九州地方に位置する鹿児島県。薩摩半島と大隅半島のほか、種子島、屋久島、奄美大島といった多くの離島や、霧島温泉や天文館などの人気観光名所や、郷土料理のさつま揚げをはじめとしたグルメの数々、歴史文化など、多彩な魅力が満載の地域だ。
この記事では、
・鹿児島県で観光すべきスポット
・鹿児島県内のエリアごとの特徴
を紹介していく。
これを読めば、自分の好みにあった鹿児島のスポットを見つけられるはず。
それぞれのスポットには興味にあわせたジャンルがわかるマークもつけているので、参考にしてもらえたら嬉しい。
※掲載施設の情報は変更されていることがあります。お訪ねの際はあらかじめご確認ください。
目次
鹿児島の観光を楽しみたい!
九州最南端に位置し、宮崎県と熊本県に接する鹿児島県。南北に約600kmと縦に伸び、温帯から亜熱帯まで気候もさまざま。平均気温は全国2番目で、湿度も高く、一年を通して温暖な南国の様相を示す。
総面積約9,188平方メートルの九州で一番大きい面積を誇る鹿児島県には、薩摩半島と大隅半島のほか、種子島、屋久島、奄美大島といった多くの離島を有する。国内で初めて国立公園に指定されたエリアには悠久の時を紡いで活動を続ける火山があり、全国で3番目の長さを誇る海岸線からは東シナ海や太平洋、錦江湾が臨めたり、洋上に浮かぶ多くの離島は独特の亜熱帯の気候で、独自の生態系を残している。
また、島津家や西郷隆盛など日本の文明開化に貢献した人物を輩出したり、鉄砲の伝来地で、現在は世界一美しい景観といわれる「種子島宇宙センター」を有する種子島など、その魅力は自然環境のみならず、文化面でも多くの歴史を今に伝えている。グルメの面では、黒豚や黒牛を使ったとんかつや角煮、郷土料理のさつま揚げなど。かるかんや白熊などの銘菓やスイーツも人気だ。
2011年には博多・鹿児島中央間が最速1時間17分で結ばれ、九州内でのアクセスも充実し、東京や大阪、名古屋などの主要都市からの航空便も多く、国内移動も手軽にできるようになった。
独特な自然環境から古くから残る歴史文化、食にいたるまで鹿児島ならではのスポットを体験することができる。
北薩摩エリア
薩摩半島の北部に位置し、熊本県との県境を接するエリア。東シナ海に面し、黒潮の影響を受け温暖で豊かな海域環境を有している。また、川内川から供給される土砂により形成された川内平野、黒之瀬戸を挟み岩礁海岸の続く阿久根・長島、長目の浜や急峻な海岸の続く甑島など、自然豊かで風光明媚な海岸線が続く。鹿児島市内からは車で約1時間15分というアクセスだ。
曽木の滝
滝幅210m、高さ12mという大迫力の景色が広がる「曽木の滝」。千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流の勢いと轟音、そのスケールの大きさから東洋のナイアガラと呼ばれる。一帯が自然公園となっており、春の桜や秋の紅葉など季節の景観と滝の共演も楽しめる。
園内には、縁結び・安産・文筆の神様がまつられている「清水神社」や明治時代の水力発電所の遺構「曽木発電所遺構」などが点在する。飲食店やお土産処もあるため。ひと休みすることも可能。
曽木の滝|自然 体験
住所:伊佐市大口宮人628-41
URL:https://soginotaki.kagoshima.jp/soginotaki
鶴田ダム公園
堤高約117mの重力式コンクリートダムである鶴田ダムの左岸側にある鶴田ダム公園。公園からはダムと大鶴湖を一望できる眺望の良さがウリ。特に春になると美しい満開の桜のスポットとしても知られている。
予約が必要だが、ダム内部や操作室などへの見学も可能。また、観光施設「川内川大鶴ゆうゆう館」でダムの機能や発電の仕組みの展示があり、併せてダムの理解を深めることも。レストランが併設されており、お昼休憩にも利用できる。
鶴田ダム公園|自然 体験
住所:薩摩郡さつま町神子3988-2
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10924
出水市ツル観察センター
毎年10月中旬から3月頃にかけてシベリアから渡来するツルで知られる出水市。越冬するツルの数はトータルで1万羽を超える。これだけの数が人里の近くで越冬するのは世界で見ても珍しいといわれる。
田んぼでくつろぐ様子や大空を舞う姿を見られるのが「出水市ツル観察センター」。2階から開けた出水平野を見渡しながら、野生のツルを観察できる。館内には、ツルの生態を展示したパネルやビデオもあり、観察しながら、学ぶことも可能だ。
出水市ツル観察センター|自然 体験 歴史文化
住所:出水市荘2478-4
URL:https://www.izumi-navi.jp/spots/detail/1/
霧島・姶良エリア
神話の舞台の霧島山や天降川などの景勝地、温泉をはじめとする豊かな自然資源が特長のエリア。薩摩半島と大隅半島に挟まれ、日本百景にも選定されている錦江湾の湾奥部に位置する。霧島市は、宮崎県と県境を接しており、山深いエリアも見られる。
霧島神宮
2022年2月には本殿・幣殿・拝殿が国宝指定された霧島神宮。創建は6世紀ごろで、現在の社殿は江戸時代に薩摩藩主島津吉貴の寄進によってできたもの。豪華絢爛な社殿の意匠はもちろん、樹齢800年の御神木や国歌『君が代』の歌詞にも出てくるさざれ石などの見どころがある。
7柱の神様が奉られており、開業や起業の事始め、家族円満など多くのご利益があるといわれる。また、宝物として九つの面「九面」があり、工面が良くなると言われていたことから、主に商工業で信仰されていた。それにちなんだお守りやグッズも販売している。
霧島神宮|歴史文化 自然
住所:霧島市霧島田口2608-5
URL:https://kirishimajingu.or.jp/
霧島温泉
九州のなかでも豊富な泉質を誇る霧島温泉。霧島神宮を中心とした「霧島神宮温泉郷」や湯けむりがもくもくと立ち昇る「霧島温泉郷」、霧島市のほぼ中心地で天降川沿いに広がる「妙見・安楽温泉郷」、鹿児島県で最も古い温泉地で西郷隆盛が良く訪れたとされる「日当山温泉郷」。アクセスの良い範囲に4つの温泉郷が点在し、湯めぐりが気軽にできる。硫黄泉や炭酸水素塩泉、鉄泉、単純泉などに加え、全国でも珍しい硫黄炭酸泉の温泉もある。施設によっては、天然の泥パックが楽しめる泥湯や植物由来の有機物を含むモール泉なども堪能できる。
霧島温泉|自然 体験
住所:霧島市牧園町高千穂3878-114(霧島市観光協会)
URL:https://kirishimakankou.com/
霧島錦江湾国立公園
1934(昭和9)年、国内で雲仙、瀬戸内海ととも最初に国立公園のひとつに指定された公園。大小20以上の火山が連なり、現在でもその活動が活発な公園北部には、巨大なカルデラが形成されている。公園南部は、現在でも噴煙を吹き上げる桜島が中心。薩摩半島側には開聞岳や池田湖、知林ヶ島などが見られ、大隅半島側には本土最南端となる佐多岬があり、海と火山がつくりだす独特な地形が存在する。
この地域の火山活動は、生態系にも大きな影響を及ぼし、世界中で霧島山にのみ自生するバラ科の植物であるノカイドウや火山周辺に育つミヤマキリシマなどの花が見られる。
霧島錦江湾国立公園|自然 歴史文化 体験
住所:鹿児島市東郡元町4-1(霧島錦江湾国立公園管理事務所)
URL:https://www.env.go.jp/park/kirishima/
中薩摩エリア
県庁所在地である鹿児島市を中心に、県都の都市機能と九州新幹線、九州縦貫自動車道、鹿児島港などの交通基盤を活用した交流ネットワーク機能を有している。雄大な桜島を擁する波静かな錦江湾の美しい景色に、明治維新の英傑たちを輩出した歴史、薩摩焼、薩摩切子などの伝統的工芸品と、多くの観光資源が集まるエリアになっている。
桜島
鹿児島のシンボルで、世界有数の活火山である桜島。市内のさまざまな場所から眺めることができる。ここ数年の噴火回数は年間平均約800回といわれ、麓には約4,000人、海を挟んだ鹿児島市内には約60万人が生活をしている。
鹿児島市街地から桜島の麓へはフェリーを使って約15分。散策やアクテビティを楽しむことも可能。海上から桜島を眺めるカヤックツアーや桜島を囲む錦江湾でのイルカウォッチング&クルーズ、スポーツレンタサイクルなど雄大な自然を間近に感じられる。ガイドツアーや溶岩ミニトレッキングなどもあるため、桜島の生態を学ぶことも。
桜島|自然 歴史文化 体験
住所:鹿児島市桜島横山町1722-29(桜島ビジターセンター)
URL:http://www.sakurajima.gr.jp/
西郷隆盛銅像
江戸城無血開城や明治新政府樹立など、明治維新に大きな功績を残した西郷隆盛。その後の西南戦争で新政府軍との戦いの末、現在像の背景になっている城山で自刃した。西郷隆盛の没後50年祭記念として、鹿児島出身の彫刻家・安藤照氏が8年をかけ製作し、1937(昭和12)年に完成したのが西郷隆盛銅像。国初の陸軍大将の制服姿のモニュメント。高さは約8mにもなる。道を挟んで撮影スポットが設けられており、愛犬像と一緒に撮影を行うことができる。
西郷隆盛銅像|歴史文化
住所:鹿児島市城山町4-36
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10520
天文館
南九州一の繁華街として賑わうスポット。天文館という名前の由来は、江戸時代に西洋文明を進んで取り入れた島津重豪公が天文観測や暦の作成などを行う「明時館(別名天文館)」を建てたことが由来だ。鹿児島ならではの黒豚とんかつやラーメン、白熊などのグルメやお土産店などのショッピング施設が充実している。通りは、アーケードになっているため、天候に左右されずに楽しめる。周辺には、ビジネスホテルなども点在しており、観光の拠点として活用しやすくなっている。
天文館|食 買物
住所:鹿児島市東千石町
URL:https://tenmonkan.info/
南薩摩・大隅エリア
東シナ海に面した薩摩半島の南側、指宿市、枕崎市、南さつま市、南九州市からなる南薩摩エリアと本土最南端の岬、佐多岬を有する大隅半島の大隅エリア。湾を挟む2つのエリアはフェリーで周遊可能。それぞれの変化に富んだ文化や自然を体感してみてはいかがだろうか。
指宿温泉 沙むし風呂
薩摩半島の南端に位置する指宿。海岸に向かって地下を流れ出る温泉を利用して楽しめるのが砂むし風呂。約80℃の高温泉のため、潮が引くタイミングには湯けむりが立ち昇る幻想的な風景も見られる。江戸時代からすでにあり、その歴史は長い。詩人・与謝野晶子も堪能した指宿名物だ。浴衣に着替えて、砂かけさんと呼ばれる係員に首から下にかけて砂をかけてもらうと、約10分で汗がじわっと全身から出てくる。入浴後、シャワー、大浴場というのが一連のコースで、心地よい疲労感と爽快感が味わえる。摺ヶ浜海岸沿いなどに立ち並ぶホテルや施設で体験することができる。
指宿温泉 沙むし風呂|温泉 体験 エンタメ 自然
住所:指宿市
URL:https://www.ibusuki.or.jp/spa/
唐船峡そうめん流し
回転式そうめん流し発祥の地である唐船峡は、年間数十万人が訪れるほど人気の観光地。一般的な流しそうめんとは異なり、ドーナッツ型のそうめん流し器に地元の湧水とそうめんを入れて楽しむ、この地独特の夏の風物詩だ。平成の名水百選にも選ばれる湧水を観光に活かそうと1962(昭和37)年に、テーブルに竹桶を埋め込んでそうめんを流す町営のそうめん流し場がオープンしたことがきっかけ。そうめんに加えて、おにぎりとマスの塩焼き、鯉こく、鯉のあらいなどがつくセットメニューは、ぜひ食べてもらいたい。
唐船峡そうめん流し|食 エンタメ
住所:指宿市開聞十町5967
URL:https://www.ibusuki.or.jp/eat/somen/ibusukicity/
長崎鼻
薩摩半島の最南端に突き出た岬で、浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられる。別名「竜宮鼻」と呼ばれ、乙姫さまを奉った龍宮神社がある。
また、岬の先端部には、白く美しい「薩摩長崎鼻灯台」がある。この灯台は、鹿児島県で初めて日本ロマンチスト協会の恋する灯台プロジェクトにおいて「恋する灯台」に認定された灯台だ。長崎鼻からは薩摩富士と呼ばれる開聞岳を臨み、海と浜、灯台と山の共演を楽しむことができる。
長崎鼻|自然 体験
住所:指宿市山川岡児ヶ水長崎鼻
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10689
溝ノ口洞穴
霧島山系の湧き水が浸食し、数千年の年月をかけてできたといわれる横14.6m、高さ最大6.4mの洞穴。探検隊の調査により確認されているのは、全長209.5mまで。2021年3月には曽於市初の国指文化財に認定された。毎年4月8日のお釈迦様の誕生日に近い日曜日に「溝ノ口岩穴祭り」が開催されるなどの賑わいを見せる。
入口脇には岩穴観音が祀られていたり、洞穴内部から入口を振り返ると鳥居と洞穴の景観が見られたりと、幻想的な空間が広がっている。洞穴内はとても暗いので、照明器具があると便利だ。
溝ノ口洞穴|自然 体験
住所:曽於市財部町下財部4907付近
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10972
雄川の滝
大隅半島を流れる雄川の上流にある落差約46m、幅約60mの滝。滝つぼを上から眺められる「上流展望所」と、滝つぼを眼前に眺められる遊歩道沿いの「雄川の滝展望所」の2カ所の展望所から滝を体感できる。この滝の最大の特徴であるエメラルドグリーンの滝つぼを目の前で感じられるのは後者。遊歩道を約1.2km歩いて展望所に行くことができる。山道であるため、歩きやすい靴を履いていくのがおすすめだ。遊歩道の途中には、岩肌から染み出す湧き水や、清流のほとりの休憩スポットなども。自然の空気に癒されながら楽しみたい。
雄川の滝|自然 体験
住所:南大隅町根占
URL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/51100
種子屋久・十島三島エリア
大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する屋久島や鉄砲が伝来した地で知られる種子島を有するエリア。山岳島の地形を生かしたトレッキングなどの特色ある観光資源のほか、宇宙センターなど国際的にも名高い施設も見どころ。
屋久島
島の全面積の約2割が白神山地とともに国内で初めて世界自然遺産に登録されている島。その中心部に九州の最高峰宮之浦岳をはじめとする高峰がそびえる山岳島であり、世界的な動植物の移行帯に位置する湿潤気候下の高山として、生物地理的に特異な環境を有している。加えて、年間4,000~10,000mmもの多雨に恵まれていることなどから、樹齢数千年の屋久杉をはじめ、特殊な森林植生が作られている。
株の中に入り、見上げるとハート形に見えるウィルソン株や白谷川流域の自然休養林「白谷雲水峡」など、見どころが豊富だ。
屋久島|自然
住所:熊毛郡屋久島町安房187-1 屋久島町総合センター内(屋久島観光協会)
URL:http://yakukan.jp/
平内海中温泉
海のなかに湧き出る温泉で、1日2回、干潮の前後約2時間のみ入浴が可能。自然にできた窪みを利用した男女混浴の2つの浴槽がある。泉質は単純硫黄泉でリウマチ、神経痛、皮膚病、婦人病に効果があるといわれている。日中は海を眺め、夜は波の音に耳を澄ませながら星空を見上げることができる。
脱衣所はなく、水着や下着の着用は禁止になっているので注意が必要。また、潮が引いた直後は少し温度が低くなるため、事前に潮見表で時間を調べておきたい。
平内海中温泉|自然 体験
住所:熊毛郡屋久島町平内
URL:http://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1421/
奄美エリア
国内の離島では新潟県佐渡島に次ぐ2番目の大きさを誇る奄美群島は、国内最大規模のマングローブ原生林をはじめとする独自の生態系が残っている。鹿児島県最南端の島である与論島や鍾乳石ができる洞窟が多くある沖永良部島など、各離島で異なる特徴があるので要チェックだ。
黒潮の森 マングローブパーク
国立公園特別保護区に指定されている住用町のマングローブ原生林に隣接する道の駅。休憩所やマングローブを一望できる展望台のほか、レストランなどが設置されている。有料ゾーンでは、奄美大島、特に住用村にしかない貴重な植物を中心とした自然のフィールドミュージアム「スミヨウガーデン」や奄美の森に生きる生き物を展示したスペース、原生林のなかを進むカヌー体験などが楽しめる。マングローブならではの生き物や生態を体感できる施設だ。
黒潮の森 マングローブパーク|自然 体験 エンタメ
住所:奄美市住用町石原478
URL:https://www.mangrovepark.com/
奄美大島
鹿児島本土と沖縄本島のほぼ中間に位置する。島の多くは森で占められており、その自然の多様性と希少性は国内屈指。マングローブ林は沖縄県西表島に次ぐ大きさ。その特異な環境から、独自の生態系が築かれ、アマミノクロウサギやアマミトゲネズミ、イシカワガエルなど固有種や絶滅危惧種が多く存在している。また、島人が紡いできた島唄や八月踊り、100を超える工程を経て完成する本場奄美大島紬など、独特な文化が残る。
奄美大島|体験 自然
住所:奄美市名瀬末広町14-10 AiAiひろば1階(あまみ大島観光物産連盟)
URL:https://www.amami-tourism.org/
百合ヶ浜(与論島)
与論島の東側に位置する大金久海岸の沖合約1.5kmの場所に現れる百合ヶ浜。例年だと、春から夏にかけての大潮の干潮時に訪れると高い確率で遭遇できる。日によって時間や位置、大きさが異なる。公式サイトに、出現しやすいスケジュールが出ているので、事前にチェックが必要だ。
太陽の光をうけてキラキラと輝く海面、白い砂浜とエメラルドグリーンの海の色は地球の楽園のよう。この場所でしか見られない景色を体験しに訪れてみてはどうだろう。
百合ヶ浜|自然
住所:大島郡与論町古里
URL:https://www.yorontou.info/spot/e000014.html
洞窟鍾乳洞(沖永良部島)
サンゴが隆起してできた島で、島内には大小約300もの洞窟や鍾乳洞がある沖永良部島。その数の多さから「洞窟の聖地」と呼ばれている。ケイビングツアーも豊富に用意されており、洞窟を肌で感じることができる。水量が豊富なため自然の小さな滝をくぐる「シャワーケイビング」をしたり、地底の異空間をほふく前進したりと自然を満喫できる。また、真珠のような形の石「ケイブパール」やサンゴの化石、石柱、フローストーンなどさまざまな形状の鍾乳石を見て、時間の長さに浸ったりすることも。特に鹿児島県天然記念物に指定されている観光鍾乳洞である「昇竜洞」の大きさは圧巻。全長約3,500mのうち約600mが一般公開されている。
洞窟鍾乳洞|自然 体験
住所:大島郡知名町知名678-3 沖永良部島むがむがダイビング内(沖永良部島ケイビング協会)
URL:https://www.okecaving.com/
まとめ
鹿児島の観光では、自然、食、温泉、歴史文化と、一度の旅では味わいきれない魅力を県内の各エリアで満喫できるだろう。季節や目的、滞在期間などにあわせたプランで、鹿児島の旅をぜひ楽しんでほしい。
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