビーのダイヤルがこのモデル最大の決め手。ブレスレットはステンレススティール製のミラネーゼ・メッシュ・ブレスレットを選ぶことも可能。

 

▲出典:IWCURL

 

チューダー ロイヤル

▲出典:チューダーURL

 

素材:スチール(ポリッシュ&サテン仕上げ)
直径:38mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:309,100円

 
チューダーは1930年代にロレックスの弟分として誕生。その名はイギリス王家の一つ、チューダー家に因む。ロレックスと同じパーツが使われていることなどを売りに知名度を高めたが、90年代以降、独自の路線を展開し、「弟分」から脱却した。

 
「ロイヤル」という名称は、チューダーがその時計の優れた品質を表すために1950年代に初めて使用。この新作モデルは一体型ブレスレット、ノッチ入りベゼル、自動巻きムーブメントを備える。

 

グッチ 〔G-タイムレス〕 ウォッチ

▲出典:グッチURL

 

素材:スチール
直径:36mm
ムーブメント:クオーツ
税込参考価格:211,200円

 
グッチは1923年、イタリア・フィレンツェで高級皮革製品の店としてスタートした。創業者のグッチオ・グッチは青年期をロンドンで過ごしたことがあり、イタリアと英国の感性が融合されたプロダクツが人々を魅了した。

 
このモデルは、グッチらしい洗練と遊び心の融合が感じられるクラシックなスタイルのスチール製ウォッチ。ハチやスターのインデックスとサンブラッシュ仕上げのダイアルを組み合わせでトラディショナルな感性を表現。特別にデザインされたビー(ハチ)モチーフの秒針が可愛らしい。

 

▲出典:グッチURL

 

トム・フォード ポリッシュド SS ケース ウィズ ブラック ダイヤル

▲出典:BEST ISHIDAURL

 

素材:ステンレススチール(ケース)、レザー(ベルト)
ケースサイズ:30×44mm
ムーブメント:クオーツ
税込参考価格:272,800円

 
トム・フォードは、グッチを立て直したことで知られるアメリカ・テキサス生まれのデザイナー、トム・フォードが2005年に設立。このモデルは、2018年に初めて腕時計のラインナップを世に問うた時からのシグネチャースタイルであるレクタンギュラーのシェイプを継承。

 
ブラックのダイヤルに天地を揃えて端然と並ぶ2桁表示のインデックスは、ため息が出るほど無駄なくクール。オーソドックスとはまた別の、新しい価値の創造に挑む人にこそふさわしい。

 

エルメス アルソー 40mm

▲出典:エルメスURL

素材:ステンレススティール(ケース)、レザー(ストラップ)
直径:40mm
ムーブメント:クオーツ
税込参考価格:396,000円

 
エルメスの歴史は1837年にティエリー・エルメスが高級馬具の工房をパリに開いたことに始まる。このモデルは、ストラップのステッチやラグの形状に馬具を想起させる、エルメスらしい意匠が。

 
アルソーは「あぶみ」のこと。インデックスには斜体のかかった数字が踊るように並ぶ。比類なきデザインを手掛けたのは専属デザイナーとして50年以上もエルメスを支えてきたアンリ・ドリニー氏。

 

▲出典:エルメスURL

 

ルイ・ヴィトン タンブール モノグラム ホワイト 39

▲出典:ルイ・ヴィトンURL

 

素材:ステンレススティール(ケース)
直径:39mm
ムーブメント:クオーツ
税込参考価格:442,200円(写真の「キャンバス」ストラップ選択時)

 
ルイ・ヴィトンは1854年、旅行鞄の専門店としてパリで創業。伝説的なモチーフである「モノグラム」は1896年に誕生した。メゾンを代表するこのイメージ「モノグラム・キャンバス」にオマージュを捧げたのが今回紹介するモデル。

 
伝統的なホワイトの文字盤にライトグレーのモノグラム・フラワーをあしらった。クラシカルな文字盤は幅広いコーディネートにマッチ。ストラップはルイ・ヴィトンならではのモノグラム・キャンバスやエピのほか、ラバーやメタルなど幅広く展開しており、自分で簡単に付け替えできるのもポイント。

 

ブルガリ・ブルガリ ソロテンポ ウォッチ

▲出典:ブルガリURL

 

素材:ステンレススティール(ケース)、ラバー(ストラップ)
直径:41mm
ムーブメント:自動巻き
税込参考価格:594,000円

 
ブルガリの歴史は1884年、銀細工職人のソティリオ・ブルガリがローマに宝飾店を開いたことに始まる。時計製造が始まったのはソティリオの死後、二人の息子が家業を継いでからのこと。82年にはスイスに腕時計製造に特化した設備を建て、本格的に時計分野に参入した。

 
「ブルガリ・ブルガリ」コレクションは、古代ローマのコインに丸く刻まれた文字にインスパイアされたベゼル上のダブルロゴが、ブランドのバックグラウンドを雄弁に物語る。このモデルは、オリジナルモデル(1977年発表)に敬意を表し、当初のブレスレットを最先端のラバー製ストラップで再現している。

 
黒一色の外観はインパクトが強く、身につける者を選ぶということを承知のうえで、心して装着してもらいたい。

 

▲出典:ブルガリURL

 

40代男性にふさわしいブランドとは?
どんなモデルを選ぶべきか、そのポイントは?

 
自分がその腕時計を身につけると、どのように見えるのか、まずは客観的にイメージするとよいだろう。どのような場所で、どんな時間帯に、誰と会っているのか?そしてTPOをイメージすることが大切。

 
さらに将来、自分がどのような場所で活躍したいのか。そこにはどのようなスタイルがふさわしいのか。どんなリーダー像を目指しているのか。目標や未来をイメージしながら選ぶのも重要なポイントだ。

 

誰もが知っているブランドを選ぶ

まずは、わかりやすく、誰もが知っているようなブランドを選んでみよう。ロレックス、オメガ、タグ・ホイヤー、グランドセイコーなど、上質だとすぐにわかる腕時計を身につけているだけで、ポジティブな印象を与える。

 
世界中に数多ある高級腕時計ブランドのなかから、どれを選べば間違いがないのか?
定番ブランドについてもっと詳しく知りたい方はこちらを参照。

 

高級腕時計の定番ブランド16選|ステータスを上げるおすすめモデルはコレ!

 

高価すぎない、けれど愛着を持って長く使える物を選ぶ

ビジネスシーンでの活用が多いなら、高価すぎず、けれども長く付き合い続けられる時計がおすすめだ。メンテナンスをすることで、長く使うことができるため、その価値を十分に感じることができるはず。そのためにもアフターケアがしっかりしているブランドを選ぼう。

 
同じブランドのなかでも、機械式とクオーツ(電池)の両方をラインナップするところは多い。機械式、特に自動巻きはその精密な構造により価格はどうしても高めになるが、時計好きな相手の目に留まりやすく、会話のきっかけ作りに役立つこともある。格上アイテムを身につけることで、上司世代に仲間入りをした自分自身を、鼓舞することもできるだろう。

 
なお、身につける時計の価格は、手取り年収の3~30%が目安との説もあるが、あまりに高価すぎると悪目立ちする可能性もある。全体的なファッションとのバランスを考慮しながらセレクトしたい。

 
高級ブランドの時計でも、エントリーモデルやシンプルなデザインのタイプは、比較的手に入れやすい価格帯のものが多いので、ぜひチェックしてほしい。また、上司や部下など、職場の仲間がどのような腕時計を使っているかも把握し、同じ物を選ばないようにしよう。

 

自動巻き時計とは?歴史や仕組み、扱い方や保存方法を解説

 

どんな場面で使うのか?TPOに合わせて選ぶ

腕時計にもフォーマルからカジュアルまで、TPOに合わせた種類と選び方がある。ファッションにTPOがあるように、腕時計もその場にふさわしいものを身につけたい。

 
ビジネスシーンでの使用が多いなら、ステンレスかレザーバンド、文字盤はアナログがおすすめ。

 
ゴルフなど、スポーツや趣味の時間に使うなら、デジタル、ダイバーズ、パイロットやクロノグラフのタイプなどもいいだろう。ラバーバンドなどの選択肢もある。

 
そのほか、冠婚葬祭や、ドレスコードがあるようなフォーマルな場所で身につけるならば、ドレスウォッチを選ぼう。黒レザーバンドに白い文字盤のアナログウォッチが、基本的なドレスウォッチの定義だ。ドレスウォッチはシックでシンプルなデザインのため、スーツスタイルからカジュアルなビジネススタイルまで、さまざまなシーンで使うことができる。

 
ドレスウォッチとは何か?TPOに気を配る機会が増える年代だからこそ、理解しておきたい内容を詳しく解説。

 

ドレスウォッチのメンズ厳選12ブランド|初めての1本を購入するポイントは?

 

仕事のスタイルに合わせて選ぶ

スーツスタイルが多い、取引先とよく会う立場ならば、ぜひ上記の「誰もが知っているブランドを選ぶ」や「どんな場面で使うのか?TPOに合わせて選ぶ」を参考にしてほしい。

 
内勤やデザイナー職など、職場でも趣味性を出せる環境なら、大ぶりなパイロットモデルや、あえて日本製を選ぶのもおすすめだ。思わず誰かに語りたくなるようなストーリーを持つ腕時計を選ぶのも楽しい。

 

ファッションテイストに合わせて選ぶ

腕時計を合わせたいファッションは、スーツスタイルが多いのか、カジュアルテイストなのか。好みのファッションに合わせて腕時計を選んでみよう。

 
スーツに合わせるなら、レザーバンド、メタルバンドの腕時計を中心にしよう。自分がよく着るスーツの色のトーンをイメージしながら、ベルトの色や文字盤の色を選ぶとよい。

 

 
カジュアルなスタイルが多く、ビジネスシーンでの使用にこだわらないなら、ゴツめの時計や、多機能な時計、個性的なデザインの時計など、自由な感覚で選ぶのもいい。ほとんどすべてのデザインが選択肢に入るはず。

 

40代の今こそ、自分を表現できるこだわりの1本を手に入れよう

携帯電話やスマートウォッチが目指すものとは、全く異なる腕時計の世界。

 
お気に入りの腕時計を手に入れることができたなら、それは時間を確認するための道具としてだけではなく、自分の魅力を引き出してくれるアイテムとして、頼もしい存在になるはず。

 
まるで宝飾品のような輝きと、細部まで磨き上げられたデザイン、そして時計の小さなケースに詰め込まれた高度な技術と歴史、ストーリー。それらをいつでも身につけ、直に触れることができる喜びをぜひ体感してほしい。

 
一日に何度も目にする腕時計だからこそ、気に入ったものや、美しいと感じるものを使うことで、自分自身の感性も豊かになっていくはず。40代というキャリアの節目に、こだわり抜いて選んだ腕時計は、いつもとは違う世界をプレゼントしてくれるかもしれない。

 
 
 

関連記事

EDITORS RECOMMEND~編集部のおすすめ~

キーワードで記事を探す