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日本の絶景スポット22選|一度は見たい全国の絶景美景

▲知床の黄昏時。手前は流氷

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日本には、四季折々に表情を変える美しい、あるいは想像を絶する「絶景」スポットが、数多く存在する。

 
この記事では

 
・一度は行きたい国内の絶景スポット

 
を、エリア別に厳選して紹介する。

 

絶景とは?人が絶景を訪ねる理由

「絶景」を辞書で引くと、美しい景色、ほかに例えようもない素晴らしい景色、とある。

 
転じて、一生に一度は見ておきたい場所というニュアンスを含むことも。「絶景」というワードは、2014年に流行語大賞にノミネートされたほどだ。

 
「絶景」は当初、海外の遠く離れた場所にあるものとして語られることがもっぱらだったが、コロナ禍になり、海外に向いていた目が日本列島に散らばる絶景スポットにも向けられるようになった。

 
日本には、その土地に根付いた文化や風土から生み出される、我々の想像を超える美しい場所や瞬間があまたある。

 
知っているつもりになっていた国内や、身近なエリアにも、こんな場所があったのだ、という感動や出会い。

 
そのような美しい光景に触れると、癒やされたり、明日への活力が生まれたり、小さな世界で凝り固まっていた自分から解放されたりする。

 
素晴らしい自然の神秘を目の当たりにし、そうした絶景パワーをチャージすることが、私たちが絶景を訪ねる理由の一つかもしれない。

 

関東エリア

南島(みなみじま/東京都)

▲南島の扇池周辺

 
東京から南へ約1,000km、太平洋上の30ほどの島で構成される小笠原諸島は、世界自然遺産としても有名。大陸と陸続きになったことがなく、その地形や地質、独自の生態系、生物多様性が評価された。

 
南島は、そんな世界遺産・小笠原諸島を代表する景観を持つ、世界でも珍しい沈水カルスト地形の島。

 
陸も海中も、どこを見ても絶景。無人島のため、港も桟橋もなく、サメ池という入り江の奥にボートで乗りつけ、ボートの舳先から直接上陸する(風や波で上陸できないことも)。

 
そのほかの上陸手段として、写真の扇池側から、泳ぎやシーカヤックで上陸することも可能。いずれにしても東京都自然ガイドの同行は必須となる。

 
苦労して上陸すると、ここでしか見られない動植物の世界が広がる。シャッターを切る手が止まらない。もちろん季節によって海水浴も可能だ。

 
上陸にはツアー参加が必須なので、小笠原村観光協会のサイトから確認したい。

 

小笠原村観光協会
URL:https://www.ogasawaramura.com/

 

鋸山(のこぎりやま/千葉県)

▲鋸山の地獄覗き

 
鋸山は、鋸南町(きょなんまち)と富津市(ふっつし)の境に位置する山。標高329mの低名山で、その昔は房州石(ぼうしゅういし)という石材の石切場として栄えていた。

 
ロープウェイで山頂まで行き、その展望台から見る絶景も素晴らしいが、鋸山ならではの絶景スポットも。

 
鋸山の大部分は、日本寺(にほんじ)というお寺の境内になっていて、拝観料を払って入山すると通称「ラピュタの壁」と呼ばれる石壁や、観音洞窟という石切場に彫られた観音さまが。

 
さらに先には「地獄覗き」という恐ろしい断崖絶壁もある。手すりがあるので安全だが、先端に行くにはかなりの勇気が必要。しかしその先には、勇気を奮い起こした人だけが見られる絶景あり。

 

鋸山 日本寺
住所:千葉県安房郡鋸南町鋸山
拝観料:大人700円
URL:http://www.nihonji.jp/keidai/

 

国営ひたち海浜公園(茨城県)

 
今や日本を代表する絶景スポットの一つに数えられる「ネモフィラの花畑」は、茨城県の国営ひたち海浜公園のみはらしの丘にある。

 
ネモフィラは、和名で「瑠璃唐草(るりからくさ)」、英名では「baby blue eyes」と呼ばれ、10~20cmほどの草丈に、2cm前後の青や水色の可憐な花を咲かせる。

 
2020年には植栽面積を約20%拡大し、約4.2haにスケールアップ。広大なみはらしの丘の一面が530万本にものぼる青いネモフィラで埋め尽くされる光景は、まるで別世界のよう。

 
その美しさゆえに書籍『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』などに掲載され、以後、観光客が押し寄せる人気スポットに。

 
見頃は4月中旬から5月上旬にかけて。時期を狙って出かけたい。人の少ない早朝がおすすめだ。

 

国営ひたち海浜公園
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
入園料:450円(ネモフィラの時期は700円)
URL:https://hitachikaihin.jp/

 

仙石原すすき草原(せんごくはらすすきそうげん/神奈川県)

 
神奈川県の南西、箱根山の外輪山と火口丘の間に、仙石原(せんごくはら/せんごくばら)が広がる。標高約650m、箱根温泉群の最北部にあり、神奈川県内唯一の湿原として湿原植物が群生する。この植物は「仙石原湿原植物群落」の名で、国の天然記念物に指定されている。

 
台ヶ岳の山裾に広がる草原エリアは、ススキの名所として有名。9月下旬~10月下旬ごろになると山裾一帯がススキの穂で金色に染まる。一面のススキが風になびく風景は、まさに「絶景」。視界一面をやさしい金色が埋め尽くす。夜、月光の下で見るススキ草原もまた別格だ。

 
3月になると、風のない日を選んで「山焼き」が行われる。火入れをせずに放置しておくと、雑木林となってしまうのだという。大きな炎がすすき草原を焼き尽くす様子は圧巻。タイミングがあえばこの日を狙って訪れるのもいい。

 
近隣には美肌効果が高いとされる白いにごり湯などの温泉や、さまざまなミュージアムも充実しているので、前後の観光も楽しい。

 

仙石原すすき草原
住所:神奈川県足柄下郡箱根町
URL:https://www.hakonenavi.jp/area/sengokuhara/

 

東北・北海道エリア

青池(あおいけ/青森県)

 
青森県の世界遺産、白神山地のブナ林に囲まれるようにして、33の湖沼がある。

 
1704年の大震災による崩山(くずれやま)の崩落でできたものといわれ、崩山から12の湖沼が見えたことから、この33の湖沼群を総称して「十二湖」と呼ぶ。

 
なかでも有名なのが、コバルトブルーの水をたたえる青池だ。ブルーのインクを流したように澄んだ青は、底に沈む朽ちたブナの大木もクリアに見てとれるほど。

 
着色性の溶質や混ざりものが極めて少ないため、水本来の色が現れているといわれる。よりクリアで美しい青を見るためには、日差しの強い日時をねらうのがベスト。

 
神秘的な奇跡のブルー。その吸い込まれるような絶景は、ぜひ現地で確認したい。

 

青池
住所:青森県西津軽郡深浦町松神下浜松
URL:https://aomori-tourism.com/spot/detail_73.html

 

只見線(ただみせん/福島県~新潟県)

▲第一只見川橋梁を渡るキハE120形(福島県三島町)

 
福島県会津若松駅から新潟県小出駅まで秘境の合間を縫って走る、知る人ぞ知るローカル線。その距離135.2kmにわたる。

 
沿線には只見川や四季折々に豊かな表情を見せる山間部の風景などが広がり、車窓からそれらの風景が楽しめる。

 
レトロな橋脚やトンネルを抜けた先にある雄大な自然……。心を鷲づかみにされる絶景ポイントに、いくつも遭遇できるのが人気の秘訣。「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」で第1位に選ばれたこともあるとか。

 
2011年の豪雨で被害を受けていた只見線だが、2022年10月1日に11年ぶりの全線運転再開となった。嬉しい限りだ。

 

只見線
URL:https://tadami-line.jp/

 
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大湯沼(おおゆぬま/北海道)

 
北海道・登別にある大湯沼は、日和山(ひよりやま)が噴火したときの爆裂火口跡で、ぐつぐつと湯気が立ち上る様子はまるで地獄の釜のよう。

 
周囲約1km、深さ約22mのひょうたん型をしていて、このような大規模な湯の沼は世界的にも類がないと、学術的にも貴重なものとされている。

 
あたりには硫黄の臭いが立ちこめているのだが、それもそのはず。沼底からは約130℃の硫黄泉が噴出しており、展望台では真っ白な煙が立ち上る様子を見ることもできる。

 
大湯沼から流れ出した川・大湯沼川には、ほどよい温度になった足湯に最適なスポットもあり、人気を得ている。

 
さまざまな高山植物の群落や、10月中旬に見頃を迎える紅葉もおすすめ。

 

大湯沼
住所:北海道登別市登別温泉町
URL:https://noboribetsu-spa.jp/spot/spot0055/

 

知床(しれとこ/北海道)

▲雨上がりの知床五湖と知床連山

 
2005年に世界自然遺産に登録。知床五湖、カムイワッカ湯の滝、知床峠、プユニ岬など、知床八景と呼ばれる類い稀な大自然の景観を有する。地域全体が絶景の宝庫だ。

 
一度は見ておきたいのが、1~3月に着岸するという流氷群。ロシア、アムール川の河口付近の氷が風に吹かれ、海流に乗って次第に成長しながらオホーツク海沿岸に押し寄せるという流氷は、クルージングや氷上ウォークなどで満喫したい。

 

 
それ以外にも国道344号線の全長約28.1kmの直線道路は「天に続く道」として絶景スポットに数えられる。

 

知床斜里町観光協会
URL:https://www.shiretoko.asia/

 

中部・近畿エリア

爪木崎(つめきざき/静岡県)

 
静岡県東部の伊豆半島。その南東にある須崎半島南東端の岬が「爪木崎」である。白亜の灯台が美しい磯釣りの名所。「富士箱根伊豆国立公園」に属し、海食崖に囲まれた独特の海岸線や奇岩が有名。

 
温暖な気候で、毎年12月後半~1月には300万本ともいわれる野生の水仙の一大群落が咲き誇る。夏にはハマユウ、11月にはツワブキの花も美しい。特に水仙は毎年開花時期にあわせてお祭りも行われるほど。

 
須崎恵比須島まで約2.7kmの自然遊歩道が整備され、太平洋・伊豆七島を眺めながらの散策も楽しい。有料でジオガイドとの散策ツアーも。

 

爪木崎
住所:静岡県下田市須崎
URL:https://www.shimoda-city.info/suisen

新倉山浅間公園(あらくらやませんげんこうえん/山梨県)

 
新倉山浅間公園は、新倉山の中腹にある。ここから見える雄大な富士山と朱塗りの五重塔「忠霊塔」のパノラミックな光景が話題のスポットで、富士山の眺望日本一とうたわれるほどだ。

 
園内はソメイヨシノ約650本を有する桜の名所でもあり、新倉富士浅間神社も鎮座する。新倉山自体が神域だ。忠霊塔は、富士吉田市戦没者慰霊塔で、1962年に完成したもの。

 
新倉山に登るハイキングコースも整備され、展望デッキもリニューアルオープン。忠霊塔へ向かう398段の階段を上がった先に、絶景が広がる。

 

新倉富士浅間神社
住所:山梨県富士吉田市浅間2-4-1
URL:https://www.arakurafujisengen.com/

 
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鳴沢氷穴(なるさわひょうけつ/山梨県)

 
青木ヶ原の樹海の入り口に位置する竪穴式洞窟である鳴沢氷穴。

 
864年、富士山の側火山・長尾山噴火の際に、古い寄生火山の間を溶岩流が流れ出て、二つのトンネル式洞窟になったという。1929年に文部省の天然記念物の指定を受けた、地質学上も貴重な存在。

 
内部の気温は平均3℃で、一年中氷に覆われているのが特徴だ。天井から滲み出た水滴でできた氷柱は圧巻。時によって長さが変化し、高さは最大で3mになることも。

 
全長153mの洞窟内をぐるりと一周して、さまざまな表情の氷柱を見ることができる。自然が育んだ神秘的な空間は、一見の価値あり。

 

鳴沢氷穴
入洞料:大人350円
住所:山梨県南都留郡鳴沢村8533
URL:https://www.mtfuji-cave.com/contents/ice_cave/

 

信州ビーナスライン(長野県)

 
長野県の茅野市から上田市を貫く全長約76kmの観光山岳道路。2002年より無料道路となった。

 
大きく4区間に大別でき、茅野市街地~白樺湖間の蓼科高原エリア、白樺湖~車山~霧ヶ峰間の白樺高原・霧ヶ峰エリア、霧ヶ峰 ~ 落合大橋間の鷲ヶ峰・茶臼岳脇を通るワインディングロード区間、落合大橋~美ヶ原高原間の急勾配・最高所に至る区間と、それぞれ違う趣を持つ区間で構成されている。

 
おすすめの箇所は色々あるが、あえて一つ挙げるなら富士見台、ビーナスラインの最高地点に広がる美ヶ原高原だ。

 
また点在する高原をトレッキングするのもよい。さらに夜間は、頭上に満天の星が輝く星空スポットとしても有名。目的によって色々と楽しめるのが嬉しい。

 

信州ビーナスライン
URL:https://www.venus-line.net/

 

橋杭岩(はしぐいいわ/和歌山県)

 
和歌山県の串本から大島に向かう途中の海中に、突如出現する石柱群。約850mにもわたって列をなし、大小の岩柱がそそり立っている。

 
その様子が橋の杭に似ていることから、この名が付けられた。海の浸食により岩の硬い部分だけが残ったのだという。

 
その昔、弘法大師と天邪鬼が一晩で橋を架ける賭けをして、一夜にして立てたという伝説も伝わる。

 
なんとも不思議な光景だ。吉野熊野国立公園地域にあり、国の名勝天然記念物に指定されている。

 
特に日の出が有名。道の駅にもなっており、駐車場も完備。干潮時には、岩の列中ほどにある弁天島まで歩いて渡ることができる。

 

道の駅 くしもと橋杭岩
住所:和歌山県東牟婁郡串本町鬮野川1549-8
URL:https://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/wakayama/hasiguiiwa.html

 
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中国・四国エリア

宮島(みやじま/広島県)

 
日本三景の一つ、宮島は広島県廿日市市にある瀬戸内海に浮かぶ島だ。

 
本来の名称は厳島で、宮島は通称。もともとは聖域とされた神の島で、江戸時代より多くの参拝客を受け入れてきた。その姿は現在も変わらない。

 
シンボルとなるのが、厳島神社。平安時代、平正盛が庇護したことで知られる。海の上に浮かんだように見える朱の鳥居や社殿のコントラストは、古の時代から多くの参拝者を虜にしてきた。

 
また、その裏手に位置する弥山は原生林となっていて、標高535mからの眺めは清々しく、瀬戸内を一望できる。

 

一般社団法人宮島観光協会
URL:https://www.miyajima.or.jp/index.php

 
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秋芳洞(あきよしどう/山口県)

 
山口県美祢市に位置する秋吉台(あきよしだい)の、地下100~200mにある東洋屈指の大鍾乳洞。特別天然記念物に指定されている。

 
秋吉台は石灰岩により構成された、日本最大級のカルスト台地。その石灰岩台地に降り注いだ雨が、長い年月をへて染み出して、岩を溶かし流れ込むということ繰り返し、空洞化したのが秋芳洞だ。

 
洞内は1kmの観光コースで巡ることができ、年間を通じて気温は17℃と快適。総延長は8,850m(秋芳洞~風穴~葛ヶ穴)にもなるという。

 
洞窟内には、数々の名所があり、巨大な氷柱を有する「洞内富士」、日本では2番目の大きさを誇る「千畳敷」、鍾乳石が傘のようにぶら下がる「傘づくし」などがある。

 

秋吉台国定公園
住所:山口県美祢市秋芳町秋吉台山
入洞料:大人1,300円
URL:https://akiyoshidai-park.com/spot/akiyoshi-do.html

 

父母ヶ浜(ちちぶがはま/香川県)

 
香川県三豊市の海水浴場で、約1kmのロングビーチが自慢。特に潮が引いた時に、空と海がつながり、鏡のように見える「天空の鏡」という現象に出会うことができる。

 
干潮時には500mほど潮が引き、歩いても海にたどり着けないほど遠浅になるのが特徴だ。その時にできる潮だまりが鏡のように反射して、周りの景色を映し出す。その様子がまるで南米ボリビアにある「ウユニ塩湖」のようだと人気に。

 
ただし、その光景に出会うためにはいくつかの条件があるという。干潮と日の入りが重なる時間、風のない水面が穏やかな日、日没直前または直後が狙い目だとか。特に夕暮れ時が絶景に出会うチャンス!

 
夏場の週末などは駐車場の予約がおすすめ。

 

父母ヶ浜
住所:香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3
URL:https://www.mitoyo-kanko.com/chichibugahama/

 

四国カルスト(愛媛県・高知県)

▲五段高原。春から秋は牛の放牧が行われている

 
日本三大カルストの一つで、愛媛県と高知県の境に位置する。標高1,000~1,500m、東西の幅は約25kmで、侵食された石灰岩が点在するほか、乳牛の放牧地としても有名で、スイスのような牧歌的な雰囲気が目の前に広がる。

 
「姫鶴平(めづるだいら)」の雄大なパノラミックな風景や「天狗の森」を頂きにした緩やかな起伏の「天狗平高原」、羊の群れのような白い石灰石が点在するビュースポット「五段高原」など、大自然そのものの絶景を堪能できるのが嬉しい。森林浴なども同時に楽しめる。

 
また、カルストを横切るように走る県道383号線は「天空の道」と呼ばれ、絶景ドライブスポットの一つに数えられている。

 

四国カルスト
住所:愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷
URL:https://kuma-kanko.com/spot/spot398/

 

亀老山展望公園(きろうさんてんぼうこうえん/愛媛県)

 
愛媛県今治市大島に、亀老山展望公園はある。

 
標高は307.8mと小ぶりな山ながらも、建築界の巨匠、隈研吾氏がデザインしたパノラマ展望台ブリッジからは、世界初の三連吊橋「来島(くるしま)海峡大橋」、日本三大急潮の一つ「来島海峡」の潮流、晴れた日には西日本最高峰「石鎚(いしづち)山」、そして瀬戸内の島々を見下ろす絶景が眺められる。

 
夜は来島海峡大橋のライトアップや今治市街の夜景も美しい。

 
その眺望の素晴らしさは、しまなみ海道随一ともいわれ、かつて切手の図柄にもなったほど。

 

亀老山展望公園
住所:愛媛県今治市吉海町南浦487-4
URL:https://www.city.imabari.ehime.jp/kanko/spot/?a=182

 

九州・沖縄エリア

菊池渓谷(きくちけいこく/熊本県)

▲四十三万滝

 
熊本県の菊池川上流の水源にある渓谷。阿蘇の外輪山にあり、モミやケヤキなどの原生林に囲まれ、その美しさは「渓谷美の極致」とうたわれるほど。

 
阿蘇くじゅう国立公園の特別保護地区、菊池水源として名水百選に選定されている。

 
観光地としてあまり手が加えられていない、自然休養林であることも魅力。厳しくも美しい自然を、四季を通じて堪能できる希少な場所だ。日本の滝百選にも選ばれた「四十三万滝」の流れは圧巻。

 

菊池渓谷
住所:熊本県菊池市原5026
維持管理協力金:200円
URL:https://kikuchikeikoku.jimdofree.com/

 
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屋久島(やくしま/鹿児島県)

 
面積504.88km2、円形に近い五角形のような形をした島。世界自然遺産に登録されている。

 
島の90%を森林が占めている。樹齢1,000年以上の屋久杉が幅広く分布しており、屋久島最大の「縄文杉」は、発見当時推定された樹齢が4,000年以上で、縄文時代から生きているとされたことからその名がついた。

 
多くの種類の屋久杉を見ることができる「ヤクスギランド」も必見。

 
広葉樹と針葉樹の混合林であるためさまざまな樹木があり、小川や苔も含め、豊かな自然を堪能できる。

 

屋久島観光協会
URL:http://yakukan.jp/

 

奄美大島(あまみおおしま/鹿児島県)

 
鹿児島と沖縄のほぼ中間に位置する、奄美群島の主要な島。日本の離島のなかでは、佐渡島(さどがしま)につぐ2番目の大きさだ。

 
「奄美ブルー」と称される、透明度の高い海水を有する美しいビーチには、ウミガメが産卵にくる。島の大部分を森が占め、太古の姿を今に残す原生林も特徴。

 
生物多様性が高く、希少動物の宝庫で、絶滅が危惧される固有種アマミノクロウサギ、イシカワガエルなど、独自の生態系が息づいている。

 
また、奄美市住用(すみよう)に広がるマングローブ林は日本第2位の規模だ。ジャングルのようなワイルドな絶景。この島は、ここが日本であることを忘れさせてくれるはず。

 

奄美大島観光案内所
URL:https://www.amami-tourism.org/

青の洞窟(あおのどうくつ/沖縄県)

 
海の美しさで世界的にも有名な沖縄。そんな沖縄本島の中部、恩納村(おんなそん)「真栄田岬(まえだみさき)」の崖の下にある「青の洞窟」は特に人気の高いスポット。

 
洞窟内部に差し込む太陽光の反射で、海面が神秘的な青色に輝く絶景は、一見の価値あり。ダイビングのライセンスなしで潜れる体験ダイビングが可能なエリアなので、ダイビングショップのツアーなどに参加して、気軽にチャレンジしてみてほしい。

 
洞窟周囲に群れるカラフルな熱帯魚も必見だ。人気エリアのため、ハイシーズンは早朝か夕方をねらいたい。

 

真栄田岬
住所:沖縄県恩納村真栄田469-1
URL:https://maedamisaki.jp/

 

一度は行きたい日本の絶景スポット

▲空から眺める霊峰・富士

 
今回紹介した日本の絶景は、どれも足を運ぶ価値があるものばかり。しかし、これらはまだまだほんの一部にすぎない。

 
日本は豊かな自然と四季を有する美しい国。その多様性をあらためて感じに、自分だけの絶景を探して出かけてみよう。

 
温暖化や天災など、日本を含めた地球環境は刻々と変化している。ある場所に今日は行けたのに、明日は行けないという残念な思いをするかもしれないのだ。

 
そんな思いをしないためにも、思い立ったが吉日。まずは近場の絶景スポットから、ぜひ出かけてみてほしい。

 
 

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